ペニーワイズって何者?知っておくべき6つのこと【IT/イット】

2017年11月4日更新

スティーブン・キング原作の小説を元に、1990年に公開された映画『IT/イット』。そのリメイク版となる『IT/イット“それが”が見えたら、終わり。』が2017年11月3日に公開します。90年版と2017年版に登場する恐怖の殺人ピエロ、ペニーワイズについて魅力的な情報をまとめて紹介します。

ペニーワイズって何者?『IT/イット』のリメイク版が公開決定!

ペニーワイズとは、1986年にスティーブン・キングが発表した小説に登場する殺人ピエロです。1990年にトミー・リー・ウォーレス監督により映画化されることで、小説の世界だけではなく映像としても世界中へ広まっていきました。 「ペニーワイズは30年に一度復活する」と作中でも語られていましたが、小説が発刊されたのが1986年。2016年にその節目となる30年を迎え、31年目となった2017年にペニーワイズがリメイク版として復活します!

1.ペニーワイズはなぜピエロなのか。名前の由来は?

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©NEW LINE CINEMA

ペニーワイズという名前自体の起源について、90年代版で特別語られることはありませんでした。しかしペニーワイズという名前を子供たちが“見つける”シーンがあります。 町の歴史を調べていたマイクが写真集を広げ、18世紀頃の古い写真を子供たち7名で眺めていた際に、写真集の中の一枚に「Pennywise the Clown」と記載がある一枚のイラストが見つかります。 そこにはピエロの絵が描かれており、最近彼らの前に現れているピエロと見た目が一致していました。「こいつだ!間違いない!」と叫ぶ中、200年前に既にあのピエロがいたということなのか……と不審に思います。そしてまたしても同じピエロが描かれた別のイラストが見つかり、彼らも次第に確信へと変わっていきます。 このシーンで初めてペニーワイズという名前が劇中で語られ、これ以降目の前の現れるピエロのことを子供たちはペニーワイズと呼ぶようになります。 劇中でペニーワイズという名前になぜしたのかについてはその後語られることはありません。スティーブン・キングは、なぜペニーワイズという名前にしたのでしょうか。また、どのようにして彼はペニーワイズを“作り出した”のでしょうか。 彼はその糸口となる答えをMovie Pilotのインタビューを通じて、この世で最も子供を震え上がらせるものはピエロだった、と語っています。スティーブン・キングは、子供たちを怖がらせる存在の最適な答えとして、ピエロを選択したようです。その結果、あのおぞましい姿が生まれたのですね。

2.ペニーワイズは子供にしか見えない?大人にも見える?

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ペニーワイズは幼い子供たちを襲います。90年代版では、男子生徒3名が脅迫的な態度で女の子のべバリーを囲んでいるシーンで、その光景に気づいているにもかかわらず無視する大人がいたという記憶が回想されます。そのような「見て見ぬふりをする大人たち」には、ペニーワイズの姿を見ることができないように描かれていました。また、「大人たちは夢を見ないからね」と、大人がペニーワイズを見ることができない理由を子供たちが語っているシーンもあります。 つまり、ペニーワイズは子供たちにしか見えない存在であり、また夢を抱く思春期に現れる怪物として描かれているのです。しかし、12歳から30年の月日が経ち、42歳となった彼らの前にもペニーワイズは現れます。「ペニーワイズが再度現れたらもう一度集まろう」と約束した7名。42歳という年齢は決して子供とは言えない年齢です。

なぜ大人となった彼らにもペニーワイズが見えるのでしょうか。90年代版ではそのヒントとして、彼らが皆“子供がいない”ことを語るシーンがあります。未婚で自分の子供がいない=まだ大人になりきれていない存在、として解釈できるのかもしれません。 しかし、誰が見えて誰が見えないのかについては、90年代版ではかなりアバウトに描かれていたように感じます。 2017年版の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の上映時間は2時間15分と、上映時間が3時間11分だった90年代版と比べると、より子供時代によりフォーカスした内容です。今記事の前見出しでも記載した通り、子供にとって一番恐ろしいと思う存在とは何か、とスティーブン・キングが考えた結果、その答えとしてピエロを選択しました。 そのため、子供時代のみで描かれている2017年版では、「ピエロを恐れる子供たち」という『IT/イット』の原点となる世界観の構図が、より強調される内容になっているのではないかと期待できます。

3.ペニーワイズの住処はどこなのか。地下に潜んでいる……?

ペニーワイズはどこに身を潜めているのでしょうか。90年版や2017年版ののオープニングではジョージーの手作り小舟が道の隅を雨に乗って下っていき、そのまま排水溝へ落ちてしまうシーンがあります。 残念な様子で排水溝の先を見つめるジョージーでしたが、排水溝の下から突然ペニーワイズが姿を現します。言葉巧みに誘われたジョージが手を伸ばしたところに急に手を掴まれてしまい、そのまま中へ引き込まれてしまいます。 なぜそのようなところに潜んでいたのか。実はペニーワイズの住処とは、まさにその下水道そのものなのです。2017年版では、地図を広げて下水道が街の至る所に張り巡らされていることに子供達が気づきます。突如として様々な場所に姿を表すペニーワイズ。それを可能にしていた理由は、下水道を住処にしていたからだったのですね。

4.ペニーワイズの正体とは?「IT」とは何者?※ネタバレ注意

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ペニーワイズの正体とは何でしょうか。また「IT/イット」とは何者なのでしょうか。 「IT/イット」は様々な姿に化けて出る、シェイプシフターです。行方不明となったジョージーや戦死したはずのベンの父など人間に化ける場合や、ゴリラのような怪物など人間以外のものに化けることもありました。つまり、ペニーワイズは正体不明の「IT」が化けた仮の姿であり、供たちを震え上がらせる基本スタイルとして、ペニーワイズの姿で良く現れるのです。 それでは、「IT/イット」の真の正体とは何なのでしょう。90年代版のクライマックス、下水道の奥へと歩みを進める大人となった彼らの前に現れたのは、辺り一面に蜘蛛の糸で張り巡らされた空間でした。 実は、「IT/イット」の正体とは巨大な蜘蛛の化け物だったのです!飛翔する能力を持ち、腹部から、明るくきらめく光を放つことで、人間の魂を奪う特長を持っています。 90年版ではその弱点となっている、下腹部に銀のイヤリングをパチンコで飛ばしぶつけることに成功し、撃退することができました。

5.ペニーワイズの俳優は誰?

ペニーワイズを演じている俳優は誰なのでしょうか。 90年代版はティム・カリー。恐ろしい殺人ピエロとなって子供たちを震え上がらせました。歌手でもある彼は、持ち前の特徴的な声で、『ホームアローン2』では特徴的なホテルの接客係を演じたことでも有名です。

ビル・スカルスガルド
WENN.com

2017年版となる今作は、ビル・スカルスガルドというスウェーデンの俳優です。出演者の話だと普段は優しい彼のようですが、メイクをした彼は恐ろしくてたまらなかったようです。

6.ペニーワイズの90年版と2017年版の違い

90年代版と2017年版とは、ペニーワイズにどのような変化があるのでしょうか。見た目上にいくつか変化が見られるようで、以下に簡単にまとめてみました。 【90年代版】 髪:色は赤で、毛先は全体的に垂れ下がり気味 歯:獣のように尖った形状 鼻:赤いつけ鼻 眉:黒眉毛 服:黄色をベースに差し色で紫といった戯けたいかにもピエロのような衣装

【2017年版】 髪:ブラウン系で、毛先は逆立ち 歯:人間と同じ形状 鼻:直接インクをペイント 眉:一切無くなり全剃り 服:白を基調としたコーディネイトで、クールで狂気的な印象 顔を白く塗っている点は90年代版と2017年版どちらも同じのようです。全体的に大きな設定の変更はあまりみられないのですが、このように見た目上の変化がいくつか見られます。 また2017年版では子供たちの殺害方法について、90年代版と比べるとやや過激になっています。

『IT/イット』ペニーワイズの恐怖に魅了される

いかがだったでしょうか。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、2017年11月3日(祝・金)に日本公開です。今回のペニーワイズは、どのように私たちを震え上がらせてくれるのでしょうか。劇場にて要チェックです!