2017年7月6日更新

ドラマ『鈴木先生』に出演していたキャストの現在

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鈴木先生

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視聴率に反して評価が高いドラマ『鈴木先生』

『鈴木先生』
『鈴木先生』は、2005年から2011年にかけて連載された武富健治の人気コミックをもとに、2011年、テレビ東京にてドラマ化された作品です。原作は2007年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。 主人公はもちろんタイトル通り、中学教師の「鈴木先生」。独自の教育理論に基づき、生徒たちとまっすぐ真摯に向き合うことで、学校に巻き起こる様々な問題や事件を解決していきます。一方で、プライベートの恋人や教え子との微妙な関係など、さまざまに思い悩む内面描写も本作の見どころとなっています。 テレビ東京系列での月曜夜10:00放送、また東日本大震災による撮影遅延で放送開始日変更などの影響もあったのか、視聴率そのものはあまり芳しくありませんでした。が、コアなファンの盛り上がり、さらに日本民間放送連盟賞受賞など好評価を得て、2013年には劇場版が公開。同年にはスペシャルドラマ『鈴木先生の結婚報告〜待望の休暇も心の汗が止まらないッ!〜』も放送されるなど尻上がりに人気を増しています。 ここでは主要登場人物の簡単な紹介と、演じたキャストの現在についてまとめてみます。

鈴木章/長谷川博己

長谷川博己
(C)2013映画「鈴木先生」製作委員会
本作の主人公「鈴木先生」こと鈴木章。2年A組の担任で担当科目は国語。「鈴木式教育メソッド」と呼ぶ独自の教育理論に基づき、個性的な生徒たちと向き合います。トレードマークは、黒ぶちメガネと今どきあまり見ないループタイ。当初はシングルでしたが、後に結婚しました。演じたのは本作が連続ドラマ初主演となった長谷川博己です。 長谷川博己は1977年3月7日生まれ、東京都出身。2001年、文学座附属演劇研究所に入所し翌年初舞台を踏みます。演劇を中心に活動していましたが、事務所移籍後、2010年のNHKドラマ『セカンドバージン』の鈴木行役で一躍注目されました。『鈴木先生』と同年には、社会現象を巻き起こしたドラマ『家政婦のミタ』にも父親役で出演しています。 その後は、ドラマや映画で目覚ましい活躍をしていますが、2016年には何と言っても大ヒット映画『シン・ゴジラ』の内閣官房副長官・矢口蘭堂役が、大きな話題を呼びました。同役で、第67回NHK紅白歌合戦に特別出演したことも記憶に新しいでしょう。2017年秋には黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』が控えています。こちらは人気舞台の映画化で、長谷川はジャーナリストの桜井役で出演しています。

小川蘇美/土屋太鳳

土屋太鳳
2年A組の生徒の一人、小川蘇美。美少女で優等生、鈴木先生が理想とするクラスづくりの中心的存在であり、実は異性としても特別な感情を持っています。 演じた土屋太鳳は1995年2月3日生まれの東京都出身。2005年、オーディションで最年少審査員特別賞を受賞し、芸能界入りします。2008年の『トウキョウソナタ』で映画デビュー、2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』でドラマデビューなどを経て、本作『鈴木先生』で連続ドラマ初レギュラー出演を果たしました。2015年にはNHKテレビ小説『まれ』でヒロインを演じ、一躍国民的人気を博しました。 高校・大学と続けてきたダンスを得意としており、2016年のNHK紅白歌合戦では、郷ひろみのソロダンサーとしてその優雅なダンスを披露しています。2017年には、『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『トリガール!』『8年越しの花嫁』となんと4作品の映画が控えています。警察官と女子高校生の恋を描いた、3月25日公開の『PとJK』では、亀梨和也の相手役ヒロイン・本谷歌子を演じています。

秦麻美/臼田あさ美

臼田あさ美
鈴木先生の恋人で後に結婚する、旅行会社OLの秦麻美。出会ったきっかけは合コンです。スピリチュアルな力の持ち主ですが、普段は穏やかな女性を臼田あさ美が演じました。 臼田あさ美は1984年10月17日生まれ、千葉県出身。15歳の頃にスカウトされ、読者モデルから複数の人気ファッション誌の専属モデルとして活躍。2003年頃から、女優として活動をスタートします。ドラマや映画で毎シーズン、コンスタントに出演を続け、2017年現在は、裏社会とギャンブルを描いたドラマ『金と銀』に巽京子役で出演中。映画では『愚行録』の公開が控えています。 近年はバラエティー番組で司会業もこなすなど、マルチな才能を発揮。また2017年1月には、人気ロックバンドであるOKAMOTO'Sのオカモトレイジとの結婚が発表されました。

堀の内七海/松岡茉優

2年A組の生徒の一人で、「ホリ」呼ばれる堀の内七海。保健委員で、バレー部所属のスポーツウーマンらしくおおらか。演じているのは松岡茉優です。 松岡茉優は、1995年2月16日生まれ、東京都出身です。スカウトされた妹に同行し、自身も事務所入り。女優・タレントして活動していましたが、2013年にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に入間しおり役で出演し、一躍注目されます。2015年に『She』のヒロイン・西澤涼子役で連続ドラマ初主演、2016年には大河ドラマ『真田丸』にも出演を果たしました。 同年には競技かるたを描いた話題の映画『ちはやふる 下の句』に若宮詩暢役で出演。またアパレルブランド「furryrate」の専属モデルに抜擢され、おしゃれな着こなしを披露しています。

出水正/北村匠海

負け戦じゃない勝ち戦だ

北村匠海さん(@take_me_1103)が投稿した写真 -

真面目な優等生の一人、出水正。それでいて、蘇美のことが好きな男子生徒5人のうちの一人です。 演じた北村匠海は1997年11月3日生まれ、東京都出身です。小学生のときにスカウトされ、子役として活躍。2010年には、俳優仲間とユニット「EBiDAN」を立ち上げ、翌年にはユニット活動の一環としてバンド「DISH//」のメンバーにもなりました。 子役時代に少年期を演じたこともある憧れの小栗旬とは、2014年のドラマ『信長協奏曲』で共演が実現しています。実力派若手として、2016年には映画『ディストラクション・ベイビーズ』の健二役、2017年夏には話題のライトノベルを原作にした初主演映画『君の膵臓をたべたい』の公開が控えています。

竹地公彦/藤原薫

『迷宮カフェ』
メガネ男子の学級委員、竹地公彦。プライドは高く、やはり蘇美のことが好きですが、意外に気弱な性格。演じたのは藤原薫です。 藤原薫は1995年9月6日生まれ、東京都出身です。8歳のときにスカウトされ、子役デビュー。特に2010年の映画『告白』で演じた少年B役は、大きな注目を集めました。学園ドラマ・映画に無くてはならない演技派俳優として成長。山のカフェを舞台にしたサスペンスタッチの映画『迷宮カフェ』では主要人物の一人・スグルを熱演し、独特の存在感を放ちました。

岬勇気/西井幸人

男子生徒随一の早熟さを持ち、実際、女性経験も豊富なイケメン男子の岬勇気を西井幸人が演じました。 西井幸人は、1995年6月14日生まれ、埼玉県出身です。2008年に第5回D-BOYSオーディションで準グランプリを受賞して芸能界入り。2009年には、D2を結成しました。2010年、舞台『ミュージカル黒執事』での正式デビューを経た後、同年公開の映画『告白』でカギとなる少年Aを演じ、一躍注目されました。 2013年には、『Dステ 12th「TRUMP」』で主演。同年にはD-BOYSのメンバーとなり、目覚ましい活躍を続けています。

中村加奈/矢作穂香

#adultcelebration #成人式

矢作 穂香さん(@honoka_yahagi)が投稿した写真 -

「ナカ」と呼ばれる、ブラスバンド部に所属する中村加奈。担当楽器はユーフォニウム。正義感がとても強く、女子生徒のリーダー的存在です。 演じた矢作穂香は、1997年3月7日生まれ、千葉県出身。スカウトされ、未来穂香の名で『ラズベリー』や『ピチレモン』『non-no』など名だたるファッション誌の専属モデルを歴任してきました。女優としては、2010年の映画『マリア様がみてる』のヒロイン・福沢祐巳役で初主演を果たしています。 2014年に当時の事務所との契約満了に従い、一時休業していましたが、2016年7月、オフィシャルブログの中で、本名「矢作穂香」として活動していくことを発表しています。2017年夏には、大林宣彦がメガホンをとった出演映画『花筐』が公開予定です。

入江沙季/松本花奈

中村加奈の親友である入江沙季。きつい性格で、嫉妬のあまり加奈が蘇美と仲良くなったことが許せません。そんな沙季を演じたのは松本花奈です。 松本花奈は1998年1月24日生まれ、大阪府出身です。幼い頃から子役として活動していましたが、同時に映像制作も手掛けるようになります。2014年、高校生のときに監督・脚本を務めた『真夏の夢』が高評価。2016年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品の『脱脱脱脱17』は審査員特別賞を受賞しています。 映画監督のかたわら、ミュージックビデオなども手掛け、作品には井上苑子の「大切な君へ」やSoftlyの「あなたのことを想って指先でなぞる文字は」などがあります。2017年に入っても、シンガーソングライターである室井雅也のビデオを手掛けている様子などがツイッター等で報告されています。