2019年10月24日更新

ビル・スカルスガルド、「IT/イット」ペニーワイズ役俳優のイケメンすぎる素顔と“怪演っぷり”に迫る

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ビル・スカルスガルド
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新ペニーワイズ役、ビル・スカルスガルドの素顔が気になる!

ビル・スカルスガルド
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リメイクされた「IT/イット」シリーズで新たに恐怖のピエロ、ペニーワイズを演じて有名になったスウェーデン出身の俳優・ビル・スカルスガルド。ペニーワイズを演じている際には白塗りのメイクをしているため、その素顔を知らない人も多いのではないでしょうか? フルネームはビル・イスタヴァン・ギュンター・スカルスガルド。1990年8月9日生まれの彼は、192センチの高身長を活かし、出身地であるスウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」のモデルを務めたこともあります。 本記事ではそんなメイクの下に隠された、ビル・スカルスガルドの遍歴やプライベートに迫ります。

「IT/イット」シリーズで見せた恐ろしさは、CGではない

素顔はこんなにかっこいいビル・スカルスガルドですが、メイクをすると一変。恐怖のペニーワイズへと様変わりします。 まずは彼が演じた「IT/イット」シリーズのペニーワイズにまつわる逸話を紹介します。

特徴的な目と口はノーCG!不気味な表情の秘密とは

ペニーワイズの象徴はなんといってもピエロメイクのその顔。異形とも言えるペニーワイズの顔を作るために、2時間半以上かけてメイクをしています。 そんな見ただけで恐怖を感じるペニーワイズの顔ですが、それにはメイクとは別に秘密があります。ペニーワイズの目は焦点が合っておらず、両目とも外側を向いているのにお気づきでしたか?この離れた目はCGやメイクではなく、ビル・スカルスガルドの特技によるもの。これによりどこを見ているかわからず、恐怖が増しますよね。 さらにもう1つ、ペニーワイズの口の形にもご注目。妙に突き出した形をしており、笑って見えるものの不気味さを感じさせます。この口もまた、彼の唇を尖らせる特技によって作られています。 まさにペニーワイズを演じるためかのような特技を持っていたビル・スカルスガルド。そんな彼のこういった細かなこだわりが結集し、ペニーワイズの怪演に繋がったと言えるでしょう。

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子供たちに気を遣う優しい一面も

「IT/イット」の撮影では、子供たちがリアルに怖がっている姿を撮りたいという監督の意向により、ビル・スカルスガルドと子供たちの撮影外の接触が断たれていました。 そんな撮影中に、子供たちにトラウマを与えているんじゃないかという心配が彼の脳裏をよぎります。そのため激しいシーンの撮影後に、彼は子供時代のエディ役、ジャック・グレイザーに大丈夫かと尋ねました。すると彼は興奮気味にペニーワイズの演技を褒め倒したのでした。ビル・スカルスガルドの優しさと演技力の高さが伺えるエピソードですね。

本当に同一人物?『シンプル・シモン』ではチャーミングな主人公に

ここからはビル・スカルスガルドの出演作を紹介。どの作品でも彼の違った魅力を味わえます。 2011年のアカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出された映画『シンプル・シモン』でビル・スカルスガルドは主演を務めました。演じたのはアスペルガー症候群の青年・シモン。 物理とSFが大好きなシモンは他人とのコミュニケーションが苦手で、気に入らないことがあるとすぐにドラム缶でできた自分だけの「ロケット」の中に閉じこもってしまいます。すぐに空想の世界に浸ってしまうシモンですが、兄のサムは弟にも慣れたもの。ちゃんとロケットの中のシモンに、宇宙飛行士との交信のように会話してくれます。 そんなシモンの良き理解者のサムでしたが、シモンのせいで恋人に振られてしまいます。サムがすっかり落ち込んでしまい、自分のペースを乱されるシモン。兄にぴったりの恋人がいれば生活も元通りになると考えた彼は、“完璧な恋人”探しを始めます。そして偶然出会った天真爛漫なイェニファーという女の子を狙いに定め、2人を近づけようとしますが……? 北欧を舞台にしており、ファッションやインテリアがカラフルで可愛らしく、ポップなビジュアルも楽しめる本作。観た人が幸せな気持ちになれるハートフル青春ラブコメディとなっています。ビル・スカルスガルドは、アスペルガー症候群の主人公・シモンをユニークかつ、とてもチャーミングに演じています。 シモンは触れられることをとても嫌がり、また空気を読むことも苦手で変化を嫌います。そんなシモンを演じるビル・スカルスガルドは、当時まだ20歳。恐ろしいペニーワイズとは正反対で、まだ少しあどけなさの残る彼によるシモンは、どこか憎めず愛らしいものとなっています。物語を通してシモンに訪れる変化を、ビル・スカルスガルドが絶妙に演じています。

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イケメンなビル・スカルスガルドのその他の出演作!ペニーワイズとのギャップがすごい

ビシッとキメたビル・スカルスガルドもかっこいい『ダイバージェントFINAL』

人気作「ダイバージェント」シリーズの第3作です。 近人類が5つの派閥に分類・管理されていた社会体制が崩壊した近未来が今作の舞台。新たなシカゴの支配者、イブリンによって街は巨大なフェンスで覆われていました。フェンスの外に希望を見出した主人公のトリスは、仲間たちと共に脱出を試みます。 無事外の世界に辿り着きますが、そこには汚染され荒廃した大地が広がっていました。謎の武装集団に緑豊かな場所へ案内される一行は、遺伝子繁栄推進局のマシューと出会います。推進局との協力を決めるトリスでしたが、そこに待ち受けていたのは異端者(ダイバージェント)にまつわる驚愕の事実と、人類の記憶を消去し世界をリセットさせようと企む恐ろしい陰謀が……。トリスと世界はどうなってしまうのでしょうか。 マシューを演じたのが、ビル・スカルスガルド。推進局の一員のマシューながら主人公たちに協力する姿は、短い出番の中で存在感を放っています。

ヒーローなのにゲロを吐く!?『デッドプール2』

日本でも興行収入18億円の大ヒットなった、はちゃめちゃなヒーロー映画『デッドプール』の続編。 本作では主人公のデッドプールが未来からやってきた謎の敵・ケーブルに対抗するため、X-MENのようなチームを結成します。その名も「X-フォース」。一般にメンバーを募集した際に、集まったミュータントの内の1人がビル・スカルスガルド演じるツァイトガイスト。 彼の能力は強力な酸性の粘液、ゲロを吐くこと。衝撃的な能力のキャラクターですが、体中にタトゥーを入れており、複数のアクセサリーにタンクトップといった現代的なファッションをしています。ゲロ防止用に蛍光イエローのマスクをしていることもあり、オシャレでクールな印象を受ける見た目です。

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クールでスタイリッシュで高身長な完璧イケメン『アトミック・ブロンド』

『デッドプール2』や「ジョン・ウィック」シリーズなどでアクションに定評のあるデヴィッド・リーチが監督を務め、主演のシャーリーズ・セロンが製作にも携わった本作。 1989年の東西冷戦末期のベルリンで、世界情勢を揺るがすほどの極秘情報が収められたリストを奪われます。リストの奪還を命じられたのは、イギリスの秘密情報部MI6の凄腕女性エージェント、ロレーン・ブロートン。先にベルリンに潜入していたデヴィッド・パーシヴァルと協力しリスト奪還を狙います。 同時にリスト紛失に関与したと思われる、「サッチェル」と呼ばれる二重スパイの捜索も命じられていました。疑心暗鬼のスパイたちと世界の中で、ロレーンの運命や如何に。 本作でビル・スカルスガルドが演じるのは、ロレーンをサポートする謎のドイツ人諜報員。派手なアクションシーンこそありませんが、彼のクールで無駄のないスマートなかっこよさを堪能できます。

ビル・スカルスガルドの妖しさ全開『ヘムロック・グローヴ』

Netflixのオリジナルドラマ『ヘムロック・グローヴ』では、吸血鬼のローマンを妖しく演じ上げています。 ペンシルヴィニア州の小さな田舎町、ヘムロック・グローヴで女子高生の変死体が発見されます。下半身が獣に喰いちぎられたようになっており、犯人が見つからないまま2人目の被害者が出てしまいます。犯人として疑われたのは、引っ越してきたばかりのピーター・ルマンセック。彼には狼人間だという噂がありました。 彼は疑いを晴らすために、殺人現場で出会い意気投合した変わり者のローマン・ゴッドフリーと共に、真相解明に動き出します。ピーターは本当に人狼であり、ローマンもウピールと呼ばれる吸血鬼。ヘムロック・グローヴの2大名家、ルマンセック家とゴッドフリー家の跡取り同士である2人は、事件を解決することはできるのでしょうか。 ビル・スカルスガルドは新感覚スーパーナチュラルホラーと称される今作の中でも、その佇まいから妖しい雰囲気を醸し出しています。イケメンで名家の生まれの彼は、女性に事欠かないプレイボーイ。しかし従妹を大切に思う家族思いの一面もあります。そしてなんといっても吸血鬼らしく、口から血を滴らせるような場面も。本作では、ビル・スカルスガルドの危ない魅力に浸ることができます。

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華麗なる芸能ファミリー、スカルスガルド一家出身!もう子供がいる?

ステラン・スカルスガルドの息子!兄はアレクサンダー・スカルスガルド

ステラン・スカルスガルド
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ビル・スカルスガルドの父親は、名優のステラン・スカルスガルドです。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでのウィルの父・“靴ひものビル”ことビル・ターナー、「マイティ・ソー」シリーズのエリック・セルヴィグ教授など多くの作品に出演しています。そんな彼には8人の子供がおり、その内の4人が俳優という驚異の俳優一家。

中でも長男のアレクサンダー・スカルスガルドは、2016年のリメイク作品『ターザン:REBORN』で新生ターザンを演じています。次男のグスタフと五男のヴァルターも様々な作品への出演を重ねています。 ステラン・スカルスガルドが製作総指揮を務めた2017年のパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』では、ビル・スカルスガルドがムーミンの声を演じました。

2018年、一人娘のパパになったビル・スカルスガルド

ビル・スカルスガルドは同じスウェーデン出身の女優、アリダ・モーバーグとの間に2018年に第一子である女の子をもうけています。アリダ・モーバーグは1985年1月30日生まれで、ビル・スカルスガルドよりも5歳上です。 ビル・スカルスガルドはアメリカのトーク番組『ザ・レイト・ショー』内で子供がいることを告白。さらに同番組の司会者スティーブン・コルベアから「子供に怖がられない?」と聞かれた際には、子供部屋にはもらいもののペニーワイズグッズがたくさんあるとコメントしていました。

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ビル・スカルスガルドは将来有望な2世スター!確かな演技力でどんな役もこなす

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
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ここまでビル・スカルスガルドについて紹介しました。イケメンさ爆発のかっこいい役からペニーワイズまで演じ分けられる彼は、まさにカメレオン俳優と言えるでしょう。有名俳優を父に持ち、自身も娘がいるなどのプライベートは知らなかった人もいるのでは? 2019年11月公開の続編であり完結編でもある、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のペニーワイズで彼の怪演がまた話題となるでしょう。今後、彼がどんな役を演じるのか注目が集まります。