エイリアンに種類ってあるの!?特徴を含めて徹底解説!

2017年9月25日更新

多くのファンを獲得しつづけている人気SFシリーズ『エイリアン』。このシリーズに登場する頭の長い生命体には、いくつか種類があることをご存知ですか?エイリアンの種類を復習して、2017年秋公開の『エイリアン:コヴェナント』に備えましょう!

映画『エイリアン』に登場するエイリアンの種類を解説!

1979年の第1作目から2012年の前日譚まで合計5作が製作され、今なお人気を保ち続けているSFホラー『エイリアン』シリーズ。このシリーズに登場する頭の長いエイリアン「ゼノモーフ」は、他の生物に寄生して成長するため、寄主などによっていくつか種類があることを知っていますか? この記事では寄主の違いなどによるゼノモーフの種類には一体どんなものがあるのか、その特徴を成長過程を含めてまとめてみました。2017年9月には最新作『エイリアン:コヴェナント』が公開さる同シリーズの復習も兼ねて見ていきましょう。

【成体】卵を産む役割を持つエイリアン・クィーン

エイリアン・クィーンは、繁殖するためのエイリアンエッグ(エッグチェンバーとも)を産むのが役割です。 アリやハチの女王個体と同じように普段は他のエイリアンに守られて巣の奥に潜んでおり、普通の個体よりも数倍大きく、最大で体長約30メートルにまで成長。そのため戦闘力も非常に高いです。 体を固定して卵を産むため、基本的に動くことができません。しかし、非常事態には卵嚢を捨てて自力で行動します。 発生確率は非常に低く、他の個体とは違う成長過程をたどります。クィーンが死んだ場合には、群れのなかで最強の普通個体が「プレトリアン」を経てクィーンになるのです。

卵とその孵化後

【第一形態】クィーンが産むエイリアンエッグ

クィーンが産む卵がエイリアンエッグです。殻は分厚いゼラチン質で覆われており、その外側は薄い膜が何層にも重なっています。殻の外の土壌から養分を摂取して、中の生物の成長を促すことも可能。表面にある血管のような模様は、卵が生き物であることを感じさせます。

【生殖器官】卵から飛び出し寄生体を産み付けるフェイスハガー

エイリアンエッグが孵り、中から出てくるのがフェイスハガーです。 フェイスハガーは、寄主となる生物が近づくと卵から飛び出し、その名の通り顔に張り付き、尾を寄主の首に巻いて自身の体から生えているチューブを喉に突っ込み、寄生体を産み付け、役目を終えると生き絶えます。これ自体はエイリアン本体ではなく、生殖器官といえるでしょう。 寄生対象は幅広く、人間や犬、プレデターなど。寄主は寄生されると短い昏睡状態に陥り、目を覚ましたあと激しい空腹を感じるのも特徴です。 また、クィーンとなる個体を産み付けるクィーン・フェイスハガーも存在し、それは大きさや色が他のものとは違います。

寄主の違いによる第二形態いろいろ

【第二形態】人間に寄主した基本形のチェストバスター

フェイスハガーが産みつけた寄生体が充分に成長すると、第二形態のチェストバスターになります。 チェストバスターは、手足がなく蛇のような形をしており、寄主の肋骨を外側にへし折り腹部を食い破って外に出てくるため、寄主は激痛に襲われ失血死してしまいます。ある程度まで成長しないと寄主には自覚症状がないため、寄生されている気がつかない場合が多くあります。 外科手術で取り除くこともできますが、手術が成功して生き延びたのはこれまでの『エイリアン』4作の中で1人だけです。 寄主の外に出てきた段階では体長60cmほどの小さな個体ですが、力はかなり強く動きも俊敏で、捕まえることは困難。短期間で数回脱皮して成体になります。

【第二形態】人間以外の生物に寄生したドッグ・バスター

ゼノモーフは寄生した相手の遺伝子を一部受け継ぐため、人間以外に寄生すると寄主の特性により違った姿のチェストバスターに成長します。 犬に寄生したゼノモーフの第二形態、ドッグバスターは犬の遺伝子を受け継いでいるため生まれた時から脚が生えており、すぐに四足歩行で走ることができます。

【第二形態】プレデターに寄生したプレデリアン・チェストバスター

ゼノモーフの天敵であるプレデターに寄生した個体は、プレデリアン・チェストバスターになります。プレデターの遺伝子を引き継いでいるため、他のチェストバスターと違って色は暗い緑で外顎があるなど特性が違っています。 珍しいケースでは、瀕死のプレデターに寄生し誕生したあと、人間の死体に再度寄生して進化しました。プレデリアン・チェストバスターは他の個体から攻撃されませんが、その理由はわかっていません。

【第二形態】クィーンに成長するクィーンチェストバスター

これまでにご紹介したとおり、ゼノモーフは寄主によって第二形態であるチェストバスターの形を変えていました。 しかし、クィーン・フェイス・ハガーから成長したクィーン・チェストバスターは、何に寄生しても外に出てくるときの形が変わりません。他の個体よりも潜伏期間が長いのも特徴です。また、他のゼノモーフは、クィーンが寄生している生物は殺さないという習性があります。 この第二形態のあと、中間形態(プレトリアン)を経てエイリアン・クィーンに成長します。

【成体】ゼノモーフ

『エイリアン:コヴェナント』に登場する新たな成体!チェストバスターから成体になる直前にゼノモーフは一旦サナギとなり、そこから孵化します。 ビッグチャップは第1作目にのみ登場した成体です。「大きな頭」という意味の名前を持ち、以降の作品に登場した個体と違って眼孔がありますが眼球はありません。 人間の頭蓋骨に似た頭部に、半透明のフードのようなものをかぶっているのも特徴です。ゼノモーフの特徴である口の中にもうひとつ小さな口(インナーマウス)があるという独特な構造がすでに見られます。背中にはパイプ状の突起物が5本あり、身長は2mほどで長い手足に尾という機械のような見た目になっています。

【成体】コヴェナントで初登場!新種のネオモーフ

『エイリアン・コヴェナント』で初登場した新種のエイリアン、ネオモーフ。今までにないボディ全身が白濁色になっているのが特徴的です。寄生の仕方も今までのエイリアンとは違い、エッグサックという卵塊から噴出される黒い粒子を体内に取り入れる事で寄生します。 更に、誕生の仕方も画期的。従来のエイリアンは「チェストバスター」と名を打っているだけあり、胸部から誕生しました。しかし、ネオモーフは背部や口から誕生するという、どこから産まれるかわからない恐怖を秘めているのです! 口元も従来のエイリアンとは違い、すぼまった口内に無数の鋭い歯が生えていて、人間を食い殺します。

【成体】人間に寄生して成長したエイリアン・ウォーリアー

2作目以降から基本形として登場したエイリアン・ウォーリアーは、前作のビッグチャップとは見た目が大きく変わっています。 頭部の半透明のフードのようなものがなくなり、体は外骨格で覆われた昆虫や節操動物のような容貌になりました。眼孔も眼球もありません。背中の突起物と前に突き出た牙も特徴です。 ゼノモーフの群れの中では、働きバチや働きアリのような役割を担っており、寄生対象となる生物の捕獲と拘束、産卵中のクィーンの警護、巣に近づく敵の排除などを行います。 獲物がいない時は巣の壁や天井に張り付いて眠り、獲物が近づくと集団で攻撃。外に獲物を探しにいく時は積極的に襲撃します。攻撃力だけでなく、知能が高く学習能力があることも恐ろしいポイントです。

【成体】犬などに寄生したドッグ・エイリアン

『エイリアン3』(1992)に登場したドッグ・エイリアンは、他のゼノモーフとはまた違った特性を持っています。 寄主が犬だったため後ろ足は爪先立ちの状態の四足歩行で、他の二足歩行のゼノモーフよりも素早く移動することができます。ウォーリアー・エイリアンのような背中の突起物はありません。 天井や壁に垂直にへばりついたまま走ることもできます。また、溶鉱炉に沈められても死なないなど、その耐久性も驚異的です。 肉食で、他のゼノモーフがクィーンの餌として獲物を巣に持ち帰るのに対して、その場で捕食することもあります。

【成体】クローン人間から誕生したニュー・ウォーリアー

『エイリアン』シリーズの主人公、リプリーの遺伝子が組み込まれたクローンに寄生して誕生したのがニュー・ウォーリアーです。『エイリアン4』(1997)に登場します。背中の突起物は4本に減り、二足歩行ですが後ろ足は爪先立ち、手には水かきやヒレがあるなど、ウォーリアー・エイリアンとの違いが多く見受けられます。 その特徴は、他のゼノモーフに比べて人間の遺伝子を多く含んでいることです。初めて水中を泳ぐ姿を見せた種類であり、「アクア・エイリアン」とも呼ばれます。 通常のウォーリアー・エイリアンに比べても特に知能が高く、建物の構造や獲物の特性、自らの身体的特徴などを利用して罠を仕掛ける、自身の酸性の体液を利用するなど高度な攻撃をしてくるのが厄介な点です。

【成体】人間に近い新種ニューボーン

ニューボーンは、リプリーのクローンに寄生し、卵ではなく幼体を産むようになったエイリアン・クィーンから誕生しました。 身体的特徴は、指は5本、眼球とまぶたがあり、インナーマウスの代わりに舌があります。柔らかく乳白色の外皮を持ち、尾はなく、血の色は赤で、体格はこれまでのゼノモーフよりもかなり大きいものの、人間に近い見た目になっています。また、胸には乳房のようなものがあります。 しかし、誕生直後には繭に捕らわれていた人間を食べる描写もあり、食性は変わっていません。 クィーンを母親と認識せず、遺伝上の祖母にあたるリプリーのクローンを慕っていました。力はクィーンよりも強く、『エイリアン4』までに登場した中でもっとも強いと考えていいかもしれません。

成体】プレデターによる改良品種グリッドエイリアン

2002年のスピンオフ映画『エイリアン vs プレデター』(2004)で、プレデターによって品種改良された種をバトル・エイリアンと呼びますが、そのなかでもプレデターのネットランチャー攻撃で頭と両肩に網目状の傷を負った個体が、グリッドエイリアンです。 基本的な特徴はバトル・エイリアンと同じで、寄生から誕生までのスピードが非常に早く、尻尾や鉤爪などが発達。ドッグ・エイリアンと同じよう四つん這いで移動し、天井や壁も床と同じように走ることができます。 グリッドエイリアンは他の個体に比べて体が大きく、知能が高いことも特徴です。

【成体】プレデターに寄生して誕生したプレデリアン

プレデターに寄生して誕生したプレデリアンは、他のゼノモーフと同じく寄主のDNAを受け継いでおり、プレデターの特徴が混ぜ合わさった種です。『エイリアン vs プレデター』、『AVP2 エイリアン vs プレデター』(2007)に登場します。 すでにご紹介したプレデリアン・チェストバスターが成長した姿で、頭部にある4本の触手や外顎など、プレデターに似た身体的特徴があります。エイリアン・ウォーリアーよりも全体的に体が大きく、外骨格の上が筋肉のようなものに覆われています。力も格段に強く、耐久性も非常に高くなっています。 クィーンがいなくても、自身で寄生対象に直接卵を産みつけ大量のチェストバスターを誕生させるなど、単独生殖を行うことができるのも特徴です。