2017年7月6日更新

信用ならない映画のキャッチコピーや煽り文がありすぎ!?【全米が泣いた】

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映画のハードルを上げすぎ?そんな大げさなキャッチコピーをご紹介

インターネットが普及した現代社会においても、映画も多くの人の心をつかむ趣味の1つです。 そんな映画の楽しみは、どんな作品なんだろうといった期待感ですよね。前情報を知らない人が最初にチェックするのが、映画1つ1つに付けられたキャッチコピー。 しかし、中には実際の内容とのギャップがある大げさなものもチラホラ。今回はよく見かける映画の大げさなキャッチコピーを集めてみました。不躾ながらこんなコピーの方がいいかもという提案もしています。参考程度に捉えていただければ幸いです。

感動作品に付けられがち。「全米が泣いた」

「この映画おすすめです」という日本でしか通じない合言葉的なキャッチコピーで、アメリカで映画を見た全ての人間が泣いたわけではありません。 ノンフィクションやミュージカル、或いは親子をテーマにした映画作品などに本当に感動できる作品に当たる可能性も高い訳ですが…。 全米ってざっくりすぎてちょっと投げやりな感じ。そろそろ多少のアレンジを効かせても良いんじゃないでしょうか。「世界中の子供が泣いた」とか。

超大作への期待感。「あなたは伝説の目撃者となる。」

新作映画の公開日に合わせて、『〇月〇日、あなたは伝説の目撃者になる』というような映画のキャッチコピーを目にした人は少なくないはずです。 映画に限らず、様々なイベントや新作ゲームの発売・配信開始にもよく使われているメジャーなキャッチコピーですが、よく使われる理由としては集客率や販売数を向上させるために、人の好奇心を刺激しやすいキャッチコピーで使いやすいということがあげられます。 しかしこのキャッチコピーには、観客やユーザーの期待値・面白さのハードルを高めてしまう一面もあり、場合によっては作品に対する総合評価の低下やアンチイメージの発生につながってしまうという潜在的なリスクを含んでいます。 インパクトのあるキャッチコピーなため、敢えてキャッチコピーを変える必要性は感じられませんが、『あなたは伝説の目撃者になる。』に代わるキャッチコピーを付けるなら、「伝説」と「目撃者」をもっとインパクトある言葉に変えなければなりません。『全てを超越して感じ取れ!』というようなニュアンスのキャッチコピーになるでしょう。

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感動作の中の感動作。「最高に泣ける」

「最高に泣ける」というキャッチコピーは、家族や友人そしてペットなど身近な人達を題材としたヒューマンドラマなど感動作によく用いられるフレーズです。 しかし最高に泣けるというこのフレーズにやや違和感を感じる人も多いのではないでしょうか?確かにこうやって宣伝している作品のは泣ける場面がありますが、ただその場面を鑑賞後に「最高に泣ける」と感じるかは十人十色であって、必ずしもそうとは限りません。 現代社会において感動の涙を流すことはストレス軽減に良いと判明しており、感動作品を観ることで涙を流す涙活(るいかつ)という言葉があります。もし「最高に泣ける」のキャッチコピーの代替案を挙げるなら涙活や感動させたい作品につけるフレーズとして「ハンカチの替えはありますか?」というのはいかがでしょうか?

受賞歴をPR。「無名映画祭のタイトル羅列」

映画業界の発展と広報の為、様々な国で開催される一大イベントが映画祭です。その中でも有名なのが、「カンヌ」・「ベルリン」・「ヴェネツィア」の3大国際映画祭。これらの映画祭で評価されたり、著名な評論家に評価されているのであれば、その宣伝効果はすばらしいものになるでしょう。 しかし他にも様々な映画祭が開催されています。映画関係者であるならば〇〇映画祭で受賞していることは名誉あることと言えるのでしょうが、見る側の一般人からすれば、それがどのくらい凄いのかわかりませんから無名の映画祭の受賞履歴はあまり意味をなさないのではないのでしょうか。 出演者や作品内容でPRしてもらいたいのが本音です。 あまり知られていない映画祭の受賞歴を入れるよりも、著名人に感想や評価をもらった方がいいのでは?

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世界的なレビューサイトに頼ってみました。「ロッテントマト〇%」

ロッテントマト〇%とは、アメリカの映画オンラインレビューサイト『Rotten Tomatoes』に寄せられたレビューコメントを得点化したものです。 映画に対して「感動した」・「面白かった」など肯定的な内容のコメントをプラスの得点、「つまらなかった」・「共感できない」など否定的な内容をマイナス得点として集計し得点を付けています。 この為、コメディ映画やラブストーリーなどには肯定的なコメントが集まりやすく、逆にホラー映画やサスペンス映画などには「恐怖を感じた」「謎が難解」などやや否定的なコメントが集まりやすい傾向があります。 もし、ロッテントマト〇%というキャッチコピーの映画を目にしたのなら、映画のジャンルによっては評価点数に偏りが生じていることを覚えておくと良いでしょう。ロッテントマト〇%はあくまで映画を鑑賞した人の感想の基準点として考え、自分なりの映画の評価をすることが映画をより楽しむためのコツです。 分りやすいキャッチコピーを付けるより、観客の好意的な感想や満足度、独自に集計した『この映画の見応えスコアは〇点だ!!』とかどうでしょうか。

最後まで見せたいと思ったら。「ラスト何分、あなたはこの衝撃についてこれるか」

平凡なストーリーであったとしても、最後に予想外の展開が待ち受ける映画などによく使われる「ラスト何分」で始まるキャッチコピー。このコピーをよくよく考えてみると、ある意味ネタバレを含んでおり最後に何か起きることを知らせてしまっています。 この作品の展開がどうなっていくかをあれこれ予想しながら鑑賞することも、映画の楽しみの1つです。最初からラストに何か起きることを知ってしまうと、その楽しみを奪われた感じになってしまう人もいます。そして実際問題劇場は暗く、時計をみながら映画を鑑賞している人はほとんどいません。仮に何か起きていたとしても本当にラスト何分なのかはわからないのも現状です。 予想外の展開になることをPRするならば、ラスト何分を外して「あなたはこの衝撃についてこれるか」でもいいのかもしれません。

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安易なコピーに惑わされずに映画を楽しみましょう。

視聴者を煽る大げさなキャッチコピーをいくつかご紹介してきましたがいががでしたでしょうか?タイトルだけではわからない映画を、少しでもわかりやすくするために付けられたキャッチコピー。 多少大げさであっても参考程度に捉えて、実際に見た自分自身の素直な感想を大事にしていきたいですね。 映画を観て、充実した生活を送りましょう!