2020年5月27日更新

どんでん返しがすごいおすすめ名作邦画 ストーリーで魅せる衝撃作を厳選

コンフィデンスマンJP
(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

観客に気づかれないように伏線を張り巡らし、終盤で一気に畳み掛ける映画は心惹かれる魅力があります。今回は邦画のなかからどんでん返しが心地よい作品をピックアップしました。

目次

どんでん返しの邦画は好きですか?

ハリウッドなどの洋画に比べると予算が少ない傾向にあるため、邦画はド派手なアクションに頼らずストーリー展開であっと観客を驚かせようと試みる作品が多いのかもしれません。 この記事では邦画のなかから、驚愕の結末が楽しめるどんでん返し映画を厳選して紹介します。

『去年の冬、きみと別れ』(2018年)

タイトルの意味を知った時、涙が溢れるサスペンス

『脳男』『グラスホッパー』の瀧本智行監督が、『教団X』の作者・中村文則の小説を映画化したサスペンス。「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のメンバーで『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などに出演する岩田剛典が主人公を演じました。 婚約者との結婚を控えた記者の耶雲は、一年前の猟奇的殺人事件の真相を掴むために容疑者だった木原坂に近付きます。真実に迫りはじめる耶雲でしたが、木原坂の魔の手が耶雲の婚約者・百合子にのびはじめ……。 イケメン俳優が登場するありがちなラブ・サスペンスだと侮るなかれ、本作は大きな罠が仕掛けられた予測不能のサスペンス。「そうくるか!」の連続で転がりながら、徐々に明らかになる真実から最後まで目が離せません。

『イニシエーション・ラブ』(2015年)

甘く切ないラブストーリーがラストで一転!

恋愛小説でありながら、ミステリー小説としても知られる乾くるみの『イニシエーション・ラブ』を原作とした作品。『天空の蜂』の堤幸彦が監督を務め、「LIAR GAME」シリーズの松田翔太が主人公・鈴木を演じました。 舞台はバブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。物語はside-Aとside-Bで構成され、side-Aでは大学生の鈴木と歯科助手のマユの出会いを、side-Bでは遠距離恋愛によって捻れていく2人の関係を描きます。 甘く切ないラブストーリーは、ラスト5分で一転し、ラスト5秒で衝撃へ!原作のどんでん返しをうまく映像化し、80年代の雰囲気を見事に再現した音楽やファッションも魅力です。

『鍵泥棒のメソッド』(2012年)

人生が入れ替わった男たちを待ち受けるのは、まさかの喜劇?

売れない役者、頭を打って記憶を無くした凄腕の殺し屋、記憶を無くした男に惹かれる女性の3人を巻き込むドタバタコメディ。脚本・監督を『アフタースクール』の内田けんじが手がけ、日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞しました。 売れない役者の桜井は、見るからに金持ちな男が銭湯で足を滑らせて失神するのを目撃。ロッカーの鍵を自分のものとすり替え、彼になりすまして生活をはじめます。しかし、彼は伝説の殺し屋で、思いもよらない仕事が舞い来みパニックに! 一方、記憶を失った男は、ロッカーの所持品から自分を桜井だと判断し、役者として成功を目指します。健気な彼の姿に、女性編集者の香苗が惹かれていき……。 「どうなっちゃうの?」と先が見えないハラハラの展開がテンポよく進み、待ち受けるのは爽快な結末。脚本がお見事な喜劇です。

『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年)

ネタバレ厳禁スリル満点のサスペンス

2013年公開の韓国映画『殺人の告白』を、『AI崩壊』の入江悠監督によってリメイクした社会派クライムサスペンス。 1995年、被害者の近親者に殺人を見せつけるという残忍な連続殺人が発生。刑事の牧村が犯人を追い詰めるも、未解決のまま事件は時効を迎えます。 事件から22年が過ぎたある日、曾根崎雅人と名乗る男が事件に関する手記『私が殺人犯です』を発表。瞬く間にベストセラーとなり、曾根崎は一躍時の人に……。 「カイジ」シリーズの藤原竜也が、世間を混乱させる殺人犯・曾根崎を怪演。犯人を追う刑事・牧村を『悪の教典』の伊藤英明が熱く演じました。クライマックスにかけての怒涛の展開、衝撃のラストは必見です。

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』(2019年)

天才詐欺師たちがあなたも騙す!

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどの脚本家・古沢良太の連続テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』が映画に! 長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の3人が扮する信用詐欺師(コンフィデンスマン)たちが欲望まみれのオサカナ(ターゲット)からお金を騙し取る、痛快エンターテインメント作品です。 今回のオサカナは冷徹な香港マフィアの女帝ラン・リウ。ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人は香港へ向かい、あの手この手で釣ろうとします。しかし、同じくランを狙う天才詐欺師や、ダー子たちを恨む日本のヤクザが現れ、事態は思わぬ展開へ……。 華麗なトリックで見る者すら騙し、最後は伏線を回収しながら種明かし。スカッと気持ちの良いどんでん返しムービーです!

『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)

謎の住人ドルジの正体とは

Miwa_Uchida 原作好きで、どうやって映像化するんだろう?と、思ってました。見てみて、なるほど!と感動。淡々としてるけど、原作の雰囲気大事にしていて良かった!

大学生活を送るために引っ越してきた椎名が出会ったのは、謎の多い隣人・河崎でした。二人はボブ・ディラン好きということで意気投合。ある日、河崎はドルジという人物に広辞苑を送るため本屋を襲いたいと椎名に持ちかけます。これをきっかけに大事件へと発展。謎の隣人とドルジの関係、そして本屋を襲った本当の理由とは……。 伊坂幸太郎のミステリー小説を中村義洋監督が映画化。真実の裏に隠された人間関係に注目です。

『パレード』(2010年)

5人目の介入によって隠されていた本性が明らかに

Ma_Od 怖くて、不安定で、不安で、胸がざわつく。ホラーとは違う、正体の見えない漠然とした不安が残る映画。その場しのぎの、先の見えない、それに本人たちも気づいてるけど結局抜け出さずにいる感じ。秘密を抱えたそれぞれ。とにかく、後味の悪さがこの映画の魅力。

ルームシェアで暮らしていた四人の若者たち。彼らのもとに謎に包まれた男サトルが加わり、次第に隠されていた本性が炙りだされていきます。そして最後に明らかになる重大な秘密とは……。 『世界の中心で愛を叫ぶ』で知られる行定勲監督がおくるサスペンス映画。少しずつ変わっていく五人の人間関係に注目です。

『キサラギ』(2007年)

『リーガルハイ』の古沢良太脚本に外れなし!?

Hiroki_Kawai 馬鹿馬鹿しくて、面白い映画。 出演者は基本的に五人だけ。

小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之

みんな演技が面白おかしいし、上手だなあと思った。それに、すごくよく作られた映画だなあという印象。

監督: 佐藤 祐市 脚本: 古沢 良太

自殺したアイドルの一周忌を迎える日に初対面の五人が出会います。そのうちの一人の「自殺ではなく他殺ではないか」という言葉によって五人の独断と偏見の推理が開始。次第に明らかになっていくアイドルの人物像とは……。 佐藤祐市が監督を務めた『キサラギ』。五人の情報だけを手掛かりに、密室でストーリーが繰り広げられるどんでん返し映画です。

『フィッシュストーリー』(2009年)

どんでん返しでお馴染み、伊坂幸太郎原作

ririri511 全く期待なんてしてなかったけど中々面白かったです! あと数時間で地球に彗星が衝突して人類滅亡の危機・・・70年代全く売れなかったパンクバンドのフィッシュストーリーという曲の誕生が人類を救う鍵になっていく時間の流れが面白い。 パンクバンド「逆鱗」の曲は斉藤和義がプロデュースしただけあってクオリティも高いし、劇中でしつこいくらいにフィッシュストーリーが流れるから頭から離れなくなる(笑) チープなアルマゲドンのパロディも面白い・・・。

中村義洋監督が伊坂幸太郎の小説『フィッシュストーリー』を実写化した作品です。売れないパンクバンドが残した楽曲が巡り巡って、最終的には奇跡を起こします。 パンクミュージシャン、そしてミュージシャンが出会った一人の女性。本から曲へと変わったフィッシュストーリー、時は流れて地球滅亡へと物語は発展。人と本そして曲、結び付くストーリーの最後に注目。夢と希望が詰まったどんでん返し映画です。

『アフタースクール』(2008年)

どんでん返しものの傑作!これ観ておけば間違いない

yunatuna 伏線張り巡らせてる感が半端なかったけど、まさかそうなるのか!!という驚き。ミラクルトリオの実現以外にも豪華キャスト陣で、本も良く出来ていて、とても楽しめる一本でした。

人の良い一人の教師、神野と人を疑ってきた探偵がからみあう物語です。神野の親友が浮気をしているともちかける探偵。これをきっかけに二人は親友の捜査を始めるのでした。 捜査する度に明らかになっていく親友の真実、そして捜査は衝撃の展開を迎えます。神野と探偵のデコボココンビによる調査がみどころ。CMやPV制作でも活躍する内田けんじが監督を務めています。

『悪夢のエレベーター』(2009年)

とある閉鎖空間にて

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あまり知らない俳優陣で観るにはとっつきにくいかもしれませんが、どの方も役作りが上手く、すんなり入り込めて最後まで楽しく観させてもらえました。 内容の好みは分かれるそうですが、キサラギなど、後々トリックがわかっていくような映画が好きな人にはぜひオススメです。 こういう空気感の映画は冬に見たくなるなー。

急停止してしまったエレベーター。その中で訳ありの三人が閉じ込められていました。連絡手段がなくなった彼らは絶望し、遺言として秘密をボイスレコーダーに記録することに。しかしその暴露ばなしをきっかけに事態は急変します。 堀部圭亮監督が絶望の縁に立たされた男たちをユーモアたっぷりに描きだしました。

『ゆれる』(2006年)

顛末が“ゆれる”どんでん返し

Samurai1632 邦画ならではの繊細な心理描写、オダギリジョーと香川照之の演技で凄く引き込まれます。内容としては二転三転、事実は果たしてどちらなのかといった感じ。 ラストシーンの解釈は恐らく人それぞれなのでしょう。

写真家の主人公・猛と、その兄の物語。猛は帰郷した際に、かつての恋人である智恵子と再会します。兄と智恵子と3人で地元の渓谷に遊びにいくことに。すると、兄とともに吊り橋を渡っていた智恵子が突然落下するのを目撃してしまいます。 兄が殺してしまったのか、それとも事故だったのか……。ゆれる兄弟の思いに引き込まれる作品です。『蛇イチゴ』『ディアドクター』などの作品を手掛けた西川美和が監督を務めています。

『運命じゃない人』(2004年)

内田けんじ監督による名作どんでん返し映画

southpumpkin 鍵泥棒のメソッド、アフタースクールなど優れすぎた脚本でおなじみ内田けんじの作品。この作品もジワジワと展開される物語の広がりにお腹いっぱいになります。90分の映画でしが、もうちょっと続きが観たかったです。下品ではない、知的な笑いは邦画ならではの作品の妙かと思います。鍵泥棒も早くみたい!! 個人的にはヤクザの親分が好きです。あのアングルからのあれはさすがに笑いました。

婚約破棄になった女性、探偵の男、そして彼女が行方不明の彼氏。彼らが偽札を巡る騙し合いを繰り広げる物語です。行方不明になった彼女の正体、そして隠されていた彼女の秘密とは。 内田けんじの名を一躍世間に轟かせることになった、日本製どんでん返し映画の傑作です。

『g@me』(2003年)

仲間由紀恵の演技にも注目

Haruhiko_Kanazawa 途中までのんびりとした展開だったのが後半いきなり急展開しておもしろかった。

藤木直人、仲間由紀恵共演のサスペンス映画『g@me』。広告代理店で働く佐久間俊介は、クライアントの会社の副社長葛城によって屈辱的な思いをされられます。そんなとき葛城の娘、樹里と出会い、彼女から狂言誘拐を持ちかけられることに……。 予想のつかない結末、スリリングな展開、そして複雑な感情が絡み合う恋愛要素が見どころです。

『カラスの親指』(2012年)

道尾秀介作品の映画化

ntkpuuuuu 伏線、どんでん返し。 ラストの展開、中盤からのハラハラ感、とても楽しく見れた。 作戦がピタゴラ装置みたいにハマってく、詐欺・怪盗モノの醍醐味がしっかり味わえた。

中盤の展開は読めたけど、それはきっと敢えてなんだろうなぁ やっぱり伏線回収されると気持ちがいい。読み切りの青年漫画読んでるみたいな感じでした。

伏線張ってる段階だから仕方ないけど前半が退屈だった。 「今伏線はってまーす!!」という感じになっていて、 これを超えれば面白いはず、面白いはず、と言い聞かせながら見てた。

石原さとみはやっぱり可愛い! 上田耕一さん、迫力ある。結局チョイ役だったけど。 ドア開けて古坂大魔王が出てきた時は少し笑った。

ベテランの詐欺師タケとおっちょこちょいの相方テツがある日、スリで生計を立てる可愛姉妹と、姉やひろの彼氏石屋と出会います。そして、五人の奇妙な共同生活が始まり……。 生活を共にする中で次第に深まる絆。しかし石屋には重大な秘密と過去があったのです。コメディからホラーまで幅広い作品を手掛ける伊藤匡史監督による感動のどんでん返し映画です。

『忘れないと誓ったぼくがいた』(2014年)

どんでん返し✕恋愛ファンタジー映画

yuki_ 本作、高校生のぬるま湯青春ラブストーリーかと思えば、なんとも深みのあるドラマに仕上がっていました。終わって思えば、キャスティングからして素晴らしく、単なる量産型少女漫画コースでは無いですよね、失礼しました。

「忘れられてしまう」ことを恐れる少女と、少年が出会ったことによって動き出す歯車。突飛な設定ながらそれが足かせになることなく、気付いたら映画の中にのめり込んでいました。序盤、詳しい設定が明かされる前から何かを抱えているヒロインの言動による伏線がしっかりとあるため、後半で全てがカッチリとハマっていく美しさがあり、かなり好みの造りです。同ロケーションで大沢ひかる演じるもう一人のヒロインが描かれることにより、いかに特別であるかを表現するのが上手。それも後半でしっかりと納得させるようにできていますね。真っ白な服に身を包んである意味で神格化されていた(孤独か?)「織部あずさ」が、主人公との出会いによって次第に「こちら側」の人間になって行くのが面白いです。

本作は、如何にもな漫画的設定が受け入れられるかどうかで大分好みが分かれそうですが、個人的には変に論理的に示さない事が吉と出ている気がします。本作と『アデライン、100年目の恋』との違いとしてココが挙げられるのですが、無理にでも根拠を示さないとラストへの持って行き方が難しくなるんですよね…。それによって少し消化不良になっている感が否めない。永遠の課題ですね。ただ、直接的に変化をもたらしたり、台詞で簡単に仄めかしたり、織部あずさが抱えるある問題の特徴にピッタリな後半の怒涛の画によるカタルシスの生み出し方が上手。細かい所までこだわろうとする気概が感じられるところが好きです。

手軽に連絡が取れるからこそ、実は近づいたようで人と人との距離は広がっているのかも知れません。電話帳やSNSで繋がっていても、実はかつて友達だった存在を忘れていっていないだろうか。ナメていたのですが、なかなかの良作でしたよ。

高校生二人の不思議でせつない恋の物語を村上虹郎と早見あかりを迎えて映画化。高校三年の葉山タカシが恋をしたのは、会った数時間後に記憶から消えてしまう少女でした。 彼女を忘れないために思い出を刻み込もうとするタカシでしたが、現実はそう上手くいかず……。タカシが彼女の思い出を必死に刻もうとする姿に胸を打たれること必至です。

『闇の子供たち』(2008年)

後味の悪いどんでん返し

Mako_Adaniya 実際にあんなことが起きているなんて考えられない。最後の結末、うそでしょ。もう一回観たらまた違った解釈になりそう。 #ネタバレ

『北のカナリアたち』そして『座頭市 THE LAST』を手がけた阪本順治が監督、江口洋介、妻夫木聡、宮崎あおいの豪華共演でおくる衝撃作です。 幼児売春そして人身売買など犯罪が蔓延していたタイ。これらを調査すべく一人の女性がバンコクへと向かいます。しかし、彼女自身にも実は悲惨な過去があり……。

夢中になってしまうどんでん返し映画の魅力 邦画にも名作多し!

ciatr編集部がイチオシするどんでん返しの展開を含む邦画を厳選して紹介しました。 驚きのストーリー展開や演出が特徴的な作品ばかりなので、観終わった後に感想を共有しあう楽しみもあります。ほかの人の感想を聞くことで、自分とは異なる新たな解釈を発見できるかもしれません。