『ロボコップ』シリーズの強烈な悪役をご紹介!
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『ロボコップ』シリーズは、第1作目の監督ポール・バーホーベンの持ち味でもあったバイオレンス描写をシリーズ全体で継承していました。強烈な悪役もシリーズの魅力のひとつです。
『ロボコップ』オリジナルシリーズに登場するトラウマ級の悪役を振り返ってみましょう。
最強のグロ悪役クラレンス・ボディッカーがトラウマ!
【『ロボコップ』】
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映画史に残る残虐なキャラクターとして知られるのが、『ロボコップ』に登場するクラレンス・ボディッカーです。
マフィアのボスであるクラレンスは、連続警官殺人の容疑者として後にロボコップとして生まれ変わることになるアレックス・マーフィー巡査に追われていました。隠れ家に潜入したマーフィー巡査は、クラレンスの一味によって一斉射撃で惨殺されてしまいます。そのシーンはトラウマ級の残酷シーンとして知られています。
クラレンスは、登場して2分も経たないうちに怪我をした仲間を走るトラックから突き落とし、彼がどんな人間であるか観客に理解させました。俳優のカートウッド・スミスは、クラレンスを社会病質者で暴力が日常茶飯事の人物として演じました。その残虐なキャラクターは多くの人にトラウマを与えたようです。
クラレンスの部下エミール・アントノウスキー
【『ロボコップ』】
エミール・アントノウスキーはクラレンスの忠実な部下で、重要な悪役の1人です。クラレンスの部下の中で最年少の1人であるエミールは、他のメンバーと同じく殺人や暴力になんの抵抗もなく、クラレンスのどんな命令も大喜びで実行します。
オムニ・コンシューマー・プロダクツ副社長ディック・ジョーンズ
【『ロボコップ』】
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オムニ・コンシューマー・プロダクツの副社長ディック・ジョーンスは、警官のロボット化を進めるため、クラレンスに警官を殺すよう命じていました。
巨額の収益が見込まれる軍需産業への参入を狙っており、ED-209の開発責任者でもあります。
シリーズの愛されキャラ?ED-209
【『ロボコップ』〜『ロボコップ3』】
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オムニ社のED-209は軍事利用を目的に開発されたロボットです。当初は都市部の治安維持用に導入されました。シリーズ第1作目から3作目まで通して登場しています。
しかし、デモンストレーションで犯人役のオムニ社社員が警告に従って武器を捨てたことを認識できず、射殺してしまう、階段を下りられないなどの致命的な欠陥がありました。さらに続編の『ロボコップ2』では足回りが故障してレッカー移動される、『ロボコップ3』では少女にハッキングされ味方の警備員に銃を向けるなど、欠陥品ぶりを披露しています。
麻薬密売組織のトップ、ケイン
【『ロボコップ2』】
『ロボコップ2』(1990)のメインの悪役ケインは、デトロイトに蔓延している新種の麻薬ヌークを販売する密売組織のボスで、自身も深刻なヌーク中毒です。ケインは予測不能の危険な人物で、有能で忠実な部下を従えています。
冷酷な頭脳の持ち主ジュリエット・ファックス博士【『ロボコップ2』】
心理学者のジュリエット・ファックス博士は、オムニ社でロボコップ2の開発に携わっています。開発にあたって被験者となった警官の自殺が相次ぎ、ファックス博士は機械の体を受け入れるのは警官よりも犯罪者であると考えました。
ロボコップ2
【『ロボコップ2』】
ロボコップ2は、オムニ社の重役ボブ・マートンのプロジェクトで開発した最新版のロボコップです。デルタ・シティ建設のための警備と、ヌークの駆逐を使命としています。ファックスがロボコップ2にケインの脳を移植し、ヌークへの執着を利用して操っていました。
ロボコップの宿敵アンドロイド、オートモ
【『ロボコップ3』】
『ロボコップ3』では、オートモというアンドロイドが悪役として登場しました。
アンドロイドのオートモは、オムニ社を買収した日本企業カネミツ・コーポレーションが開発しました。デルタ・シティ建設に反対する市民反乱軍に加わったロボコップ対策として、戦いに送り込まれます。
一言も言葉を発しないオートモは、不気味な存在感のある悪役です。