鬼才!フレンチシネマの注目株フランソワ・オゾン監督作品まとめ
どんなプロットでも常に人間の真実を根底に映画を撮り続けるフレンチシネマの鬼才フランソワ・オゾン。重いだけでは無く様々な手法でスクリーンに人々の目を釘付けにする作品を見て行きます。
思春期の複雑な心模様を描く

現実と虚実が入り混じる不思議な映画

鬼才若手監督と大女優の化学反応

静かで平穏なプロットの中の残酷

不思議なファンタジー正に天使

成功からドン底へ共感を呼ぶ生き様を描く

運命を受入れ死と向き合う姿が切ない

ありふれた愛をありふれない映像で魅せる

フランソワ・オゾンの最高傑作

フランス映画女優陣豪華共演
フランソワ・オゾン監督という要素も幾つかあったものの今まで見てきた物と系統が違うのと、歌い出すところ、女の争い、オチ、コミカルに描いてるところが面白かった。舞台チックなのも僕には新鮮で楽しめた。 ドッグヴィルのように演じる場所をこだわる映画は日常の些細だけれど大きなことを気付かせてくれるから好き。
リュディヴィーヌさんが良い演技!

人の死生観に迫る至高の1本
子供がつくれなかったり、普通の恋愛観にもってかないフランソワ・オゾン監督の理由は多分わかるから惹かれるのかもしれないと思った。

人間の本質をえぐりだす作品
最初は若くて美しい魅力的なフランツは魔性の男と呼ぶに相応しいが、レオポルドに操られるようになるとどんどんとただの哀れな青年へと成り下がって行くのが恐ろしい。 レオポルドのように「飽き性で真新しいものが好きでそれでいて周りを惹きつけてしまう人間」はごく稀に存在する。 そして彼らは無意識のうちに人を惹きつけ操り、捨てて行く。
キャッチコピーに「より多くを愛するものは、常に敗者となる」とあるのだけれどレオポルドに限らず、フランツもアナもより多くを愛してしまった者だと思う。 ヴェラだけが唯一の良識者のように思えた。 「もしもフランツのような人があんなにも愛情を注いでくれたらなんて嬉しいことだろう」と思ったけどあの四人の関係を見ていたら人間ってそう簡単に出来ていないんだなと改めて感じました。
やっぱり、フランソワ・オゾン監督は音楽と撮り方と人に魅せる力がこの時から凄くて、こんな切ない話なのに笑わせてるくるシーンがあるのが見ていて飽きない!
