皆川純子のプロフィール
皆川純子は11月22日生まれのいて座。A型で茨城県出身です。純ちゃん、純やんの愛称で呼び親しまれています。性格は負けず嫌いで悔しい時は泣かないそうですが、感情が昂った時や感動した時はアフレコ中にも関わらず泣いてしまうんだとか。
声質が低いこともあり少年役が多く得意としている皆川ですが、女性の役もこなしています。
OLをしながら声優を志す
皆川純子は幼少の頃から芝居が好きでしたが、高校卒業後は客室乗務員を目指し卒業後は専門学科に通います。専門学科では勉強不足で航空会社に受からなかったため、卒業後は普通の会社に務めOLとして働いていました。
しかしOLとしての仕事を一生続けていくことに疑問を持ち、子供の頃の夢だった役者になることを決意。金銭的な問題と芝居の勉強ができる場所を探した結果が、声優養成所でした。
もともと声優志望ではなかったものの、学んでいくうちに一生の仕事にしたいと本気で志すようになります。OLの仕事を続けながら養成所を卒業後すぐに俳協に所属し、その後は会社を退職しました。
「アンパンマン」で声優デビュー!
1993年に放送された『それいけ!アンパンマン』。言わずと知れた日本を代表するアニメです。皆川純子のデビュー作はこの『アンパンマン』だったのです。
彼女が声を担当したのは、地球に墜落した弟のヒカルンを心配して地球にやってきた兄のデカルン。発光体質で夜の闇の中で輝き、日光に弱く朝日を浴びると消滅してしまうという役どころです。
国民的代表アニメ『それいけ!アンパンマン』で声優デビューを果たしたことは、声優としての大きな一歩となりました。
「テニスの王子様」主人公の声優に
『テニスの王子様』は週刊少年ジャンプで1999年から連載がスタートした漫画原作の作品です。主人公である越前リョーマがテニス名門中学校に入学し、全国大会優勝を目指すスポ根ストーリー。2001年にはテレビアニメ化し、CDやゲーム、ミュージカルなど多くの展開を見せています。
皆川純子は2016年現在もリョーマ役として10年間切れ目なく演じ続けており、彼女の声優人生を変えた作品だと言っても過言ではありません。
無名の新人がリョーマ役に抜擢されたということもあり、皆川に大きな影響を与え、『テニスの王子様』の原作者である許斐剛も、「越前リョーマをやるために声優になったのではないか」とコメントを残しています。
セーラーウラヌスの声優に
皆川純子は、『美少女戦士セーラームーンCrystal』ではセーラーウラヌスの役を務めています。セーラーウラヌスは男装の麗人である天王はるかの変身した姿です。
この配役が決まった時、皆川は役の重圧がすごく、嬉しさとプレッシャーを感じていたと言います。
1995年にテレビ放送された『美少女戦士セーラームーンS』では声優の緒方恵美が演じていたため、声優の変更にショックを受けるファンも多くいました。
そんな中、緒方は「90年代のセーラーウラヌスとは違う『美少女戦士セーラームーンCrystal』の新しい彼女を応援してあげてください」とSNSを通じてファンにメッセージを届け、ファンもそれに答えメッセージを送ったそうです。
歌手としての皆川純子
キャラクターソングだけではなく、皆川純子名義でも歌手活動を行っています。歌唱力は高く、高音の伸びが特長的。
2003年から2008年まで精力的にオリジナル曲を発表、ライブ活動もしていました。2016年現在は新曲の予定はなく、オリジナル曲の発表を待ち望まれています。
少年から美女まで!皆川純子が演じるキャラの魅力
ハスキーボイスで数多くの少年役を演じている皆川ですが実は他にもいろいろな役を演じており、幅広く活躍しています。
その中でも特長的ないくつかの作品を紹介します。
『魔法先生ネギま!』
2005年に放送されたテレビアニメ『魔法先生ネギま!』は、イギリスの魔法学校を首席で卒業したネギが、修行の一環として日本の学校で教師をするという学園物語。
皆川純子が演じた雪広あやかは、クラスメイトからは”いいんちょ”と呼ばれている、責任感の強いキャラクターです。
『コードギアス』
『コードギアス』は2006年のテレビアニメで、サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ作品。皇子として生まれた少年ルルーシュが、父であるブリタニア皇帝を憎み、王の力を使って帝国へ反逆を開始するストーリー。
皆川純子はブリタニアの魔女と呼ばれ、質実剛健で各地の反乱を鎮めた女傑コーネリアを演じています。
『ときめきメモリアル3』
『ときめきメモリアル3』は2001年にPS2で発売された主人公のパラメーターをあげて目当ての女の子と恋に落ちる恋愛シミュレーションゲームです。
皆川純子は、ヒロインの一人でクールな性格の「神条芹華」に扮しています。