2023年4月7日更新

【鉄板】おすすめアメリカ学園映画20選【ハイスクールティーンを描いた名作たち】

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クルーレス
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ハイスクールティーンを描いたアメリカ学園映画の名作たち

邦画の学園ものと一味違う、アメリカのハイスクールティーンを描いた学園映画をご紹介します。 国や時代背景が伺えるファッション、音楽やドラッグといった若者のカルチャーを始め、日常や学校生活も見どころの1つ。コメディーにホラー、SFやヒューマン・ドラマなど、ジャンルを問わず青春の魅力がつまった名作を集めました。 限られた場所と時間の中にあって、どこか無限を感じていた青春時代、痛々しいまでに繊細だったあの頃に思いを馳せてみませんか?

1.『クルーレス』【1995年】

エイミー・ヘッカーリングがメガホンを取り、ジェーン・オースティンの小説『エマ』を、現代風にアレンジして制作した学園物の青春ドラマです。 弁護士の父親と暮らすシェールは、ファッションに音楽、エステが趣味で、デートの相手も自分に相応しいかを見極める女子高生。元義兄のジョシュは、そんな彼女を密かに愛し心配していたのですが、シェールに次々と不運が襲いかかって・・・・・・。 オルタナティブ・ロックのヒット曲と共に、今作で一躍スターダムにのし上がった、アリシア・シルヴァーストーンの魅力が詰まった作品になっています。

2.『21ジャンプストリート』【2012年】

ジョニー・デップの出世作でもある、1987年放送の同名TVドラマシリーズを原作とした、ジョナ・ヒルとチャニング・テイタム主演のアクション・コメディです。 青年犯罪を撲滅する任務のため、高校に潜入して捜査を開始することになった、犯罪特別捜査課に所属するジェンコとシュミット。青春時代を懐かしみ、楽しい高校生活に浸る2人でしたが、やがて校内にはびこる麻薬事件を目の当たりにするのです。 全米で興行収入1億ドルを超える大ヒット作となり、2014年には続編『22ジャンプストリート』が公開され、今度は大学生に扮する2人が描かれました。

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3.『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』【2016年】

リチャード・リンクレイター監督が、出世作となった『バッド・チューニング』、『6才のボクが、大人になるまで。』の精神的な続編として制作しました。 80年代の大学野球部を舞台に、新学期が始まるまでの3日間を通して、部員たちが織りなす人間模様と青春の一コマを描く群像劇。将来の展望に胸を膨らませる若者の姿、当時流行したロックナンバーの数々が、観る者の青春時代を呼び起こします。

4.『キャリー』【1976年】

ブライアン・デ・パルマ監督が、スティーブン・キングのベストセラー小説を基に、一人の女子高生が引き起こす惨劇を描くオカルトホラーです。 狂信的な母親と、いじめっ子たちに疎まれていた少女キャリー。高校最後のプロムの場で陥れられた怒りで超能力を解放し、恐ろしい事件を引き起こします。パルマ監督の凝った映像選出により、キャリーがもたらす破壊と恐怖、迫力のラストが強烈なインパクトを残しました。 学校という閉鎖的な空間、重苦しい雰囲気の中で起こる悲劇はトラウマものです。

5.『ウォールフラワー』【2012年】

スティーブンチョボスキーが監督を務め、『ライ麦畑でつかまえて』の再来と絶賛され、アメリカで社会現象を巻き起こした自著を映画化しました。 シャイで「壁の花」の高校生チャーリーは、パトリックとサム兄妹との出会いを機に、友情の素晴らしさや初恋を経験することに。思春期の繊細な機微、困難を乗り越え成長する青年を、ドラッグや性、音楽などの若者のカルチャーと共に描きます。 主演は『フューリー』などのローガン・ラーマン、実写化映画『美女と野獣』で話題のエマ・ワトソン、エミズ・ミラーら若手実力派が共演しました。

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6.『ぼくとアールと彼女のさよなら』【2015年】

TVドラマシリーズ『glee』で知られる、アルフォンソ・ゴメス=レフォン監督作です。新人作家ジェー・アンドリュースが、自らのヤングアダルト小説を基に脚本を手がけました。 映画オタクのグレッグは、幼馴染みのアールと名作のパロディを作る毎日で、人と深く関わることをしない男子高校生。そんなある日、グレッグは同級生のレイチェルが白血病で余命わずかと知り、彼女と友情を育む中で成長と遂げていくのです。 2015年のサンダンス映画祭では、グランプリと観客賞のダブル受賞を果たしました。

7.『小悪魔はなぜモテる?!』【2010年】

『アメージング・スパーダーマン』などで知られる、エマ・ストーン主演の青春コメディ。脚本の一部には、ナサニエル・ホーソンの名作『緋文字』の要素が取り入れられました。 カリフォルニア州オーハイ。影の薄い女子高生・オリーヴは大学生と寝たと嘘をつき、さらに嘘を重ねたことで、親友にも白い目で見られる羽目に。開き直った彼女は、『緋文字』のヒロインに倣って、胸に赤い「A」の刺繍を施した私服で登校するのです。 ふしだらなレッテルを貼られたオリーヴが、それを逆手に取って小悪魔を演じ抜く姿が痛快です!

8.『ハイスクール・ミュージカル』【2006年】

アメリカ合衆国の架空の高校、イースト高校が舞台の学園ミュージカル映画の傑作。主演はザック・エフロン、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ティスディルらが共演しました。 バスケが得意な学園の人気者トロイと、数学と科学が得意な学校一の天才少女ガブリエラは、大晦日のパーティでデュエットし意気投合します。音楽で繋がった2人は、学内のミュージカルに出演すべく、オーディションに参加しようとしますが・・・・・・。 全曲書下ろしの軽快なナンバーとダンスに乗せて、ミュージカルの主役の座の行方、トロイとガブリエラの恋模様を綴るドキドキの学園ドラマです。

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9.『パロアルト・ストーリー』【2015年】

フランシス・フォード・コッポラの孫にあたる、ジア・コッポラの長編監督デビュー作。人気俳優ジェームズ・フランコによる、自身の故郷を舞台に描いた短編小説を基にしています。 カリフォルニア州サンフランシスコの街、パロアルト。将来に悩む女子高生エイプリルは、サッカーチームのコーチで、バツイチのミスターBと関係を持ちます。彼女を取り巻く人間模様、思春期の若者たちの恋や友情を、瑞々しく繊細なタッチで描いた青春群像劇です。

10.『ローラーガールズダイアリー』【2009年】

人気女優ドリュー・バリモアが、記念すべき監督デビューを飾ったガールズ・ムービーです。 テキサスの田舎町に住む女子高生ブリスは、母親の勧めで美人コンテストへ出場していたある日、女性たちが集う「ローラーゲーム」に出会います。彼女はワイルドなスポーツに魅了され、個性的なチームメイトに揉まれながら、人間として成長を遂げます。 主演を務めた演技派若手女優のエレン・ペイジほか、出演キャストが体当りで演じたという、大迫力かつ爽快なゲーム・シーンにも注目です。

11.『スーパーバッド 童貞ウォーズ』【2007年】

グレッグ・モットーラ監督の長編2作目にして、全米で興行収入1億ドルを突破した、爆笑必至の青春エロ・コメディ。冴えない男子高生3人組が卒業パーティに誘われ、意中の女子との初体験を目指して奮闘する姿を、痛々しくも笑える下ネタ満載で描きます。 ジョナ・ヒル、マイケル・セラやクリストファー・ミンツ=ブラッセのほか、『ラ・ラ・ランド』で注目を浴びたエマ・ストーンらが出演しました。

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12.『JUNO/ジュノ』【2007年】

カナダの実力派若手女優として知られる、エレン・ペイジ主演作。ディアブロ・コーディの脚本は各方面から絶賛され、脚本デビュー作にしてアカデミー賞脚本賞を受賞しました。 ちょっとした興味から同級生と1度だけ関係を持ち、16歳という若さで妊娠してしまった、ごく平凡な女子高生ジュノ。子どもが生まれる9ヶ月の間、中絶や養子縁組に迷いながら答えを見つけていく少女の等身大の姿を、ユーモアを交えつつ描きます。 16歳らしいシニカルな少女と、彼女に翻弄されながらも優しく見守る家族や友人、ボーイフレンドたちの温かな視線にほっこりする作品です。

13.『ブリングリング』【2013年】

ガーリー・カルチャーのけん引役と名高いソフィア・コッポラ監督が、主演にエマ・ワトソンを迎えて贈る、無軌道なティーンたちの異色の青春ドラマです。 セレブが暮らす高級住宅地・カラバサス。華やかな日々に憧れるニッキ―と妹のサムら5人の少年少女は、セレブの自宅を調べては留守中に侵入、窃盗を繰り返します。パリス・ヒルトンなどから高価な品々を盗み出す内に、後戻りが出来なくなってしまい・・・・・・。 被害総額3億円に上る実在の窃盗事件を基に、遊び気分で空き巣強盗を行うティーンたちのビターな青春とその顛末を、スタイリッシュな映像で映し出します。

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14.『恋のからさわぎ』【1999年】

2008年に急逝するも、死後公開された『ダークナイト』でアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど、高い演技力が評価されたヒース・レジャーの初主演です。 シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』を基に、偏屈で男嫌いの女子高生カトリーナと、はみ出し者パトリックの一筋縄ではいかない恋。転校生のキャメロンとカトリーナの妹、ビアンカの恋模様が絡み合うラブ・コメディに仕上がっています。 日本では劇場未公開でしたが、1999年の公開から約10年の時を経てDVD化され、『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』というタイトルで販売されました。

15.『クロニクル』【2012年】

新鋭ジョシュ・トランク監督作にして、全米初登場1位を記録した青春SF作品です。 アンドリューらごく普通の高校生3人は、突然手に入れた超能力をイタズラに使い、退屈な日々を刺激的に変えていきます。しかし、アンドリューはいつからか強大な力に呑まれ、超能力を乱用するうちに事態は思わぬ方向へ発展してしまって・・・・・・。 予測できない展開とダイナミックな超能力描写、ティーンのリアルな日常と、思春期特有の痛々しさを丁寧に描いた心情描写も見どころの一つです。

16.『DOPE/ドープ!!』【2015年】

ロサンゼルスの犯罪多発地域を舞台に、ヒップホップ好きなオタク少年が、ドラッグを巡る思わぬ事件に巻き込まれる様を描く青春コメディです。 自身の所属するバンドと、90年代のヒップホップカルチャーを愛する、スラム街出身の高校生・マルコム。恋心を抱くナキアを追って、ドラッグディーラーの誕生パーティに参加したことから、名門大学への進学を夢見る彼の状況は一変します。 オスカー俳優フォレスト・ウィテカーが制作、ナレーションを務めたほか、ファレル・ウィリアムスが製作総指揮、楽曲提供を行ったことも話題になりました。

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17.『アドベンチャーランドへようこそ』【2009年】

『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のグレッグ・モットーラ監督が、1980年代を背景に若者たちの夏と青春の様子を、瑞々しくもノスタルジックに綴りました。 1987年の夏。大学院進学を控えるジェームズは、父親の減給でヨーロッパ旅行が中止になり、寂れた遊園地「アドベンチャーランド」でアルバイトを始めます。個性豊かなバイト仲間と、少し大人びた美少女エムと出会い、ひと夏の恋を経験するのです。 主演は『イカとクジラ』のジェシー・アイゼンバーグ、『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート、ライアン・レイノルズらが共演しました。

18.『ナポレオン・ダイナマイト』【2004年】

製作費わずか400万円という低予算映画ながら、全米で40億円を稼ぎ出すヒットとなり、特にティーンたちの間で熱狂的な支持を得た脱力系学園コメディです。 ダサいルックスと行動、頭も良くないためにイジメられてばかりの学校生活を送る、アイダホの男子高校生ナポレオン・ダイナマイト。オタクな彼と変人揃いの家族、初めてできた友人とのイケてない日常が、独特のダルいテンポで綴られます。 日本では劇場未公開作品ですが、2006年に流行した『電車男』にあやかった『バス男』の邦題で、一時期DVDが発売され話題となりました。

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19.『キミに逢えたら!』【2008年】

ピーター・ソレット監督が、『JUNO/ジュノ』の若手女優マイケル・セラと、同じく注目株のカット・デニングスを迎えて贈る青春ラブ・コメディです。 バンドでベースを担当する青年ニックは、忘れられない元カノに自作したCDを送り続けるも、聴かれずにゴミ箱へ捨てられていました。偶然にそのCDを拾い、作り手のわからないCDの選曲に惹かれた少女ノラと出逢い、意気投合する一夜が描かれます。 内容はベタな恋愛ものですが、テンポの良い展開と作品を彩る音楽の数々、様々な人々が入り乱れる現代のニューヨークの街並みに引き込まれます。

20.『グレッグのダメ日記』【2010年】

トール・フロイデンタールがメガホンを取り、全世界で累計2400万部を突破した、ジェフ・キニーの同名ベストセラー児童小説を映画化しました。 人気者を夢見るダメ中学生グレッグが、冴えない仲間ばかりの学園生活に揉まれつつ、あらゆる策を講じて奮闘する青春コメディ。ザッカリー・ゴードン演じるグレッグ、個性豊かな同級生と両親たちの面白おかしい様子に、くすりと笑ってしまう作品です。