2017年7月6日更新

映画『こころに剣士を』のあらすじ・キャスト【実話を基にしたフェンシング映画】

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『こころに剣士を』

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映画『こころに剣士を』!実話に基づく感動の物語!

世の中には多くの戦争時代をテーマにした作品がありますが、今回ご紹介する映画『こころに剣士を』もそんな不穏な時代を描いた作品です。 第二次世界大戦後にスターリンによって支配されていたエストニアを舞台に、希望も望みもなかった子供たちがひとりのフェンシング・スターを通じて、明るい希望を取り戻していく姿を描いた感動作。 今回はそんな本作のあらすじ、キャストなどをまとめてご紹介します。

映画『こころに剣士を』のあらすじ

映画『こころに剣士を』は1950年代、ソ連に占領されていたエストニアのハーパサルで起きた実話を基にした作品です。 暗い情勢の下、多くの人々が希望も薄く困窮した生活をしている中、ひとりの元フェンシングのスター選手エンデルはその逆境に立ち向かって生きようとします。彼はソ連の秘密警察から身を隠し、小学校の教員となって生徒にフェンシングを教えることに。 エンデル自身はそれまで子供が得意な人物ではありませんでしたが、フェンシングを通じて子供たちと触れ合っていくことで、次第に心が変わってゆくのです。そして、ある時、レニングラードで開催されるフェンシングの大会に出たいという子供たちの申し出に戸惑います。 彼は秘密警察に見つからないように生きてきたため目立つ行動は控えてきたのです。しかし、かわいい教え子たちの願いをかなえてやりたいという強い想いにかられ大会への参加を決意するのでした。

映画『こころに剣士を』を彩るキャストたち

エンデル/マルト・アバンディ

元フェンシングのスター選手であり、今作の主人公でもあるエンデル役を演じるのは、物語の舞台であるエストニア出身の俳優マルト・アバンディです。 2002年にエストニアの独立戦争を描いた『バルト大攻防戦』で俳優デビューした彼は、エストニアで放送されているテレビドラマ『Nurjatud tüdrukud(原題)』や『Kättemaksukontor(原題)』など、テレビドラマを中心に活躍しています。

メガホンをとったのはフィンランド人監督のクラウス・ハロ

今作の監督を務めたのは、フィンランド人映画監督のクラウス・ハロです。 実に60回以上の映画賞を受賞してきたクラウスは、1993年に『Johannes 10-11 v.(原題)』で映画監督デビュー。その後も、フィンランドとスウェーデンを拠点に、映画『Elina(原題)』や『The New Man(原題)』を、また1970年代のフィンランドを舞台に盲目の牧師が様々な人とつむぐ物語を描いた『ヤコブの手紙』などを制作してきました。 現在は、2017年公開予定の『Suomen kuningas(原題)』を制作しています。

映画『こころに剣士を』は世界的に注目された作品!

映画『こころに剣士を』はフィンランド、エストニア、ドイツの合作であり、特にフィンランドでは高い評価を受けています。2016年はじめに行われた第73回ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞にノミネートされ、第88回アカデミー賞外国語映画賞のフィンランド代表作にも選出されました。

映画『こころに剣士を』の気になる日本公開はいつ?

今作は制作国のフィンランド、エストニア、ドイツはもちろん、アメリカなどでもすでに公開され、相次いで高い評価を受けてきています。そしていよいよ満を持して、2016年12月24日からは日本でも映画『こころに剣士を』の上映が始まります。 実は、今作は一度日本でも公開されていました。ただ、それは2015年11月に開催されていた「京都ヒストリカ国際映画祭」においての期間限定の公開であり、全国公開ではありませんでした。 しかし、今回の12月からの公開は全国ロードショーとして上映されます。是非ご鑑賞くださいね。