トレンディドラマ、やっぱり面白い!今こそ魅力再発見!

2017年7月28日更新

日本がバブルに舞い上がっていた時代に流行った「トレンディドラマ」。当時の最先端のファッションに身を包み、優雅な暮らしを送り恋愛を楽しむ若者が描かれ、視聴者は憧れの気持ちとともにトレンディドラマに夢中になりました。いま観てもおすすめのトレンディドラマをご紹介します。

「トレンディドラマ」とは

「トレンディドラマ」はバブル景気時代(1988年~1990年頃)に制作され放送されたドラマのこと。当時流行していた最先端のトレンド情報を盛り込んでいたことから「トレンディドラマ」と呼ばれました。都会の若者の恋愛模様や、バブリーなライフスタイルが描かれることが多く、視聴者の願望を具現化しているような作品が多いのが特徴です。

トレンディドラマの俳優女優たち

トレンディドラマに出演していたのは、当時の若者に熱狂的に支持されていた旬な俳優・女優・歌手たち。都会の若者たちの恋愛模様が描かれることが多かったので、美男美女ばかりです。 男性俳優では、元祖トレンディ俳優・柳葉敏郎、歌手としても人気絶頂だった三上博史、現在は映画監督としても活躍している陣内孝則、現在はバラエティでも活躍中の石田純一、当時ロン毛の髪型が大ヒットした江口洋介が多く出演していました。 女優では、W浅野と言われた浅野温子&浅野ゆう子、現在も女優として活躍する中山美穂、『東京ラブストーリー』で大流行した鈴木保奈美、同じくトレンディ俳優の唐沢寿明、後に彼と結婚した山口智子などが多く出演していました。

ファションやライフスタイルがかっこいい

バブル黄金期の絶頂の時代に放送されたトレンディドラマは、視聴者たちが憧れる理想のライフスタイルが描かれていました。女性たちは、ドラマで描かれるファッションやメイクをこぞって真似し、ドラマに登場したレストランに行き、経済効果を生み出しました。 この時代に流行したのは、ワンレン(フロントから後ろまで同じ長さに切り揃えた髪型)、肩パット(肩幅を大きく見せる服)、ボディコン(体に密着する素材を使って体のラインを強調する服)など、派手なファッション。またシャネル・グッチ・ヴィトン・エルメスなど、ブランド物の靴やバッグを持つことがステータスとされ、ドラマに登場するブランド物を身に纏った主人公たちが視聴者の憧れでした。 ドラマの中で描かれる派手で奔放なライフスタイルも、視聴者の憧れの的でした。都心に住む若い男女が、オシャレな職業に就き、良いマンションで裕福な生活をしながら、恋愛を奔放に楽しむライフスタイルが描かれました。

いま観ても面白いおすすめトレンディドラマ

現代とはファッションも考え方も違う時代背景から作られたトレンディドラマですが、今観ても面白いドラマをいくつかご紹介します。

『君が嘘をついた』

『君が嘘をついた』は1988年にフジテレビ「月9枠」で三上博史・麻生祐未主演で放送されたドラマです。 弁護士の男性が参加するパーティーに身分を偽って参加した男性3人(三上博史・大江千里・布施博)。そして「横浜のお嬢様」を装ってパーティーに出席した女性3人(麻生祐未・鈴木保奈美・井上彩名)。お互いに身分を偽り自分を良く見せていた男女たちの恋愛模様を描いたラブコメで、三上博史のクサイほどに男らしいセリフ回しやドラマティックな展開にハマる女性が続出しました。 ブレイク前の鈴木保奈美や布施博などが出演していたこともあり、放送終了後にも度々メディアに取り上げられる話題作となりました。 脚本を担当した野島伸司は本作が連ドラデビュー作で、このあと過激な内容のドラマを量産し、脚光を浴びるようになりました。

『東京ラブストーリー』

『東京ラブストーリー』は1991年に放送されたトレンディドラマ。鈴木保奈美と織田裕二が主演を務め、そのほか江口洋介・有森也実・千堂あきほが出演しています。 広告代理店に就職した永尾完治(織田裕二)、同僚で帰国子女の赤名リカ(鈴木保奈美)、そして完治が高校時代から片思いしている関口さとみ(有森也実)の三角関係を中心に描いたラブストーリーです。 奔放でストレートなリカと、古風で奥ゆかしいさとみのどちらをカンチが選ぶのか、見ていてドキドキが止まらない作品です。都会的な女性・リカ(鈴木保奈美)の「カンチ、セックスしよ!」など多くの台詞が流行語となり、「月曜の夜は街からOLが消える」とまで言われる社会現象となりました。 ドラマの最終回は視聴率30%を超え、主題歌の小田和正『ラブ・ストーリーは突然に』は270万枚を超える大ヒットになり、トレンディドラマの中でも特に話題になった作品です。

『抱きしめたい!』

浅野温子&浅野ゆうこが主演の『抱きしめたい!』は、1988年に放送されたドラマ。親友同士の麻子(浅野温子)と夏子(浅野ゆう子)の恋愛模様と友情を描いたラブコメディです。2人を取り巻く男性を演じる俳優は、本木雅弘、石田純一、そして岩城滉一です。 本作をきっかけに「W浅野」と呼ばれるようになった2人は、当時の若い女性のファッションリーダーのような憧れの存在になりました。「W浅野」をきっかけに若い女性の間でドラマブームが起きるなど、『抱きしめたい!』は社会現象を巻き起こしました。 連続ドラマ放送後、『抱きしめたい!』のスペシャルドラマが4度に渡り制作されました。さらに、25年後の2013年に『抱きしめたい! Forever』というスペシャルドラマが放送されたのも話題になりました。

今だからこそ面白いかも!トレンディドラマ

当時のファッションや生活スタイルは今見ると古臭いと感じることもあるかも知れません。しかし、リバイバルブームの昨今、バブルファッションが参考になることだって多いはず。 当時の人々が熱狂したストーリーには、やはりいま観ても惹きつけられるものがあります。 いま観ても面白い、魅力たっぷりのトレンディドラマ。現代とは違う価値観を楽しみながら、ぜひ観てみてください。