2017年12月5日更新

映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』の海外評価がとても高いのは何故!?【2017年ホラー本命】

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『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
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2017年11月3日公開! 映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』の海外評価

ホラー小説界の巨匠、スティーヴン・キングの名作ホラー小説の映画化『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』が2017年11月3日(祝・金)に公開されます。 本作ではジェシカ・チャステインが主演したホラー映画『MAMA』の監督、アンドレス・ムシェッティが監督を務め、2017年9月6日に世界中で一般公開されたと同時に、世界中で「IT/イット旋風」が巻き起こっています。 今回はそんな『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』の海外評価と本作についてご紹介します。

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原作者スティーブン・キングがまさかの大絶賛!?

スティーブン・キングはあまり自身の作品が原作となった映画に対して、良い印象を抱かない事でも知られています。しかし、今作『IT/イット “それ”が見えたら終わり。』に関してはどうやら大絶賛の様子! 彼は動画内で、「今作に対してどこか期待をしていた部分はあったけれど、その期待を大きく上回る程の良い出来映えに心底驚いたよ」と述べました。作品のどこが良かったかに関してキャラクターを指摘し、「自分にとってはキャラクター性が全てだ。観客がキャラクターを好きになれば、映画の恐怖心が良い意味で作用される」ともコメントしています。 「僕のファンは、絶対この作品を気に入ると思うよ」と、スティーブン・キングの太鼓判が押されたほど!

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ペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドの演技が凄い!

1990年のTVドラマ版の『IT/イット』では『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カリーが演じた恐怖のピエロ、ペニーワイズ。本作ではそのペニーワイズをスウェーデン出身の若手俳優、ビル・スカルスガルドが演じています。

父親がステラン・スカルスガルド、兄のふたりがアレクサンダー・スカルスガルド、グスタフ・スカルスガルドという役者一族の中で育ったビルですが、本作では役者のサラブレッドであるビル・スカルスガルドの演技が賞賛されています。

「ビル・スカルスガルドは若いのに凄い俳優だわ。彼がこれからもっと大きい役を演じられるといいな。彼のペニーワイズは素晴らしかった。」

「この映画は本当に良かった!怖かったけどすごく面白かった。子供たちは最高だったしビル・スカルスガルドは完璧なペニーワイズだったわ!」

「ビル・スカルスガルドのペニーワイズとしての演技はオスカーを受賞するべきだ。彼は人間的ではない!」

未来のスター候補!子役たちの演技が秀逸!

役者の演技は作品の出来を左右する重要な要素ですが、特に無名な役者や子役が中心の映画は、スター俳優が出演する映画よりも演技の質が顕著になります。本作でも子役が中心となっていますが、その子役たちの演技も話題になっています。 特にリッチー役を演じた、Netflixオリジナルテレビドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のフィン・ウルフハードに対する賞賛のコメントが多く見られます。

「すごく好きな映画だ。ビル・スカルスガルドのペニーワイズは最高だったけど、リッチー役のフィンが人気をさらったね。」

「フィン・ウルフハードは天才だよ。この映画は彼なしでは考えられない。」

「昨晩この映画を観たけど、すごい映画だった。ペニーワイズも良かったけど、それよりも子供たちがよくやったと思う。とても良い小説の脚色だった。」

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批評家も納得のハイクオリティー!『IT/イット』海外評価まとめ

海外映画批評サイトのロッテントマトでは、2017年9月26日現在で批評家の満足度が84%と非常に高評価されています。ここではロッテントマトやIMDbなど海外映画サイトでの批評で注目したポイントについてまとめます。 本作が持つ独特な雰囲気や子供たちの絆を描く物語は、観客に自分たちの幼少期に戻ったような懐かしい感覚を与えるようです。またホラー映画としてぞっとするなシーンが多くある中、笑えるシーンもあり、そういったテンションの異なるシーンがうまく共存しているという意見も見られました。

またスティーヴン・キングの原作小説の映画『スタンド・バイ・ミー』と比較するようなコメントや、スティーヴン・キングが原作の作品の中で、『IT/イット』は最高の作品ではないものの、最もスティーヴン・キングらしい映画に仕上がっているという評価も。 全体的に非常に高評価がされている本作ですが、中には恐ろしいピエロやひどく古い家といった、過去にホラー作品で見たことがある要素が多く、単調であるといった否定的な意見もありました。

映画『IT/イット』、ホラージャンルでレジェンドの記録を打ち破る驚異的なヒット!

ファンや批評家からの評価が非常に高い『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』ですが、凄いのは評価だけではありません。 世界中で大ヒットとなった本作ですが、2017年9月26日現在の時点で、1974年に公開された大ヒットホラー映画『エクソシスト』が持つ全米での興行収入記録をを塗り替え、全米で一番ヒットしたホラー映画として映画史にその名を刻みました。 さらには本作の続編となる『イット:チャプター2(原題It: Chapter Two)』の全米公開日が2019年9月6日と発表されました。監督はアンドレス・ムシェッティが続投し、ビル・スカルスガルドもペニーワイズ役で出演すると報じられています。