2019年9月22日更新

ミレニアム・ファルコン所有者の変遷を振り返る “銀河系最速のガラクタ”のトリビアも紹介

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スターウォーズ フォースの覚醒,ミレニアム・ファルコン
© Walt Disney Studios Motion Pictures/zetaimage

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ミレニアム・ファルコン号を徹底紹介 基本スペックから意外なトリビアまで!

ハン・ソロ スターウォーズ ストーリー、ミレニアム・ファルコン
© Walt Disney Studios Motion Pictures/zetaimage

ミレニアム・ファルコンとは、「スター・ウォーズ」シリーズでハン・ソロが船長として所持している宇宙船です。副操縦士はハン・ソロの相棒チューバッカ。機体は煩雑としている割に、優れた高速艇であるため「銀河系最速のガラクタ」と呼ばれています。 ハン・ソロの手に渡るまでに数々の所有者を持ち、その間様々な改造が繰り返されてきたファルコン号。シリーズ中でも重要な場面で活躍を見せてきました。 今回はファルコン号の基本スペックや設備を詳しく紹介し、所有者の変遷やシリーズ中での活躍を振り返っていきます。さらにファルコン号に関するトリビアも!シリーズを鑑賞する上で、知っているとさらに楽しめること間違いなしです。

基本スペック・設備を紹介

改造を繰り返してきたファルコン号

製造時には、標準的なコレリアン・エンジニアリング社製の軽貨物船だったファルコン号。持ち主が変わるごとに合法・違法を問わず、何度も改造が繰り返されてきました。 外見は製造時のままでも内部は大改造されており、光速を超えるスピードで飛ぶことができたのはこのため。その速さは帝国の最新戦闘機以外には敵うものがないほどといわれています。 一方で改造を繰り返したため整備に手間がかかり、肝心な場面で機嫌を損ねてしまうという困った特徴もあるのですが、叩くと調子が直ることもしばしば。船長ハン・ソロと副操縦士チューバッカを乗せて銀河を駆けめぐり、冒険を繰り広げました。

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最高速度は光の1.5倍!武装もしている最速の密輸船

製造時には、標準的なコレリアン・エンジニアリング社製の軽貨物船だったファルコン号。持ち主が変わるごとに合法、違法を問わず何度も改造が繰り返されてきました。外見は製造時のままでも、内部は大改造されており、光速を超えるスピードで飛ぶことができたのはこのため。その速さは帝国の最新戦闘機以外には敵うものがないほどと言われています。 一方で改造を繰り返したため整備に手間がかかり、肝心な場面で機嫌を損ねてしまうという困った特徴もあるのですが、叩くと調子が直ることもしばしば。船長ハン・ソロと副操縦士チューバッカを乗せて銀河を駆けめぐり、冒険を繰り広げました。

チューバッカのリクエストで設置されたゲーム盤

「新たなる希望」の中で、ファルコン号での移動中にチューバッカとR2-D2がホログラムのチェスをしていた場面を覚えていますか?あれはホログラムゲームの一種「デジャリック」というもので、銀河系で大人気だったそう。 デジャリックの大ファンだったチューバッカの希望で、ホロゲームテーブルがファルコン号に設置されました。「フォースの覚醒」に再登場するファルコン号艦内でも、デジャリックのテーブルが確認できます。

所有者の変遷

カードの賭けで手に入れた船

『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』
© Walt Disney Studios Motion Pictures

ハン・ソロの前にファルコン号を所有していたのは、ランド・カルリジアンでした。ランドは「エピソード5」と「エピソード6」に登場する、ハン・ソロの悪友。ギャンブラー、密輸業者、実業家という顔を持つ、少しアヤシイ雰囲気ながらも憎めない人物です。 高額な賭け金で行われる カードゲーム「サバック」でランドがハン・ソロに負けた際に、ファルコン号はソロの手に渡りました。 ちなみに、ファルコン号はランドの前にも多くのクセ者たちに所有されており「フィックル・フライヤー」「ウェイワード・サン」などと名付けられていました。「ミレニアム・ファルコン」と呼ばれるようになったのは比較的最近のことなのです。

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銀河内戦後は一時ハン・ソロの手を離れる

新共和国が誕生して銀河内戦が終結した後の一時期、ファルコン号はハン・ソロの手を離れ、ガニス・ドゥケインやヴァンヴァー&トルサント・アーヴィングが所有していたことも。しかし最終的には、惑星ジャクーのジャンク屋アンカー・プラットのものになっていました。 ところが、BB-8をレジスタンスへ送り届けるためにレイとフィンがアンカー・プラットから奪い、その直後偶然ソロとチューバッカに遭遇。つまり「フォースの覚醒」で再びソロの手に戻ったのです。

「スター・ウォーズ」シリーズ中での活躍を振り返る

「シスの復讐」にカメオ出演

ファルコン号が本格的に初登場するのは「新たなる希望」からですが、実は新三部作「シスの復讐」にもカメオ出演しています。アナキンとオビ=ワン・ケノービが惑星コルサントの宇宙港へ入る時、下の発着場に入っていくファルコン号の姿が確認できます。 所有者はランド・カルリジアンなのでしょうか?いずれにしても、この頃からファルコン号は宇宙を駆けていたのですね。

「ハン・ソロ」でソロのものに

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は「新たなる希望」の13年前。カルリジアンとチューバッカに出会った頃のソロの物語です。ここではまだファルコン号はランドのものでした。本作でカード勝負によってファルコン号の所有者がソロになったことが描かれています。 さらにソロが自慢していた“ケッセル・ラン”の描写も!惑星ケッセルからハイパー燃料「コアキシウム」を強奪する計画に乗ったソロとチューバッカは、カルリジアンが所有するファルコン号でケッセルへ。決死の航行で見事計画を遂行しました。

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「新たなる希望」でルークと出会い、反乱軍に参加

ファルコン号をモス・アイズリー宇宙港に停泊していたソロは、そこでオビ=ワンとルークに出会います。そしてデス・スター設計図を惑星オルデランへ届けようとしている二人を、ファルコン号で送る仕事を引き受けるのです。 この出会いから、ソロとチューバッカはファルコン号とともに反乱軍に参加することに。デス・スターからレイア姫を救出し、ヤヴィンの戦いでルークを援護するなど、ファルコン号の活躍によって帝国軍に勝利をもたらしました。

「帝国の逆襲」で再びランドが操縦

ヤヴィンの戦いの3年後、ファルコン号は惑星ホスで修理中でした。反乱軍の将軍となっていたソロは、ホスの戦いが始まったことでハイパードライブが直っていないままファルコン号で応戦。そのまま小惑星に隠れて修理を続けます。 なんとかスター・デストロイヤーの追跡から逃れ、クラウド・シティへ着いたファルコン号。しかしここで執政官を務めるかつての友ランドの裏切りに遭い、ソロはカーボン冷凍されて帝国軍へ引き渡されてしまいます。 そこで、ランドが今度はダース・ベイダーを裏切り、レイア姫とチューバッカを解放してファルコン号で逃走。ベイダーに敗れたルークも回収します。

「ジェダイの帰還」ではエンドアの戦いで大活躍!

惑星タトゥイーンでソロを救出したファルコン号は、衛星エンドア上空で建造中の“第2デス・スター”への総攻撃に参加。ソロが地上部隊を率いる中、ランドが再びファルコン号を操縦します。 ソロが地上で第2デス・スターのシールド解除に成功すると、ファルコン号も反乱軍の航空隊とともに第2デス・スター内部に飛び込みます。ファルコン号が反応炉に砲撃し、第2デス・スターの爆発誘導に成功。見事勝利を収めた反乱軍は新共和国を建国するのです。

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「最後のジェダイ」ではレイが操縦

ハン・ソロ亡き後、ルークが隠居している惑星オク=トーへ向かうため、レイとチューバッカがファルコン号を操縦しています。レイはルークにジェダイの修行を求めますが、頑として受け付けません。 しかしレイからファルコン号の名を聞き、旧友のチューバッカやR2-D2と再会してファルコン号へ乗り込むと、懐かしい過去と邂逅します。ファルコン号がルークを呼び覚まし、レイをジェダイ修行に導いたのですね!

ミレニアム・ファルコンのキャッチーなトリビアを紹介

ディズニーランドでミレニアム・ファルコンが操縦できる!?

2019年5月31日、米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートで、世界初のアトラクションがお披露目されました。それが、「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」。「スター・ウォーズ」のテーマエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」内にあります。 その名の通り、ファルコン号を操縦できるライド系アトラクション。コックピットは6人定員で、前方は操縦、後方ではブラスターを撃つことができます。外観はもちろん、内部の再現度もかなりのものらしく、搭乗したファンも大満足の様子。なんとハイパースペースも起動できるとか!ファンならずとも乗ってみたくなるハイクオリティなアトラクションです。

レゴ史上最大のミレニアム・ファルコンが登場

そのディテールの精巧さから、数多くのプラモデルやレゴ商品を生み出してきたファルコン号。大きさはピンからキリまでありますが、2017年になんとレゴ史上最大のブロック数を誇る究極のミレニアム・ファルコンのレゴ・セット商品が発売されました。その数なんと、7,541ピース! その名もレゴ・スター・ウォーズ「ミレニアム・ファルコン 75192(アルティメット・コレクター・シリーズ)」。外装も内部もよりディテールが細かくなり、ファルコン号が活躍した時代を反芻できるような部品やミニフィグも付いています。これはまさに、スター・ウォーズの歴史そのもの。 組み立て後のサイズは83センチ!大人でも両手に抱えるほどの大きさです。しかもオリジナルのデザインの他、「フォースの覚醒」時のファルコン号にデザインを変えることも可能。デザイナー情報やセットに関する裏話などがわかる組み立てガイドブックも必見です。

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ハンバーガーから閃いた、象徴的なデザイン

当初のファルコン号は、今のような形ではありませんでした。模型を作成した段階で『スペース・1999』というテレビドラマに登場する宇宙船の形に似すぎていたため、このデザインは却下。撮影間際にデザインが大幅に変更されたのだそうです。 この円形デザインは、ジョージ・ルーカスのアイデア。ピックに刺さったオリーブと かじったハンバーガーを見て、思いついたと言われています。ちなみに"ピザから発想を得た"という説もありますが、どちらにしても円形の食べ物からインスピレーションを受けたことには違いないようです。

ミレニアム・ファルコンは「スター・ウォーズ」の歴史を物語る宇宙船

スターウォーズ フォースの覚醒,ミレニアム・ファルコン
© Walt Disney Studios Motion Pictures/zetaimage

「スター・ウォーズ」シリーズの数々の名場面で活躍してきたミレニアム・ファルコン。その歴史の深さとディテールの細かさには、度々圧倒されます。 映画の枠を飛び出して、アトラクションや模型としてもファンの心をつかんで離さないファルコン号は、まさにシリーズの歴史を物語る重要なアイコン。これからもその活躍でシリーズを盛り上げていってほしいですね!