映画から知る、アコガレのバブルライフ!

2017年9月16日更新

ボディコンや肩パットが流行り、湯水のようにお金を使っても金余りの時代だったバブル全盛期。今では信じられない贅沢な生活が繰り広げられていました。そんな憧れのバブル時代の流行や定番を紹介するとともに、バブルライフが垣間見える映画をご紹介します。

バブル時代の文化と生活を映画で知ろう!

好景気に沸くバブル期は、ワンレンボブにボディコン姿の女性がディスコで朝まで踊ったり、シャネルやディオールなどの高級口紅が流行ったり、タクシーが全然捕まらなかったり、毎年有給休暇を取って海外旅行にでかけたり――。どんどんお金が消費され、節約などという言葉が無かった時代でした。 若い世代には信じられないことだらけのバブル時代の文化。そんなバブル全盛期の文化や生活が描かれた映画をご紹介します。これから紹介する映画を観れば、バブル期がどんな時代だったのか知ることができるはずです。現代とは違いすぎてフィクションかと思えてしまうほどですが、日本にも本当にこんな時代があったのです。

就活が超イージーだった

バブル期の就職活動は"空前の売り手市場"と言われ、1991年の大卒生の有効求人倍率は最高で2.86倍だったと言われています。就職が決まらない人は1人もおらず、いくつもの内定をもらうのが当たり前でした。 企業は一人でも多くの学生を獲得するため、就職活動生を手厚く接待していました。面接時の交通費支給はもちろん、会社説明会に参加するだけで1万円がもらえたり、内定者を海外旅行に連れて行ったり、特上うな重を振舞ったり……ということが日常茶飯事でした。採用活動解禁前に内定を出してしまう企業も相次ぎ、学生の囲い込みが過熱していました。

超イージーな就活を描いた『就職戦線異状なし』

1991年に公開された映画『就職戦線異状なし』は、空前の売り手市場だと言われながらも就職活動に悩み、奔走する若者たちを描いています。織田裕二・仙道敦子・的場浩司・和久井映見など、当時のトレンディドラマ常連組の俳優が演じています。 就職活動中の大学生たちが企業から接待を受けたり、贈り物をもらったり……という今では信じられないシーンも登場します。他にも、主人公たちが豪華なオープンカーで六本木のディスコに向かい豪遊する、バブル時代を象徴するようなライフスタイルも描かれています。

スキーが大流行!

1987年公開の映画『私をスキーに連れてって』がヒットした影響で、バブル期には空前のスキーブームが訪れました。ちょうど開発が盛んな時代でもあり、新しいスキー場が続々とオープンし、既存のスキー場ではゲレンデの拡張も相次ぎました。 人気のスキー場ではゲレンデを人が埋め尽くし、リフトやゴンドラの待ち時間が1時間を超えたり、スキー場に向かう車で高速道路が100kmを超える大渋滞になったり、ゲレンデサイドの人気のホテルは1年前から予約がいっぱいだったり……というほどのスキー人気でした。

スキーブームの火付け役『私をスキーに連れてって』

『私をスキーに連れてって』は1987年に公開された原田知世主演の映画。普段は冴えないけれど、ひとたびゲレンデに出れば誰もが注目する名スキーヤーになる商社マン(三上博史)が、たまたまスキー場を訪れていた女性(原田知世)に一目惚れするというラブストーリーです。 ニット帽にゴーグルという作中の原田知世の姿が女性に受け、ゲレンデには同じようなスタイルの女性が溢れました。車載のカセットテープから流れるユーミンや、ゲレンデでアマチュア無線で連絡を取る仲間たち、やたら巨大なフィルムカメラ、スキーのあとには雪山のロッジでカクテルパーティ……と、バブル時代の描写も盛り沢山です。

クリスマスはホテルでディナー!

クリスマスイブには彼氏とフルコースディナーを食べて、高級ホテルのスイートルームに泊まるのがステータスだったバブル期。クリスマスディナーの相場は1人2.5万円だったと言われています。人気のレストランやホテルはすぐに埋まってしまうため、半年前~1年前に予約することが当たり前でした。特に人気だったのは「赤プリ」と呼ばれた赤坂プリンスホテルでした。 ちなみにプレゼントはティファニーが定番で、クリスマス前には男性がこぞってオープンハートを買い求め、売り切れ商品が続出しました。カップルにとってのクリスマスは、1年の間でも特に重要視される大切なイベントでした。

クリスマスディナーは当たり前だった『イニシエーション・ラブ』

映画『イニシエーション・ラブ』は、原作小説が2004年発行、映画が2015年に公開された作品ですが、時代設定がバブル最盛期であり、現代とは違うバブリーな描写が多く登場します。 愛する彼女マユ(前田敦子)とクリスマスイブについて話した彼氏たっくんは、ダメ元でホテルに電話をします。クリスマスのホテル予約は何ヶ月も前から埋まっている時代でしたが、たまたま直前にキャンセルがあり、たっくんは部屋を用意することができました。 ほかにもバブル期ならではのエピソードやアイテムが登場する本作は、仕掛けられた叙述トリックが素晴らしい作品でもあります。

まとめ

バブル期の文化を垣間見ることができる映画を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。就職氷河期、スノボ全盛、節約やミニマリストが流行っている現代では、バブル全盛期の暮らしは、にわかに信じられないものですよね。お金を使っても使っても余るという金余りの時代には、人々は惜しみなく消費し、贅沢な生活を送っていました。 しかしバブル時代は"クリスマスは高級ディナー"、”プレゼントはブランド物”……と、皆が皆、同じ物を欲する時代でした。現代は自分の好きな物を選べて、他人と違っても馬鹿にされない時代―ー。と考えれば、良い時代なのかも知れませんね。