2017年7月6日更新

映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに出演していたキャストの現在

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ファンタジー小説『指輪物語』を映画化し、名作ファンタジー映画のひとつとなった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。こちらでは、作中にて魅力的な登場人物たちを演じたキャストのその後をご紹介しています。

実現不可能と言われたファンタジー映画『ロード・オブ・ザ・リング』の出演者は今?

J.R.R.トールキンによるファンタジー小説『指輪物語』を実写映画化した、3部作から成る『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。歴史に残る名作のひとつでもある『指輪物語』は、ストーリーの面白さだけではなく、魅力的なキャラクターたちの登場やその徹底的な世界観の構築も相まって、今日でも多くの人に愛読されています。

長年、実写化不可能と言われ続けてきた今作ですが、2001年から同シリーズ作品が公開されて世界的に大ヒットし、出演キャストの知名度も一気に押し上げることとなりました。

実写化成功の大きな鍵となったキャストたちはいまどんなキャリアを積んでいるのでしょうか。今回は、8人のキャストのその後をご紹介していきます。

フロド役:イライジャ・ウッド

主人公のフロド・バギンズを演じたのは、アメリカ人俳優のイライジャ・ウッドでした。彼は8歳の時に1989年に日本でも公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のゲームをしている少年役で映画デビューをします。

2001年から2003年にかけて公開された『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで世界的に名の知られる俳優となった彼は、2004年公開の映画『エターナル・サンシャイン』や2007年に日本でも公開された群像劇映画『ボビー』など、様々な作品に出演。また、『ハッピー フィート』シリーズではマンブル役の声優を担当しています。

フロド役は同シリーズのみの出演に留まらず、フロドの叔父であるビルボ・バギンズの冒険を描いた『ホビット』シリーズ3部作の1作目『ホビット 思いがけない冒険』と3作目『ホビット 竜に奪われた王国』でも、再びフロド役を演じていました。

サム役:ショーン・アスティン

フロドと共に最後まで指輪を葬る旅に同行し、サムの愛称で呼ばれているサムワイズ・ギャムジー役はアメリカ人俳優のショーン・アスティンが演じました。彼は、14歳の時に日本でも1985年に公開された映画『グーニーズ』マイキー役で映画俳優デビューしています。

なかなか作品に恵まれないキャリアを重ねていた中、2001年より公開された『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで一躍世界中にその名が知られることになりました。

その後は2005年に日本でも公開された映画『50回目のファースト・キス』にダグ役、2006年公開の映画『もしも昨日が選べたら』にビル役で出演しています。

また、映画作品だけでなく、『24 -TWENTY FOUR-』や『名探偵モンク』、『ロー&オーダー』など様々なテレビドラマにも出演していました。

アラゴルン役:ヴィゴ・モーテンセン

同シリーズ作品のもう一人の主人公とも言える、野伏にして人間の国王でもあるアラゴルン役を演じたのは、アメリカ人俳優のヴィゴ・モーテンセンでした。1958年10月20日にニューヨークに生まれた彼は、1985年に公開された『刑事ジョン・ブック 目撃者』で映画俳優デビュー。

その後も様々な作品に出演するもなかなか作品に恵まれませんでしたが、2001年より同シリーズにてアラゴルン役を演じたことで世界的にその知名度を広めることとなりました。

同シリーズ出演後は、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や第80回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『イースタン・プロミス』等に出演。最近では、2017年に日本でも公開される『はじまりへの旅』にベン役で出演しています。

レゴラス役:オーランド・ブルーム

颯爽とした美しいブロンドの貴公子、レゴラス役を演じたことで日本でも爆発的な人気を持ったイギリス人俳優のオーランド・ブルーム。

1998年に日本でも公開された『オスカー・ワイルド』で映画俳優デビューした彼は、ギルドホール音楽演劇学校で演劇を学び、同校卒業の数日後にレゴラス役に内定し、一躍世界的に人気を誇る俳優となりました。

同シリーズ出演後は、ジョニー・デップとの共演が話題を呼んだ『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作でウィル・ターナー役を演じたほか、『ニューヨーク、アイラブユー』や『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』など、様々な作品に出演。そして、2014年日本公開の『ホビット 竜に奪われた王国』と『ホビット 決戦のゆくえ』では、若き日のレゴラスを演じています。

ギムリ役:ジョン・リス=デイヴィス

エルフ族を嫌うドワーフながら、旅を通じてエルフのレゴラスと親友になったドワーフ、ギムリを演じたのは、イギリス人俳優のジョン・リス=デイヴィスでした。

イースト・アングリア大学および王立演劇学校で演劇を学んだ彼は、1964年にテレビドラマ『Crossroads(原題)』で俳優デビュー、1973年に全米公開された『ペニー・ゴールド』で映画デビューしました。

その後も『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や『007 リビング・デイライツ』をはじめ、様々な作品に出演。ギムリ役を演じた後も、映画『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』やテレビドラマ『シャナラ・クロニクルズ』などに出演しています。

ボロミア役:ショーン・ビーン

イギリス人俳優のショーン・ビーンは、同シリーズ1作目に登場した指輪が繋ぐ“旅の仲間”のメンバーで、指輪の誘惑に駆られるも最後まで仲間を守ったボロミアを演じました。

王立演劇学校で演劇を学んだ彼は、1984年に『ウインターフライト』で映画俳優デビューし、『007 ゴールデンアイ』や『アンナ・カレーニナ』、『RONIN』などに出演。

ボロミア役を演じた後は『リベリオン』や『フライトプラン』、『ジュピター』、『オデッセイ』など様々な作品に出演しました。また、そのキャリアは映画作品だけにとどまらず、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ミッシング』といったテレビドラマにも出演しています。

ガンダルフ役:イアン・マッケラン

フロドの友人であり、旅のしるべでもある魔法使いガンダルフを、イギリス人俳優でサーの称号を持つイアン・マッケランが演じました。

ケンブリッジ大学セント・キャサリン・カレッジ在学中から舞台で演劇活動をしていた彼は1969年に『愛のふれあい』で銀幕デビュー。それからも『リチャード三世』や『ベント/堕ちた饗宴』などに出演し、マーベルコミック実写映画『X-メン』シリーズのマグニートー役でも広く知られています。

ガンダルフを演じた後は、『ダ・ヴィンチ・コード』や『X-メン』シリーズ作品に出演し、『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』や『ライラの冒険 黄金の羅針盤』では声優を担当していました。また、2012年から公開された『ホビット』シリーズでは3部作すべてにおいて再びガンダルフ役を演じています。

ガラドリエル役:ケイト・ブランシェット

美と力を併せ持つエルフの女王ガラドリエルを演じたのは、オーストラリア人女優のケイト・ブランシェットでした。

オーストラリア国立演劇学院で演劇を学んだ彼女は、1998年に日本でも公開された『オスカーとルシンダ』ではオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞主演女優賞にノミネート、また同年公開の『エリザベス』では第71回アカデミー主演女優賞をはじめ、数々の著名な賞にノミネートされ、世界的に知られる女優となりました。

『リプリー』や『耳に残るは君の歌声』などの出演を経て、2001年から『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでガラドリエル役を演じます。

その後は、2004年公開の『アビエイター』ではキャサリン・ヘプバーン役で第77回アカデミー助演女優賞受賞、2013年には『ブルージャスミン』ジャスミン役で第86回アカデミー賞主演女優賞に輝きました。

近年では、『シンデレラ』にトレメイン夫人役、『キャロル』にキャロル・エアード役で出演する一方で、2012年からは『ホビット』3部作で再びガラドリエル役を演じています。