ヴァン・ホーエンハイム、『鋼の錬金術師』主人公エドの父【ネタバレ注意】

2017年10月27日更新

主人公エドワードの父にして、凄腕の錬金術師ホーエンハイム。国の情勢やホムンクルスにも詳しいのですが、いろいろと謎の多い人物です。果たして彼は一体どのような人物で、どんな過去を送ってきたのでしょうか?彼のキャラクターに迫ります。

ヴァン・ホーエンハイム、エルリック兄弟の父

ヴァン・ホーエンハイムは漫画及びアニメーション作品『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターの1人です。 主人公のエドワードとその弟アルフォンスの父親であり、物語のキーパーソンとなっている人物です。エドとアルが幼い頃に家を出て以来何かしらの目的でずっと1人で旅を続けているのですが、そのほとんどは謎のベールに包まれたままです。 息子のエドは母が病に倒れたのは、父が家を出たから苦労したせいだ、と感じており今も父を恨んでいます。そんな息子を受け止めきれない不器用さを持ち、人とはどこか線を引いた付き合いをしているホーエンハイム。彼の目的、そして息子との確執、過去、謎について本記事で明らかにしていきたいと思います。

ホーエンハイムの青年時代とは?

ホーエンハイムは元々はクセルクセスという文明の発達した国で奴隷をしていました。そこで彼はフラスコに入ったホムンクルスと出会います。その時はまだ名も持っておらず、全く学もなかったのですが、ホムンクルスに名前を貰い言葉や計算などを学びました。 このお陰で錬金術まで使えるようになったホーエンハイムは奴隷の立場を脱出。その一方で不老不死を望む王のため、ホムンクルスはクセルクセス国民を巻き込んだ錬成陣を作っていました。そして、いざ不老不死の錬成陣を発動しようとしたその日。 ホムンクルスは自らがその錬成陣を乗っ取り、ホーエンハイムの体を入れ物として自立。ホーエンハイムは賢者の石を体内に入れられ、不老不死となってただ一人生き延びてしまったのでした。

トリシャ・エルリックとの出会い

不老不死の体を持っていたため、人とは極力関わらない人生を選んでいたホーエンハイムでしたが、友人であるピナコの紹介でトリシャと出会いました。本人曰く、一目惚れだったそうです。 こうした縁からトリシャと出会い夫婦となったホーエンハイムはエドとアルという2人の息子にも恵まれ、トリシャと生きるために元の体に戻る方法を探し、旅に出ることとなったのです。残念ながらトリシャは流行り病で亡くなってしまいましたが、最後までホーエンハイムを待ち続けていました。

お父様の「お父様」?その関係性とは

フラスコのなかの小人だったホムンクルスですが、ホーエンハイムが奴隷時代に実験用にと抜かれた血によって誕生しています。そのため、ホムンクルスにとってはホーエンハイムは、感情こそ全くないものの、実質親子のような形となっています。 ホムンクルス自身は自分の作ったホムンクルスである、ラストやエンヴィーたちからお父様、と呼ばれているのでホーエンハイムは「お父様のお父様」ということになりそうです。

実はホーエンハイムこそが「賢者の石」

ホムンクルスはクセルクセス王の不死の望みをかなえるため、不老不死になれる錬成陣を国王に教えていました。しかし、これは王を不老不死にするためではなく、ホムンクルス自身が肉体を得るための画策だったのです。 錬成陣の完成時にはホムンクルスとホーエンハイムが陣の中央に立ち、クセルクセス国民すべてを賢者の石に変換。ホムンクルスはホーエンハイムの情報から肉体を作ってフラスコを脱出し、ホーエンハイムは賢者の石を体に取り込んでしまったことで、自分でも望まない内に不老不死の賢者の石で出来た肉体を手に入れてしまったのです。

ヴァン・ホーエンハイムの最後

最後はエドと和解し、ホムンクルスの野望を打ち砕くために死闘を繰り広げたホーエンハイム。しかし、その戦いは厳しく体内にある賢者の石を1人分だけ残して使い切りました。 その後、最愛の妻トリシャが眠るリゼンブールに戻ったホーエンハイムは、自分の役目が終わったと感じたのか、それとも最後の力を振り絞ってそこまでたどりついたのか、トリシャの眠る墓の前で眠る様に亡くなっていました。 ホーエンハイムの亡骸を見つけたピナコが「バカたれが。なんて幸せそうな顔して死んでんだい」と言っていることから、全てから解放され安らかな眠りについたのだと推測されます。

ヴァン・ホーエンハイムの声優は?

ホーエンハイムの声を担当したのは石塚運昇です。1951年5月16日生まれで、声優のほか俳優やナレーターの経験もある人物です。渋い声が特徴的で『ポケットモンスター』のオーキド博士で広く知られています。 そのほかには『NARUTO』の桃地再不斬や『カウボーイビバップ』のジェット・ブラックなども代表作としてあげられ、近年では2014年から担当している『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース 』のジョセフ・ジョースター役が有名です。 また、洋画の吹き替えもしており、リーアム・ニーソンやローレンス・フィッシュバーンなどの声は彼が担当しています。