2017年7月6日更新

映画『夜明け告げるルーのうた』あらすじ・キャスト【湯浅政明監督オリジナル作品】

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湯浅政明監督のオリジナルアニメ映画『夜明け告げるルーのうた』

湯浅政明監督初のオリジナル長編アニメ映画『夜明け告げるルーのうた』が、2017年5月19日に公開されました。 内容は中学生の少年と人魚の少女・ルーの交流を描いた物語となっています。無邪気で可愛いルーの声を務めるのは人気子役の谷花音。12歳(当時)になり、より演技の幅を広げている“花音ちゃん”がルーをどのように演じるのか、公開前から注目が集まりました。

映画『夜明け告げるルーのうた』のあらすじ

『夜明け告げるルーのうた』
(c)2017ルー製作委員会

物語の主人公であるカイはさびれた漁港の町・日無町に住む中学生。両親の離婚をきっかけに地元の東京を離れてこの町に引っ越してきました。離婚してしまった両親に対して釈然としない気持ちを抱きながら鬱々と学生生活を送るカイの唯一の楽しみは自作の曲をネットで発表することだけでした。 そんなある日、同級生の国夫と遊歩に一緒にバンドをやろうと誘われます。気の進まないカイですが、とりあえず練習を見に人魚島を訪れ、そこで人魚の少女・ルーと出会うのです。無邪気なルーと交流するうちにカイも心を開き、自分の気持ちを口に出すことができるようになっていきます。 しかし、人魚はカイたちが住む日無町では災いをもたらす存在として言い伝えられていました。そして町には危機が訪れ……!カイはルーを、そして町を守ることができるのでしょうか?

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映画『夜明け告げるルーのうた』のキャスト

ルー/cv.谷花音

人魚のルーは歌と踊りが大好きで無邪気な女の子。カイたちが住む日無町では「人を食べる」と言い伝えられており、人魚は恐れられていますが、人間と仲良くなりたいと願っています。 ルーを演じるのは人気子役の谷花音。『名前をなくした女神』や『全力ガール』といったドラマや数々のCMに出演し、その大人びた可愛らしい容姿で人気を博しました。2016年には大ヒットアニメ映画『君の名は。』でヒロインの妹役を演じて話題に。本作は自身2作目のアニメ映画出演となります。

幼少期の両親の離婚がきっかけで、自分の殻にこもってしまった中学生の少年・カイ。人魚であるルーとの交流を通じて少しずつ心を開いていき、自分の気持ちを次第に声に出せるようになっていきます。 カイを演じるのは現役中学生の俳優、下田翔太。第2回スターキッズオーディションで審査員特別賞を受賞した経歴があります。中学校の合唱部を舞台とした新垣結衣主演の映画『くちびるに歌を』(2015年)に出演し、そこでの演技が評判になりました。アニメ映画への出演は、本作が初めてとなっています。

ルーのパパ/cv.篠原信一

篠原信一演じるルーのパパは、ルーのことを何より大事に思っている優しいお父さんです。見た目はサメのようですが、ルーと同じく人魚です。 篠原信一はシドニーオリンピックで銀メダルを獲得した経歴のある柔道家です。2015年に映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』で声優デビューした篠原にとって、本作が2作目のアニメ映画出演となります。

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遊歩/cv.寿美菜子

主人公カイの同級生であり、美少女の遊歩。国夫と同様に「セイレーン」のメンバーで、バンドではベースボーカルを担当しています。見た目や性格から目立ちがちな彼女ですが、実は自分に自信がなく、いつも他人に頼りがち。また自分の思ってることをうまく口に出すことができません。 遊歩を演じる寿美菜子は、『けいおん!』の琴吹紬役で一躍有名になりました。その他にも『七つの大罪』や『響け! ユーフォニアム』、「プリキュア」シリーズなどに出演し、注目を浴びています。

クニオ/cv.斉藤壮馬

国夫は「セイレーン」というバンドを組んでいるカイの同級生です。家は日無神社で、神社の跡取りとなることを半ば諦めて決意しました。そのためか、今をできるだけ楽しもうと考えています。 国夫を演じる斉藤壮馬は今が旬の若手声優です。2014年に放送されたアニメ『ハイキュー!!』での山口忠役で大ブレイクを果たしました。2015年には第9回声優アワードで新人男優賞も受賞しています。

カイの祖父/cv.柄本明

カイの祖父を演じるのは柄本明。映画『座頭市』や『悪人』、『神様のカルテ』シリーズなど様々な人気作に出演しているベテラン俳優です。アニメ映画ではどのような演技をみせるのか期待が高まります。

ワン魚/cv.新谷真弓

上半身は犬ですが、足はなく尾ひれになっている謎の生物・ワン魚。本作ではルーと行動を共にしています。元は犬だったそうなのですが、なぜ人魚になったのか本作で明らかになるのでしょうか?

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お笑い芸人・千鳥が漁師役で参加!

町の漁師はお笑いコンビの千鳥の2人が演じます。千鳥は2000年に結成され、関西中心に活動している漫才芸人です。アニメ映画への出演は本作が初めてとなっています。岡山弁と大阪弁が混在した独特の喋りが持ち味の2人が、どのように漁師の声を演じているのでしょうか。

『夜明け告げるルーのうた』の試写会での感想を紹介

試写会で一足お先に本作を鑑賞した人の感想を紹介!映像が美しく、話も意外とシリアスな作品であることがうかがい知れるような感想が多く見られました。監督も自分で感動できる、と言っているほど。子供だけでなく、大人も楽しめる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

豪華キャストのインタビュー動画が続々公開!

人魚のルーを演じた谷花音

本作で一番重要と言っても過言ではないキャラクター・ルーを演じた谷花音のインタビュー動画が公開されました!可愛い海の仲間たちとルーを楽しんでください、とコメントしていました。アフレコ風景でルーに負けない笑顔を見せている彼女は必見ですよ!

下田翔太が演じた主人公・カイ

ルーとの出会いを通じて心を解放していく主人公の少年カイを演じた俳優・下田翔太。彼のインタビュー動画では、カイへの思いや本作の見どころが語られました。

『夜明け告げるルーのうた』の監督は天才・湯浅政明!

『夜は短し歩けよ乙女』
(c)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会

アニメ映画『夜明け告げるルーのうた』を手がけたのは湯浅政明監督です。童話を連想させる独特の揺れた線、ポップで可愛らしいキャラクターと独特の色彩感覚。唯一無二の世界観と作風で観る人を魅了し、“天才アニメーター”と言われています。国民的人気アニメ『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』などの作画監督・原画を務めています。 2004年にはアニメ映画『マインド・ゲーム』を発表し、長編映画監督デビュー。そして、2017年4月7日には森見登美彦原作の『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画が公開されました。 数々のヒット作を手がけて来た湯浅監督ですが、意外にもオリジナルのアニメ映画を公開するのは本作『夜明け告げるルーのうた』が初めてとのこと。湯浅政明ワールド全開で制作されるであろう本作に、大きな注目が集まりました。

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『夜明け告げるルーのうた』には優秀なスタッフが大集合!

『夜明け告げるルーのうた』
『夜明け告げるルーのうた』 ©2017ルー製作委員会

監督とともに本作の脚本を執筆したのは吉田玲子。『ドラゴンボールZ』や『デジモン』シリーズ、『おジャ魔女どれみ』シリーズ、『けいおん!!』シリーズ、『ガールズ&パンツァー』など数々の大ヒットアニメの脚本を手がげた売れっ子脚本家です。 美術監督は細田守監督のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』でも美術を担当した大野広司が手がけます。

アニメーション制作を担当するのはサイエンスSARU

アニメーション制作を担当したサイエンスSARUとは、湯浅政明が代表を務めるアニメ制作会社です。 会社が設立されたきっかけは、湯浅政明が以前制作に携わったカートゥーンネットワークのアニメ『アドベンチャータイム』。同作の仕事の発注の際に、会社単位で仕事を依頼した方が都合がいい、というものでした。 その後、映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』やテレビアニメ『ピンポン THE ANIMATION』の作画に協力し、2017年4月7日には会社で初の元請制作作品である『夜は短し歩けよ乙女』が公開され、5月には本作『夜明け告げるルーのうた』が公開され、かなり勢いのあるアニメーション制作会社です。

キャラクター原案を担当するのは漫画家・ねむようこ

キャラクター原案を担当したのは、女性からも男性からも人気のある漫画家・ねむようこ。漫画『午前3時の無法地帯』は、2010年に『このマンガがすごい!2010 オンナ編』の第8位にランクインするなどその人気と実力はお墨付きです。代表作は『午前3時の無法地帯』や『トラップホール』など。

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主題歌は斉藤和義の「歌うたいのバラッド」

『夜明け告げるルーのうた』の主題歌に選ばれたのは、歌手・斉藤和義の代表曲「歌うたいのバラッド」です。感動的なストーリーを斉藤和義の美しくも、どこかノスタルジックなメロディが彩ります。 斉藤和義は1966年生まれのシンガーソングライターです。代表曲は本作で使用された「歌うたいのバラッド」の他に、なんどもタイアップに使用される名曲「歩いて帰ろう」や2011年にヒットしたドラマ『家政婦のミタ』の主題歌「やさしくなりたい」などがあります。

映画『ルーのうた』のポスタービジュアルメイキング映像が公開!

コマ撮りでメインポスタービジュアルの作成過程を撮影した映像が公式から発表されています。なかなかポスタービジュアルの作り方を見る機会は少ないと思われるので、ぜひ観てみてください。 幻想的な青いルーの世界の作り方が描かれています。

本作の公開を記念して『四畳半』と『ピンポン』が期間限定無料配信

4月7日に公開の『夜は短し恋せよ乙女』、5月17日公開の『ルーのうた』を記念して、監督湯浅政明の作品である『四畳半神話体系』と『ピンポン THE ANIMATION』が特設サイトにて期間限定で5月22日まで無料配信されました! 『四畳半神話体系』は京都の大学生がいろいろなサークルに所属していた場合の大学生活を描いた作品で、独特な雰囲気を持った卓球スポ根青春アニメが『ピンポン THE ANIMATION』です。

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「ポニョ」みたい!?『夜明け告げるルーのうた』特報映像が話題に

新たに公開された特報映像が、あの大ヒットジブリ作品『崖の上のポニョ』に似過ぎていると話題に。確かに冒頭部で「ルー!」と喋るシーンは似ているかもしれません。

CMを見た多くの人がtwitterなどで「ポニョっぽさ」について言及しています。

一方でポニョの向こう側だ、という声も。これは湯浅ファンだけではなく、ポニョが好きなジブリファンも必見の映画ですね!

『夜明け告げるルーのうた』の世界を本でも楽しもう!

湯浅政明完全監修で小説化

そんな本作が湯浅監督完全監修のもと、小説化されることが決定しました。雑誌『ダ・ヴィンチ』で短期集中で連載されます。 文章を手掛けるのは小説家の三萩せんやです。大学図書館で働きながら小説を書いている兼業作家で、代表作には『たま高社交ダンス部へようこそ』や『一刀両断のアンバー・キス』などがあります。

美しい湯浅ワールドをアートブックでも楽しんで

そんな注目の本作『夜明け告げるルーのうた』の美しい世界がアートブックになりました。世界観をギュッと閉じ込めたような素敵なアートブック、映画を見た人はもちろん、見ていない人でも楽しめること間違いナシです! アートブックは映画の公開後、2017年5月31日に発売されました。

『夜明け告げるルーのうた』はアヌシー国際アニメーション映画祭にノミネート!

『夜明け告げるルーのうた』はアヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門でノミネートされました。アヌシー映画祭とは、カンヌ映画祭から1960年に独立したアニメーション専門の映画祭。湯浅監督は以前にテレビアニメ『アドベンチャータイム』で製作した「フードチェーン」というエピソードで、テレビ部門にノミネートされました。 日本のアニメーション作品から、細田守監督による『時をかける少女』などもノミネートされる中、本作は最高賞となるクリスタル賞を獲得。日本の長編作品がグランプリを獲るのは、高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』以来22年ぶりでした。

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『夜明け告げるルーのうた』ルーのパパ役・篠原信一の強烈な着ぐるみ姿…!

『夜明け告げるルーのうた』の大ヒットを祈願してアクアパーク品川に谷花音、下田翔大、篠原信一が訪れました!その際篠原信一だけ本作で声を演じたルーのパパの着ぐるみで登場、そのクオリティが話題になりました。篠原は着ぐるみに不満を漏らすも、谷に「カッコイイ!」と言われすぐに納得していたそうです笑。 またイベントでは主題歌を歌った歌手・斉藤和義が登場し主題歌である「歌うたいのバラッド」を披露しました。イルカショーとのコラボで披露された本曲にカイ役を演じた下田翔太も感動していました