映画『パトリオット・デイ』最新情報まとめ【マーク・ウォールバーグ主演】
『パトリオット・デイ』ボストンマラソンテロ事件に基づく真実の愛と勇気の物語
評価の高い監督ピーター・バーグ(『バーニング・オーシャン』、『ローン・サバイバー』)とアカデミー賞にノミネートされた経歴を持つマーク・ウォールバーグ(『ディパーテッド』、『ローン・サバイバー』)、そしてCBSフィルムズとライオンズゲートが贈る映画『パトリオット・デイ』。 事実に基づいた本作はボストンマラソン爆破テロ事件について語られた、ハラハラドキドキの真実の記録であり、ボストンの町全体が一つになって困難に向き合い、人々に勇気を与える力強い物語です。 この記事では2017年6月9日に公開となる本作のあらすじキャストなど最新情報をまとめてご紹介します。
『パトリオット・デイ』あらすじ
2013年4月15日、マサチューセッツ州、ボストンでツァルナエフ兄弟が手製爆弾でテロ行為を行った際、巡査部長のトミー・サンダースは毎年開催されているボストンマラソンの警備にあたっていました。 人々は混乱し、けが人が出る騒ぎとなり救出に追われる中、サンダースと同僚たちはFBIと連携して犯人捜索に乗り出します。調査が進むにつれツァルナエフ兄弟は当局が自分たちを断定するところまで来ていることに気付きます。 狂信的な破壊行為を続けるためボストンを離れようと試みる二人を阻止するため、ボストンの町は広範囲に及び封鎖され、死者が出るのも必至の覚悟で警察による容疑者追跡が実行されました。
キャスト
マーク・ウォールバーグ(トミー・サンダース巡査部長)
本作でボストンの巡査部長トミー・サンダースを演じるのはマーク・ウォールバーグ。俳優を始める前は“ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック”の前身グループに所属していたり、“マーキー・マーク&ファンキー・バンチ”の腰履きラッパー、マーキー・マークとして有名でした。 若いころは問題の絶えない人生でしたが、ウィル・スミスとアイス・キューブの伝説を受け継ぐように、ウォールバーグも音楽業界から映画の世界へと見事な転身を遂げ、『ブギーナイツ』(1998)ではアカデミー賞3冠にノミネートされる他様々な方面から称賛の声をもらいました。 『ディパーテッド』(2007)ではアカデミー助演男優賞にノミネート、『ザ・ファイター』(2011)では演技が評価され、『テッド』(2013)に出演し、ウォールバーグはコメディー俳優としても優れていることを証明したのです。
J・K・シモンズ(ジェフリー・プリエーゼ巡査部長)
本作でウォータータウンの巡査部長ジェフリー・プリエーゼを演じるJ・K・シモンズはモンタナ大学で音楽の学位を取得し、元々は歌手をしていました。俳優に転向したのは1970年代の後期で、1983年にニューヨークに移る前は太平洋岸北西部の数々の地方の作品に出演していたのです。 『ロー&オーダー』、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』、『LAW&ORDER:クリミナル・インテント』のエミール・スコダ博士を演じているのは多くの人がご存知かもしれませんね。サム・ライミ版『スパイダーマン』3部作ではコミカルな演技が話題となりました。 2005年から2007年にかけては数多くの全米映画俳優組合賞を受賞し、2014年にはアカデミー助演男優賞を、2015年にはゴールデングローブ主演男優賞を受賞するなど高く評価されている俳優です。
ジョン・グッドマン(エド・デイヴィス)
本作でボストン警察本部長のエド・デイヴィスを演じるジョン・グッドマンは映画やテレビ、舞台で活躍しているアメリカの俳優です。ウェイトレスや販売員をしていたヴァージニア・ルースと郵便局員のレスリー・フランシス・グッドマンの息子としてミズーリ州セントルイスに生を受けました。 ジョンを一躍有名にしたのはダン・コナーを演じたテレビドラマ『ロザンヌ』(1988、アメリカ)。その作品で1993年にゴールデングローブ賞を受賞。また『赤ちゃん泥棒』(1988)では脱走した囚人を演じ、『バートン・フィンク』(1992)では気のいい殺人犯を演じています。 さらに『ビッグ・リボウスキ』(1998)ではキレやすいボウリング選手を演じるなどコーエン兄弟の作品にたびたび出演して絶賛されていることでも知られ、参加した作品は50以上。またアメリカン・コメディー・アワードも受賞したりコメディー番組の司会も務めています。
ミシェル・モナハン(キャロル・サンダース)
本作でサンダース巡査部長の妻キャロル・サンダースを演じるのはミシェル・モナハン。女優以前はモデルをしながらジャーナリズムを学んでいたモナハンにとって『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』などドラマやCMの端役に始まり、2002年出演のドラマ『ボストン・パブリック』が転機となりました。 その後『Mr.&Mrs. スミス』(2005)や『ボーン・スプレマシー』(2005)で大役を手に入れ、『スタンドアップ』(2006)でシャーリーズ・セロンらと共演を果たし、ブラックコメディーの『キスキス,バンバン』(2006)ではロバート・ダウニー・Jrなどと共に主役を務めるまでになります。 同年『M:i:III』にトム・クルーズと共演し、さらに有名になったモナハンはその後ベン・アフレック監督の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007、アメリカ)の出演を決め、その後はスリラーに関心持ち、『イーグル・アイ』(2008)、『ミッション: 8ミニッツ』(2011)に出演していきます。
ケヴィン・ベーコン(リチャード・デスローリエス)
本作でFBI特別捜査官のリチャード・デスローリエス役を演じるのは、ハリウッドではたいていがこの人に何らかの繋がりがあると言われている俳優、ケヴィン・ベーコン。デビューはほぼ内輪ネタのような作品『アニマル・ハウス』(1979)で演じた厳格なチップ・ディラー。 大して役に恵まれていなかったベーコンにとっては『ダイナー』(1984)がターニングポイントでした。簡単にスターになる出演者たちがいる中で、自分の役割をきちんと果たし、これぞベーコンの真の狂気というものが垣間見えました。 その他、高校生の青春を描いた『フットルース』(1984)や巨大生物が襲ってくる『トレマーズ』(1990)、SFホラーの『フラットライナーズ』(1991)『アポロ13』(1995)にも出演しています。
『パトリオット・デイ』でわかる真のアメリカン・スピリッツ
2013年、ボストンマラソンで起こった爆破によって人々の命は危険にさらされ“アメリカンスピリッツ”というものが試されました。 まさにそのスピリッツにならって町全体が一丸となり犯人たちに裁きを受けさせ、さらなる被害を食い止めることに成功したのです。 パニックに陥り恐れるのではなく、ボストンの市民たちはみんなで力を合わせ垣根を超えて共通の敵を追跡する決断しました。
実際の関係者が出演
『パトリオット・デイ』のストーリーは実話に基づいて描かれているわけですが、実際に関わった次のような人たちが登場します。最初に対応した人たち、裁判にかかわる調査チーム、政府関係者。 そして彼らは記録的な速さで根気強く犯人を追い続けたのです。また彼ら以外に、実際の生存者も登場します。 ボストンの町と市民の勇気ある行動は困難から生まれたもので、絆はより強固なものになりました。また彼らの行いは愛が常に悪に勝利するということを世界中に教えてくれているのです。
監督はピーター・バーグ
『パトリオット・デイ』で監督・脚本・原案を手掛けたのは役者としても活躍しているピーター・バーグ。役者として彼の知名度を上げた作品は人気ドラマ『シカゴ・ホープ』ですが他にも数々の作品に出演しています。 初めて監督を手掛けた作品はクリスチャン・スレーターらが主演しているコメディー『ベリー・バッド・ウェディング』(2000)で、いくつかの国際映画祭で披露され、かなり物議をかもしました。 その後監督業にかなり力を入れ、実話に基づくアメフトの映画『プライド 栄光への絆』(2005)やウィル・スミス主演のSF『ハンコック』(2008)、ボードゲームが原案となっている『バトルシップ』(2012)などヒットを生み出していきます。そんな監督の新作に期待が膨らみますね。
『パトリオット・デイ』公開予定日
マーク・ウォールバーグ主演の『パトリオット・デイ』は全米で2017年1月13日に公開されて以来、人気がどんどん広がっていきました。ヨーロッパ諸国やアジアでも次々と公開されていき、ついに日本での公開も2017年6月9日に決定しました。