2017年7月6日更新

歴代アカデミー賞最優秀作品賞まとめ【1960年~2015年】

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アカデミー賞

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80年以上の歴史を誇る映画界最高の名誉、アカデミー賞

1927年の創設以来、実に80年以上の歴史を誇るアカデミー賞において、毎回選出される作品賞は、文字通り最高の栄誉となるのは言うまでもありません。 今回はそうした歴代作品賞受賞作の中でも、1960年から2016年の期間に受賞した作品をピックアップしましょう。

日本ではカラーテレビが登場し、東京オリンピックで沸いた華の60年~65年

アパートの自室を提供する独身サラリーマンの悲哀【1960年】

Kensuke_Tamura 大好きな映画の1つです。 部屋を貸しつづけて断れないサラリーマン。 彼がエレベーターガールを口説こうとするもその子は部長の恋人。 感動のラストは何度見てもよい。
YU66 1959年ニューヨークを舞台に、いかにもアメリカンな仕草(ワインを手に持ちながらオーバーリアクションでボトボトワインがこぼれたり…)やジョークが飛び交うロマンスコメディでフッと我慢出来ずに吹出してしまう可愛らしい映画でした。 主人公が恋した女の子は上司の浮気相手ですが、愛人らしくないはつらつとしたフランは笑顔も泣き顔も全てキュートです。 そして素晴らしい当時のファッション! 男性のキャスケットやトレンチコート、 女性のツイードツーピースやヘアスタイルのオシャレな事オシャレな事…。 部長の秘書のファッションは極上でした、真似したい。
出世のために上司の逢い引きの場としてアパートの自室を提供するしがないサラリーマンの悲哀を描いた、ビリー・ワイルダー監督がつくりあげた代表作コメディ。アカデミー賞では作品、監督賞を含む計5部門を受賞しました。

ミュージカル映画の不朽の名作【1961年】

zms3310 今ではあまりにも有名だが、当時では信じられないほど前衛的な作品だったと思う。 とにかく音楽が素晴らしい
chisamell もともとミュージカルの大ファンで、音楽も丸暗記するほどで 終始、ああ!ここはこういう感じだったのか!とかミュージカルとはここが違う! などの発見がたくさんあり、セットやミュージカル風の演技も大満足
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を現代劇に置き換えたミュージカル。対立する若者グループの抗争と、その板挟みとなって苦しむ男女の悲恋を、「トゥナイト」「マリア」などの名曲や華麗なダンスシーンを織り交ぜ、アカデミー賞で10部門を受賞する大ヒットとなりました。

イギリス人冒険家の波乱に富んだ人生とは【1962年】

B50371952 思考の差異者にして絶望の踏破者、イギリス軍の変わり者ロレンスが荒漠たるアラブで命を懸ける大冒険のお話。 まずなによりも雄弁すぎる映像の膂力。『マッドマックス 怒りのデスロード』でも広大な砂漠にヒトのちっぽけさを思ったものであるが、今作の遠景の美しさったらないね。惚れ惚れする。パンフォーカスで画面が動いてもこの世の果てまで地平線。 文化と文化が衝突し、利害と利害がぶつかり、政治と政治が激突するところにドラマはまるで水底から湧く泡のように生まれる。 今作はブロマンス映画としての魁でもあり、定石が見事。金髪碧眼のロレンスと、アラブの首長で雄々しいアリ。出会いは最悪。正反対の2人が思い思われ惹かれあっていくのは胸が高鳴る。アリかわいいよアリ。不器用なのがかわいいね。 アラビアの自由のために、彼独特の感性でがんばるロレンス。しかし時代の荒波は彼の真心を砕いていく。絶望の踏破者たらんとしたロレンスがそれでも絶望に魅入られてしまうのがなんとも痛々しくてかなしい。 【任務のために政府に尽くし、生まれとは違う境遇になろうとした】…このロレンスの生きざまは僕に近藤勇を思い起こさせる。あるいは土方歳三だ。武士よりも武士らしく生きんとして武州の田舎から出てきて京都守護の大義の元に駆け抜けた彼らは、アラビア人よりもアラビアの未来を思ったロレンスに似ている。 そしてまた絶対であった政府が“正しさ”を喪失し、それに翻弄されてしまうというのがなんとも…。切なくて美しい。 劇映画としてとても面白かったが、『新・映像の世紀』の第1回も実際のファイサル王子やロレンスの姿があり、見ものである。
第一次世界大戦下におけるアラビアを舞台に、英国から派遣された冒険家にして天才戦略家のT.E.ロレンスの生涯を描いたスペクタクル巨編。アカデミー賞の7部門を獲得しており、とにかく70ミリの映像のスゴさが圧巻です。

一人の男性が繰り広げる奇妙で波乱万丈な運命【1963年】

Keimiyazato 18世紀のイギリスを舞台にした好色一代男のドタバタコメディ、アルバート フィーニって美男子だったのね!アニーのツルツル頭とポワロのイメージが自分には強いけど意外でした、。
18世紀の作家フィールディングの長編を映画化した、大地主の養子トム・ジョーンズが、様々な波乱万丈な冒険をスケールあふれる描写で綴った快作。トム・ジョーンズ役のアルバート・フィニーの主演男優賞をはじめ、アカデミー賞で計4部門を受賞しました。

オードリー・ヘプバーンの魅力が十二分に発揮されたミュージカル【1964年】

Yuki__Masuyama 汚い言葉を使う花売りの娘が語学学者と出会い、レディになっていくというシンデレラストーリー(?)のミュージカル。 話の内容はシンプルで分かりやすい。 終盤のオードリーと学者の掛け合いが面白かった。
IWA224488 オードリー美人すぎる。 初めてミュージカル調の映画を観ましたがとてもよかったです。 ラストもあっさりしていて直よし。
貧しい花売り娘が、言語学者の特訓の末に社交界レディに変身していく様を描いたミュージカル劇の映画版。娘役のオードリー・ヘプバーンの熱演などが好評を博し、アカデミー賞で主要8部門を受賞しました。

家族で楽しめるミュージカル映画の名作【1965年】

pinkymarie323 最高のミュージカル映画。 誰もが知っている曲ばかり。 気づいたらわたしも一緒に口ずさんでいました。 子供達がマリアに心を開き一つの家族となっていき、音楽は心を豊かにするのだと感じました。 劇団四季のミュージカルも 観に行きます!楽しみです(^-^)/
momonotane5 感動した。見てて楽しそうだった。
1938年の、オーストリアのザルツブルクで暮らすトラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となった若い修道女マリアが、持ち前の明るさで厳格な家庭を朗らかにしていく過程を描いたミュージカルです。 前年のアカデミー賞で主演女優賞(『メリー・ポピンズ』)を獲得したジュリー・アンドリュースが、溌剌としたマリア役を好演。アカデミー作品賞を含む計5部門を受賞しました。

66年~70年には、東大の安田講堂を学生が占拠。そのころ一方アカデミー賞は?

自分の信念を貫いた男の生涯【1966年】

16世紀のイギリスを舞台に、国王からの政治的圧力に屈することなく己の信念を通した哲人トマス・モアの生涯を綴った歴史ドラマ。絵画のような映像センスに豪華衣装など、見栄えのする画作りも特徴な本作は、アカデミー賞で見事に作品賞など6部門に輝きました。

白人と黒人刑事の人種差別を超えた友情【1967年】

grace_diary けっこう古い映画だけど、古い感じがしない。今も昔も刑事物ってこんな感じ、というか。発端とか捜査方法とか、人間同士の軋轢みたいなのがすごく面白かったです。(2011/12/17@TOHO二条)
黒人差別が根強いアメリカのミシシッピ州で発生した殺人事件の捜査に当たった、地元の白人警察署長とフィラデルフィア市警のアフリカ系刑事の対立と友情を描く、いわゆるバディ・ムービーの元祖ともいえる作品。 黒人に公民権が与えられた数年後に製作されたという時代を反映した内容で、アカデミー賞5部門を受賞しています。

文豪ディケンズの有名小説を見事に映像化【1968年】

tophelos 2015/03/21 BS 観始めてからちょっと苦手なミュージカル映画だったと気がついたが、さすがアカデミー6部門受賞作品、最後まで堪能させていただいた。もっともディケンズの「オリバー・ツイスト」が原作で、あの「第三の男」のキャロル・リードが監督(初のミュージカル作品らしい)なのだから、よく出来ていても何の不思議もない。普段ミュージカルを見慣れていないだけなのかもしれないが、どのシーンも非常に印象的で、計算され尽くした豪華なセットと、それらを映し出す見事なカメラアングルで、音楽とビジュアルの素晴らしい相乗効果を生み出している。主演のマーク・レスターと言えば、我々世代だと間違いなく「小さな恋のメロディ」なのだが、本作の出演の方が先らしい。
1uhya ミュージカルシーンがとても楽しく、子役がみんなかわいい。 話の展開はあんまり好きではなかったけど、最後の相棒のシーンは思わず顔が綻んだ
ロンドンの町を舞台に身寄りのない少年オリバーが悪い大人を相手に大暴れするという、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作童話を完全映画化。子どもにも愛されるミュージカルとして、アカデミー賞で作品賞を含む計6部門を受賞しています。

都会に住む男たちの孤独と友情を描く、アメリカンニューシネマの代表作【1969年】

Shingo__Takasato いわゆるアメリカン・ニューシネマの代表作の1つ。 ニューヨークでジゴロとして稼ぐことを夢見るテキサスの田舎者ジョーと、ニューヨークで売春のあっせんをする脚の悪いリコとの奇妙な交流と友情を描いた作品。 救いようのない話だけど、やはり名作。 個人的には、ジョン・ヴォイト扮するジョーが人間として少しずつ変化していく点がいい。フロリダ行き途中でカウボーイスタイルの衣服とブーツをゴミ箱に捨てるシーンがとても印象的。彼の挫折と成長を象徴するシークエンスだね。 そしてダスティン・ホフマン。 演技うますぎ。 「トッツィー」の役者、「ミートザペアレンツ2」のお父さんと本当に同一人物?ってくらい。偏屈で狡猾で底辺でくすぶってる感の演技が本当に凄い。 「フロリダでは俺のことをラッツォじゃなく、ちゃんとリコって呼んでくれ。」って虫の息でジョーにお願いするリコがたまらなく哀しい。
ニューヨークでジゴロとして稼ぐことを夢見るテキサス生まれの若者と、ニューヨークで売春のあっせんをする肺病を病んだ男との奇妙な友情を描き、アカデミー賞3部門に輝きました。 ちなみに、「カウボーイ」ならぬ「カーボーイ」という邦題は、後に映画評論家となる水野晴郎がつけたものです。

敵に恐れられた豪傑すぎる将軍の生涯【1970年】

hitomisnotebook ジョージ・C・スコットが狂気の沙汰を上手く演じていて素晴らしい 物語は第二次世界大戦時のパットン将軍の伝記映画で戦争映画とはちょっと違う 非常に常軌を逸した軍人さんの話なので今の時代にはマッチしないが上手く纏めてありスコットの演技も良く三時間弱があっという間だった しかしこのパットン将軍 色々問題のある人みたいだったが ナチと手を組んでロシアを叩くべきとか先見の明というかある意味軍人としては素晴らしいかったんだね
第2次世界大戦で名を馳せたジョージ・F・パットン将軍の生涯を描いた、戦争映画の大作。 アカデミー賞7部門を受賞しましたが、猛々しいパットン将軍を演じたジョージ・C・スコットは、アカデミー賞の在り方に疑問があるとして主演男優賞の受賞を拒否した事も大きな話題となりました。

世界はオイルショックで大混乱!波乱の71年~75年

麻薬密売ルートの摘発に奔走するはみだし刑事【1971年】

Keimiyazato ザラザラとしたフィルムの質感がたまらなく好き、カーチェイスシーンも最高です ポパイのキャラからフリードキンの荒々しい演出から全部好き!下手な監督が撮ると70年代にありがちな刑事アクション作品になったであろう内容をフリードキンはゴダールからの影響で特異な作品に仕上げています。
yubinashi リアルなカーチェイスとドキュメンタリー風の映像。 ポパイの傍若無人ぶりはニューシネマそのものだ。
フランスとアメリカをつなぐ麻薬密売ルート、通称“フレンチ・コネクション”の摘発に挑む刑事を描いた、リアリティタッチのクライムドラマ。 職務スレスレな行為で摘発に臨むポパイ刑事を演じたジーン・ハックマンの主演男優賞を含む、アカデミー賞計5部門を受賞。続編の『フレンチ・コネクション2』も作られました。

巨大マフィアの家族愛と抗争を描いた稀代の名作【1972年】

majimumi_ マフィアはやっぱりかっこいいと言わざるを得ない映画!「ゴッドファーザー」がダブルミーニングなのがいいですね〜。さすが名作と言われてるだけ演技も雰囲気もすごくよかった。五発以上ぶちこまれて生きてるドン(笑)すごい(笑)
bluegirl_beer マフィアという、自身と接点のない人種の「家族愛」というものにとても興味をそそられた。業の深さと、愛の深さ。その在り方。
ニューヨークで絶対的権力を誇るマフィアファミリーの家族ドラマと、対立ファミリーとの血で血を争う勢力争いを、フランシス・F・コッポラ監督によって映像化し世界中で大ヒットしました。 アカデミー賞で計3部門を受賞しましたが、主演男優賞を受賞したマーロン・ブランドは、映画界におけるアメリカ先住民への人種差別描写に抗議するとして、受賞を辞退したのも話題になりました。

賭博師サギ師たちの大がかりな出し抜き作戦【1973年】

gunjokokoro 大体の人が見て楽しめるようになっているまさに娯楽作。 スパイ、騙し騙され、ドンデン返し、そして復讐といったエッセンスが詰まっている。 字面だけだとシリアスに思われるがパッケージと同じように終始ニヤリとできるように作られていて、気持ちいいの一言。
Daiki_Kinoshita 監督 ジョージ・ロイ・ヒル 1973年公開 音楽と全体的なテンポがいいな。 それぞれのブロック(章)の始めにイラストとタイトルが入るのも展開が分かり易くて良い。
1936年のシカゴを舞台に、仲間を暗黒街ボスに殺されたサギ師たちが、かたきを討つべく大がかりなペテン作戦を決行しようとする、いわゆるコン・ゲームものの元祖的な作品。 巧みな会話術と軽妙な音楽が評価され、アカデミー作品、監督賞を含む計7部門に輝きました。

ファミリーの首領になった男と、その父の若き日を描いた続編【1974年】

susamishin 操り人形、糸を切る。 冒頭のゴッドファーザーのロゴ、1は操り人形の糸が描かれていて2は糸がなくなっていた。 そうか、そういうことか。 と感じて観てました。 息子マイケルが優秀であるが故にファミリーが崩壊していく様を描きつつ、対比させて時間軸が遡り、父親が「どうやってドンになっていったのか?」を描いていますねー。 父親は多くの人間を周囲に惹きつけ、息子はどんどん人間が離れていく… なかなか酷いです。 愛した奥さんまで離れていくわけですから… 苦悩に歪むマイケルの表情だけが印象に残る作品。 「1」ほどのインパクトはないんだけど「1」よりたくさんのヒトが死にます。しかも殆どが暗殺ですしね。 世襲ってのはどんな世界でも難しいですよね。 優秀なだけではダメなんだ、何かが足りない。それが本人にはわからない。 「殺せないヤツはいない」と言い切ったマイケル、あの台詞が命取りだったのかもなぁ。
koutarou 一作目に比べて遜色ないのが凄い
亡き父親ドン・ヴィトーの後を継ぎファミリーのボスになった三男マイケルと、ヴィトーの若かりし日々を並行して描いた『ゴッドファーザー』の続編。アル・パチーノが前作に引き続きマイケル役を、若きヴィトーをロバート・デ・ニーロが演じました。 アカデミー賞では計6部門と、獲得数では前作の3部門を超える受賞となりました。

精神病院を舞台とした人間模様【1975年】

PHICHAN 婦長さんがとても怖かった。 誰も彼も演技力が凄まじい。 複雑な心境になるラストでした。
ririri511 ジャック・ニコルソンにひたすら魅了された。 序盤は明るい、結末は重くて悲しい・・・。 精神病院という隔離された空間でも生きる希望は捨てちゃダメですな。 顔色ひとつ変えないポーカーフェイスの婦長さんも患者の為を思った上での厳しさだよね。 ロボトミー手術・・・怖い。
刑務所から逃れるために精神疾患を装って精神病院に入った男が、院内の過酷な状況に遭遇し、患者たちに人間としての尊厳を植え付けようと試みます。 奔放な主人公役のジャック・ニコルソンと、冷酷な看護婦長役のルイーズ・フレッチャーの演技が高く評価され、揃ってオスカーを受賞したのを含む主要5部門を独占しました。

鉄の女サッチャー首相誕生!徹底した保守主義国イギリスが誕生した76年~80年

ボクシングドラマの不朽の名作【1976年】

YU66 「クリード」を観てからの「ロッキー」。 1976年製作、シルベスター スタローンの若き姿が堪能出来ます。 不器用で口下手、ペットのカメ達を可愛がり、ペットショップで恋した人見知りのエイドリアンに素直なアプローチをする姿、とても女心をくすぐります。 チンピラまがいの仕事から、対戦が決まりトレーニングを始める姿はワクワクします。有名な生卵やフィラデルフィア美術館シーンも見どころです。 勝利だけが人生じゃない。
Hironari_Yoshimatsu 男の魂を揺さぶる男の為の映画!!
アカデミー作品賞など3部門に輝いた、ボクシングドラマの金字塔。無名ボクサーのロッキーが突然世界チャンピオンとのタイトルマッチの挑戦者に指名された事で、恋人エイドリアンのために闘いぬく事を誓います。 主演と脚本を担当したシルベスター・スタローンが一躍スターダムにのし上がりました。

ニューヨークが舞台の洒落た恋物語【1977年】

Pit7775Pit 一人称で描かれる作品。男と1人の女性の出会い、暮らし、衝突、別れの日常をシーンで切り取りつなげたもの。起承転結がなく、観ていて辛かったにが正直な感想。だがシーンは変わらないのに男の独特のキャラ(他の人と違う考え方)の台詞が印象的で入ってきた。もっと様々な作品を観て映画を勉強し、いつかこの作品が面白いと思えるようになりたいと思った。
偏屈なコメディアンとワガママで勝ち気な女性アニー・ホールの恋愛を描いたコメディ。コメディアン役のウディ・アレンとアニー・ホール役のダイアン・キートンは、実生活でも恋人同士でした。 アカデミー賞で5部門を受賞しましたが、監督、脚本賞のウディ・アレンは式に出席しませんでした。

ベトナム戦争の後遺症に苦しむ若者たち【1978年】

kotito07 戦争に参加するとはどうゆうことなのかを問う作品。暗いテーマを扱っているのに、あまりそうゆう印象を受けないのは(心を揺さぶられはするが)、日常をゆったりと丁寧に描いているからだろう。(それとも一人で観るのにビビって2日に分けて観たからかな?)ロシアンルーレットのシーンが取りざたされる事が多い映画だが、見所は戦争に行く前と後。悲惨な体験をした後、変わってしまった若者達が悲しく、虚しい。他国の民主制を助けるという名目でアメリカが本当にやりたい事とアメリカ国民がやらされている事が明るみに出ないのはベトナム戦争に限った事ではない。今も終わらない戦争が何のためなのか、彼らがボロボロになって得たものは何なのかを考えさせられる。
ririri511 ベトナム戦争で揺れ動く若者達の心。 戦争の残虐さと兵士達の心に刻み込まれた傷がリアル…。 ロシアンルーレットでの賭けは言葉が出てこない。 3時間長くて観るの辛かったが観て損は無かった。
仲の良いアメリカ人の若者の、ベトナム戦争に徴兵される前と出征時、そして復員後の生き様を綴った、ロバート・デ・ニーロ主演の3時間超の大作。戦争によって人生が激変してしまった若者たちの苦悩を荒々しく描き、見事アカデミー作品賞を含む計5部門を獲得しました。

親権をめぐって争う夫婦と、子の絆【1979年】

uni_star ダスティンホフマンかっこいい。家庭を顧みず妻に逃げられ1人で子育てに奮闘する話。子供かわいい。既婚したらもう一度見たい。泣いた。
asarni 2015.6.27 ある日突然母親が息子を置いて出ていき、仕事ばっかりで家庭を顧みない父親が家事や子育てをやり始めて息子との愛情が深まっていく話。
離婚率の高いアメリカを象徴した、幼い子供の子育てに奮闘する父親と、法廷で息子の親権をめぐって妻と争う過程を描いた社会派ドラマで、アカデミー賞で作品賞など5部門に輝きました。 父親役を演じ主演男優賞を受賞したダスティン・ホフマンは、過去にアカデミー賞について批判するコメントを発していましたが、授賞式では素直にオスカーを受け取りました。

社会問題を痛烈に描く社会派映画【1980年】

uni_star ダスティンホフマンかっこいい。家庭を顧みず妻に逃げられ1人で子育てに奮闘する話。子供かわいい。既婚したらもう一度見たい。泣いた。
yaemugura テッドのバランスの良さに父親通り越して人として尊敬する。 見習おう。
妻の自立心により破局を迎えたテッド・クレイマー。幼い息子の面倒を夫一人で見る姿が描かれますが、それと同時に離婚や養育権といった社会問題を痛烈に描いています。 『クレイマー、クレイマー』はアカデミー作品賞のほかにも監督賞や脚色賞も受賞しています。

任天堂がファミコン発売!ゲームブームの到来がやってきた81年~85年

リアルな家族を描く作品【1981年】

fmofmojimo このころの服装好きやなあ。 なんか、平凡な人生の中のちょっとした波乱の時期の一部分だけを切り取ったような話。解決もしてないけど、いくつか本物を手にいれて、希望をもてる展開になっいて、現実感のある映画。
youming13 ある家族のリアルな物語。 一つのことで人間の関係はどんどん崩れていくんだな、と感じた。
家族4人で平穏な日常を送る家庭が、長男の事故死や次男の自殺未遂という事件が相次ぎ、徐々に家庭が崩れていく緊張感を描いています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞や脚色賞など4部門を獲得しています。

運動競技のあり方を社会情勢とともに描いた作品【1982年】

Yuichi__Tominaga 2人のランナーがそれぞれの差別と戦いながらオリンピックを勝ち抜いて行くヒューマンドラマ。イギリス人の美学と価値観が現れていてとても面白い。
Keimiyazato 公開時は中学一年なので深い所までは観切れていなかっただろうけど 厳粛な雰囲気には未了されていて これが理解出来たら成長した証なんだろうな 等と思い込んでいた作品、生のロックが好きなのでシンセの音が嫌いで敵対心を持っていた自分がヴァンゲリスの主題曲テャリオッツ オブ ファイヤーのシングルを買うと言う自分的にエポック作品 、イギリスの明と暗の歴史を陸上競技で描いた凄い作品です。
二人のランナーが競技を通し、人種や宗教の壁を越えて深い友情で結ばれる姿が描かれます。そしてその二人の青年がオリンピックにて優勝する姿が感動的。 アカデミー賞は作品賞のほかに脚本賞や作曲賞など4部門を受賞しています。

ガンジーの生涯を描いた作品【1983年】

Atsushi_twi ガンジーの伝記
poo_doo_ 上映時間の長さを感じる事なくグイグイ観入りました。面白かった~~!! 聖人・偉人としてではなく、一人の人間としてのガンジーの苦悩や心の揺れに寄り添ったお話にグッときました。宗教や民族問題って本当に難しいなあ(;_;)
インド独立運動の指導者、非暴力の思想を訴えたことで有名なマハトマ・ガンジーの生涯を描いた映画『ガンジー』。ガンジーの生涯を賛美するだけでなく、人種差別に対する見地が見られます。 主演のガンジーを演じた俳優のベン・キングズレーはイングランド出身の実力派俳優で、映画『ガンジー』にてアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞や脚本賞など8部門を受賞しました。

娘の自立、母親の心情をリアルに描いた作品【1984年】

hitomisnotebook シャーリー・マクレーンが凄い 彼女の迫真の演技で泣いてしまった 色々な形があると思うけど娘を想う母親を見事に演じて凄味を感じさせ年老いても女である可愛らしさで魅せた まぁあのガーリーなお召し物はいかがとは思うが 素晴らしい脚本で凄くいい映画 こういう内容の映画をじっくり観賞出来るようになったのは自分も老いたという証拠なんだろう
taisukeinoue ジャックニコルソンの真骨頂。
親であり1人の女として生きる母親オーロラとその娘エマの絆を描いた作品です。オーロラとエマの友人のようにフランクなやり取りが描かれますが、結婚を機に娘エマが母親から独立するようになります。その中で潰えない、絆の形とはなにかを訴えてくる名作。 主演のオーロラを務めた女優のシャーリー・マクレーンですが、この映画『愛と追憶の日々』にてアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

モーツァルトの死をめぐる物語【1985年】

movhao 言わずと知れた名作。 3時間と長いですが、全編見逃さないで頂きたいです。 場面場面が記憶に残る、そんな映画だと思います
mano_face 高校の音楽の授業でアマデウスは鑑賞した。みんながお喋りする中で一人のめり込んで観てたのを覚えてる。時代背景がよくわかる資料の様な作品。
かの有名な音楽家モーツァルトの死をめぐる物語が、豪華絢爛な舞台劇で描かれている『アマデウス』。モーツァルトの人物像はもちろんのこと、その音楽やミステリー要素など見所は満載の作品となっています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞や脚色賞など8部門を受賞しました。

時代は昭和から平成へ。チェルノブイリの事故で原発の問題が明らかになった86年~90年

アフリカでの繋がりと別れを描く作品【1986年】

Fumihiro_Yamanouchi メリルストリープもロバートレッドフォードも若くて、綺麗。アフリカの動物たちと大地の絵は素晴らしい。人間裸で産まれて、裸で死ぬんですかね。
taisukeinoue メリルストリープ若いなあ。原住民とのやり取りが忘れられない。
20世紀初頭のアフリカを舞台に、カレンという一人の女性の半生を描いています。献身的なカレンがアフリカ・ケニアにて農場経営と学校の設立に尽力、原住民たちとも良好な関係を築きます。ケニアを心から愛するカレンの姿、そして別れが痛烈に描かれています。 カレンを演じた女優のメリル・ストリープですがこれまで数々の作品でアカデミー賞主演女優賞などを受賞する実力派大女優です。

ベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの代表作【1987年】

Ayano_Jinnouchi 何回か流れる曲が戦争の虚しさとか喪失感を漂わせてて、ただただ苦しい。
ベトナム戦争を描いた映画『プラトーン』。実際にベトナム戦争を体験したオリバー・ストーン監督が映画を構想しています。戦争を高いリアリティで描いた戦争映画の傑作で、その後の戦争映画に多大なる影響を与えています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞や録音賞など4部門の受賞がなされています。

中国最後にして最年少の皇帝を描く作品【1988年】

Yui_Nagai アジアがこんなに美しいとは
Ayako_Kato 留学行く前に観た映画。意思とは関係なく、皇帝として生を受けるって、どんな気持ちなんだろう。。
中国最後の清王朝の皇帝、溥儀の生涯を描いた作品である『ラストエンペラー』。幼少期に何もわからぬままま皇帝に祭り上げられた溥儀の苦悩の日々がつづられています。アカデミー賞は作品賞をはじめ、9つもの賞を受賞しています。 アカデミー賞では、作品賞のほかに監督賞や撮影賞をはじめ、9部門を受賞しています。

穏やかな日常を描くロードムービー【1989年】

Hironari_Yoshimatsu ダスティンホフマンの演技力の凄さを目の当たりしました
eru3 BS:2015.04.04 最後はもう少し観たかった気もしたけど、よかった。 自閉症の兄と短い旅をするうちに、だんだんと心が通いあっていく。 レインマンの名前の由来の話が素敵だった。
自由奔放な青年チャーリーと、自閉症を患った兄レイモンドの心温まるロードムービーである映画「レインマン」。金のために兄を利用としていたチャーリーが徐々にレイモンドと心を通わせ、幼いころの思い出や愛情があふれ出るように思い出される姿が描かれています。 主演のレイモンドとチャーリーはそれぞれ超人気俳優のダスティン・ホフマンとトム・クルーズが演じています。二人の演技は非常に繊細で、見ているこっちも映画に引きずり込まれます。

老女と運転手の穏やかな友情を描く人情劇【1990年】

ayamilky 富豪のおばあちゃんと運転手に雇われた黒人のお話。 頑固なおばあちゃんなんだけど、優しいモーガンフリーマンに少しずつ心を開いていくのが微笑ましくて(*>ω
nobu196011 一番好きな映画です。
老女デイジーと、ベテラン黒人運転手のホークの友情を描いた映画作品である『ドライビングMissデイジー』。ゆったりとした日常のなかでユーモアあふれる二人のやり取りが見所の作品となっています。人間差別などから離れた人間同士の交流が描かれる作品です。 アカデミー賞は作品賞のほかに脚本賞などの4部門を受賞しています。

ソ連の崩壊!東西の均衡がついに敗れた波乱の91~95年

現役引退の兵士とオオカミの触れ合いを穏やかに描く作品【1991年】

kotito07 白人が自分勝手に領土を広げていく様が、比較的インディアン側の視点から描かれた映画。壮大な自然や、インディアン達の残酷なまでに簡潔で優美な生き様に心を打たれる。
Akio_Kamada とにかく良い映画やと思いました。
南北戦争の激戦地で英雄とされたジョン・ダンバーの半生を描いた作品である『ダンス・ウィズ・ウルブズ』。転勤先で愛馬シスコとともに自給自足の生活を送る中、孤独を癒すオオカミとの出会い、原住民との触れ合いが、人種や種族に問わずハートフルに描かれています。 アカデミー賞のほかにゴールデングローブ賞も受賞し、大成功した映画作品です。

ミステリアスな刑事ドラマ【1992年】

Nikuhasami_daisuke ハンニバルレクター!イカれた天才なのか…迫力と存在感はすごいすね なるほど、だから羊たちの沈黙なんすか はい、いただきました
kxmou 博士との会話に飲まれて死んでしまうのではないかというほどの恐ろしさ。 最後の犯人の家の中での緊張感。
女性刑事のクラリスが連続殺人犯のバッファロービルを逮捕するために活動姿が描かれる映画『羊たちの沈黙』。殺人犯逮捕にあたり、同じ連続殺人によって逮捕され、刑務所で暮らすハンニバル・レクターの協力を仰ぐところが特徴的な映画作品となっています。 主演のアンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターはそれぞれアカデミー賞主演男優賞と主演女優賞を獲得しています。

西部劇映画の最高峰【1993年】

kanimity 初めての西部劇 オーソドックスな西部劇ではないみたいだけど凄くよかった さすがクリントイーストウッド
tetsuaki 誰が一番「許されざる者」か? …全員かな?
西部劇の最高峰とも謳われる映画作品『許されざる者』。荒事から足を荒い農夫として平穏に暮らすウィリアム・マニーが、賞金稼ぎのために荒野に繰り出す姿が描かれます。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞をはじめとする4部門を受賞しています。

ナチの恐怖を斬新な演出で描く作品【1994年】

Daiki_Kinoshita 内容ももちろん凄まじいが、1つの作品としてのクオリティーが高く、3時間観ていても全然見飽きが来ないのは見せ方が別格なんだと思った。
chibinaochin こんな人物がいたのかと 感動しました
ユダヤ虐殺、ナチの狂気からユダヤ人を救おうとするオスカー・シンドラーの姿が描かれています。映画全体でモノクロの映像と、唯一赤い色を見せる服を着た少女のみで映像が構成されており、その斬新な演出が話題となった作品です。 アカデミー賞では12部門にノミネートされ、作品賞や監督賞をはじめとする7部門を受賞しました。

自分が好きになれる映画作品【1995年】

hoanchan2 名作中の名作をやっと見ました。自分に向けられた愛を2倍も3倍も大きくして返すフォレストが大好きになった。
知能は劣るが足の速さと誠実さが天下一品という主人公フォレスト・ガンプの半生が描かれている作品の『フォレスト・ガンプ/一期一会』。数奇な人生の中で様々な人と出会い、関係を築いていくヒューマンドラマが作品の中で描かれています。 アカデミー賞では作品賞のほかに監督賞や脚色賞など6部門を受賞しています。

タイのバーツがアジア通貨危機の引き金に!混乱の96年~00年

王国に立ち向かう一兵士の姿を描く【1996年】

Eisuke__Hara スコットランドという国のの自由を掛けた闘い。 心に刻まれる歴史を語る映画です。 久々に見直しました。
Kei_Tani クッソ長いけどクッソ感動した
13世紀末のスコットランドを舞台に、主人公ウィリアム・ウォレスの半生が描かれている作品『ブレイブハート』。厳しい社会情勢の中、イングランド王国による圧政に苦しむスコットランド民衆の抵抗運動がリアリティをもって描かれています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞など5部門を受賞しています。

不倫という強く脆い絆を痛烈に描く作品【1997年】

fmofmojimo 過酷。景色がきれい。飛行機乗りたくなる。
Keimiyazato 引き込まれて最後まで退屈せず診れました 恋愛映画は苦手な自分からすれば愛と哀しみの果て 以来かも
スリリングな不倫を描いた映画作品『イングリッシュ・ペイシェント』。戦時中という状況の中で、強くそして脆い絆で結ばれる男女二人の関係が官能的に美しく描かれています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞など9部門を受賞しています。

切ないラブロマンスの代表作【1998年】

Keisuke__Aoyagi 美男美女、エロス、嫉妬、感動のすごい芸術性。
ラブロマンスの超大作『タイタニック』。1912年に沈没したタイタニック号を舞台に若い男女の身分を超えた恋愛が描かれ、ラストの痛烈な別れのシーンが数多くの人の心をつかんで離さない名シーンとして語り継がれています。 アカデミー賞は作品賞のほかに監督賞など11部門を受賞する快挙を成し遂げています。

夢のある美しい恋愛を描く作品【1999年】

sakosako 世界観が好き。ぐでんぐでんに恋してる主人公の姿を、現代に通じる普遍性を持って表現しているのが何とも魅力的。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」と重ね、作者であるシェイクスピア自身の恋物語を描いた『恋におちたシェイクスピア』。ラブロマンスの王道を行きつつもコメディにも似た軽快な会話劇も特徴的な映画作品です。 アカデミー賞は作品賞のほかに脚本賞など7部門を受賞しています。

妻子を殺された闘剣士の復讐劇【2000年】

AkumaS 面白かった!! ストーリーは王道。映像・アクションも王道。言うことなしっす。 主人公のラッセル・クロウがすごくいい感じでした。当時の話題作だけあってクオリティ高いなぁと感じました。オススメです
nothorror 面白いとかためになるとかそういう問題じゃない。 とりあえず黙って見てください。
古代ローマで、嫉妬にかられた新皇帝の陰謀で妻子を失った元将軍の復讐を描き、作品賞、主演男優賞を含むアカデミー賞の5部門を受賞しました。コスチューム劇大好きなリドリー・スコット監督らしく、剣闘士たちの死闘場面が見どころです。

東ティモール独立!世界はイスラムvsアメリカの始まりとなった01年~05年

天才数学者の数奇な運命【2001年】

bluegirl_beer 大好きな映画。 周りに評価されず、統合失調症で作り出された幻聴や幻覚を現実として生きてしまう様は、第3者の視点から見ていてとても切ない。 その幻覚に対するナッシュ博士の感情の変化が最後のシーンから読み取れるようで、これもまた、たまらなく切ない。 #ネタバレ
Masahiro_Matsui ノーベル賞受賞天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。ストーリーのキーとなるのは統合失調症という幻聴や幻覚をつくりだす病気。それを支える妻が素敵すぎる
ノーベル賞も受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュが、東西冷戦という時代の波に翻弄されていく様を描いた人間ドラマ。作品賞・監督賞を含む4部門に輝きましたが、実在のナッシュの経歴とは異なるフィクション的要素が盛り込まれている事が物議を醸しました。

新たなミュージカル映画の傑作となった一本【2002年】

Tokiya_Suzuki ロキシー&ヴェルマの歌とダンス、 コミカルな裁判、 それが図太く花のある女の生き様。 アリなのかな〜〜? 音楽は嫌いじゃない。
Nana_K わかりやすくてゴージャス、the エンターテイメント
劇作家ボブ・フォッシーが生んだ同名ミュージカル舞台劇を、ミュージカル映画の大家ロブ・マーシャルが映画化。ショービズ界での成功を夢見る2人の女性の生き様を、豪華絢爛な歌とダンスを交えて描きます。

ファンタジー映画初となるアカデミー作品賞を受賞【2003年】

movhao 堂々完結作。 以前見た事はあるのですが、もう随分前。案外新鮮な気持ちで見通せました。 私はあまりファンタジー冒険映画は見ないのですが、この映画は好きです。
koutarou 改めて原作読むといいね
トールキン原作「指輪物語」の映画化第3弾。指輪をめぐる多種族入り乱れた戦争の行く末を、3時間強に渡りパワフルに描きます。『ベン・ハー』、『タイタニック』と並ぶアカデミー賞史上最多タイの11部門を制覇した、文字通りの大作となりました。

老トレーナーと女子ボクサーの師弟の絆【2004年】

gonbe73 2016/10/06 翻訳者 戸田奈津子 鬱だ鬱だと言われて身構えたてたらそうでもなかったけどやっぱり鬱だった。 マギーの家族を見てモーツァルト!のコンスタンツェの家族とかレミゼのティナルディエ夫妻とか思い出した。最後のやつは気持ちいいぐらい悪役だったけど今回は後味の悪いものしか残らない。許されざる者は未見だけど町山智浩さんはそれと重ねてた。この映画にとって許されざる者ってラストのあれだけだったのかな。この家族も許されざる者だと思う。
ShogoIoku ロッキーみたいな話ではない。観る価値はある。
家族に見放された男と家族愛に見放された女が、ボクシングを通じて強い絆で結ばれていく様を描き、アカデミー賞で作品、監督、主演女優賞、助演男優賞の4部門を受賞しました。ラストの解釈については賛否分かれましたが、一見の価値ありです。

多人種のるつぼアメリカを象徴する群像劇【2005年】

iwawawawah 重くてやりきれなくて、特にあのベテラン警官と新米警官の話は、グサッときた。人は無意識にその場その場の役回りを演じ分けて生きていると思うし、ましてや肌の色とか外見とかそんなものではカテゴライズできない。でも先入観とか第一印象ってどうしてもつきまとうものですよね。 キャストは豪華だけど、序盤は次から次へと出てくる登場人物たちについていくのがちょっと大変。でも見ている内に引き込まれます!
igagurichan ちょっとした交通事故が引き金になり人間同士の「衝突」の連鎖が引き起こされて、アメリカの人種差別が浮き彫りになる群像劇。 肌の色で識別しないで「人」として触れ合えたら、酷い「衝突」は起こらないのかもしれない。 良かれと思ったことが生み出す悲劇。鬱積した心の不安を誰かにぶつけることで自分の正当性を確かめる人。 映画の中で、善人と悪人の境目がないように、この映画は重く暗くもなく皆がハッピーになる訳でもなく、ただただ人間って難しいな…と感じる作品でした。 良く練られた脚本が凄い。マット・ディロンの演技、表情、素晴らしい!
『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本で注目を集めたポール・ハギスが監督と脚本を務めた野心作。ロサンゼルスに暮らす様々な人種や階層、職業の人間たちが織りなす2日間を描いた群像劇として高い評価を受けました。

YES, WE CAN! アメリカではオバマが大統領に当選した06年~10年

マーティン・スコセッシ監督が念願のオスカーを受賞【2006年】

Pit7775Pit インファナルアフェアをハリウッドで豪華キャストによるリメイク。やっぱり原作が一番だと感じました。内容が原作よりもわかりやすく作られていたと思うが突然の死など衝撃が原作のほうがインパクトがあったと思いました。
香港ノワールの傑作『インファナル・アフェア』を、アメリカ・ボストンに置き換えてリメイクした犯罪ドラマ。監督のマーティン・スコセッシ監督は6度目のノミネートにして悲願のオスカー受賞となりましたが、当初スコセッシは本作の製作には意欲的ではありませんでした。

"老人には住みにくい国”アメリカを舞台にした犯罪ドラマ【2007年】

Yamanaka__Akira 何とも言えないこの感じ。正直、もっと違ったエンディングというか、期待していた自分もいて、ちょっと混乱。
pleiades_gin ストーリー 荒野で行われたギャング同士の取引、しかし破談の末の銃撃戦によりそこには大金が残される。偶然にもその金を手にした男・モスと、モスを追う殺し屋・シガー、そして事件を追う保安官・ベル。 変革期のアメリカが、出会うことのないはずの"異質"を引き合わせる... 緊張感があるね、どのシーンも見逃せない。それでいて静かだから余計に怖い。 ハビエル・バルデム演じる殺し屋・シガーは名誉や金の力が効かない、ある意味話の通じない男だから恐ろしい。 長年テキサスで保安官を勤めるベルのジレンマもこの世界観の陰影をハッキリさせてくれる。 余計なものを削ぎ落とした分、たっぷりの間で語られるこの技術、お見事だわ。
ジョエル&イーサンのコーエン兄弟の監督、脚本による、偶然大金を手に入れた男と彼を追う殺し屋、そして事件を追う保安官の3人を軸に展開する犯罪ドラマ。 作品賞などアカデミー4部門に輝きましたが、中でも助演男優賞を受賞した、独特な髪形で会う人会う人を殺していく不気味な殺し屋を演じたハビエル・バルデムに話題が集中しました。

スラム街の青年が一攫千金を勝ち取るサクセスストーリー【2008年】

riceballmeshi 面白かった。一生をかけて一人の女の人をずっと思い続ける主人公にも感動。。。
Tanaka_Hirofumi インドのさもありなんなサッドストーリー 背景理解が浅いので、読み込めていない部分はたくさんあると思うけれど、幼くして路上に出ざるを得なかった子どもたちがどうなるかってそうなるんだろうなというのはインドにいまなおあるであろう社会問題として認識 ただ、クイズでどうこうっていうのは作り物感、出来すぎ感が甚だしく白け。
インドのスラム街で育った青年が、世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、一攫千金を果たすまでの過程を、監督のダニー・ボイルによるスピーディーなカメラワークを盛り込み描いていきます。 絵に描いたようなサクセスストーリーが共感を呼び、アカデミー賞8部門を受賞しました。

爆発物処理班兵士の心のトラウマ【2009年】

Taiga_Murakami 緊張感ありすぎて、飲み物を飲むタイミングが難しい映画。カッコイイ。 紛争地域の雰囲気がよく出ている。 ただ、よくある米軍万歳感がなぁ… あとマッチョなお兄さん達の喧嘩シーンは別にいらないかな。
Daiki_Kinoshita 監督 キャスリン・ビグロー 2009年公開 この作品は物語が前へ転がっていくような感じではなく、プロットポイントを感じさせない展開だった。しかし、終わり方を観れば納得のいく淡々とした作品だった。 少年の腹から爆弾を取り出すシーンと 爆弾だらけの男が爆発するシーンは重かった。
イラク戦争で爆発物処理を続ける兵士たちの、生死に携わる苦悩を重々しく描いた戦争映画として、作品賞を含む同年最多6部門に輝きました。中でも、キャスリン・ビグロー監督の骨太な演出が注目され、女性として初めて監督賞を受賞しています。

吃音症に苦しむ英国王の感動ドラマ【2010年】

bluegirl_beer 吃音症に関する映画で初めて見たものです。 吃音症のような症状が存在することすら知らない状態で見たのですが、 それによる苦しみ、プレッシャー、また周りの人間の反応などがありありと描かれており、考えさせられる内容でした。 当時の時代(第二次世界大戦が始まる前)の空気感も描かれており、映画としての完成度が素晴らしい作品でした。
Minori__Yamaguchi 普通に面白いけど、そんなに騒がれるほどの映画じゃないかなっていうのが第一印象 イギリス王室のタブーのようなもの(吃音とかお兄さんとか)を題材に出来たのも、イギリス人俳優が演じて、イギリス人監督が撮ったからだと思った ジェフリー・ラッシュにオスカー取って欲しかった
吃音症に悩んだイギリス国王が、平民の言語聴覚士の協力を得て克服していくという実話を描いた伝記ドラマで、アカデミー賞で計4部門に輝きました。主人公のジョージ6世役のコリン・ファースはもちろんの事、言語聴覚士役のジェフリー・ラッシュの貫録演技も必見です。

東日本大震災。原発の存在意義が疑問に問われる11年~15年

黄金期ハリウッドスターの栄枯盛衰を描いたサイレントムービー【2011年】

heidialpsheidi サイレントからトーキーへと変わる時代の、自分を貫き通す葛藤と愛とに惹かれた。考えさせられる。
fmofmojimo 無声からトーキーへの移り変わりで、忘れられたスターと新しいヒロインの話。 なんてゆうか、心に響く。 あと、いぬのかわいさ。
1927年のハリウッド黄金期を舞台に、サイレント(無声)映画スターのジョージが体験する栄枯盛衰と復活を描いたエンターテインメント映画。サイレント映画としては、第1回の『つばさ』以来の作品賞受賞という結果となりました。キャスト達が披露するダンスシーンなど見どころも多いです。

映画製作チームを装った人質救出作戦【2012年】

Tomochika_Nakano ベンアフレックが監督主演の実話。各所ドキュメンタリータッチなの良かった。アメリカの失態とイランの異様な様が妙にリアル。ちゃんとした映画観た感。 argo fuckin'yourself 3.9
shoko310 文句なしの満点。非の打ち所がない作品。ストーリー、役者、映像、すべて完璧。
1979年にイランのアメリカ大使館で発生した人質事件で、人質救出のために映画製作を偽装したという実話を描いたサスペンス映画。この事実は長らく機密事項とされており、タイトルの「アルゴ」とは偽造した映画のタイトルです。 監督、脚本、主演、製作を務めたベン・アフレックの手腕が高く評価されました。

奴隷となった黒人男性の不屈の精神力【2013年】

arasan2060 アメリカ史関係の映画を漁り出し始めての一枚。奴隷制度をリアルに描いていてグッとくる作品でした。
Munenori_Tanituji 日本人にとっては考えられない世界。奴隷のことについてここまでリアルに映画を見たのは初めて。私は普段からゴスペルを歌っているが、過去の歴史について学べた気がする。
19世紀半ばのアメリカで、突然拉致されて南部に送られ、12年もの間奴隷とされてしまった黒人男性ソロモンの手記をベースに映画化。人間としての自我を失わずに生きたソロモンの不屈の精神が感動を呼びます。 ソロモン役のキウェテル・イジョフォーを筆頭にキャストの大半がイギリス人俳優なのは、内容的にアメリカ人俳優が演じるには、心情的に難しいものがあったからと言われています。

落ち目の俳優が再起を懸けブロードウェイに挑戦【2014年】

Dora 妄想を現実との境界を取り去って映像化する姿はまさにブラックスワンなんだけど、自分はこっちのほうがハマった。過去の栄光にすがって、自分は特別なんだと思い込み必死に自分を守ろうとする主人公は、少なからず自分は人と違って特別なんだという自意識がある人から見ると耳が痛いのではないだろうか。自分はそうだった。だけどそんな彼に自分を写す暇もないくらい濃密な構成。ワンカット手法?これはほんと面白かった。これによって連続性がダイレクトに伝わってくる。それに妄想との境界を取り払ったCGも使った鮮やかな演出。役者に関する細かいオマージュは分からなかったけど十二分に楽しめた。またここで終わるかな?って思った所で終わらなかったのがブラックスワンとの違いで、これはどうなんだと思ったけど納得のいく素晴らしいラスト。エマストーンのキャラが良いね。苦しい精神状況の時ってのは、必ず視野が狭いんだと思う。もう何度か観たい映画だ。
tetsuaki 斬新な撮影手法と映像表現、バックに流れるジャズドラムの音色が素晴らしい! だが内容は… 一般受けしにくいかと… 奥が深い作品だなぁ~(^_^;) そんな作品だが、印象に残ったのは、”キムチ”のくだりと、”メグ・ライアン”ネタ(笑)
ヒーロー映画『バードマン』で人気スターとなるも、今や落ち目となった俳優リーガンが、再起を懸けて自らの演出・主演でブロードウェイの舞台に臨もうとしますが…。 全編ワンカットで撮られたかのようなロングショット撮影などが注目を浴び、作品賞や監督賞などで計4部門のオスカーに輝きました。副題の「予期せぬ奇跡」が何かは、是非とも自身の目で確認を。

教会スキャンダルを告発した集団チームもの【2015年】

hoanchan2 まずこの映画が実話であるという重み。小さい時から教会を心のよりどころに生きてきた人達にとって、どんなに残酷で悍ましい事件だったかが凄く凄く伝わる。途中途中でパワード・ショアの音楽が効いてきて、なんとも言葉にしようもない感情が沸々と。映画は終わっても現実はこれかも続く。罪を犯した、あるいは隠した彼らが誠実に罪を償っているかは疑念だ。 こういう映画で実際に起こった事件について知り、考えを巡らせる事はとても大事な事だと思う。
YU66 これが事実だなんてという思いが、さらにこの映画に引き込まれていきました。 記者が正義と子供たちの為に立ち上がり、ペンが盾となり“悪”と対峙する現代のヒーロー映画でもありました。 こういうリスクを恐れない勇敢な記者達が、どうでも良いくだらないゴシップ記事が多い日本でも増えて、世を変えてくれればと思います。
2001年に明るみとなった、アメリカ・ボストンのカトリック教会の神父による性的虐待事件のスクープに執念を燃やした地元紙の記者たちの活躍を描いた実録もの。 教会の罪を暴くためにチーム一丸となって奔走する様が共感を呼び、作品及び脚本賞を受賞しました。