2018年11月6日更新

本当に面白い朝ドラランキングTOP15【視聴率だけが評価じゃない】

NHKにて1961年より放送が開始された朝の連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。名前は聞いたことがあり、気になっている作品がある人も多いのではないでしょうか。そんなあなたに、時間をかけても観たい!名作朝ドラを紹介します!

朝ドラはどれを見れば面白い?そんな疑問に全力で答えます

外国人

NHKにて1961年から放送が開始された朝の連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。その長い歴史から、たくさんのヒロインと作品が生み出されてきました。 ただ、「朝ドラ」は過去作品の多さや半年間に渡る放送期間の長さがネックになり、気にはなっているものの「しっかり観たことはない」という人も多いのではないのでしょうか。 そこで!人生の半分以上を毎朝、朝ドラを観て過ごしてきた筆者が「時間をかけてでも見たい!」名作朝ドラを、社会的背景やSNSでの反応なども考慮しながらランキング形式でご紹介します。 この記事を読んでくださっているあなたの、とっておきの一作が見つかりますように!

15位:『半分、青い』(2018年前期)/平均視聴率21.1%

ビタースイートな恋愛ドラマがお好きなら、断然これです。

恋愛ドラマが好きな人、中でも「幼馴染との親友以上恋人未満」の歯がゆい恋愛を経験した人には、絶対に見てほしい作品『半分、青い』を15位に選出しました。 「恋愛の神様」との異名も持つ脚本家・北川悦吏子が脚本を手がけた本作の注目ポイントは、もちろんヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)と萩尾律(佐藤健)の恋愛模様です。 幼馴染であり、お互いが好きになった人のことも知っているし、相手が好きになっている人以上にその人のことを理解しているはずなのに、恋愛対象にはならない……。 ましてや、鈴愛と律が互いをとても思いやっている様子を知っている視聴者は、2人の関係にドキドキしてしまってたまりません。2人の胸キュンシーンは、Twitterでもトレンド入りするなど、毎度盛り上がりを見せました。 一方で、セリフの言葉が差別的な要素を含んでいたことや、震災シーンを軽率に扱った点などに傷ついた視聴者も多く、恋愛面以外での評価は低い印象でした。

14位:『ひよっこ』(2017年前期)/平均視聴率20.4%

上京ヒロインが力強く成長!朝ドラでほっこりしたい人へ

心温まるドラマが好きなら是非オススメしたいのが『ひよっこ』です。 本作は、茨城県で生活していたヒロイン・谷田部みね子が、東京に出稼ぎに出ていた父親を探すために上京し、都会の荒波に揉まれながら強く成長していくストーリー。みね子の服装の変化も注目ポイントの一つです。 さらに本作の魅力は、みね子を支える心優しい登場人物たち。「悪役」がほとんど登場せず、終始平和なムードで進んでいくため、ハラハラドキドキする展開が長く続くのが苦手な人や、温かい人間関係が描かれるドラマが好きな人にもおすすめです。 まっすぐな恋がしたい!小さな幸せに気づけた!と思わせてくれるほっこりストーリーですが、おてんばなヒロインが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。

13位:『マッサン』(2015年後期)/平均視聴率21.1%

ウイスキーと北海道の自然を愛するあなたには、この作品

連続テレビ小説「マッサン」オリジナル・サウンドトラック
出典 : amzn.asia

ウイスキーがこんなにも美味しく感じる朝ドラはあるでしょうか。是非ともウイスキーを片手に、ゆったりと観ていただきたいのが『マッサン』です。 朝ドラの長い歴史の中で、初めての男性ヒロイン・外国人ヒロインを迎えた本作は、広大な北海道の土地で、後に多くの人々に愛されるウイスキー造りに情熱を注いだ「マッサン」こと亀山政春とエリーの夫婦の物語。 本作のように、一つの目標を掲げてブレずに真っ直ぐ目標へと突き進むヒロインというのは、最近の朝ドラでは珍しい例だともいえます。 『マッサン』放送の影響で、モデルとなったニッカウヰスキーの「竹鶴」や「余市」などが品薄になるなど、社会的影響も見られました。

12位:『私の青空』(2000年前期)/平均視聴率24.1%

初のシングルマザーのヒロイン、社会的影響も大きかった

12位に選出した『私の青空』は、朝ドラ史上初めてシングルマザーのヒロインを扱った作品で、ヒロインが髪の毛を染めているのも初めてでした。 ヒロインの幼少期の姿からスタートする朝ドラが多い中、本作ではヒロインの北山なずなが結婚式を目前に、夫を別の女性に奪われてしまうところからスタート。シリアスな問題を、前向きななずなの姿とともにコミカルに描きます。 本作が放送されたことで、一般的なシングルマザーの認知度などが拡大。それにより、2000年から2005年にかけて、シングルマザーの割合が20万人近く増えたデータも出ており、社会に与えた影響も大きい作品でした(総務省統計局 2015年国勢調査 世帯構造等基本集計 第11表より)。 今もなお、ドラマ感想投稿サイトなどで根強い一部のファンからのコメントが確認できるほど愛されている作品でもあり、当時の平均視聴率も24.1%と、高い数値を記録しました。

11位:『てるてる家族』(2003年後期)/平均視聴率20.9%

突然歌い出す!伝説のミュージカル朝ドラ!

石原さとみが主人公の岩田冬子役を務め、その姉・秋子を上野樹里が演じるなど、今となっては豪華な共演も注目を集めている『てるてる家族』。本作は、ファンの中では「伝説の朝ドラ」とも囁かれている作品でもあります。 その理由は2つ。1つ目は、朝ドラ史上初となる「ミュージカル仕立て」の作品であること。キャストが突然歌い出す斬新な演出は、当時も話題を呼びました。 また、曲の著作権の関係からか、ドラマの全話が収録されたDVD・ビデオが発売されておらず、所有することができない点なども、「伝説」と呼ばれる要因の1つでもあります。

10位:『梅ちゃん先生』(2012年前期)/平均視聴率20.7%

ほんわか朝ドラの代名詞!作品の雰囲気重視ならコレ

ドラマに求めるのは、脚本の細かい内容よりも「雰囲気」、という人に、『梅ちゃん先生』はオススメの作品です。 一方で、朝ドラのヒロインに多く見られる「気弱」なキャラクターや「それでもなんとかなる」という展開が苦手な人にはあまり向かない作品です……。 本作は、気弱な女子生徒であるヒロイン・下村梅子(堀北真希)が、医師である父の背中を見て自らも医師を目指すようになり、夢を叶えてから医療を通して様々な社会問題に直面しながらも成長していく姿を描きます。 Yahoo!テレビの口コミでは、ユーザーの72%が最低評価の☆1をつけるなど、ネットでの評判はあまり良くありませんでしたが、視聴率は高く、賛否両論の作品となりました。

9位:『とと姉ちゃん』(2016年前期)/平均視聴率22.8%

雑誌編集者ヒロインの仕事とちょっぴり恋

お仕事をしている女性なら誰もが直面する、「仕事」か「恋」かと言う問題。『とと姉ちゃん』ではそんな問題に真っ向から向き合い、当時は珍しい「結婚」よりも「仕事」を選んだヒロインが登場します。 雑誌「暮しの手帖」の創業者・大橋鎭子をモデルに、女性が働くということが厳しかった時代に、家計を支えるため、日本の女性たちに文化を届けるために奔走したヒロイン・小橋常子の半生を描きます。 視聴率も22.8%と良かったのですが、時代考証の面から疑問点が多く見られ、アンチも多い作品ではありました。

8位:『ごちそうさん』(2013年後期)/平均視聴率22.4%

少女漫画要素+強烈嫁姑バトル+美味しい料理=『ごちそうさん』

少女漫画のような展開が好きならば、その展開にドキドキさせてくれること間違いなしの作品が『ごちそうさん』です。 しかし、本作はただのラブストーリーではありません。なんと、朝ドラの中でもトップレベルの激しい嫁姑バトルを繰り広げる作品でもあるのです。 強烈な姑のいびりのシーンが苦手な人には心苦しい展開が続く作品でもありますが、美味しそうな食べ物と、明るいヒロイン・め以子を応援したい気持ちで、ついつい癖になってしまう……。 め以子の明るい姿と素敵な料理に魅了されたい人に、おすすめの一作です。

7位:『花子とアン』(2014年前期)/平均視聴率22.6%

シスマンス・不倫……。前衛的な朝ドラならばこれ!

映画『オーシャンズ8』で話題になった、女性同士の姉妹のような相棒関係を指す「シスマンス」や、当時はとても珍しかった「不倫」などを盛り込み、前衛的な朝ドラとなった『花子とアン』。そんな本作は、「王道ドラマはもう飽きた!」という人に是非おすすめしたい作品です。 本作の軸となるのは、田舎の貧しい家庭に生まれたヒロイン・安東はなが英語を学ぶために上京し、恋に仕事に成長していくというストーリーで、一見すると王道のお仕事系の朝ドラです。しかし、彼女を取り巻く人物たちがとにかく凄い。 特に、仲間由紀恵演じる葉山蓮子。彼女はその妖艶な美しさを持て余し、激動の女の生涯を送ります。そして、彼女がはなのシスマンスでもあるのです。 時代考証などが問題視され、良くも悪くも注目を集めた本作は、結果的に22.6%と高い視聴率を記録。 また、蓮子のモデルとなった柳原白蓮の半生を描いた小説『白蓮れんれん』も人気を博しました。

6位:『ゲゲゲの女房』(2010年前期)/平均視聴率18.6%

淡い恋と強い愛が紡ぎ出す、感動作といえば本作しかありません

タイトルに入っている「ゲゲゲ」が流行語大賞を受賞するなど、社会現象を起こした人気作『ゲゲゲの女房』。 本作は、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる(向井理)と結婚したヒロイン・布美枝(松下奈緒)の、苦しくも心温まる生活と、2人の夫婦愛を描いた作品です。 「何があってもこの人と一緒に生きよう」と決意を固めたヒロインの強さ、そして夫の不器用ながらも深い愛に、何度も感動させられます。 本作は、朝ドラの放送時間が初めて8:00〜に変更になってからの作品。当初は、「前の朝ドラの放送時間に合わせて生活していた人が、観なくなってしまうのではないか」と懸念されていましたが、作品の評価も後押しして順調に視聴率を伸ばしました。 本作の成功が助けとなり、以降の作品も安定した視聴率を記録しています。「朝ドラは8:00から」という文化を決定付けた、重要な作品となりました。

5位:『ちゅらさん』(2001年前期)/平均視聴率22.2%

沖縄ブームの火付け役!!海と運命の恋の相性が悪わけありません

平成に朝ドラの知名度を一気に上げた作品であり、沖縄ブームの火付け役となった作品が『ちゅらさん』です。人気の高さから、シリーズ4作目まで制作され、朝ドラ史上最も長く続いた作品でもあります。 『ちゅらさん』が今までの朝ドラとの大きく違う点は、主に日常を映し出した緩やかなストーリー展開であること。 ドラマはがっつり観るより、気楽な気持ちで観たいという人におすすめの作品です。 そんな本作は、美しい沖縄の海と土地、そして東京を舞台に、運命の恋に落ちたヒロイン・恵里(国仲涼子)が成長し、運命の人・文也と結ばれる姿を描いた群像劇。 命の大切さ、人と触れ合うことの温かさを作品を通して感じることができるはずです。

4位:『ちりとてちん』(2007年後期)/15.9%

笑いあり!涙あり!伏線あり!今もなお根強く愛される一作

SNSなどで、「一番好きな朝ドラ!」とこの作品をあげる人が今も根強くおり、放送から長い期間が空いてもなお愛されている作品が『ちりとてちん』です。 そんな、本作の魅力は2つ。 1点目は、緻密に張り巡らされた「伏線」。ちょっとした登場人物が、実は物語の重要な鍵を握っていたり、登場する小物にも様々な仕掛けが隠されていました。 2点目の魅力は、喜劇仕立ての笑って泣けるストーリーです。朝ドラのヒロインは「ポジティブ」な性格が多いのに対し、この作品のヒロイン・喜代美は超ネガティブ……。それでも、キャラの濃い登場人物に支えられて、落語に出会い、恋に落ち、成長していくストーリーに、視聴者が自然と応援してしまう……!! 2018年後期放送の『まんぷく』が好きなら、そして落語が好きな人なら絶対にハマる作品です。

3位:『あさが来た』(2015年後期)/平均視聴率23.5%

朝ドライケメンパラダイス!ヒロインもまたイケメンです

とても仕事ができ、頭がキレるヒロイン・あさ(波瑠)と、仕事はできないが、あさの事は心から愛しているイケメン亭主・新次郎(玉木宏)、そして亭主に代わってあさの仕事を支え、あさに恋心を抱くイケメン政治家・五代才助(ディーン・フジオカ)。そんな3人の三角関係を軸に、大政奉還後の激動の時代を女社長として生き抜くあさの姿を描いた朝ドラ。 中でも、五代が亡くなった時はSNSやニュース等で「五代ロス」と騒がれ、この作品で彼を演じたディーン・フジオカは瞬く間に人気俳優へと駆け上がりました。 また、本作はヒロインが御転婆ながら、しっかり者であるところも魅力の一つ。 口先だけではなく、ちゃんと自分の力で動き、上手く周りを巻き込みながら成功していく。その姿には、ビジネス面でも勉強になるところがあるかもしれません。

2位:『カーネーション』(2011年後期)/平均視聴率19.3%

心が綺麗なだけがヒロインじゃない。最高傑作と囁かれる作品

朝ドラの最高傑作とも囁かれる『カーネーション』。本作は、好き嫌いがはっきりと分かれる作品です。 それでも強く支持されている理由は、激動の時代の中でも強い信念を持って夢を貫く主人公・小原糸子と、正しい時代考証の下で紡がれるストーリー。 呉服屋の娘として生まれた糸子は、自分が女であるせいでやりたいことができない環境に苦しむ幼少期を送っていました。ここまでは、朝ドラには多い展開。 しかし、ミシンとドレスに出会ったことで自分の天職を見つけた糸子は、恋や出産・不倫を経ながらファッションデザイナーとして生き抜くことになります。 高評価の一方で、ストーリーが全体を通して「暗い」印象があるため苦手という人がいることも事実。 それでも、観る価値がある作品であることは間違いありません。中でも、ものづくりに没頭した経験がある人には是非観ていただきたい作品です。

1位:『あまちゃん』(2013年前期)/平均視聴率20.7%

朝ドラといえばやっぱりこれ!朝ドラの印象をガラリと変えた名作

一癖も二癖もあるコミカルな登場人物たちと、テンポよく展開していくストーリー、そして耳に残る楽曲。すべての要素が組み合わさり、とても見やすく、面白い作品に仕上がっているのが『あまちゃん』です。 当時無名だった女優・能年玲奈を一躍スターダムに押し上げた本作は、SNSで多くの人と朝ドラの感想を共有し合うという文化を浸透させた立役者でもあり、放送終了後には「あまロス」という言葉が生まれるなど、若い世代にも愛された朝ドラでした。 ヒロイン・天野アキが驚いた時に発するセリフ「じぇじぇじぇ!」は、2013年の流行語大賞を受賞し、作品を見たことがなくても言葉だけは知っているという人も多く、社会的な影響も大きかった作品です。 80年代アイドルカルチャーと現代のアイドルカルチャーを取り上げた作品でもあるため、親子で楽しめることはもちろん、配役・キャラクター設定やストーリーの中に小ネタが散りばめられており、作品としての完成度も高い! そして、この作品の評価をさらに高めたのは「東日本大震災」のシーンの描き方。当日に描かれた日常を秀逸に映し出したクドカンの脚本には、賞賛の声が多くみられました。 一度は観ておきたい朝ドラ作品です。

2018年後期放送中の朝ドラ『まんぷく』も名作の予感……!!

2018年後期の朝ドラ『まんぷく』は、放送開始して間も無くからSNSの評価が非常に高い作品です。実際に、この記事を執筆している私自身も「ドハマり」しています。この作品は、「幸せを分けてもらえる作品」と言っても過言ではありません。 今回のヒロインのモデルは、チキンラーメンの開発者・安藤百福を支えた妻・仁子。 発明家の夫・萬平と、大手企業に就職した男性と結婚して欲しかった母・鈴の間に挟まれ、究極のマネジメント力を身につけたヒロイン・福子の逆転成功ストーリーを描いています。 そんな本作の魅力は、登場人物たち。 一癖も二癖もある彼らをコミカルに、そして人情味いっぱいに演じ売るキャストたちの技の高さも光ります。もちろん、彼らの性格を丁寧に描きつつ、ストーリーもテンポよく展開していく脚本も本当に素晴らしいです。

朝ドラは「気になった設定・ヒロイン」の作品を見るのが一番!

社会的な影響や、当時の視聴率、SNSの反応などを考慮しながら、一度は観ておきたい本当に面白い朝ドラをランキング形式で紹介していきました。 今回は、ランキングということもあり順位をつけて作品を紹介していきましたが、鑑賞する作品を決める「決め手」となるのは、「ストーリーの設定」と「ヒロインが自分の応援できるタイプであるか」の2点なのではないかと思います。 話数が多いことで知られる朝ドラですが、この記事が鑑賞の一歩を踏み出す手助けとなれば幸いです。