2020年5月16日更新

掃除のモチベーションを上げてくれる映画8選【片付け嫌いな人の救世主!】

このページにはプロモーションが含まれています
コクリコ坂から
©DISNEY/zetaimage

AD

おうち時間に断捨離!掃除のモチベーションが上がるおすすめ映画を紹介

忙しい日々の中で、少しまとまった時間があれば家で何をしますか?そんな時はぜひ、気持ちも環境もスッキリする掃除と断捨離を!日々暮らす家や思い出の詰まった部屋などをキレイにすれば、心機一転する良い機会にもなります。 そこでこの記事では、掃除のシーンが印象的な映画を紹介したいと思います。様々な場面で登場する掃除シーンを見れば、掃除へのモチベーションも上がること間違いなし。この作品に掃除シーンが?という意外な出会いもあるかもしれません。

『メリー・ポピンズ』(1964年)

魔法でお掃除!?不思議な家庭教師メリー・ポピンズの片付け術

メリー・ポピンズ
©︎Walt Disney Pictures/Photofest/zetaimage

ジュリー・アンドリュース主演のディズニー作品で、イギリス児童文学「メアリー・ポピンズ」を原作としたミュージカル映画。実写とアニメーションを合成する手法でファンタジックな世界を描き、「チム・チム・チェリー」など数々の名曲も生み出しました。 1910年の大恐慌時代のロンドンを舞台に、銀行家のバンクス一家のもとに風に乗ってやってくる不思議なナニー(乳母・教育係)のメリー・ポピンズの活躍を描いています。2018年には54年ぶりの続編『メリー・ポピンズ リターンズ』も実写とアニメの合成で製作されました。 バンクス家の姉弟ジェーンとマイケルの散らかした部屋をメリーが魔法でササっと片付ける様子は、真似できなくても憧れてしまいます。メリーの親友バートが「チム・チム・チェリー」を歌いながら煙突掃除するシーンも、真っ黒になるキツイ仕事でも歌って踊って楽しくこなす姿が印象的です。

AD

『バグダッド・カフェ』(1989年)

砂漠のモーテルを大掃除!「バグダッド・カフェ」での心温まる交流を描く

バグダッド・カフェ
©︎Metro-Goldwyn-Mayer/Photofest/zetaimage

ラスベガス近くのモハーヴェ砂漠にあるモーテル「バグダッド・カフェ」に集う人々と、そこに流れ着いたドイツ人女性ヤスミンの交流を描いた西ドイツ映画。当時のミニシアターブームを牽引し、ジェヴェッタ・スティールが歌う主題歌「コーリング・ユー」もヒットしました。 ドイツの田舎町ローゼンハイムから旅行に来ていたヤスミンは、夫とケンカ別れして一人さまよい、「バグダッド・カフェ」にやっとたどり着きます。そこは変わり者ばかりが集う寂れたモーテルで、カフェとガソリンスタンドも兼ねていました。 偏屈な女主人ブレンダの留守中に、ヤスミンはモーテルの大掃除をして彼女の怒りを買いますが、それをきっかけにモーテルにも新しい風が。DVDジャケットにもある、長いブラシで給水タンクを掃除しているヤスミンの姿が象徴的です。心機一転しようとするヤスミンの心情にも合致したスッキリする掃除シーンですね。

『365日のシンプルライフ』(2014年)

究極の断捨離術!持ち物すべてをリセットした青年の大胆な実験生活

失恋をきっかけに、自分の持ち物を全部リセットするという実験生活にチャレンジした青年の365日を追ったフィンランドのドキュメンタリー映画。監督・脚本・主演を被験者のペトリ・ルーッカイネンが務めています。 ヘルシンキに住む26歳の青年ペトリ・ルーッカイネンは、失恋したことをきっかけにモノに囲まれた生活を見直すことを決意。すべての持ち物を倉庫に預け、一日に1個だけ倉庫から持ち帰り、何も買わない生活を1年間続けるというルールを設けます。 初日は全裸で、深夜に雪の中を駆け抜けて倉庫へコートを取りに行くシーンに仰天!しかしこの徹底した究極の断捨離術には、自分の人生に本当に必要なものは何かを見つめ直すという大切なメッセージが詰まっています。

AD

『魔女の宅急便』(1989年)

魔女キキの新居はパン屋の屋根裏部屋!1人立ちの第1歩はお掃除から

『魔女の宅急便』
©Buena Vista Home Ent./Photofest

角野栄子の同名児童書を原作に、宮崎駿監督が少女の成長を描いたスタジオジブリによるアニメーション映画。荒井由実の楽曲「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」が主題歌に選ばれ、作品を優しく彩りました。 魔女の血を受け継ぐ13歳のキキは、古くからのしきたりに従って修行の旅に出ます。条件は魔女のいない町に定住すること。キキが選んだのは明るい港町で、パン屋の屋根裏部屋を間借りして、配達屋「魔女の宅急便」を始めることに決めます。 キキが新居となるパン屋の屋根裏部屋の掃除をするシーンからは、新しい生活への不安を一掃しようとする心境と期待感がうかがえます。森の絵描きウルスラの部屋の床をブラシで磨く姿や、ボーイフレンドのトンボを救うためにデッキブラシで空を飛ぶシーンも印象的でした。

『SING/シング』(2017年)

崩壊した劇場を再建するために裸一貫で出直す!コアラのカーウォッシュがキュート

シング SING
©︎Universal Pictures/Photofest/zetaimage

動物だけが暮らす世界を舞台にショービジネスをテーマにした、イルミネーション・スタジオによる大ヒット3DCGアニメ映画。リース・ウィザースプーンやスカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートンといった豪華な声優キャストが、劇中で新旧のヒット曲を披露しています。 コアラのバスター・ムーンが支配人を務める劇場はヒット作が出ず、経営の危機に瀕していました。そんな中、バスターは劇場の再起をかけて歌のオーディションを開催することを思い付きます。 ある事件で劇場が大崩壊し、すべてを失ったバスターは一時親友エディの家に引きこもりますが、彼を劇場主にするため父が身を粉にして働いた洗車屋で一から出直します。競泳用水着に着替えて車を全身で洗うバスターがキュート!モフモフの体で拭き上げアシストするエディの男気も素敵です。

AD

『マッチスティック・メン』(2003年)

ニコラス・ケイジが一日中掃除する潔癖症の詐欺師ロイを演じる

マッチスティック
©︎Warner Bros./Photofest/zetaimage

リドリー・スコット監督、ニコラス・ケイジ主演のコンゲーム・コメディ。ニコラス・ケイジが重度の潔癖症の詐欺師ロイ、サム・ロックウェルがその相棒フランクを演じています。 重度の潔癖性に悩み、相棒フランクの紹介で精神科医に通い始めた詐欺師のロイ。別れた妻との関係に原因があると言われ、娘アンジェラ(アリソン・ローマン)に会うことを勧められますが、生まれて初めて会う娘に戸惑います。 鮮やかなどんでん返しが待っている本作では、ロイが潔癖症であることが大きなポイント。外出を嫌い、一日中家の中を掃除しているニコラス・ケイジの姿は珍しくも面白いのですが、あまりに必死でなんだかこちらも影響されて、普段していないところを掃除したくなってしまいます。

『魔法にかけられて』(2008年)

魔法の国から来たプリンセスがニューヨークのマンションを大掃除!?

魔法にかけられて
© Walt Disney Pictures/zetaimage

エイミー・アダムスがディズニープリンセスを演じたファンタジック・コメディ。異世界のプリンセスが現実世界に迷い込む姿をアニメと実写に分けて表現し、ディズニーのセルフ・パロディも満載で描いています。 おとぎの国アンダレーシアで暮らすジゼル姫は、エドワード王子との結婚を控えていました。しかし王子の継母で悪の魔女ナリッサによって、“永遠の幸せなど存在しない”現実世界のニューヨークに追放されてしまいます。 ニューヨークの街に困惑するジゼルが出会ったのは、超現実主義者の弁護士ロバート。彼のアパートをキレイにしようと、ディズニープリンセスらしく歌いながら掃除を始めますが、手伝いに出てきたのは可愛い小動物ではなく、ニューヨークに住むハエやゴキブリ、ドブねずみたち!ジゼルの適応力がすごい本作ならではの名シーンです。

AD

『コクリコ坂から』(2011年)

歴史ある建物「カルチェラタン」を守れ!学生たちが大掃除を決行

コクリコ坂から
©DISNEY/zetaimage

1963年の港町・横浜を舞台に、コクリコ荘に住む高校生・海と新聞部の先輩・俊の初恋を描いたスタジオジブリ作品。宮崎駿が企画・脚本、宮崎吾朗が監督を務めました。海の声を長澤まさみ、俊を岡田准一が担当しています。 海が見える高台のコクリコ荘で炊事をしながら高校に通う海は、亡き父に向けて毎朝必ず信号旗を揚げます。高校には文化部の部室が集まる明治時代の建物「カルチェラタン」があり、その取り壊しに反対する学生たちの運動が盛んに行われていました。運動の最中、海は新聞部の俊と出会い、惹かれ合いますが……。 カルチェラタンは文化部男子の巣窟で埃っぽく雑多で汚い有様。海の提案で女子生徒たちによるカルチェラタン大掃除が始まります。これがまた実にサッパリする断捨離ぶり!補修して塗り替えられた建物を見て、取り壊し賛成派や理事長の心にも変化が。海の機転と生徒たちの努力が、伝統ある建物を守ったのです。

心もスッキリする!掃除と断捨離のススメ

ずっと外に出ず、埃っぽい家の中にいると、なんだか気分も落ち込んでしまいます。そんな時は、ここで紹介してきた作品で描かれているような大掃除をしてみるのも悪くないのでは?掃除をすると、なぜか心までスッキリします。 あるいは『365日のシンプルライフ』の主人公のように思い切った断捨離をしてみれば、気持ちが一新されて新しいことが始められるかも。日々の暮らしに中でも少しずつ掃除のモチベーションを上げて、いつでも心新たに居られると良いですね!