2020年3月25日更新

家族を描いたおすすめ映画6選【こんな家族の一員になりたい!ベストファミリーも紹介】

『万引き家族』
​(C) 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

身近で誰しもが共感できるテーマとして、家族を描いた作品は数多く存在しています。本記事ではその中でも選りすぐりの感動作に加え、ciatr編集部が推薦する「自分が家族の一員になりたいと思う家族」が登場する映画を紹介しましょう。

目次

家族って何だろう?大切さを思い出すための名作映画6選

普段当たり前に感じているものは、つい大切さを忘れてしまいがちで、もしかしたら気付いていない人もいるかもしれません。 この記事では家族をテーマにした映画を紹介します。感動作が揃っているため、自分の家族に目を向けるきっかけになるのではないでしょうか。受賞実績などを参考に、ciatr独自に評価の高い名作を選出しました。 さらにciatr編集部が本当に家族の一員になりたいと思ったファミリー映画もお届け! まずは感涙必至の名作映画から。

『万引き家族』(2018年)

万引きを繰り返す歪な家族

カンヌ国際映画祭で日本映画としては21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和の監督作品。 東京の下町では家主の初枝の元に、息子夫婦と孫、そして嫁の妹が身を寄せ合い、貧しい中で暮らしていました。年金と夫婦の収入では生活費が足りないため、息子の治は幼い祥太を連れて万引きを行う日々を過ごしていました。 底辺の暮らしながらも笑顔が絶えなかった柴田一家。冬の日、屋外で寒そうに震えていた少女を治が連れ帰り、娘として育てることに。家族として仲を深めていくも、ある出来事をきっかけに家族それぞれの秘密が明らかになるのでした。 秘密を抱えた歪な家族を題材にした本作。家族とは何か、親子とは何かを問いかけており、人と人の繋がりを描いたヒューマンドラマとして、高い評価を得ています。 当初、本作には『声に出して呼んで』というタイトルがつけられていました。映画を観れば、何と呼んで欲しかったのかがわかります。

『そして父になる』(2013年)

家族とは血の繋がりなのか?

第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作は、是枝裕和が監督を務めました。福山雅治が初めて父親に挑戦した作品でもあります。 大手建設会社に勤務する野々宮良多(ののみや りょうた)は、妻と6歳になる息子と共に誰もが羨む生活を送っていました。しかしある日、出産後に子供の取り違えが起きていたことがわかり、息子とは血が繋がっていなかったことが判明します。妻や相手の夫婦は子供と離れることに悩むも、良多は子供の交換を提案するのでした。 本作では取り違えによって悩み苦しむことになる父親の姿が描かれており、一体何を持って「家族」とするのかが問われます。

『東京家族』(2013年)

田舎の両親と都会に住む子供たちのすれ違い

「男はつらいよ」シリーズなどで知られる山田洋次の映画監督生活50周年記念作品。小津安二郎の「東京物語」をモチーフにして製作され、日本アカデミー賞では作品賞を初めとする多くの賞を受賞しました。 2012年5月、瀬戸内海の小島で暮らす平山周造・とみこ夫婦が自身の子供たちが暮らす東京を訪れます。 両親にいい思い出を作ってもらいたいと、世話を焼く子供たちとその家族。しかし島でのんびり暮らしてきた2人とはあまりに生活リズムや求めているものが違い、少しずつ家族の間に気持ちのズレが生じてしまいます。 その後、次男の家から帰宅したとみこが突然倒れてしまい――。 半世紀の間、その時代時代の家族と向き合ってきた山田が現代(いま)の家族を描いた、共感と涙が止まらない感動作です。

『はじまりへの旅』(2017年)

独自の教育方針を貫く父とこどもたちの珍道中

森で暮らす一家が旅に出たことで起こる騒動を描いたロードムービー。父親のベン・キャッシュと6人の子供たちは、アメリカ北西部の森の中でサバイバル生活を送っていました。厳格な父の指導によって、アスリート並みの身体能力を持つ上に、6か国語を操ることができ、さらに哲学書を読みふける子供たち。 入院中の母が死んだことで、一家は葬儀に出席するため2400キロ離れたニューメキシコを目指すことに。現代社会から切り離されていたために世間知らずな子供たちは、知らないことだらけな世界に戸惑いを見せるのでした。 子供たちが教育方針に疑問を持ち始め、ベンも自身の父親としての在り方を考え直すこととなります。ベンと子供たちの決断と家族の絆の行方からは、目が離せなくなること間違いなしです。

『みんな元気』(2009年)

子供たちが父親に隠していたこととは

本作は1990年に公開されたイタリアの同名映画のリメイク作品です。主演は名優ロバート・デ・ニーロ。 妻に先立たれたフランクは、毎年感謝祭の時期に家族で集まることを楽しみにしていました。しかし今年は子供たちが誰も帰って来ないと知り、ショックを受けます。そこで自分が子供たちの元へ向かおうと決心するのですが――。 父親に隠していた子供たちの秘密や互いの思いが描かれており、家族の大切さを再確認できる一作です。

『ルーム』(2016年)

世界は部屋の中だけだと思っていたのに

本作は母親を演じるブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、多くの映画賞にノミネートされました。実話を基にしたエマ・ドナヒューの小説『部屋』を原作としています。 7年前から鍵をかけられた部屋に監禁されているジョイ。5年前に生まれたジャックは部屋から出たことがありません。ジョイは息子に世界の広さを教えるため、そして自由を得るために部屋から脱出。その後外の世界に適応しようとする2人は、様々な困難に直面するのでした。 社会を知らずに育った息子とその母は、あまりにも広い世界で幸せを見つけることはできるのでしょうか。

こんな家族の一員になりたい!素敵な家族が登場する映画4選

ここまではどんな困難も乗り越えようとする、家族の絆が描かれている名作を紹介しました。 次にお届けするのは、どれも映画を愛するciatrおすすめの作品です。どの家族も個性的で憧れてしまうものばかり。映画を観終わった後で、ciatr編集部のメンバーが実際に家族に加わりたいと思った作品を選出しています。

『となりのトトロ』(1988年)

草壁家

となりのトトロ
©Walt Disney Pictures

まずはスタジオジブリの名作アニメ『となりのトトロ』から、サツキやメイたちの草壁家です。サツキは聞き分けが良すぎると言われるほど、両親のことを大切に思っているお姉ちゃん。妹のメイもわがまま盛りながら、すぐサツキについて行ってしまう大のお姉ちゃんっ子でもあります。 お父さんもサツキとメイが話すトトロのことを疑うことなく信じる優しい心の持ち主。お母さんも子供たちのことを第一に考えており、家族それぞれが互いを思い合っていることがわかりますね。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(2001年)

野原一家

埼玉県春日部市に住む野原一家も、日本中から愛される名物一家と言えるでしょう。 本作ではひろしとみさえは、オトナ帝国を作ろうと企む「イエスタディ・ワンスモア」が開発した昭和の匂いによって心が幼少期に戻り、一度は子供たちを置いて行ってしまいました。 しかし野原家だけは、絆を頼りに今の家族を守るために立ち上がります。普段は喧嘩してばかりですが、かけがえのない家族だということが再確認できました。

『ギフテッド』(2017年)

メアリー&フランク&フレッド

タイトルの「ギフテッド」とは、先天的に高度な知能を持って生まれた人のこと。本作では、ギフテッドの少女とその叔父との交流が描かれています。 生まれてまもなく母を失ったメアリーは、叔父のフランクと片目の猫フレッド共に、ささやかながらも幸せな日々を過ごしていました。ある日メアリーが優れた数学的な才能を持っていることが発覚しますが、姉との約束を守ろうとするフレッドは、そのまま普通の学校へ通わせることを選びます。 しかしフランクの母イヴリンは、孫に最高の教育を与えるべきだと主張し、2人を引きはがそうとするのでした。 「一番大切なのは、愛する才能」というキャッチコピーの通り、愛する者を守ろうとする姿には思わず憧れを抱いてしまいます。

『インクレディブル・ファミリー』(2018年)

パー家

2014年に公開されたピクサー映画『Mr.インクレディブル』の続編。パー家は家族全員が何らかの超能力を持っており、人々を守るために悪と戦います。 本作では母のヘレンが任務に向かい、子供たちの面倒をみることになったボブは失敗続き。しかし謎の敵スクリーンスレイヴァーによってヘレンに危機が迫っていると知り、“一家団結”して悪に立ち向かいます。 自分もこの家族の一員で、何らかの超能力に目覚めたらと考えずにはいられませんね。

映画を観たら家族に会いたくなる?個性豊かなファミリーが勢ぞろい

この記事ではいろいろなファミリーを紹介しましたが、血が繋がっていなかったり特殊な環境だったりと様々でした。その中で悩みや葛藤に直面しながらも、ひとつでいようとする姿には胸を打たれます。 映画では現実離れした出来事も多く描かれますが、その中で家族を思う気持ちは観客の我々とも同じなのではないでしょうか。 家族と真っ直ぐに向き合う映画を観ると、自分の家族のことを思い出すはず。映画鑑賞を家族とのコミュニケーションのきっかけにしてみませんか?