2019年3月20日更新

朝ドラ『花子とアン』の豪華すぎたキャスト一覧【登場人物の相関図付き】

2014年3月より放送された、M・L・モンゴメリ作の『赤毛のアン』の日本語訳者、村岡花子の半生をフィクションで綴ったNHK連続テレビ小説『花子とアン』。平均視聴率22.6%を記録した本作の出演キャストのその後、現在についてご紹介します。

朝ドラ『花子とアン』に出演していたキャストを振り返る

花子とアン メモリアルブック (NHKウイークリーステラ臨時増刊 10月31日号)

NHK連続テレビ小説『花子とアン』は、M・L・モンゴメリ原作の『赤毛のアン』の日本語翻訳者、村岡花子の半生を基にしたフィクション作品です。

2014年3月の初回から最終回まで平均視聴率は、過去10年では最高の22.6%を記録。そんな朝ドラ『花子とアン』には豪華キャストが集結していました。

この記事では、吉高由里子がヒロインを務めた朝ドラ『花子とアン』のキャストを紹介します。

朝ドラ『花子とアン』のあらすじ

主人公のはなは、明治26年、山梨県甲府に居を構える貧しい小作農・安東家に生まれます。貧しかったため学校には通えませんでしたが、7歳のときにもらった絵本のおかげで想像力豊かな少女に成長します。

はなは修和女学校で英米文学に親しんだ後、紆余曲折を経て出版社で編集と翻訳の仕事をすることに。既婚者である村岡英治との恋、震災や戦争などを乗り越え、『赤毛のアン』の出版に奔走するのです。

メインキャストの相関図

花子とアン相関図
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物語はヒロインの安藤はな(のちの村岡花子)と、その周囲の人々を中心に進んでいます。 はなを取り巻くのは、家族や幼馴染など山梨・甲府に住む人々。さらに東京に上京してからは親友となる蓮子と修和女学校で出会い、夫となる村岡英治とも知り合います。

主演キャスト・安東はな(村岡花子)/吉高由里子

主人公の安東はなは、父の勧めでキリスト教主義学校の修和女学校に編入し、10年におよぶ学校生活の中で英米文学に親しむことに。故郷・山梨での教師生活を経て、村岡との結婚を機に「花子」と名乗るようになり、翻訳家・児童文学者として多くの読者に夢と希望を届けました。

はなを演じた吉高由里子は、2007年公開の『蛇にピアス』で大胆なヌードを披露し、様々な新人賞を受賞するなどブレイクを果たしました。2015年には『大逆走』で初舞台を踏み、多数のドラマ・映画・舞台に出演する、実力派女優として活躍を続けています。

朝ドラ出演後はドラマで主演を飾ることが多くなり、2017年放送の『東京タラレバ娘』、2018年放送の『正義のセ』、2019年放送の『わたし、定時で帰ります。』の3作品すべてで主演を務めています。

安東吉平/伊原剛志

はなの父で、家庭に安住することのない理想家・安東吉平を演じたのは伊原剛志。はなの才能を見抜き、東京の女学校に編入させ、彼女の人生に大きな影響を与えました。

吉平を演じた伊原剛志は、1996年に放送された朝ドラ『ふたりっ子』でヒロインの幼馴染み・黒岩政夫を演じ全国区の知名度を獲得することに。2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』では坂本龍馬役、映画『超高速!参勤交代』シリーズのほか、ハリウッド映画『ラスト・ナイツ』にも出演しました。

2016年には、高座名「雀々や剛々」として落語家デビューも果たしています。

安東ふじ/室井滋

室井滋『女の悩みはいつもマトリョーシカ』

はなの母で、小作農家の長女として生まれた安東ふじを演じたのは室井滋。理想を追う奔放な夫に振り回されつつ、その明るさで家庭を切り盛りし、子どもたちを育てています。

演じた室井滋は、大学在学中の1981年に、村上春樹の小説が原作の『風の歌を聴け』で劇場映画デビューしました。2016年の劇場アニメ『ファインディング・ドリー』のドリー役など、声優・ナレーターとしても有名。同年には映画『人生の約束』のほか、ドラマ『模倣犯』などに出演しました。

朝ドラには『花子とアン』で5度目の出演となりました。ベテランバイプレイヤー女優として多くの作品を支えています。

安東周造/石橋蓮司

安東周造は、ふじの父でありはなの祖父で、口数の少ない小作農家の主です。婿の吉平とはそりが合わないものの、孫たちのことは深く理解しており、将来に悩むはなの背中を押しました。

安東家の主を演じたのは、演出家・劇団の主宰としても活躍する石橋蓮司です。深草欣二など錚々たる映画監督に起用され続け、第一線で活躍するベテラン俳優の一人。

2018年には8年ぶりとなる大河ドラマ『西郷どん』に薩摩出身の書家・川口雪篷役で出演。時代ものからサスペンス、刑事ドラマまで幅広い作品で活躍しています。

安東吉太郎/賀来賢人

はなの1歳上の兄で、農業だけで一生を終えることに嫌気が差し、軍隊入りした安東吉太郎。勉学の道を選んだはなに複雑な思いを抱きつつ、兄妹は対照的な人生を歩むことになります。

演じた賀来賢人は、2007年に映画『神童』に出演し俳優デビューしました。2015年には、井上真央主演の『花燃ゆ』で新撰組の沖田総司を演じ、大河ドラマ初出演を果たすことに。

また2011年にゲスト出演した『勇者ヨシヒコと魔王の城』で、福田雄一監督に認められ、2017年には『スーパーサラリーマン左江内氏』、2018年には『今日から俺は!!』で主演を務めるなど福田監督作品に立て続けに出演。コメディ俳優としても頭角を現しています。

私生活では、ドラマ『Nのために』での共演者・榮倉奈々と2016年に結婚。2017年夏に第一子が誕生しました。

安東かよ/黒木華

黒木華

安東かよは、はなの2歳下の妹で、家計を支えるために製糸工場で働き始めました。やがて姉を頼って上京し、悲しい恋と様々な苦難に襲われる中、自ら働きたくましく生き続けます。

職業婦人へと成長するかよを演じたのは、2013年公開の映画『舟を編む』などの演技が評価され、日本の主要映画賞の新人賞を総なめにした黒木華。2014年には『小さいおうち』で、ベルリン国際映画祭・銀熊賞を受賞し、実力派女優として名が知られるようになります。

2016年には、ドラマ『重版出来!!』で連続ドラマ初主演を果たしました。その後の活躍も目覚ましく、2018年には『億男』や『ビブリア古書堂の事件手帖』など5本の映画に出演。さらに2018年放送の大河ドラマ『西郷どん』では、主人公・西郷隆盛の妻・西郷糸を演じました。

安東もも/土屋太鳳

土屋太鳳

はなの6歳下の妹で、姉の幼馴染み・木場朝市に思いを寄せる安東もも。春市とはなの接近ぶりに胸を痛め、思いを振り切るように北海道の農家に嫁いだももを演じたのは土屋太鳳です。

『花子とアン』出演中に、2015年の連続テレビ小説『まれ』のオーディションに参加し、2020人の中からヒロイン・津村希役を獲得しています。希の役作りに当たって、トレードマークだったロングヘアを40cmもカットし、大きな話題を呼びました。

2016年以降、ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』を始め、映画『orange』や『青空エール』などでヒロインを担当。2017年から2018年に公開された映画7本に出演し、すべての作品で主演を務めています。見事若手女優から、実力派女優へ成長したと言えるでしょう。

村岡英治/鈴木亮平

鈴木亮平

村岡英治は印刷会社の息子で、女学校時代のはなが雑誌の編集に関わったことから出会いました。再会時には既婚者でしたが、苦悩の末にはなと結ばれ、関東大震災を共に乗り越えていきます。

はなの後の夫を演じるのは、少女漫画が原作の2015年公開の映画『俺物語!!』で型破りな主人公を熱演し、実写化作品の役作りに定評がある鈴木亮平。2017年は話題作の出演が相次ぎ、ドラマ『東京タラレバ娘』や『ルパン三世』の銭形警部を主役にした、『銭形警部』などに出演しました。

また明治維新の立役者・西郷隆盛を描いた2018年放送の大河ドラマ『西郷どん』では、主人公の西郷隆盛役に抜擢されました。

村岡郁弥/町田啓太

英治の弟で、はなが英語に対して傾倒するきっかけを作った人物の郁弥(いくや)。イギリスに留学し、最新の印刷技術を学んで帰国しました。その際入手した英語の小説をはなに贈ったことで、はなは英語への情熱を取り戻していきます。 演じた町田啓太は、劇団EXILEに所属する俳優です。もともと体育教員を目指してダンスサークルに入っていたところ、プロダンサーにスカウトされ業界入りします。一時はLDHのグループ「GENERATIONS」の候補メンバーとして活動していましたが、2012年、俳優に専念するため候補メンバーを辞めています。 連続ドラマのサブキャストとして『仮面ティーチャー』『流星ワゴン』など話題作に出演。2018年には有村架純が主演を務めた『中学聖日記』で、有村の婚約者・川合勝太郎役で出演しています。さらに同年には大河ドラマ『西郷どん』にも出演し、俳優としてのキャリアを着実に積んでいます。

葉山蓮子/仲間由紀恵

仲間由紀恵

葉山蓮子は、はなの8歳年上の伯爵家の令嬢、24歳で編入した女学校ではなと出会います。その人生は恋愛スキャンダルに満ちており、励まし続けてくれたはなと生涯の友になりました。

はなの無二の友人を演じたのは、大ヒット作「TRICK」シリーズのほか、「ごくせん」シリーズで主演を務めた仲間由紀恵です。2014年より「相棒」シリーズに社美禰子役で出演しているほか、2016年4月から長寿音楽番組『MUSIC FAIR』の司会を務めるなど、多彩な活躍を見せています。

プライベートでは、2014年に『ジョシデカ!-女子刑事-』で共演した俳優の田中哲司と結婚。2018年に双子の男児を出産しました。2019年1月1日に放送された『相棒 season17 元日スペシャル』で女優復帰を果たしています。

木場朝市/窪田正孝

窪田正孝『FREECELL特別号』

はなに恋心を抱く幼馴染みで同級生、木場朝市を演じたのは実力派若手俳優・窪田正孝。はなに気持ちを伝えることはせず、夢を追う彼女を後押し、村岡との結婚も祝福するという役でした。

窪田正孝は2006年にデビューした後、本作で一躍知名度を上げブレイクしました。賀来賢人と共演したドラマ『Nのために』では多数の賞を受賞し、ドラマ『デスノート』では主演に抜擢され、夜神月を演じました。コメディからシリアス、アクションまで多彩に演じる実力派として注目されている俳優です。

2020年には天才作曲家・古関裕而の半生をモデルにした朝ドラ『エール』で主演を務めることも決定しています。朝ドラで男性が主人公を演じるのは2014年に放送された『マッサン』の玉山鉄二以来6年ぶりのことです。

木場リン/松本明子

朝市の母・木場リンは、周囲も認める口達者で、はなの祖父・周造が心を許している話し相手。噂好きで安東家の騒動にも首をつっこみ、はなたち兄妹を可愛がってくれる気さくな人物です。

演じた松本明子は、”バラドル(バラエティアイドル)”の存在が誕生する過程の第一人者。1995年にドラマ『たたかうお嫁さま』の主役に抜擢されて以降、出演作品数はあまり多くないものの、一定のペースで女優活動を続けてきました。

『花子とアン』終了後は、本作のスピンオフ『朝市の嫁さん』や2016年放送のドラマ『本気ドラ』のほか、多数のバラエティ番組で活躍しています。お昼の情報番組『ヒルナンデス!』では”ドケチキャラ”としても定着している様子です。

富山タキ/ともさかりえ

ともさかりえ『rie tomosaka best+3』

富山タキは、修和女学校の英語教師で、はなに厳しく当たりつつもその実力を認めていました。

演じたともさかりえは、12歳の時にトヨタ自動車のCMでデビューし、ドラマ初出演となった『素晴らしきかな人生』で注目を浴びました。2004年には、俳優・河原雅彦と結婚し一児をもうけるも2008年に離婚。2011年にスネオヘアーと再婚しましたが、2016年年末に離婚しています。

母親としての生活を優先しながら、ドラマ・映画への出演を続けており、2018年には青春映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で篠原涼子、小池栄子、渡辺直美、板谷由夏らと共演。90年代に青春時代を過ごした「SUNNY」メンバーを演じました。

茂木のり子/浅田美代子

浅田美代子

茂木のり子は、はなが編入した修和女学校の寄宿舎の寮母で、没落士族の娘です。

東京におけるはなの”第二の母”を演じたのは、かつてアイドル歌手として人気を博し、吉田拓郎との離婚を機に女優として復帰した浅田美代子。「釣りバカ日誌」シリーズなどの映画・ドラマのほか、親しみやすいキャラクターで、バラエティ番組でも活動してきました。

復帰後は人気女優として、2016年の『家政夫のミタゾノ』、石原さとみの主演で話題になった『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』などにも出演しています。

醍醐亜矢子/高梨臨

日本テレビ「衝撃のアノ人に会ってみた!」 3月23日(木)19:00~20:54に出演させていただきます^ ^ 衣装は#ADEAM

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貿易会社の社長令嬢・醍醐亜矢子は、はなと同じ時期に修和女学校に編入した友人です。雑誌編集者としても奮闘する一方、はなの兄である吉太郎と結ばれることになります。

高梨臨は2005年に芸能界入りした後、2007年頃から女優活動を開始しました。2009年には『侍戦隊シンケンジャー』に出演し、スーパー戦隊シリーズのヒロインを担当。女優・タレントとして幅広く活動しており、2015年には月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』への出演も話題になりました。

2017年の『恋がヘタでも生きてます』では、『放課後グルーヴ』以来4年ぶりとなる連続ドラマの主演を務め、恋に不器用なキャリアウーマンを演じました。

2018年には知人を介して知り合ったというプロサッカー選手の槙野智章と結婚しました。

徳丸甚之介/カンニング竹山

安東家の田畑を所有する大地主で、生糸の商店も営む徳丸甚之介を演じたカンニング竹山。小作人から恐れられる尊大な人物ですが、幼馴染みのふじを何かと気にかけ世話を焼きます。

カンニング竹山は、タレントやお笑い芸人として活躍する一方、2005年頃から役名付きでドラマ・映画に出演。2010年にはドラマ『ねこタクシー』で主演を務めています。コメンテーターの活動も増えつつあり、『直撃LIVE グッディ!』や『ノンストップ!』を始めとする情報番組への出演も目立ちます。

その他にも、航空ファン向け雑誌『月刊エアライン』の連載、競馬専門チャンネル「グリーンチャンネル」でレギュラー番組を持つなど、多彩な才能を発揮しているようです。

宮本富士子/芳根京子

芳根京子『海月姫』(プレス)
©フジテレビ

はなの親友・葉山蓮子の娘・宮本富士子。はなの母・ふじにちなみ「富士子」と名付けられました。父の宮本龍一は、はなの妹・かよが働いていたカフェ「ドミンゴ」の常連客でした。 そんな富士子を演じたのは、若手女優の芳根京子。本作で朝ドラデビューを果たし、2016年には『べっぴんさん』で見事ヒロインを務めます。その後月9ドラマ『海月姫』では引っ込み思案で少し変わったキャラクターの主人公・倉下月海を演じています。 2018年に公開された映画『累 -かさね-』では、土屋太鳳とダブル主演し、累とニナというキャラクターを一人二役・二人一役で演じ切り、若手女優2人の演技力が話題になりました。

朝ドラ『花子とアン』には豪華キャストが出演していた

ヒロインを務めた吉高由里子を始め、本作出演後ブレイクした俳優が多数出演していた朝ドラ『花子とアン』。 土屋太鳳や高梨臨、芳根京子などの若手女優だけでなく、のちの大河ドラマや朝ドラで主演を務めることとなる鈴木亮平、窪田正孝らが一堂に会した作品は貴重ではないでしょうか。 朝ドラ出演をきっかけにブレイクする俳優は多いので、俳優に注目しながら朝ドラを楽しんでみてください。