魔法ファンタジーの決定版『ハリー・ポッター』
世界中で爆発的なヒットを飛ばした映画『ハリー・ポッター』シリーズ。原作は、イギリス人作家J・K・ローリングのベストセラー小説です。 魔法使いの少年であるハリー・ポッターを主人公に、魔法学校での生活や宿敵との戦いを描き、全8作品が製作され完結となりました。 2016年11月にはスピンオフ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開され、根強い人気を誇るシリーズです。 ここでは、そんな『ハリー・ポッター』シリーズが好きな人におすすめしたい映画をご紹介していきます。
『ハリー・ポッター』の世界観が好きな人には
1.クリスマスの夜に少年ケビンが大活躍!【1990】
『ハリー・ポッター』シリーズの第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』と第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で監督を務めたクリス・コロンバスの監督作品です。 主人公は、マコーレー・カルキン演じる少年ケビン。家族でのクリスマス旅行の当日、寝坊をした両親や兄たちは出発のどさくさに紛れてケビンのことを忘れたまま飛行機に乗ってしまいました。 うるさい家族から解放されひとりを楽しむケビンでしたが、家が2人組の泥棒に狙われ、あの手この手で撃退を試みるクリスマスを舞台にしたコメディ・ストーリー。マコーレー・カルキンの出世作です。
2.超能力を得たファンタスティックな4人のヒーロー物語【2005】
マーベル・コミックの『ファンタスティック・フォー』を原作に、クリス・コロンバスが製作を担当した作品です。 宇宙実験の際に宇宙線を浴びて体が変化し、特殊な力を持った男女4人が世のため人のためにヒーローチームを結成。それぞれの能力を駆使した活躍を描きました。 マーベルシリーズのキャプテン・アメリカを演じているクリス・エヴァンスが火を操るヒューマン・トーチ役で出演し、キャプテンとは正反対のチャラ男を好演しています。
3.真夜中の博物館を舞台にした中年男の奮闘劇【2006】
ベン・スティラー演じるラリーは、博物館での夜間警備の仕事がやっと決まり失業から抜け出しましたが、仕事中に信じられない光景を目にします。なんと、ティラノザウルスの骨格をはじめとする館内の展示物が自由に動き出していました。 果たしてラリーは、彼らの暴走を収めることができるのか?博物館の展示物が生き返るという心躍るファンタジー・コメディ作品であり、こちらもクリス・コロンバスが製作として携わっています。
魔法や冒険ファンタジーが好きな人には
4.大都会ニューヨークで勃発した魔法大戦争【2010】
現代のニューヨークを舞台に、気弱な物理マニアの青年が突然偉大な魔法使いの後継者として選ばれてしまい、いやいやながらも修行を重ね魔法戦争で活躍する様子を描きます。魔法使いバルサザールはニコラス・ケイジ、バルサザールに特訓を受ける青年デイヴはジェイ・バルチェルが演じました。魔法に物理化学の要素をプラスした新感覚の魔法ファンタジーです。
5.イギリスのファンタジー小説が好きな人には【2001】
イギリス出身のJ・R・R・トールキンのベストセラー小説『指輪物語』を原作に、ピーター・ジャクソンが監督を務めたファンタジーの大傑作です。 世界を支配することのできる魔力を持った冥王サウロンの指輪をめぐり、それを取り戻そうとするサウロン側と、世界を守ろうと仲間と共に果敢に立ち向かう青年フロド側との壮絶な戦いが繰り広げられます。 本作は3部作構成であり、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』が2002年に、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が2003年に公開されました。
主演のダニエル・ラドクリフが良かった人には
6.これにも出ていた!あどけなさ残るダニエル・ラドクリフ【2001】
イギリス人小説家ジョン・ル・カレの小説『パナマの仕立屋』を原作に、ピアース・ブロスナンが主演を務め映画化された作品です。 イギリスのスパイであるアンディ・オズナード(ピアース・ブロスナン)が、政府要人からも信頼を得ている腕の良い仕立て屋に目を付け、ミッション達成のために奮闘するというストーリー。 本作でダニエル・ラドクリフは、小さな役ですが少年マーク・ペンデルを務めました。
7.ダニエル・ラドクリフが恐怖におののく弁護士を熱演【2012】
イギリス人作家スーザン・ヒルの小説を原作としたホラー作品です。 舞台は、19世紀末のイギリス。弁護士のアーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、ある館の家主が亡くなりその遺言書を探すという依頼を受けました。 不気味な屋敷で巻き起こる怪奇現象と、次第に明らかになっていく家にまつわる忌まわしい事実。ダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』シリーズとは趣を画したホラー・ムービーで主役を熱演しています。
8.揺れ動く恋心を描いた青春ラブコメディ【2013】
主人公のウォレス(ダニエル・ラドクリフ)は、失恋してから引きこもり気味ですが、ある時シャントリー(ゾーイ・カザン)と出会い友達からの付き合いが始まります。 新しい恋の予感に成長していく青年をダニエル・ラドクリフが好演しました。
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが素敵だと感じた人には
9.甘酸っぱさの中に“痛み”がうずく青春ストーリー【2012】
全く存在感のないぼっち青年のチャーリーは、ある時陽気なパトリックとサムの兄妹と親しくなってから、日常生活が豊かに変わりました。しかし、3人はそれぞれに重い過去を抱えていて、楽しい日々は予想外の展開を迎えます。 主人公のチャーリーをローガン・ラーマン、パトリックにエズラ・ミラー。エマ・ワトソンは自由奔放なサムを務め、思春期に抱く少年少女の想いをリアルに表現した秀作です。
10.ディズニー映画実写化の大成功例【2017】
アニメ版の『美女と野獣』が堪らなく好きで、ベルの洗練された美しさや気品、野獣の変身シーンなどが実写版ではどの様に描かれていくのか不安でしたが、こんな不安を抱いていたことが恥ずかしくなるくらいとても素晴らしい作品に仕上がっていました。そして、映画館の大きなスクリーンでこの作品を鑑賞出来た事がとても幸福です。 エマ・ワトソン演じるベルは、賢くて勇敢で美しいベルそのものですし、ガストンもアニメ版そっくり!そして、CGで再現されている野獣を始めとするお城で暮らす人々もとてもリアルに描かれていました。 ストーリーはアニメ版とは大きく変わるところはありませんが、アニメ版では触れられなかったベルの母とその過去、野獣の過去にも触れられていてアニメ版が好きな人は更に作品を深掘りする事が出来ます。何より、アニメ版でも印象的なシーンやミュージカルシーンが原作を忠実に再現されていて、原作をとても大切にしながら製作された作品なのだなと感じさせられました。 そしてミュージカルシーンのキャストたちの歌唱力の高さには必見です。(舞台を観ているような感覚になり、思わず歌が終わるごとに拍手してしまいそうになる!)舞台レ・ミゼラブルの様なパワフルさがあります。 映画の中に登場する中世のフランスの甘美で麗しい装飾品やドレスの数々が煌びやかにスクリーンに映し出される様子や、野獣とベルのダンスシーンには心が踊らずにはいられません。 ラストも原作同様とてもハッピーですし、エンドロールも俳優が一人一人映し出されてとても素敵なエンドロールでした。 本当に観てよかった〜!元気になれます!
本好きの娘ベルは、閉鎖的な村人たちに変人扱いされながらも、父とふたりで自分らしく暮らしていました。家に戻らない父を心配したベルは、たどり着いた城で野獣に出会い……。 ディズニー映画の名作『美女と野獣』の実写化。エマ・ワトソンは主人公のベルを演じました。相当なプレッシャーがあっただろうと思いますが、結果は大成功。『シンデレラ』と並ぶ実写化の好例になりました。