大人気アプリ『ねこあつめ』とは?
「ねこあつめ」は2014年10月にリリースされ、累計1900万ダウンロードを突破したスマートフォン向けゲームアプリです。ゲーム内の家の庭先にご飯やおもちゃを置いておくという非常にシンプルな内容です。それにつられて集まった猫たちをただ眺めるだけの、まったりしたゲームです。
しかし、猫好きなら思わず笑みがこぼれてしまう「猫あるある」をふんだんに盛り込んだ内容と、その独特の癒し効果が話題を呼び大人気に。ついにはアメリカのニュース専門放送局「CNN」で取り上げられるほどの人気を博しました!
映画『ねこあつめの家』の気になるあらすじは?
『ねこあつめの家』の気になるあらすじですが、映画化とは言えゲームアプリが原作なので、ストーリーは完全にオリジナルとなってます。主人公は新人賞を受賞し、ベストセラーを産み出したものの、その後スランプに陥りもがき苦しむ若き小説家・佐久本勝。重圧から逃れるべく、のどかな土地の一軒家へ引っ越します。
そこで庭先に猫が訪れているのを見かけ、話しかけてみますが、プイとそっぽを向かれ、とうとう猫にまで相手されなくなったのか、と落ち込んでしまいます。しかし、ふと思い立ちエサを置いてみる事に。
翌朝なくなっている事に気付き、そこから猫に興味を抱き、エサなどを用意して訪れるのを待つ、つまり「ねこあつめ」をするようになっていきます。のどかな田舎での、猫との穏やかな時間の中、少しずつ佐久本の心境に変化が現れ始めます。
『ねこあつめの家』のキャストは?
伊藤淳史
主人公の佐久本を、『映画 ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞に輝いた伊藤淳史が演じます。
伊藤は、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の水田正平役や、『チーム・バチスタ』シリーズの主人公田口など、幅広い演技力に評価が高い実力派。真面目なジャンルからコメディ作品までこなします。ですがやはり、過去に演じた『電車男』の主人公もそうですが、本作のような優しく穏やかな男性像が彼の雰囲気にぴったりですね。
本作について、以下のようにコメントしています。
僕自身、現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました! 命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました。世代を問わず、あらゆる方に観て頂きたいと思っています。引用:natalie.mu
ヒロインを務めるのは忽那汐里
(C)2017 Hit-Point/「映画ねこあつめ」製作委員会
この作品で忽那汐里はヒロインで伊藤淳史演じる主人公の小説家を担当する編集者、十和田ミチルを演じています。
忽那本人もネコ好きということもあり以下のようにコメントしています。
この作品の主人公である作家の佐久本の人生の中で、様々な決断や変化とともに、ネコちゃんの魅力にたっぷり癒されながら見てもらえたらなと思います。この映画は決して大きなできごとが起こるようなストーリーの作品ではありませんが、人の心にそっと寄り添う、そんなお話です
『ねこあつめの家』の監督は?
今作はHit-Pointが原作・原案として『ねこあつめ』を開発しました。そして監督は蔵方政俊が担当します。映画『世界の中心で愛をさけぶ』(2004年)、『舞妓 Haaaan!!!』(2007年)などで助監督を務めた実績もある期待の監督です。2011年には『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で長編監督デビューしました。
『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
全編富士ロケで制作した蔵方監督の長編デビュー作です。定年近付く電車の運転士と妻の交流を描いたヒューマンドラマ。主演を三浦友和が、妻役を余貴美子が務めました。
地方にある鉄道を舞台にしたシリーズの第2作目として公開され、鉄道ファンからだけなく幅広い層からの人気を集めました。
映画『ねこあつめの家』の見どころ!
世の中は大変な猫ブームです。猫が癒しの存在であるとはよく聞かれることです。本作の魅力もまさにそこにあります。
蔵方監督は、以下のとおり、見どころを語っています。
小説を書く事に行き詰まってしまった主人公が猫を眺める物語です。ですので、大きな事件は起こりませんが、猫たちと過ごす何げない時間の中で、主人公の心の中には色々な変化が生まれます。その気持ちの移ろいを丁寧に描きました。 そして、シンプルで温かな映画になるよう、スタッフ*キャストと共に心を込めて作りました。 主人公と一緒に、ゆったりとした気分で猫たちを眺めて頂けますと幸いです。
この作品を監督することによって、すっかり猫の魅力に取り憑かれ癒された様子です。
なんと言っても主役は「シナモン」ら可愛い猫たち!
そしてこの映画のもうひとり(?)の主役は猫!こちらは梅酒のCM「うめほのり」に出演した大人気のシナモンです。佐々木動物プロダクションに所属する、スコティッシュ・ホールド8歳のオス。なんと以前、反響が大きかった「うめほのり」のCMについて公式に「倉科さんばかり見ないで私も見て!」とコメントを発表するなど、かなりの大物猫です。
そんなシナモン。『ねこあつめの家』でも私たちにきっと、伊藤淳史とのほんのりコンビで癒しを届けてくれる事でしょう。
映画『猫なんかよんでもこない。』に出演したりんごも出演します。他にも新人からベテランまで数多くの“ネコスター”が共演するとの情報です!
『猫なんかよんでもこない。』のりんごも出演
(C)2017 Hit-Point/「映画ねこあつめ」製作委員会
猫タレントのりんごは、メス9歳の黒猫、シナモンと同じプロダクション所属で『猫なんかよんでもこない。』では主人公のクロ役で主演とスターの貫禄十分、同じくシナモンも仲良く共演しています。
主演を張るだけに演技も得意?因みにこの「りんご」ちゃんは猫嫌いだそうです。
本作は2017年4月8日から公開します。