朝ドラ『ゲゲゲの女房』出演キャストの現在は?【松下奈緒×向井理】

2017年7月6日更新 2053view

2010年3月から放送された、水木しげるの妻・武良布枝の自伝を原案に、漫画家の夫と妻が苦楽を共にする姿を描くNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』。『ゲゲゲの鬼太郎』誕生も描かれた本作の出演キャストのその後、現在についてご紹介します。

内気な高身長ヒロインの奮闘記!『ゲゲゲの女房』出演キャストの現在

武良布枝『ゲゲゲの女房』

連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』は、『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家・水木しげるの妻、武良布枝の同名小説を原案とした作品です。ヒロインの視点から、売れない貸本漫画家の夫をひたむきに支え、苦しみとその先の喜びを共にする夫婦の軌跡を描きました。

1932年、島根県安来市で生まれた飯田布美枝。背の高さを理由に、これまで良縁に恵まれなかった彼女のもとに、東京都の貸本漫画家・村井茂との縁談が舞い込みます。出会いから5日で結婚するも、先の見えない貧困生活の中で、布美枝は茂を支える覚悟を決めていくのです。

高長身のヒロイン役に抜擢されたのは、連続テレビ小説への出演は初となる松下奈緒。夫役の向井理ほか、『ゲゲゲの女房』出演キャストのその後、現在についてご紹介します。

飯田布美枝/松下奈緒

松下奈緒『Artist Book Nao Matsushita Scene#25 』

飯田布美枝は、9人の大家族・飯田家の三女として育った、控えめで大らかな性格の女性。29歳時に茂と見合い結婚し、原稿が売れず貧乏生活続きだった、不遇時代の水木しげるを支えました。

異例のヒロインを演じたのは、ピアニストや作曲家としても活躍する松下奈緒です。2004年にドラマ『仔犬のワルツ』で女優デビューし、本作で本格的なブレイクを果たすことに。2012年の主演ドラマ『早海さんと呼ばれる日』では、作曲家として劇中歌の提供を行っています。

2016年の主演ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか』では、お馴染みのロングヘアーを30cmもカットし、ショートヘアを披露したことも話題になりました。

村井茂(水木しげる)/向井理

向井理

村井茂は、太平洋戦争で左腕を失った後、貸本漫画家時代に布美枝と結婚しました。独創性などが評価され、『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる遅咲きの漫画家、水木しげるとして一世を風靡します。

水木しげるを演じた向井理は、本作の翌年2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』に出演し、主人公江の夫役で時代劇デビューを果たします。2017年6月には、向井の実の祖母の著書を映画化した『いつかまた、君と 何日君再来』で自らの祖父に扮し、尾野真千子と夫婦役を演じる予定です。

私生活では、2012年に主演を務めたドラマ『ハングリー!』の共演を機に、女優・国仲涼子と2014年12月に結婚しています。さらに翌年5月に国仲が第一子を妊娠、同年9月に男児が誕生したことを双方の事務所を通して発表し、一児の父となりました。

飯田源兵衛/大杉漣

大杉漣『現場者―300の顔をもつ男』

飯田源兵衛は、幼い頃に他界した父の後を継ぎ、代々続く商家・飯田家の家長になりました。古風な価値観を持つ頑固親父ですが、家族への愛情は深く、子どもたちの個性を尊重しています。

厳格な父を演じたのは、1993年の北野武監督作『ソナチネ』が転機となり、今や演技派ベテラン俳優の一人に数えられる大杉漣。その演技力から「300の顔を持つ男」の異名を取り、2016年の話題作で庵野秀明監督作『シン・ゴジラ』、2017年のドラマ『嘘の戦争』などに出演しました。

2017年1月より、『グルグルナインティナイン』内の「ゴチになります!18」の新メンバーとして出演中で、強面に反した気さくな素顔に注目が集まっています。

飯田ミヤコ/古手川祐子

古手川祐子『古手川祐子写真集』

夫の源兵衛に逆らわず、リューマチを患いながらも勤勉に生きる布美枝の母・飯田ミヤコ。我慢強く、布美枝と同じ控えめな性格をしており、穏やかな視線で子どもたちを見守ります。

古手川祐子は、1977年の『幕末未来人』への出演を機にアイドル的存在から脱皮し、清純派美人女優として知られるようになりました。幅の広い演技力を持ち、時代劇や2時間ドラマシリーズのほか、『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』などに出演しています。

2016年は、ヒットメーカー宮藤官九郎脚本、岡田将生や松坂桃李らの共演で話題になったドラマ『ゆとりですがなにか』にも出演しました。

飯田登志/野際陽子

野際陽子

夫の死後から商売を学び、飯田家の存続に奮闘した偉大な祖母・飯田登志を演じた野際陽子。隠居後は孫たちの世話を担い、コンプレックスに悩む布美枝に人生の指針を与えた人物です。

野際陽子は、仲間由紀恵主演の大人気シリーズ『TRICK』、『DOCTORS~最強の名医~』シリーズなどで知られているベテラン女優です。『ゲゲゲの女房』以降は、ドラマ『花嫁のれん』や『Wの悲劇』などに出演したほか、2015年に著作『70からはやけっぱち』も出版しました。

2017年4月より、主演の石坂浩二ほか浅丘ルリ子や加賀みどりなど、昭和のスターたちが集結するドラマ『やすらぎの郷』に出演する予定です。

宇野輝子/有森也実

有森也実『夜想曲ノクターン 有森也実写真集』

宇野輝子は、安来港の魚問屋に嫁いだ、ミヤコの妹で布美枝の母方の叔母です。姪の布美枝をいつも可愛がり、茂との急な結婚を知った際には不満を漏らしていました。

有森也実は、1991年のドラマ『東京ラブストーリー』に出演し、大きな注目を浴びました。主に助演として作品の脇を固め、「土曜ワイド劇場」や「水曜ミステリー9」などの2時間ドラマにも出演。その他の出演作に、ドラマ『模倣犯』や映画『赤々煉恋』などがあります

2017年5月には、伝承民話を基にした主演映画『いぬむこいり』の公開が控えており、有森は過激なラブシーンを体当りで演じたと語りました。

飯田ユキエ/足立梨花

飯田家の次女・ユキエは、自由に憧れる奔放な性格で、父親への反発を募らせていました。源兵衛の勧める見合いに反発するも、相手の人柄に惹かれて結婚し、幸せな暮らしを送っています。

ユキエの幼少期を演じた足立梨花は、バラエティ番組やドラマ・映画など多方面で活躍する、女優・バラエティタレントです。連続テレビ小説では、2013年に能年玲奈(のん)が主演を務めた『あまちゃん』にも出演しており、主人公と敵対する役柄を好演しました。

明るいキャラクターで、バラエティ番組に引っ張りだこですが、演技力も高く評価されています。2017年は、4月放送開始のドラマ『人は見た目が100パーセント』にも出演する予定です。

飯田邦子/桂亜沙美

桂亜沙美『桂亜沙美 in 「忘れられない、あの夏」 』

飯田邦子は、布美枝の兄・哲也に嫁いだ年下の義姉で、非常に思慮深い性格の女性です。布美枝にとっては仲の良い義姉であると同時に、未婚時代のプレッシャーの種でもありました。

桂亜沙美は、1999年の『BOYS BE...ALIVE』誌上オーディションでグランプリを受賞し、同名の舞台で下田役に抜擢されました。本作への出演後はドラマへのゲスト出演、2013年の映画『僕はまだ本気出してないだけ』、2016年の『天使にアイム・ファイン』などに出演しています。

また、2016年10月公開の『GANTZ:O』では、ヒロイン・杏の3Dアクターを務めました。

飯田貴司/星野源

星野源『逃げるは恥だが役に立つ』

飯田貴司は、家業を手伝う一家の次男で、4姉妹の中では布美枝と最も仲の良い弟です。

布美枝の弟を演じたのは、2016年に”逃げ恥”ことドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットし、新垣結衣と共に時の人となった星野源。それまでも演技力の高さは評価されており、2013年の初主演映画『箱入り息子の恋』、大河ドラマ『真田丸』の出演も話題になりました。

歌手としても注目を浴びるほか、2017年4月公開の劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』の主人公、先輩役の声優に抜擢され注目が集まっているようです。

村井修平/風間杜夫

風間杜夫

茂の父・村井修平は、郷里で初めて東京の大学を卒業したインテリです。その一方、文学や演劇を好む自由な人物であり、経済能力に乏しいため妻・絹代には頭が上がりません。

風間杜夫は、1972年に現在の芸名で日活ロマンポルノに出演し、銀幕デビューしました。朝ドラ出演は本作で4度目となり、初の外国人ヒロインを起用した、2014年の『マッサン』にも出演。脇を固める実力派ベテラン俳優として、多数の出演作品に重みと深みと与えています。

声優としても活動しており、宮崎駿監督作『風立ちぬ』ではヒロインの父親を演じました。2017年は、1月公開の綾瀬はるか主演映画『本能寺ホテル』に出演しています。

村井絹代/竹下景子

竹下景子

旧家の生まれで、子どもに熱い愛情を注ぐ茂の母・村井絹代を演じたのは竹下景子。厳格すぎる一面があるものの、頼りない夫と3人の男の子を抱えながら、たくましく生きている女性です。

高橋惠子は、1969年にドラマ『中学生群像』の生徒役でデビューしました。連続テレビ小説への出演は、『ぴあの』とナレーションも務めた『純情きらり』に続いて本作で3度目。ドラマは刑事・ミステリーを中心に、映画は2016年の話題作『聖の青春』で、主人公・村山聖の母役を演じました。

2017年6月より、鬼塚忠の小説を野村萬斎主演で実写映画化した『花戦さ』に出演する予定です。