『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが好きな人におすすめしたい映画12選
ファンタジー映画『ロード・オブ・ザ・リング』
J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作としたファンタジーで、闇の冥王サウロンの作り出した、魔力を持つ指輪を巡る戦いの物語です。 小人族であるホビットの青年フロドと友人のサムを中心に、魔法使いやエルフやドワーフなど9人の仲間が、指輪を葬るために旅に出ます。全部で3部作から構成されており、スケール、映像、規模、と共に最大級。 ファンタジーの世界をそのまま切り取り、リアルに映像化した壮大なファンタジー作品です。
『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観が好きな人には
1.モンスター映画の名作をリメイク『キング・コング』(2005年)
1933年に同タイトルにて制作された特撮映画のリメイク版です。ジャングルで暮らしていた巨大な類人猿”キング・コング”が、無理やり都会へと連れてこられ、美女を誘拐し街の中を暴れ回るという物語で、長年ファンから愛される名作となっています。 ストーリーは当時のものに忠実に作られていますが、化け物”キング・コング”とヒロイン・アンとの心の交流をより強調した作品となっています。都会に連れてこられたキング・コングがアンと楽しそうにスケートをするシーンなどは思わずほっこりします。 前作を壊さぬ雰囲気を壊さぬよう、キャラクターの設定を生かしたまま、映像を美しくしたリメイクとなっており、1933年当時の作品ファンの方にもオススメです。
2.家族を守る少女の霊『ラブリーボーン』(2010年)
両親と祖母、妹と幸せに暮らしていた14歳の少女スージー・サーモンは、ある時殺人者の手にかかって亡くなってしまいます。スージーは家族に見送られ天国へと旅立ちますが、1つだけ心残りがありました。自分を殺した相手がまだ見つかっていなかったのです。 なんとか家族とコンタクトを取り、犯人に気が付いたスージーですが、今度は家族が犯人によって危険にさらされる事に。スージーは家族を守るため、行動を起こします。 主人公のスージーを演じたシアーシャ・ローナンの透明感のある演技がキュ―トで、思わず応援したくなる映画です。
壮大なファンタジーが好きな人には
3.悪の帝王との戦い『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)
J.K.ローリングの小説を映像化した作品。魔法使いの少年ハリーが、両親を死に追いやった闇の帝王ヴォルデモートとの戦いを繰り広げる物語です。舞台となったイギリスのロンドンには魔法使いだけが住む街があり、普通の人間たちには知られていない魔法学校まであるのです。 同じファンタジーでも『ロード・オブ・ザ・リング』が様々な種族の絡み合う壮大な戦争の物語なのに対し、『ハリー・ポッター』は魔法使いに焦点を当て、世界を守ろうとする魔法使いと闇の魔法使いとの対決をメインに描いています。 どちらも、熱い戦いや友情、個性豊かなキャラクターたちの成長といった要素を含んだ非常にスケールの大きい物語です。知名度も抜群ですから既にご存知かもしれませんが、まだ見ていない人は是非。
4.ギリシャ神話の神々『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(2010)
ギリシャ神話をモチーフに『ハリー・ポッターシリーズ』の監督が送るファンタジー大作です。神と人間の間に生まれた主人公パーシー・ジャクソンが、仲間と共に、冥界に連れ去られた母親を助け出す旅に出ます。 最新CGを駆使した映像美で壮大なスケールの冒険を描いた作品。大人よりも子供が見て楽しい作品になるかと思うので、家族などと是非ご一緒に。コミカルにギリシャ神話を楽しめる作品となっています。
熱い戦いの物語が好きな人には
5.100万対300の戦い『300 スリーハンドレッド』(2007年)
歴史上実在する、ペルシア戦争の中のテルモピュライの戦をモチーフにした映画です。強大な国ペルシア帝国から、自国に従え、という命令をされたスパルタの王は、それを拒否した事でペルシアと戦う事となります。 ペルシア軍の軍勢が100万、しかも怪人や巨大動物なども含む強力な軍隊です。それに対し、スパルタの軍勢は300。しかし、スパルタの男たちはそれに臆することなく、己の肉体1つで勇ましくペルシア軍と戦います。 アナログな時代の戦争を美しい映像を駆使して描いており、体の動きをスローモーションで見せる演出には息を呑みます。肉体1つを武器に戦う、熱い男達の姿、肉体美にも注目です。
6.ギリシャ神話のトロイ戦争『トロイ』(2004年)
ギリシャ神話にあるトロイ戦争をモチーフに、美女を巡るスパルタ王とトロイ王の戦いを描いた作品です。ブラッド・ピットがギリシャ軍の中でも最強と謳われる戦士アキレスを演じ、スパルタ王の部下としてトロイを攻め滅ぼさんと戦います。 CGを駆使した美しい映像が迫力のシーンを創り出しており、何万という兵士による戦のシーンは圧巻の一言です。ギリシャ神話を知らなくても楽しめるので、熱い戦いが好きな人やブラッド・ピットファンにも是非。
世界観が素敵な映画が好きな人には
7.12歳の甘酸っぱい青春『ムーンライズ・キングダム』(2013年)
12歳の少年サムはボーイ・スカウトの観劇の際、劇に出演していた同い年の少女、スージーに一目惚れ。スージーもサムに心惹かれ、2人は文通で交流を深めます。そして、駆け落ちの計画をたて、僅か1年後に駆け落ちを実行。 その事実驚いた大人たちによって連れ戻され、引き離された2人ですが、自分たちの気持ちを懸命に伝えるうち、大人たちも2人を理解していくようになります。全体的にコミカルな雰囲気で、展開のテンポの良さが心地良い映画です。
8.豚の耳と鼻を持つ少女『ペネロピ』(2008年)
呪いによって豚の鼻と耳を持って生れて来た女の子ぺネロピ。呪いを解くには名家の息子と永遠の愛を誓うしかありません。そして、ペネロピが18歳になった時、呪いを解くための結婚相手を探そうと、いろいろな家の息子たちとお見合いしますが、皆、ペネロピを見て逃げ出します。 ペネロピは無事に愛する相手を見つけ、呪いを解くことが出来るのか?奮闘するペネロピの姿が愛らしい作品となっています。
イライジャ・ウッドが良かった人には
9.自分のルーツを探す旅『僕の大事なコレクション』(2006年)
自分の家族に関する思い出の品をコレクションするのが趣味の青年・ジョナサン。彼は祖父、サフラン・フォアに命の恩人である女性がいる事を知り、恩返しをするためと、女性が何者かを知るために祖父の生まれ故郷へと向かいます。 そして、その旅を続ける過程でジョナサンは自分のルーツを知る事となります。自身とは?哲学的なテーマの中に切なさやユーモアの入り混じる物語には考えさせられる部分もあり、自分を見詰めたくなる作品です。
10.マネキンしか愛せない悲しき殺人鬼『マニアック』(2013年)
マネキンしか愛せない殺人鬼をイライジャ・ウッドが演じた作品です。マネキン修復師のフランクは、母親から受けたトラウマにより、生身の女性を愛する事ができずマネキンに安らぎを感じる日々。しかし、歪んだ彼の心は生身の女性を殺害して頭皮を剥ぎ、マネキンに被せるという奇行を引き起こしていました。 連続殺人で自分の欲を満たしていたフランクでしたが、ある時自分の仕事や芸術性に理解を示す女性、アンナと出会います。アンナとの出会いにフランクは一方的な恋心を抱き、歪んだ思いを抱いていくように。 過激な映像が入るためR15指定のサイコスリラー作品となっていますが、歪んだ心の中に孤独や葛藤を抱えた繊細さをイライジャが見事に演じています。一風変わった彼の演技が見たい人にオススメです。
リヴ・タイラーが素敵だと感じた人には
11.命がけのミッションに挑む男たち『アルマゲドン』(1998年)
或る日ニューヨークに無数の隕石が降り注ぎます。その正体は地球に接近している小惑星で、このまま行くと地球に衝突してしまう、という事が判明します。小惑星がぶつかれば地球は滅亡の危機、そこでアメリカ軍はチームを組み、小惑星に爆弾を仕込み軌道をずらす計画を立てます。 そして、この命がけのミッションに挑む男たちが選ばれ、彼らは宇宙へと旅立ちます。リヴ・タイラーはミッションに参加したハリーの娘役で登場しており、宇宙で命をかける父と、父を思う娘が画面越しに交信するシーンが感動的です。
12.孤高のヒーロー『インクレディブル・ハルク』(2008年)
実験の事故によって、緑色をした巨大なモンスター、ハルクへと変身する特殊な体質になってしまった科学者ブルース・バナー。ブルースに実験を命じていたロス将軍は、ハルクの持つ圧倒的なパワーを狙い、ブルースを捕えようとします。 『ハルク』は、2003年にも制作されていますが、前作がヒューマンドラマに焦点を当てていたのに対し、今作品は全体的にはアクション要素の多めとなっています。前作と同じく能力を得てしまったが故に、孤独や苦悩を抱えるハルクが描かれており、単純なヒーローものではない部分に魅力のある作品です。 リヴ・タイラーはブルースの恋人であり、彼を心配する良き理解者であるベティ役で登場しています。