2017年7月6日更新

宮藤官九郎の多様な才能を語る上で欠かせない8つのこと

宮藤官九郎

脚本家・俳優・作詞家・作曲家・放送作家・映画監督・演出家・ミュージシャン・濡れ場評論家・似顔絵イラストレーターなど多くの肩書きを持ち、マルチな才能を発揮する「クドカン」こと宮藤官九郎の活躍を紹介していきます。

目次

1.宮藤官九郎の脚本家としての代表作はNHKドラマ『あまちゃん』

NHKの連続テレビ小説、通称朝ドラの人気復活のきっかけとなったとも言われている大ヒット作『あまちゃん』の脚本を手がけたのがクドカンこと宮藤官九郎です。

海女さんをテーマにした作品『あまちゃん』。東北の方言「じぇじぇ」や能年玲奈のブレイクのきっかけとなり、日本の朝に革命を起こすドラマとなりました。能年玲奈の他に小泉今日子、宮本信子などが出演しました。

他にもクドカンを人気にした作品といえば『木更津キャッツアイ』(2002年公開)。

岡田准一演じるぶっさんは病院で余命半年と宣言されてしまい、悔いのないように残りの人生を過ごすべく、高校時代の親友4人と怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成します。

桜井翔演じるバンビは高校野球でピッチャーをしておりモテるが奥手の童貞、佐藤隆太演じるマスターはそそっかしくて落ち着きがない、塚本高史演じるアニは優秀すぎる弟をもったせいで家族から軽蔑されている、岡田義徳演じるうっちーは天然キャラでモヒカンがトレードマーク。

木更津を本拠地に、飲んで、暴れて、悪さする5人だが、、、余命宣告されたぶっさんの運命やいかに!?今でも根強いファンが多く存在する作品です!!

2.クドカンの監督としての代表作は映画『少年メリケンサック』

クドカンの監督として代表作といえば宮崎あおいさん主演の『少年メリケンサック』(2009年)。清楚で落ち着いたイメージのある宮崎あおいさん×パンクバンドという意外な組み合わせが話題となりました。

長編映画の監督デビュー作は『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005年)。

マガジンハウスより出版されたコミック『真夜中の弥次さん喜多さん』を実写化、時代劇ですがダンスやバイクが出て来たり、中村七之助演じる喜多八の髪が金髪だったりとユーモアな作品です。ゲイで愛しあう弥次さん(長瀬智也)と喜多八(中村七之助)が参れば救われると言われるお伊勢様を目指します。

他にもクドカンが監督を務めた作品は『中学生円山』(2013年)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年)などがあります。

3.パンクバンド「グループ魂」でギターと作詞作曲

宮藤官九郎はギターに加え作詞・作曲を担当、バンドのマイクは阿部サダヲが握ります。ハーモニカの村杉蝉之介、クドカン映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』にも出演していた皆川猿時はサブボーカル、ベースに小園竜一、他にも三宅弘城、富澤タクらが参加しています。

活動開始は1995年、活動当初は楽器を使い音楽を奏でながら漫才をする、コントグループとして活動していました。メンバーのほぼ全員が俳優、作家、飲食業などと兼業しており、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーで構成されたパンクバンドです。そしてこのバンドなんと第56回紅白歌合戦に出場しているのです!!

ライブの中でコントを取り入れたコミカルさが魅力的です。独自のギャグ性の詰まった歌詞、ライブでのトーク、メンバーの衣装など見ても聞いてもハッピーになれる。そんな他にはない魅力的なバンドです。

4.オールナイトニッポンでラジオ放送も担当

自身も幼少期ヘビーリスナーだったというオールナイトニッポンでラジオ放送を務めています。ラジオドラマ「石原軍団VSゆとり世代」や「ガチャトーク」、「週刊文春」並みの身近なスクープを話題に話す「あんたたちの文春砲!!」など人気コーナー多数です。

クドカン自身、たけしのオールナイトニッポンでトークの相方役だった高田文夫に憧れ、高田が司会を勤めていたTV番組『マル金ギャハハ倶楽部』の素人参加コーナーにも出演していたり、高田の母校である日本大学芸術学部放送学科に進学しています。

ラジオが今の彼を作るきっかけとなっておりラジオに対する思い入れは大きいでしょう。

5.映画『ゲゲゲの女房』では俳優も務めた

映画『ゲゲゲの女房』でゲゲゲの鬼太郎の作家として有名な水木しげる役を務めました。戦争で左腕を無くす、お見合いから5日後に結婚、どん底の貧困生活、妖怪漫画にかける思い。波乱に満ちた水木しげるの半生とそれを支えてくれる妻との愛を演じています。

連続テレビドラマ小説で向井理が水木しげるを演じ話題となりましたが、クドカン演じる水木しげるもドラマとは違った味があると話題になりました。

他にも『世界の中心で、愛をさけぶ』『踊る大捜査線』にも出演しています。

好きなことだけに熱中するタイプの夫水木しげるは男はマイペースな性格。妻、飯田布美枝は昭和36年に故郷鳥取で30歳を前に夫水木しげるとお見合いで出会い、5日後にスピード結婚、すぐさま上京するもののその当時、水木しげるは無名で原稿も売れず、待ち受けていた生活は極貧の苦しい状態。

こんなはずでは、、、と思いながらも、持ち前のバイタリティーで、茂を支えていく妻の強さを描く、時代に翻弄されながらも強く生きる二人の姿は圧巻です。

6.『あまちゃん』ヒットの裏に妻八反田リコの振り付けあり

大人気朝ドラ『あまちゃんは』官九郎が脚本を妻の八反田リコが振り付けを担当したそうです。八反田リコは他にも『ウォーターボーイズ』・『少年メリケンサック』などの振り付けで活躍しています。ちなみに妻八反田リコとは24歳のときに結婚、2005年には長女も誕生しています。

夫婦で1つの作品に携われるというのはとても羨ましいですね。お互いが刺激的なパートナーでインスピレーションを受けあうことで良い作品が生まれていくのでしょう。

7.劇団「大人計画」のメンバーとして舞台での活動

松尾スズキが主宰する「劇団大人計画」はメンバーが非常に個性的なことで有名です。

作品は、世間から偏見の目で見られがちなマイノリティーを題材にしながらも、コミカルな作風に仕上がっていることが特徴です。社会に対する風刺を的確に描いているところが魅力的です。誰もが心の奥底にある本音と建前、それによって生まれる人間同士の歪みを、個性派俳優たちが独自の世界観で描きます。

一見すると変わった名前の劇団名ですが、「大人計画」の名前の由来は、松尾スズキが子供時代にいい思い出がなく、「初めから大人でいいんじゃないか」ということでつけたそうです。

阿部サダヲとはパンクバンンド「グループ魂」でも活動しているので中の良さがうかがえますね。

8.宮藤官九郎が2019年の大河ドラマの脚本を担当することが決定!!

毎週日曜夜、約1年間に渡って放送される「大河ドラマ」歴代58本目となる作品の脚本を クドカンが担当することが決定しました。

1963年に放送の『花の生涯』(北条誠脚本)以来半世紀以上続いてきたNHKの長編ドラマですが、近代史を扱ったものは少なく、1984年から1986年にかけて放送された近代3部作『山河燃ゆ』 『春の波涛』 『いのち』以来実に33年ぶりとなっています。

彼が手がける新作の舞台は「東京」、テーマは「オリンピック」。1912年のオリンピック初参加となった「ストックホルムオリンピック」から、1964年の「東京オリンピック」開催までの激動の52年間を描きます。

関東大震災、東京大空襲など大きな困難を乗り越え復興を遂げた首都の姿をクドカンがどう表現するのかファンの注目が集まります。