2017年7月6日更新

映画『インビジブル』あらすじ・キャストを徹底解説【ネタバレ】

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透明人間になった科学者が殺人に走る怖いSF映画『インビジブル』

『インビジブル』は2000年公開のSF映画です。人体を透明にする実験に成功し、いわゆる‟透明人間”となった科学者がレイプや殺人と行った犯罪に手を染めて行くSF映画です。だんだんと人間が透明になって行く過程を描いたCG技術が評価されました。 そんな映画『インビジブル』に関する基本情報をネタバレ含めて徹底解説します。

『インビジブル』のあらすじは?【ネタバレ注意】

『インビジブル』
『インビジブル』の主人公は天才科学者であるセバスチャンです。彼は、国家の極秘プロジェクトとして生物の透明化に関する研究を行っていました。 動物実験において、その体を透明にする薬の開発には成功していましたが、透明になった動物はその凶暴性が強くなってしまい、元に戻すにも完全には復元できないという問題を抱えていました。 このような懸念点を抱えたまま、セバスチャンは周囲の反対を振り切って自ら人体実験に望みます。成功して透明人間になったものの、元の姿に戻る事はできず、セバスチャンは苛立ちを募らせて行きます。 しばらくの間透明人間ととして自身の恋人であるリンダを含む研究所のメンバーの監視下におかれるセバスチャンですが、ある日我慢ができず彼を監視しているカメラに細工をし、研究所の外に繰り出します。
『インビジブル』
そこで自分の恋人であったリンダが他の男性を付き合っているのを知ったのをきっかけに、悪事にてを染めていき、次第にそれはレイプや殺人へと発展して行きます。 犯罪者と化したセバスチャンを、リンダとかつての同僚である研究職員は捕獲しようと試行錯誤します。最終的に、研究所ないで対立したかつての恋人リンダとの戦いの末にセバスチャンは倒され、焼けこげた姿でエレベーターとともに落ちていくのでした。

『インビジブル』を彩る魅力的なキャスト達

セバスチャン・ケイン/ケヴィン・ベーコン

ケヴィン・ベーコン
© 2000 - Columbia Pictures Inc.
主人公の天才科学者で、自らが開発した透明人間になる薬に溺れて犯罪に手を染めて行ってしまうセバスチャンを演じたのは、ケヴィン・ベーコンです。 ベーコンはフィラデルフィア出身ですが、17歳で役者を志しニューヨークへ渡り、舞台等で経験を積みます。その後1978年に『アニマル・ハウス』で映画デビューをはたし、以降俳優として着々とキャリアを重ねて行きました。1994年公開の『激流』で演じた悪役はゴールデングローブ賞にノミネートされています。 ミュージシャンとしても活動をしており、ザ・ベーコンブラザーズとして兄とユニットを結成し、日本でも2006年にライブを行っています。

リンダ・マッケイ/エリザベス・シュー

エリザベス・シュー
© 2000 - Columbia Pictures Inc.
セバスチャンの元恋人で、最後に透明人間となった彼を倒すリンダを演じたのはエリザベス・シューです。 シューはウェルズリー大学とハーバード大学という著名大学に進学しますが、女優を目指す為に中退しています。ハーバード大学へは後に復学し、入学から15年後に学位を取得しています。 1984年公開の映画『ベスト・キッド』で、ガールフレンド役に抜擢された事から女優として注目を集め始めます。その後1988年の『カクテル』や、アカデミー主演女優賞にノミネートされた、1995年の『リービング・ラスベガス』 の娼婦役など女優として経験を積んでいます。 映画以外での活躍としては、テレビドラマシリーズ『CSI:科学捜査班』に、血痕鑑定の専門家ジュリー・フィンレイ役として、2012年のシーズン12からレギュラー出演しています。

『インビジブル』の原作および監督は?

『インビジブル』の原作を書いたのはSFの父ハーバート・ジョージ・ウェルズ

『透明人間』
『インビジブル』の原作小説、『透明人間』を書いたのは、1866に生まれたイギリス人小説家のハーバート・ジョージ・ウェルズです。 商人の家に生まれたウェルズは、奨学金で科学師範学校に学ぶこととなり、そこでの経験が彼のその後執筆活動にも影響を与えます。1890年代から1900年代初頭の間、『インビジブル』の原作となった『透明人間』を含む複数のSF小説を執筆し、科学に関するウェルズの知識に裏付けられたそれらの小説は”科学ロマンス”と呼ばれました。 ウェルズは1946年に死去していますが、1960年にH.G.ウェルズ協会が設立されるなど死後もなおSF作家として評価され続けています。

映画の監督となったのはポール・バーホーベン

ポール・バーホーベン
© 2000 - Columbia Pictures Inc.
映画『インビジブル』の監督としてメガホンを取ったのは、オランダ出身の映画監督ポール・バーホーベンです。 バーホーベンは幼少期を戦火のオランダのハーグで過ごし、日常的に死体が転がっているような状況で育ちました。大学進学後、オランダ海軍に従軍しドキュメンタリー映像を制作するようになります。 映画デビューは1971年の『Wat Zien Ik?』で、以降1977年の『女王陛下の戦士』でゴールデングローブ賞を受賞するなど、映画監督として経験を積んで行きます。 2017年には第67回ベルリン国際映画祭の審査委員長に就任するなど、映画監督としては評価の高い人物です。

『インビジブル』のCiatrユーザーの感想・評価を紹介!【ネタバレ注意】

単純なスリラーとして楽しめる

『インビジブル』
© 2000 - Columbia Pictures Inc.
majimumi_ アメリカのSF映画らしさが良くも悪くも出ている気がします。 私の肌にはきっと合ってます、おもしろかったもん もっとエッチな内容なのかと思ってたら割とスリラー寄りなのでビックリしたぐらいかな テンポも悪くないので、何も考えずに見てほしいです
Yusuke__Sato バッドエンド万歳。笑 最近よくある透明人間のアダルティーな作品の素なんでしょうか笑 友人と笑いながら見ることができました。さすが名作
Fukumi__Hagihara あら。主役が悪者?あら?脇役が最後に主役?あら?どんなだよ!!!!!!!!(笑)血が好きな私には映像的には合格だがww

ストーリーや設定がいまいちという声も…

『インビジブル』
© 2000 - Columbia Pictures Inc.
taro3594 スリルがあってそこそこ面白い風なんだけど、ストーリーや人物設定がいまいち。 ただ透明人間になったり、それを戻したりするシーンのCGはけっこうスゴい出来だと思う。 むしろそこが一番好きw
skr_icj #eiga #movie 視点がころころかわるので、主役が誰なのかわからなくなる。 もっと凄いことをすれば良いのに、もしも透明人間になれたら、こういうしょうもないことをいっぱいしてしまうんだろう。 透明になるシーン、反対に戻るシーンは見ごたえあり。いきなり狂気に走り出すしょうもない主人公を楽しめる。
barbarella20xx 展開が読める作品なんで、まぁこんなもんか的なw 元に戻れなくなったら、そりゃあ頭おかしくなるよね〜w でもさ、何も殺さないで逃げちゃえばいいのに〜とか身も蓋もないこと言ってみるww