2020年6月4日更新

兄弟・姉妹を描いたおすすめ映画【泣ける兄弟愛から壮絶な愛憎劇まで】

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映画を通じて兄弟・姉妹の関係性を考える

あなたには、兄弟・姉妹はいますか?ケンカをしても、仲が良くても、はたまたほとんど口を利かなくても、お互いにさまざまな影響を与え合うのが兄弟や姉妹というもの。 今回は、そんな兄弟・姉妹を描いた名作映画を紹介しましょう。身近な存在だからこそ衝突してしまう兄弟、心から信頼し助け合う姉妹など……。作品によってさまざまな関係性が見えてきます。

泣ける兄弟・姉妹愛を描いた映画

まずは、兄弟・姉妹の強い絆を描いた作品を紹介します。人生には病気や戦争など、自分の力だけではどうすることもできない困難に陥ることも。そんなときこそ、家族の存在が重要になるのではないでしょうか。 直接的に手を差し伸べるだけではなく、ときにはそっと見守ることや、相手の気持ちを尊重することなど、さまざまな愛情の形があります。お互いを思いやり助け合う、兄弟・姉妹の美しい姿に涙を誘われるでしょう。

『レインマン』(1988年)

自閉症の兄と弟の間に生まれる心の絆

兄のレイモンドをダスティ・ホフマン、弟のチャーリーをトム・クルーズが演じました。2人の熱演もあり、アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞の主要4部門を受賞。ほかにも多数の映画賞を獲得した名作です。 チャーリーは父親の死をきっかけに、生き別れになっていた兄・レイモンドの存在を知ります。久々に再開した兄は重い自閉症で、家具などの配置がいつも同じでなければダメだったり、数字にこだわったりといったさまざまな特性がありました。その予想のつかない行動に、チャーリーは振り回されるばかり。それでも一緒に過ごすうちに、2人の間には徐々に信頼が芽生えていきます。 最初はお金にしか興味がなかったチャーリーが、次第に兄弟愛に目覚めていく感動の物語です。

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『ギルバート・グレイプ』(1993年)

家族に尽くしてきた青年が人生を見つめなおす

若かりし頃のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが共演した作品です。当時19歳だったディカプリオは、本作の演技が高く評価され、アカデミー助演男優賞にノミネート。スター俳優になるきっかけの一つとなりました。 タイトルの『ギルバート・グレイプ』は、ジョニー・デップ演じる主人公の名前。彼を中心にその家族と、彼らを取り巻く人々の姿を描いたヒューマンドラマです。 父親が亡くなってから過食症になり、数年間家からほとんど出ていない母親と、知的障がい者の弟を持つギルバート。家族を献身的に支えながら、どこか閉塞感を抱えていました彼は、ある少女との出会いによって、改めて自分の生き方を見つめなおしていきます。

『シンプル・シモン』(2010年)

アスペルガー症候群の少年が出会った、新しい世界

『シンプル・シモン』は、2011年アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表になるなど、世界各国で話題を集めた作品。スウェーデン映画らしく、ポップでおしゃれなファッション、インテリアなども注目ポイントです。 アスペルガー症候群のシモンは、人の気持ちがわからなかったり、気に入らないことがあるとかんしゃくを起こしてしまったりと、コミュニケーションが苦手で、理解者は兄のサムだけ。しかし、いつも優しく弟の世話をするサムは、彼のせいで恋人に振られてしまいました。兄のために新しい恋人を探し出そうと、シモンは外の世界に飛び出し奮闘します。

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『マイ・ブラザー』(2003年)

正反対の兄弟は対立を乗り越えて絆を強める

日本で韓国ドラマや映画の人気が高まり「韓流ブーム」と言われていた時期に、そのブームを牽引したスターの一人、ウォンビンが主演を務めています。 成績優秀でおとなしい兄のソンヒョン(シン・ハギュン)と、けんかが強い弟のジョンヒョン(ウォンビン)。2人は年子の兄弟。母親は生まれつき健康上の問題があった兄の方に手をかけ、ジョンヒョンは「自分は愛されていない」と感じながら育ちました。 そんな彼らは成長し、恋愛や家族の問題に直面。正反対の性格を持つ2人が、それぞれのやり方で人生に向き合っていきます。どちらに共感するかは、見る人によって変わるかもしれません。

『火垂るの墓』(1988年)

涙なしでは見られない、兄妹の過酷な運命

スタジオジブリ製作のアニメーションで、監督は高畑勲が務めました。原作は、作家・野坂昭如が自身の戦争体験をもとに書いた同名小説。戦争の悲惨さを伝える作品で、終戦記念日の前後などにテレビで放映されることもあります。 舞台は、終戦前の神戸。清太と節子の兄妹は、空襲で母親を亡くした上に家も焼けてしまい、親戚の家に身を寄せることになりました。しかしその家族と折り合いが悪くなってしまい、清太は節子と2人だけで生きていこうと決意します。 食べる物がなく、守ってくれる大人もいない過酷な環境の中で、必死に節子を守ろうとする清太の姿は、非常に切ないものがあります。

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『アナと雪の女王』(2013年)

主題歌も人気!大ヒットのディズニーアニメ

世界中で大ヒットを記録したディズニーアニメーションです。第86回アカデミー賞では長編アニメーション賞、主題歌賞を受賞。日本語版では松たか子や神田沙也加が吹き替えを担当し、主題歌「Let it Go ありのままで」も、社会現象といえるほどのブームを巻き起こしました。 アンデルセンの童話「雪の女王」を下敷きとしたファンタジー。主役はアレンデール王国の王女、エルサとアナです。姉のエルサは雪や氷を発生させる魔法の力を持っており、その力で人を傷つけてしまうことを恐れていました。力をコントロールできず、お城の一室に閉じこもって暮らしていた彼女でしたが、両親が亡くなり女王の座につくことに。 エルサの悪い予感は的中し、戴冠式で彼女の力が暴走してしまいます。妹のアナは、責任を感じて姿を消したエルサを探す旅に出たのでした。 お互いを思いながらもすれ違ってしまうエルサとアナ。2人の絆が王国を救うカギとなります。

『私の中のあなた』(2009年)

白血病の姉のために生まれた妹

白血病の姉・ケイトのドナーとなるため、遺伝子操作をしたうえで生まれてきたアナ。生まれてからずっと、輸血や骨髄移植など、姉の命をつなぐために体の一部を提供し続けてきました。11歳のとき腎臓の提供を求められますが、彼女はそれを拒否。ついには弁護士を雇って「これ以上、姉のために犠牲になりたくない」と、母親を相手に訴訟を起こします。 しかし実はこの裁判の裏には、娘たちの真摯な願いが隠されていました。 生きること、死ぬことをシビアに見つめた本作。重い病と闘い、悩み苦しむ家族の姿から、命の問題や人間の尊厳など、さまざまなことを考えさせられます。 アナ役は『リトル・ミス・サンシャイン』などで、幼い頃から活躍するアビゲイル・ブレスリン。キャメロン・ディアスの母親役も印象的です。ラブ・コメディーなどで明るくハッピーなヒロインを演じることも多かった彼女が、家族を必死で守ろうとする強い母親を熱演しました。

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『海街diary』(2015年)

鎌倉の古い家で生きる、四人姉妹のささやかな日常

吉田秋生による人気漫画が原作、日本を代表する映画監督・是枝裕和がメガホンを取った話題作です。キャストも非常に豪華で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずがメインの四姉妹を演じました。 鎌倉に住む香田家の三姉妹は、父が亡くなったことをきっかけに、離れて暮らしていた異母妹のすずを家族として迎え入れます。父の不倫や再婚といった複雑な家庭事情を抱えてきた姉妹たちが、それぞれの恋や人生に向き合う日々を描いた、一年間の物語です。 個性豊かな四姉妹はときにはぶつかりもしますが、みんなで囲む食卓はいつも明るくにぎやか。春には桜、夏には花火など、四季折々の鎌倉の風景も物語を美しく彩ります。

『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014年)

不器用な姉弟の恋の行方

両親を早くに亡くして以来、1つ屋根の下で支え合って暮らしてきた姉と弟の物語です。片桐はいりと向井理が姉弟を演じました。姉のより子は40歳、弟の進は33歳とそれなりに‟いい年”の2人ですが、ともに恋愛には不器用。ある出来事をきっかけに、彼らの恋が動き出します。 原作は、西田征史による同名の小説。2013年には西田の脚本・演出により舞台版が上演されました。映画版も西田が監督し、主演の2人も舞台から続投し、チームとして息もぴったり。お互いを思いやりつつ、ベタベタするわけでもない、姉弟の独特なムードを作り上げています。

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兄弟・姉妹の複雑な関係【愛憎入り交じる壮絶なきょうだいゲンカも】

兄弟や姉妹は、困ったときに助け合える頼もしい味方になりますが、場合によっては人生の足枷となったり、最大のライバルになったりすることもあります。 ここでは、ときに嫉妬や憎しみといった負の感情がまざる、複雑な兄弟・姉妹の関係を描いた作品を紹介していきましょう。素直になれず反発してしまう、愛するからこそ虐げてしまうなど、一筋縄ではいかないストーリーが展開されます。

『ヴァージン・スーサイズ』(1999年)

美しくミステリアスな五人姉妹の謎

名匠フランシス・コッポラ監督の娘であり、『ロスト・イン・トランスレーション』で、アカデミー脚本賞を受賞したソフィア・コッポラの監督デビュー作です。ガーリーな世界観や瑞々しいタッチは女性監督ならでは。 1970年代、アメリカの郊外とある街が舞台です。リスボン家は13歳のセシリア、14歳のラックス、15歳のボニー、16歳のメアリー、17歳のテレーズの五人姉妹。しかしあるとき、末娘のセシリアが突然の自殺。それをきっかけに、近所の少年たちは美しく謎めいた姉妹たちに強い興味を抱くようになりました。 彼らの目線を通して、複雑で危うい、思春期の少女たちの心の揺れが繊細に描き出されます。

『イン・ハー・シューズ』(2005年)

姉妹がぶつかり合いながら、コンプレックスを乗り越える

同名のベストセラー小説を映画化。トニ・コレットとキャメロン・ディアスが姉妹を演じました。 キャメロン演じるマギーは美人で明るく、男性にモテますが、仕事をクビになってばかりで不安定な生活を送っています。一方、姉のローズはしっかり者で、弁護士としてバリバリ仕事をこなしていますが、恋愛はうまくいきません。対照的な性格もあり喧嘩がたえない2人は、ふとしたことをきっかけに人生の転機を迎え……。 マギーとローズは、お互いにない魅力や才能を持っているため、ときに相手を羨み、嫉妬してしまいます。それぞれが自分を見つめなおし、コンプレックスを乗り越えることで、2人の関係がどう変化していくかが見どころです。

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『岬の兄妹』(2018年)

貧困にあえぐ兄妹の壮絶なドラマ

ポン・ジュノや山下敦弘のもとで助監督を務めた、片山慎三監督の長編デビュー作。貧困や障がい、性、暴力といった現代の問題に鋭く切り込んでいます。 足が不自由な良夫と、自閉症の妹・真理子は2人きりでひっそりと暮らしていました。もともとギリギリの生活を送っていた2人ですが、良夫が仕事をクビになったことで家賃や光熱費も払えないほど困窮。やがて良夫は、真理子に売春をさせて生活費を稼ぐようになります。 妹に体を売らせることに罪悪感を持ちながらも、生きていくためにと罪を重ね、深みにはまっていく兄。社会の暗い部分、汚れた部分を突きつける、衝撃的な作品です。

『ゆれる』(2006年)

兄弟の関係を一変させた事件の真実とは

『ディア・ドクター』や『永い言い訳』の西川美和の監督第2作。オダギリジョーと香川照之が兄弟を演じ、話題を集めました。ほかにも伊武雅刀や真木よう子など豪華キャストが結集。カンヌ映画祭に出品され、日本国内でも数々の映画賞を受賞するなど評価の高い作品です。 母の一周忌のために帰郷した猛は、兄の稔(、幼なじみの智恵子とともに、近くの渓谷を訪れました。小さい頃によく行っていた懐かしい場所で、彼らは楽しいひと時を過ごします。しかし、猛が一人で離れた場所にいる間に、智恵子が吊り橋から落下して死亡。そばにいた稔は容疑者として逮捕されてしまいました。 事故なのか、殺人なのか。裁判が進む中で、猛は今まで知らなかった兄の一面を知り、心を揺さぶられていきます。

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『マイティ・ソー』(2011年)

兄に複雑な感情を持つ弟

マーベルコミックの“雷神”ヒーロー、マイティ・ソー。彼が対峙するヴィランといえば、弟のロキです。 ソーは、神々が暮らすアスガルドの第一王子。しかし、なんでも力で解決しようとする性格を父王のオーディンに咎められ、人間界に堕とされてしまいました。ソーの不在を知ったロキは、力を使い果たし回復の眠りについたオーディンに変わって王位に就き、ソーを抹殺しようと企みます。 実はロキの本当の父親は、アスガルドと敵対関係にある国ヨトゥンヘイムの支配者ラウウェイ。彼は幼い頃に捨てられ、オーディンがソーの弟として育てたのです。 ソーに対して、尊敬と嫉妬の入り混じった複雑な感情を持つロキ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、変化していく2人の関係も見どころの1つとなっています。

『ボス・ベイビー』(2017年)

突然現れた変な弟!

今まで両親の愛情を独り占めしてきた1人っ子が、ある日突然やってきた弟にその座を奪われたら、嫉妬心にかられて弟をいじめてしまうかもしれません。 本作の主人公ティモシーも、突然弟としてやってきた赤ちゃんに面食らいます。しかも彼はスーツを着て、両親の見ていないところではおっさんのように振る舞う赤ちゃんでした。 ティモシーは“ボス”と名乗る弟を追い出そうと奮闘しますが、普通の赤ちゃんではないボス・ベイビーにはやり返されてばかり。そんな2人の姿も、両親からするとただの兄弟ゲンカにしか見えず、当然お叱りを受けるのはお兄ちゃんのティモシーです。 2人の関係はいったいどうなっていくのか、そしてボス・ベイビーはいったい何者なのか、ハチャメチャで楽しい展開が待ち受けています。

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『ウォーリアー』(2011年)

複雑な家庭で育った格闘家同士のガチ兄弟ゲンカ

トム・ハーディー演じるトミーは、訳あって所属していた海兵隊を除隊し帰郷。幼いころ格闘技トレーナーだった父パディに鍛えられていた彼は、ある理由から大金を工面する必要があり、「スパルタ」いう新しい総合格闘技大会に参加しようとしていました。 一方、ジョエル・エドガートン演じるトミーの兄ブレンダンは、難病を抱える息子の医療費をまかなうため、やはり「スパルタ」参加を決意します。 ブレンダンは、父の関心を一身に受けていた弟トミーを恨んでいました。トミーの方は、幼いころアル中の父から逃れるために母と家を出ましたが、その時母ではなく恋人との暮らしを選んだ兄を許せずにいたのです。 お互いに怨恨を抱えたままトミーとブレンダンは大会に出場。それぞれ対戦を勝ち抜き、ついには兄弟対決へ。まさにガチな兄弟ゲンカの行方はどうなるのでしょうか。

『犬猿』(2018年)

見た目も性格も正反対な兄弟&姉妹間の確執!

本作にはふた組の兄弟と姉妹が登場します。兄弟を新井浩文と窪田正孝、姉妹をお笑いコンビのニッチェの江上啓子と筧美和子が演じるという、見た目が全く違う者同士のキャスティングも話題になりました。 和成は真面目な印刷会社のサラリーマン。性格が凶暴でトラブルばかり起こす兄の卓司を疎ましく思っています。一方の百利亜と真子は、家業の印刷工場で共に働く姉妹です。会社を切り盛りする賢い姉の百利亜に対して、妹の真子は仕事の要領が悪く、決して賢くはないものの、美人でモテる女性でした。 そんな仲の悪い兄弟・姉妹4人の運命は、百利亜が和成のことを好きになったことをきっかけに交錯します。ついには、お互いに抱いてきた不満が爆発したそれぞれのきょうだい。しかし、そこである事件が起きます。 普段から対立している相手の危機に、彼らはどんな行動をとるのでしょうか。

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『何がジェーンに起こったか?』(1962年)

姉妹だからこそ生まれる憎しみ

子役スターとして活躍していたジェーンには、ブランチという姉がいました。ジェーンがちやほやされるなか、姉は誰にも省みられることのない日陰の存在。しかし、大人になってから2人の立場は逆転、落ちぶれていくジェーンに代わって、ブランチが実力派女優として頭角を現します。 当然、姉妹の間には確執が生まれました。しかしあるとき、ブランチは交通事故で下半身不随になってしまいます。ジェーンが姉を轢き殺そうとしたと報道され、世間から身を隠して2人暮らしを始めた姉妹。ジェーンは姉の面倒を見ていましたが、彼女に対する恨みは消えず執拗な嫌がらせを行うようになり……。 実際にとても仲が悪かったという2人の大女優、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードが姉妹を演じた本作。嫉妬と憎しみに支配された姉妹の行く末に注目です。

近いからこそ憎らしく、愛おしい。映画なら兄弟姉妹の関係を客観的にみられるかも?

兄弟や姉妹の関係に注目しながら、さまざまなジャンルの作品を紹介しました。美しい兄弟愛を感じられる作品もあれば、兄弟・姉妹が主人公を苦しめたり、縛り付けたりするものとして描かれる作品もあります。 良くも悪くも主人公に影響を与え、物語を大きく動かす兄弟・姉妹の存在。観る人の兄弟構成や家庭環境によって、作品の感想も大きく違ってくるでしょう。ぜひ彼らの関係性、そしてその変化に注目しながら鑑賞してみてください。