2017年7月6日更新

映画『疾風ロンド』トリビアを紹介!白銀ジャックとの関係は!?【東野圭吾】

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『疾風ロンド』
(C)2016「疾風ロンド」製作委員会

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2016年に公開された話題作!映画『疾風ロンド』

2016年11月26日に公開された映画『疾風ロンド』。東野圭吾による人気小説を原作としており、映画制作発表と同時に話題を集めました。監督はNHKディレクターとしても活躍してきた吉田照幸、主演は2010年に東野圭吾原作のドラマ『新参者』にも出演した阿部寛が務めています。 2013年に刊行された長編サスペンス小説『疾風ロンド』。ノンストップで駆け抜けるストーリーと深まる謎と笑いを織り交ぜた作風を、映画でも堪能させました。

映画『疾風ロンド』あらすじ

『疾風ロンド』
妻を亡くし息子・秀人と2人で暮らす栗林和幸。大学の医科学研究所で研究員として働く栗林は、元研究員の葛原克也が勝手に作り出した新種の病原体・殺人炭疽菌「K-55」によって思わぬ事件に巻き込まれてしまう。 ある日、保管していたはずの「K-55」が消え、脅迫状が届く。「K-55」をスキー場に埋めたこと、3億円と引き換えに埋めた場所を教えると書かれた脅迫状。犯人は、葛原の仕業に違いない。が、突然の交通事故で葛原は死んでしまう。警察に病原体のことを知られたくない研究所は、栗林にスキー場へ行き自力で回収してくるよう命令する。

『疾風ロンド』との関係が気になる『白銀ジャック』とは?

東野圭吾原作の『白銀ジャック』【2014年にドラマ化】

白銀ジャック
『白銀ジャック』は、2010年に発売された東野圭吾によるサスペンス小説。スキー場を舞台とした根津昇平シリーズ第1弾としてだけでなく、「いきなり文庫」作品の第1弾としても発表された作品で、東野圭吾ファンの間でも注目を集めました。 2014年8月にはスペシャルドラマとして映像化。主演を渡辺謙が演じました。新潟出身で、一流のスキーの腕前を持つ渡辺謙が主人公を演じたことで、スキー場内にいる犯人を追いかけるシーンは圧巻のものとなっています。

『白銀ジャック』のあらすじ

白銀ジャック
倉田玲司(渡辺謙)がゲレンデ統括マネージャーを務める新月高原スキー場に、「ゲレンデの下に爆弾を埋めた」という脅迫状が届きます。さらに、3日以内に3000万円を用意しなければ爆弾を爆発させるという要求。しかし、事なかれ主義の上司は犯人の要求をのみ、倉田には秘密裏に爆弾を探すよう命令しました。 命令を受けた倉田は、スキー場のパトロール隊員・根津昇平(岡田将生)やスノーボーダー・瀬利千晶(山下リオ)らに力を借りながら捜索を開始。なかなか犯人の尻尾を捕まえることが出来ず、脅迫メールだけが次々と届く。事件の糸口を見つけられない倉田は、犯人の逃走ルートを推測し待ち構えます。

『疾風ロンド』は『白銀ジャック』の続編?

『疾風ロンド』と『白銀ジャック』は、2作品ともスキー場を舞台としたサスペンス作品。ゲレンデに爆弾を埋めるという犯行と、身代金の要求、そして同じ登場人物がいることから、物語の関係性に疑問を持つ人も多くみられたそうです。 結局のところは、2作には何の繋がりもなく、続編でもなく全く別の作品。扱っている事件の内容や、登場人物(根津昇平と瀬利千晶)の一致はあるものの、物語の展開や関係性は異なります。また、サスペンス要素の色濃い『白銀ジャック』に対し、笑いの要素も取り入れられた『疾風ロンド』と、作風も異なり、どちらを先に読んでしまっても全く問題ないようです。

野沢温泉も?!映画『疾風ロンド』のロケ地を紹介

野沢温泉スキー場

映画では「里沢温泉スキー場」として登場。「K-55」が埋められ、主人公らが捜索を続ける場所として、映画の主な舞台となりました。長くロケが行われていたことから、出演者の目撃情報も多くみられました。 長野県下高井郡野沢温泉村にある「野沢温泉スキー場」。広大なゲレンデと、上級者も満足できるコースの数々、日本海まで見渡せる絶景など魅力満載のスキー場です。

パノラマハウスぶな

ゲレンデレストラン「カッコウ」として登場した撮影場所。野沢温泉スキー場内にあるレストラン「パノラマハウスぶな」は、スキー客の休憩所としても親しまれている場所です。

野沢グランドホテル

野沢温泉
『疾風ロンド』でのホテルシーンのほとんどはここで撮影されました。ロビーでのシーンは予告でも使われていたので、見に覚えのある人が多いかもしれません。また、ロケ中は、出演者の宿泊場所としても使用されたそうです。 野沢温泉スキー場のふもとにある「野沢グランドホテル」。長野県の里山を眺望できる天然温泉と、旬の地物料理を魅力とする宿泊施設です。