2018年1月14日更新

映画『テルマエ・ロマエ』あらすじ・キャスト・ロケ地温泉【ローマ人と平たい顔族】

古代ローマの浴場設計技師が突然日本にタイムスリップ!お風呂をテーマにしたギャグ漫画『テルマエ・ロマエ』は映画でも大ヒット。阿部寛を始めとする濃いキャストたちがお送りする本作品に迫ってみました。

古代ローマの風呂がテーマ!コメディ映画『テルマエ・ロマエ』

『テルマエ・ロマエ』とは、ヤマザキマリ原作の漫画作品で2012年に映画化もされました。古代ローマの公衆浴場を舞台に、浴場設計技師の奮闘を描きます。浴場設計技師ルシウスが良い公衆浴場を作ろうと、奮闘するというコミカルな物語となっており、タイトルの『テルマエ・ロマエ』はラテン語で「ローマの浴場」を意味しています。タイトルそのままという感じですね。 作品のジャンルはギャグとなっており、古代ローマ人のルシウスが現代日本へとタイムスリップ。その技術を古代ローマに持ち帰り浴場設計に生かすというのがお決まりのパターンになっています。実写化の際には2012年当時、興行通信社調べによる映画観客動員ランキングで初登場1位に輝くという人気ぶりとなりました。

『テルマエ・ロマエ』のあらすじ

舞台は古代ローマ。公衆浴場であるテルマエは賑わいを見せていました。しかし、そこで1人「なんと品がないのだ」と公衆浴場を利用する人々を見て渋い顔をする男がいました。彼こそ、浴場設計師のルシウスです。 思い悩み、湯船の中に沈みながら考え込んでいると、浴槽の中にぽっかりと空いた穴を発見。不思議に思いながら近づいてみると、突然その穴に吸い込まれ、何故か現代日本へタイムスリップしてしまいました。そして、その先で始めてみる日本の銭湯の技術に驚きながらも柔軟に技術を吸収していくルシウス。 その後、なんとか古代ローマに戻ることができ、ルシウスは日本で学んだ技術を生かし、ローマの浴場を立派なものに仕上げていきます。こうして、浴場設計士のルシウスが謎のタイムスリップで幾度も日本へやってきては、技術を取り入れ、ローマの衛生事情に貢献していくのです。

メインキャストは阿部寛と上戸彩!

主演は2枚目から3枚目まで、器用にこなす演技派俳優の阿部寛が。ヒロインには上戸彩がキャスティングされました。阿部寛の一生懸命さと上戸彩のかわいらしさは、映画の雰囲気にぴったりあっており、現場も楽しかったようです。

ルシウス/阿部寛

ルシウスは古代ローマ帝国の浴場設計技師で、非常に生真面目な性格ながら、その真直ぐ過ぎる性格ゆえに天然なところも併せ持つキャラクターです。 阿部はこの役について「ルシウスに大切なのは情熱と必死さ」とコメントしており、真面目に一生懸命にやるからこそ、この役は面白いと語っています。ロケ地となったイタリアでは阿部は現地に溶け込み、イタリアの女性からもモテモテだったのだとか。

山越真実 /上戸彩

山越真実は漫画家志望の日本人の女性です。古代ローマに強い興味をいだいており、タイムスリップしてきたルシウスに偶然出会い、徐々にルシウスに惹かれるようになっていきます。 主役を演じた阿部とはとても気が合うようで、上戸自身「ルシウス役が阿部さんじゃなかったら、参加していなかった」と言うほど、阿部に対して強い信頼を寄せていました。

ローマ人役を演じた"顔の濃い"キャストたち

顔の濃い人物がここまで集まるか、というほどぴったりなキャスティングとなった今作品。現地のエキストラから「あの人たちは本当に日本人なのか」という声が上がる程馴染んでいたのだそうです。

ハドリアヌス/市川正親

ハドリアヌスは古代ローマ帝国の第14代ローマ皇帝です。皇帝でありながら、すぐれた建築家という顔も持ち合わせた人物で、ルシウスの噂を聞きつけ、仕事を与えるようになります。 『テルマエ・ロマエ』に関しては、ロケ地がイタリアだったこともあり、リアルなローマを感じたそうです。映画での皇帝役は初めてということもあり、日本人がローマ皇帝をやるなんて、と驚きを隠せない様子でした。

 ケイオニウス/北村一輝

ケイオニウスはハドリアヌスの養子となった、次期皇帝候補の青年です。最初はルシウスを認めていませんでしたが、徐々にその腕を認めるように。 『テルマエ・ロマエ』の初日舞台あいさつの際、日本一顔の濃い芸能人は誰か、というのを観客の拍手によって決定。「そんなに濃くないんですよ!」と悔しがりながらも晴れやかな笑顔を見せていました。

アントニヌス/宍戸開

アントニヌスはケイオニウスと同じく次期皇帝候補で、ハドリアヌスの側近として仕える人物です。 宍戸はイタリア・チネチッタでの撮影の際、町の雰囲気に圧倒され「まるで本当にタイムスリップみたいだ」とコメント。とても演じやすかったとも言っており、他の俳優と共に現地にすっかりなじんでしまっていたようです。

純和風な日本人!平たい顔族のキャストたち

ルシウスがタイムスリップで日本に来た際、日本人の呼び名として「平たい顔族」と称しました。ローマ人キャストは濃いメンバーなのに対し、平たい顔族は純和風な顔立ちのメンバーが揃いました。

山越修造/笹野高史

山越修造はヒロイン真美の父親。のんびり屋さんのお父さんで、漫画家を目指す真美のことを応援しています。 笹野といえば有名な名俳優でありますが、今回は脇役として登場。日本旅館を経営する純和風な日本人ということで、どこかの田舎いそうなお父さんな雰囲気を醸し出しています。

銭湯にいる老人/いか八朗

いか八郎演じる老人は、ルシウスがタイムスリップしてきた銭湯にいたおじいちゃんです。 赤ら顔で銭湯に浸かっているだけ、という端役で登場のいか八郎。いかにも銭湯にいそう!という雰囲気と笑顔で癒されたという視聴者もいたようです。喋り方にも特徴があり、見た人の印象に強く残ったのだとか。

平井卓三/菅登未男

平井卓三は真美の師匠の漫画家、平井道子の義父にあたる人物です。 いか八郎と共に今回の出演で「かわいいおじいちゃん」として注目を浴びた菅。完成披露試写会の際には「平たい顔族」というタスキをつけ、シャンプーハットをかぶるというお茶目な姿で登場しました。

有名温泉多数!ロケ地となった場所をご紹介!

イタリア・チネチッタ 

チネチッタとはイタリア・ローマ郊外にある映画撮影場所です。本格的なセットが組まれ、ローマを舞台にした映画などで使われることの多い場所。『テルマエ・ロマエ』では、1000人のイタリア人をエキストラとして投入し、2週間をかけて撮影に挑みました。

銭湯・稲荷湯

ルシウスがタイムスリップした際に登場した、東京都の銭湯です。壁面には富士山が描かれ昔ながらの温泉という風情が漂っています。店の玄関の上には稲荷屋という看板があるのですが、実はこれ映画の撮影時にスタッフが撮影用に作ったものなのだそうです。

熱川バナナワニ園

静岡県の東伊豆にある施設でワニと熱帯性植物を扱った動植物園です。ルシウスが真美をお姫様抱っこしたシーンで使われています。ルシウスを演じた阿部によると「お姫様抱っこしていた時、周りでワニが口を開けて待っていたんですよ!」とのこと。バナナワニ園のスタッフはこの日のためにワニに1か月も餌を上げずに撮影に挑んだのだそうです。

那須温泉郷・北温泉

作中では上戸演じる真美の実家として使われた場所です。古い建物は江戸時代から存在する歴史あるもので、栃木県に存在しています。風情のある内装で、様々な種類の温泉が存在しており、中には温泉プールになっている巨大な温泉も。

伊香保温泉

 群馬県渋川市伊香保町にある温泉で、群馬県を代表する温泉の1つとなっています。温泉と共にその周辺の町と石段も有名で、作中ではルシウスが猿にバナナを取られて追いかけるシーンで使われていますね。

原作者ヤマザキマリとは?

風呂とギャグを組み合わせたなんとも風変わりな漫画を描いたヤマザキマリ。1967年4月20日生まれの彼女はローマ在中のマンガ家で、文筆家としても活躍する人物です。1996年にデビューして以来、イタリアでの暮らしや、結婚後の家族のことをネタにした漫画などを発表。『テルマエ・ロマエ』では、2010年にマンガ大賞を受賞するという快挙をなしとげています。 映画の実写化の際には「日本人に付けっ鼻とかだったらどうしよう!」と不安があったようですが、ローマでのロケを見た際には全く違和感なし、と感じたのだそうです。濃い顔キャストは原作者から見ても、違和感なく馴染んでいたようです。

続編も出来てしまった!『テルマエ・ロマエⅡ』

1作目の人気を経て、1の公開から2年後の2014年に2が公開となりました。公開日は4月26日、よいふろの日が選ばれ、キャッチコピーに「また、来ちゃった。」「世紀のSF(すごい風呂)超大作」が使われるなど、お茶目な要素満載でのスタートとなりました。 1作目と同様にローマ人の為の風呂づくりにいそしむルシウス。相変わらずの顔の濃いメンバーとお茶目でインパクトのある平たい顔族たちには、1からのキャストを続投。作品、ギャグ要素、演技など、期待以上の出来たった、と視聴者からも好評の嵐でした。

映画『テルマエ・ロマエ』海外ではどんな反応!?

日本以外で海外でも公開された今作品。なかなか好評だったようで「笑わずにはいられない作品」と、映画の面白さについての評価の声がいくつか見られました。作品としての良さも勿論ですが、特に主役を演じた阿部に対する評価も多く、中には「阿部はまるでローマ人のようだ」との声も。すっかり現地の人ですね。 現地イタリアでも受け入れられたようで、現地で行われたプレミア上映では笑いが絶えなかったとのこと。また、このプレミア上映会は世界遺産・カゼルタ王宮の宮廷劇場で行われたのですが、なんと日本映画ではここでの公開は初めて。 原作もイタリア・フランスで販売し、こちらも好評を得ているようです。