2022年7月13日更新

ドラマ『コード・ブルー2』各話ごとのあらすじ・ネタバレをおさらい!【1話~最終回】

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ドラマ『コード・ブルー2』のあらすじをおさらい!

『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』
(C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

ドラマ『コード・ブルー 2ndシーズン』は2010年に月9枠で放送された作品です。月9ドラマとしての放送は、2ndシーズンからのみであり、1stシーズンは「木曜劇場」枠ドラマ、2009年に放送されたスペシャルドラマは「土曜プレミアム」ドラマとして放送されました。 『コード・ブルー』はフライトドクターを目指し、救急医療センターで研修制度を受ける若手医師たちの姿を描いた医療ドラマの傑作です。2ndシーズンでは、フェロードクターとしての期間を経て、医師として成長していく姿が描かれています。

ドラマ『コードブルー 2ndシーズン』までのあらすじ

『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』
(C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

主人公・藍沢耕作(山下智久)は、フライトドクターを目指し、専門研修制度を受けるために翔陽大学附属北部病院救命救急センターに赴任してきました。同センターには、藍沢の他に3人の研修を受けるフェロードクター、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)がおり、彼らと切磋琢磨しながら、医師として成長していきます。 冷静沈着で優秀な藍沢耕作ですが、救急医療センターで毎日患者と向き合ううちに、自分の手で命を左右してしまうことに大きな不安と葛藤を抱くように。その葛藤や苦しみは、他の3人のフェロードクターもそれぞれに抱えていたのでした。

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第1話 「聖夜の奇跡」

救急医療センターで働く藍沢たちのもとに、ある日祖母の絹江(島かおり)が急性肺炎で運ばれてきます。緊急入院を余儀なくされる祖母についていることもできず激務に追われる藍沢。 その後、事故によりオートバイと衝突した主婦と子どもが重症、ドクターヘリの要請が入ります。子どもは心肺停止となり、懸命の蘇生を試みるも、重い後遺症が残り植物状態となる恐れが濃くなりました。

子どもの後遺症については十分考えられたことであり、それがわかっていて施した自分たちの処置は正しかったのか悲嘆にくれる藍沢。上司の黒田には、全てを受け止めようとするのではなく、割り切ることも必要だと諭されてしまいます。

第2話 「自らの道」

工場現場での事故で搬送されてきた患者が治療中に容態が急変し、突如大量出血する事態に陥ります。担当していた藤川は必死の思いで止血や治療を試みますが、その甲斐むなしく患者は死亡してしまいます。 さっきまではっきりと会話をしていた患者の急変と、突然の死にショックを隠し切れない藤川。自分ではなく治療にあたったのが藍沢なら患者は亡くなることはなかったのではないかと落ち込みます。 一方、緋山は自分が担当した女性患者が緊急手術後、急死してしまうという事態に直面していました。この女性は海外で整形手術を受けた後腹膜炎を発症したのですが、現地で食べた料理に細菌感染をしていたのです。手術前の培養検査で発見が出来なかったことを心から悔やむ緋山。

それぞれに医師としての厳しい現実に直面し落ち込むフェロードクターたちでしたが、藤川は藍沢と語りあう中で、患者の死に向き合い受け入れていく覚悟を固めます

第3話 「真実と嘘」

駅で将棋倒しの事故が起こったという知らせがあり、現場に向かった藍沢達ですが、事故現場は凄惨なものでした。 3人の男女がスキー板で串刺し状態になっていたのです。被害に遭ったのは、松井透(濱田岳)、木沢広之(日和佑貴)、森田恵理(小林涼子)の3名。互いに友人であり、広之と恵理は恋人同士。いちばん上になっている松井の体からスキー板を除去しようとすると、命を脅かすほどの大量出血は避けられない状態でした。

残酷な現実を松井に告げる藍沢。意識がはっきりとしていて元気に会話をしていた松井でしたが、3人の命を懸けた大手術の最中に緩やかに息を引き取っていくのでした。

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第4話 「過ぎし日」

ある日、落下した看板で頭を打った女性が救急医療センターに搬送してきました。女性は木島由紀奈(木南晴夏)。事故の外傷は問題ありませんでしたが、実は妊娠をしていました。 子どもへの愛情も母親となる自覚にも欠けている由紀奈。由紀奈の母に話しても、まったくの無関心で取り合ってはもらえません。そうこうしているうちに、突然由紀奈が産気づき、24週での早産となってしまいます。 胎児の健康状態が危ぶまれるほどの早産ではありましたが、由紀奈の子どもは健康な状態で生まれてきました。集中治療室で子どもの様子を見ている藍沢のもとに心配そうにやってきた由紀奈。

しかし、これまでの態度を見ていたためか藍沢は冷たくあしらいます。それでも徐々に由紀奈の中には子供への愛と母性、母親として生きる自覚が芽生え始めていくのでした。

第5話 「愛する人」

藍沢たちと共に働くフライトナースの冴島はるか(比嘉愛未)には恋人の医師・田沢悟史(平山浩行)がいますが、彼は余命あとわずかという難病に侵されていました。 かつては病気が進行していく恋人の姿を見るのが辛くて、田沢のもとを去った冴島でしたが、やっぱりかけがえのない愛する人だということに気づき、彼の最期を看取る決意を固めるのです。 一人の女性として愛する人を見守る自分と、看護師として病に向き合う自分の間で激しく葛藤し苦しむ冴島。

不運にも田沢の最期が迫ったとき、ドクターヘリの要請が。しかし病に体を侵されながらも医師としての誇りを失わない田沢に胸打たれ、冴島は田沢の病室を後にし現場へと向かうのでした。

第6話 「秘密」

母の死の真相を知らされずに育った藍沢。ある日祖母の絹江と父の誠次に意を決して真実を訪ねますが、頑なに答えてくれようとはしませんでした。 そんな折、末期の肝臓がんの患者・内藤妙子(キムラ緑子)を担当することになった藍沢。彼女はスナックを経営しており、息子を溺愛していました。愛する息子の大学受験が終わるまでは、自身の病気を偽り続けるというのです。 たびたび吐血を繰り返し見た目にもやつれている状態であるのに、がんではなく胃潰瘍だと息子に嘘をつき続ける妙子。

母・妙子の胸の内を見透かしたかの様に、実は真実を感づいていて気づかないふりをしている息子・芳雄(太賀)。自分と同じように、家族で秘密を抱える患者の姿に藍沢は胸が苦しくなります。

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第7話 「あやまち」

藍沢がずっと気にかけていた、知りたいようで知りたくなかった母の死の真相が明らかになります。 かつて研究者として活躍していた藍沢の母でしたが、出産を引き換えに、命を失ってしまったのでした。藍沢にとっては知りたくない真相だったのに違いありません。それなのに、父の誠次(リリー・フランキー)は子どもが生まれれば、仕事に輝く女性である母を取り戻せると思ったと藍沢自身に激白。藍沢はいたたまれない気持ちになります。 傷心であるのは、藍沢だけではありませんでした。

緋山が脳死と判断した患者がその後心停止で亡くなり、母親に同意書を取っていなかったため、死亡した子供の叔父に人殺しだと詰め寄られてしまいます。母親と信頼関係を築けていると信じていた緋山は、患者の家族に対して不信感を持つようになってしまいました。

第8話 「理由」

夏祭りでの事故が原因で大けがを負った一家が搬送されてきました。 父の達夫、祖父の重蔵、娘の結菜そして母の清美も負傷しています。比較的軽傷であったのは、娘の結菜と母の清美でしたが、しばらくして達夫と重蔵が急変し、緊急オペが必要になりました。突然のことに動揺し、手術の同意書にサインできないでいる清美

しかし白石との会話の中で、彼女たちフライトドクターの仕事に対する想いに胸打たれ、家族の命を託す決意をします。

第9話 「心の傷」

患者の家族に同意書を貰わなかったため、訴訟問題となってしまったことを心に抱え続ける緋山。 その後の仕事でも自分の手を誤って切ってしまうなど動揺が見られ、藍沢たちを心配させます。入院している田所部長(児玉清)を見舞った緋山は、訴訟問題に関して全て自分の責任だと言って庇ってくれる態度や、自身の体験と重ね合わせて心の傷を乗り越えるヒントを貰ったことに救われたような気持になりました。

緋山を元気づける一方で田所部長の持病は悪化しており、大手術を控えている状態でした。

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第10話 「岐路」

田所部長(児玉清)のオペは、これまでに前例がないほどの難しいものであるため藍沢たちは心配になります。白石の父も田所を見舞おうと訪れますが、飛行機墜落事故に遭遇、要請を受けて藍沢たちは現場へと向かうことになりました。 現場で多数の被害患者の治療にあたる中、白石は父・博文(中原丈雄)の姿が見えないことに動揺を隠しきれません。

一方、病院では田所が手術中に危険な状態に陥り、オペを担当している医師たちにも緊張の色が見え始めます。

最終回「卒業〜奇跡の定義」

飛行機墜落事故の被害患者の治療にあたる藍沢たち。患者の中に、飛行機の中に息子を置いてきてしまったと訴える父親の姿がありました。藍沢は捜索の結果無事子どもを発見、足が挟まれていた状態でしたが救出し、治療にあたります。 行方が分からなかった博文は無事であり、白石と一緒に患者の治療に加わりました。 手術中に危険な状態であった田所も、担当医たちの必死の施術の甲斐あり、一命をとりとめました。飛行機事故の被害患者の治療も無事終わり、病院にもどってきた白石親子でしたが、博文は足を骨折してしまっていたのです。すぐに入院となった博文でしたが、娘の医師としての成長を目の当たりにし、大きな安心を覚えました。

これまで実の父とのわだかまりを抱え続けていた藍沢でしたが、ある日祖母の絹江と母の墓参りに訪れたときに、父・誠次(リリー・フランキー)の姿を発見しました。父が毎年母の墓参りに来ていたことを知り、少しずつ緩やかに変化が現れていた父への想いが溢れます。 藍沢は母の墓の前で、手先が器用だと病院でも評判が良い自分の手は、「あなたに似ていると思う」とそっと誠次に告げるのでした。