2022年8月23日更新

「ロード・オブ・ザ・リング」のキャスト・キャラクターを相関図付きで解説!エルフやホビットの現在は?

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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
© New Line Productions, Inc.

J.R.R.トールキンによるファンタジー小説『指輪物語』を実写映画化した、3部作から成る「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。 長年、実写化不可能と言われ続けてきた今作ですが、2001年から同シリーズ作品が公開されて世界的に大ヒットし、出演キャストの知名度も一気に押し上げることとなりました。 今回はそんな人気キャストたちのその後の活躍を解説!他のキャストたちも種族ごとに一覧で紹介していきます。

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「ロード・オブ・ザ・リング」キャラクター相関図

「ロード・オブ・ザ・リング」相関図

「ロード・オブ・ザ・リング」にはさまざま種族が登場します。人間、ホビット、エルフ、魔法使い、ドワーフから9人で構成されたのが「指輪の仲間」。サウロンが作った「一つの指輪」の破壊を試みる仲間たちです。

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アラゴルンはなぜ王位継承者なのか?

アラゴルンの祖先はイシルドゥアという、サウロンから「一つの指輪」を奪ったかつての英雄です。ゴンドールとローハン両国の人間を率いて、指輪を滅ぼしたあとは再統一王国の初代上級王となりました。

「ホビット」にも出演しているのは?

「ロード・オブ・ザ・リング」にも「ホビット」にも登場しているキャラクターは、上記のうちガンダルフ、レゴラス、ガラドリエル、ビルボ、サルマン、サウロン、ゴラムで、さらにフロドも少しだけ出演しています。

上記のほかにも、エルフのエルロンドやドワーフのグローインも登場。ドワーフのバーリンは名前だけ、トロルは石化した状態で登場していました。

活躍していたキャストの現在は?

フロド役/イライジャ・ウッド

ロード・オブ・ザ・リング、イライジャ・ウッド
© New Line Productions, Inc.

主人公のフロド・バギンズを演じたのは、1981年1月28日生まれ、アメリカ人俳優のイライジャ・ウッドです。 彼は8歳の時に1989年に日本でも公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で映画デビュー。2001年から2003年にかけて公開された『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで世界的に名の知られる俳優となりました。

その後は、2004年公開の映画『エターナル・サンシャイン』など、様々な作品に出演。またフロドの叔父であるビルボ・バギンズの冒険を描いた「ホビット」3部作の1作目『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)でも再びフロド役を演じました。 2016年にはNetflixドラマ『私立探偵ダーク・ジェントリー』で主演。プロデューサーとしても活動し、映画『カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-』(2020年)などに製作として携わっています。

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サム役/ショーン・アスティン

フロドの旅に最後まで同行したサムことサムワイズ・ギャムジー役は、1971年2月25日生まれのアメリカ人俳優ショーン・アスティンが演じました。 彼は、14歳の時に映画『グーニーズ』(1985年)のマイキー役で映画俳優デビューしています。 なかなか作品に恵まれないキャリアを重ねていた中、2001年より公開された『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで一躍世界中にその名が知られることになりました。

『ストレンジャー・シングス』シーズン2(2017年)ショーン・アスティン、ウィノナ・ライダー
© Courtesy of Netflix

(写真左)

その後は映画『50回目のファースト・キス』(2005年)のダグ役や『もしも昨日が選べたら』(2006年)のビル役など、数多くの映画・ドラマに出演。2017年には、大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のシーズン2でメインキャラクターを演じ、若い世代の知名度も獲得しました。

アラゴルン役/ヴィゴ・モーテンセン

同シリーズ作品のもう一人の主人公とも言える、野伏にして王の血をひく人間でもあるアラゴルン役を演じたのは、1958年10月20日生まれのアメリカ人俳優ヴィゴ・モーテンセンでした。 ニューヨークで生まれた彼は、1985年に公開された『刑事ジョン・ブック 目撃者』で映画俳優デビュー。 その後も様々な作品に出演するもなかなか作品に恵まれませんでしたが、2001年より「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに出演したことで世界的にその知名度を広めることとなりました。

同シリーズ出演後は、映画『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005年)や第80回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『イースタン・プロミス』(2007年)などに出演しました。 2018年には第91回アカデミー賞で作品賞を受賞した映画『グリーンブック』で主演。2020年には監督・脚本・製作・音楽を手がけた映画『フォーリング 50年間の想い出』が公開されています。

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レゴラス役/オーランド・ブルーム

『ロード・オブ・ザ・リング』レゴラス役/オーランド・ブルーム
(C) Warner Bros. Entertainment Inc. The Lord of the Rings, the characters, names and places therein are trademarks of The Saul Zaentz Co., d/b/a Tolkien Enterprises under license to New Line Productions, Inc.

颯爽とした美しいエルフの貴公子レゴラス役を演じたのは、1977年1月13日生まれのイギリス人俳優、オーランド・ブルームです。 1998年公開の『オスカー・ワイルド』で映画俳優デビューした彼は、ギルドホール音楽演劇学校で演劇を学び、同校卒業の数日後にレゴラス役に内定。出演後は世界的人気を誇る俳優となりました。

同シリーズ出演後は、ジョニー・デップとの共演が話題を呼んだ映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでウィル・ターナー役を演じ、さらに人気を獲得しました。 また『ニューヨーク、アイラブユー』(2009年)や『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011年)など、様々な作品に出演。「ホビット」3部作の2作目と3作目でも若き日のレゴラスを演じ、2020年には映画『アウトポスト』するなど活躍し続けています。

ガンダルフ役/イアン・マッケラン

フロドの友人であり、旅のしるべでもある魔法使いガンダルフを演じたのは、イギリス人俳優でサーの称号を持つイアン・マッケラン。 ケンブリッジ大学セント・キャサリン・カレッジ在学中から舞台で演劇活動をしていた彼は、1969年に『愛のふれあい』で銀幕デビュー。それからも『リチャード三世』や『ベント/堕ちた饗宴』などに出演し、マーベルコミック実写映画『X-メン』シリーズのマグニートー役でも広く知られています。

その後は映画『ダ・ヴィンチ・コード』や「X-MEN」シリーズなどに出演し、「ホビット」3部作でも再びガンダルフ役を演じています。さらに2017年には実写映画『美女と野獣』でコグスワース役を務めました。

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ギムリ役/ジョン・リス=デイヴィス

エルフ族を嫌うドワーフながら、旅を通じてエルフのレゴラスと親友になったドワーフのギムリを演じたのは、1944年5月5日生まれ、イギリス人俳優のジョン・リス=デイヴィスです。 イースト・アングリア大学および王立演劇学校で演劇を学んだ彼は、1964年にテレビドラマ『Crossroads(原題)』で俳優デビューし、『ペニー・ゴールド』(1973年)で映画デビューしました。

その後も『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や『007 リビング・デイライツ』をはじめ、様々な作品に出演。 ギムリ役を演じた後も、映画『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』(2004年)やドラマ『シャナラ・クロニクルズ』(2016年)などに出演しています。

ボロミア役/ショーン・ビーン

同シリーズ1作目に登場した、指輪が繋ぐ“旅の仲間”のメンバーであるボロミアを演じたのは、1959年4月17日生まれのイギリス人俳優ショーン・ビーンです。 王立演劇学校で演劇を学んだ彼は、1984年に『ウインターフライト』で映画俳優デビューし、『007 ゴールデンアイ』(1995年)や『アンナ・カレーニナ』(1997年)、『RONIN』(1998年)などに出演しました。

ボロミア役を演じた後は映画『フライトプラン』(2005年)や『ジュピター』(2014年)、『オデッセイ』(2015年)、『ポゼッサー』(2020年)など様々な作品に出演。 キャリアは映画作品だけにとどまらず、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ミッシング』といったテレビドラマにも出演しています。

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ガラドリエル役/ケイト・ブランシェット

美と力を併せ持つエルフの女王ガラドリエルを演じたのは、1969年5月14日生まれ、オーストラリア人女優のケイト・ブランシェットです。 オーストラリア国立演劇学院で演劇を学んだ彼女は、映画『オスカーとルシンダ』(1998年)でオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞主演女優賞にノミネート、同年公開の『エリザベス』では第71回アカデミー主演女優賞をはじめ、数々の著名な賞にノミネートされ、世界的に知られる女優となりました。 『リプリー』(1999年)や『耳に残るは君の歌声』(2000年)などへの出演を経て、2001年から「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでガラドリエル役を演じます。

その後は映画『アビエイター』(2004年)のキャサリン・ヘプバーン役で第77回アカデミー助演女優賞を受賞、2013年には『ブルージャスミン』のジャスミン役で第86回アカデミー賞主演女優賞に輝きました。 2012年からは「ホビット」3部作で再びガラドリエル役を演じたほか、『キャロル』(2015年)、『オーシャンズ8』(2018年)、『ナイトメア・アリー』(2021年)など話題作の主演も続いています。

全キャラクター・キャスト一覧【種族ごと】

ホビット

フロド・ バギンズ 演:イライジャ・ウッド 「一つの指輪」を託され「指輪の仲間」と旅をする青年
サム (サムワイズ・ギャムジー) 演:ショーン・アスティン 「指輪の仲間」の1人、フロドに仕える庭師
ピピン (ペレグリン・トゥック) 演:ビリー・ボイド 「指輪の仲間」の1人、いたずら好き
メリー (メリアドク・ブランディバック) 演:ドミニク・モナハン 「指輪の仲間」の1人、ピピンの悪友
ビルボ・ バギンズ 演:イアン・ホルム フロドの養父、指輪の前の持ち主

エルフ

レゴラス 演:オーランド・ブルーム 「指輪の仲間」の1人、闇の森の王の息子
アルウェン 演:リヴ・タイラー アラゴルンの恋人
エルロンド 演:ヒューゴ・ウィーヴィング 裂け谷の領主、アルウェンの父
ガラドリエル 演:ケイト・ブランシェット 最も力を持つエルフ、別名「森の奥方」
ハルディア 演:クレイグ・パーカー ロスロリアンのエルフ
ケレボルン 演:マートン・チョーカシュ アラゴルンに短剣を授ける裂け谷のエルフ

人間

アラゴルン 演:ヴィゴ・モーテンセン 「指輪の仲間」の1人、かつてのゴンドールの王の子孫
ボロミア 演:ショーン・ビーン 「指輪の仲間」の1人、ゴンドールの武将
ファラミア 演:デビッド・ウェンハム ボロミアの弟、ミナス・ティリスの大将
デネソール2世 演:ジョン・ノーブル ボロミア&ファラミアの父、ゴンドールの執政
セオデン王 演:バーナード・ヒル ローハンの国王
エオメル 演:カール・アーバン ローハン王セオデンの甥、第三騎馬軍団長
エオウィン 演:ミランダ・オットー エオメルの妹
ハマ 演:ジョン・リー セオデンの騎士で近衛隊長

魔法使い

ガンダルフ 演:イアン・マッケラン 「指輪の仲間」の1人
サルマン 演:クリストファー・リー サウロンの配下となった強大な魔法使い

その他

ギムリ 演:ジョン・リス=デイヴィス 「指輪の仲間」の1人、ドワーフ
ゴラム(スメアゴル) 演:アンディ・サーキス ビルボの前の指輪の持ち主
サウロン 演:サラ・ベイカー 「一つの指輪」を作った闇の冥王
ナズグル 演:フランシス・ウォルシュ(声) サウロンの配下で指輪を追う幽鬼
ラーツ 演:ローレンス・マコール サルマン配下のウルク=ハイ(兵隊オーク)の隊長
木の鬚 演:ジョン・リス=デイヴィス(声) ファンゴルンの森に住むエントの長老

「ロード・オブ・ザ・リング」キャスト・キャラクターはこれで完璧!

たくさんの魅力的な登場人物がいる「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。本シリーズへの出演をきっかけに世界的スターの座をつかんだキャストもたくさんおり、今でも映画やドラマで活躍を見られる俳優が多です。 2022年9月からは、Amazonプライム・ビデオにてドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』もスタート。キャスト・キャラクターをもう一度おさらいして、壮大な物語の世界に何度でも飛び込みましょう!