2021年2月26日更新

「スター・ウォーズ8/最後のジェダイ」ネタバレ解説!ルークやレイの秘密が明かされる

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スター・ウォーズ/最後のジェダイ
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「スター・ウォーズ8/最後のジェダイ」徹底解説!レイの正体が明らかに

「スター・ウォーズ」シリーズ続3部作の2作目『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。2015年に公開された前作「フォースの覚醒」から確かに一歩踏み込みましたが、やはり多くの謎が残されたままです。 そこでこの記事では、「最後のジェダイ」の復習をしながら謎を解明していきます。レイの正体や、ルークとカイロ・レンの過去など、重要な情報をまとめました。 ※この記事には「スター・ウォーズ8/最後のジェダイ」およびシリーズ他作品のネタバレが含まれます。本編を未鑑賞の方はご注意ください。

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「スター・ウォーズ8/最後のジェダイ」のあらすじ

地図を頼りに惑星オク=トーにたどり着いたレイは、ルーク・スカイウォーカーに出会います。ルークにレジスタンスへの復帰と自分がジェダイになるための訓練を願い出たレイですが、ルークは「ジェダイは自分を最後に滅びるべき」と取り付く島もありません。 一方レジスタンスは、ポー・ダメロン中佐率いる爆撃隊がファースト・オーダーの戦艦キャノン破壊作戦を実行し、基地から撤退するための時間を稼ぎます。しかし、ポーがレイア将軍の命令を無視したことで多くの犠牲が出てしまいました。 ファースト・オーダーのカイロ・レンは、訓練を受けてもいないレイに負けたことを最高指導者スノークに叱責され迷いが生じていました。 果たしてレイはルークからジェダイの教えを授かることはできるのでしょうか。そして、レジスタンスの運命は?カイロ・レンの行く末とはーー。

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「スター・ウォーズ7/フォースの覚醒」についての記事はこちら

レイの素性がついに判明!両親は一体誰?

前作「フォースの覚醒」で凄まじいフォースの力を見せたレイですが、彼女の両親の正体は不明。そのため、多くのファンが「レイはなにかしらのかたちで、スカイウォーカー家と関係があるのではないか」と推測していました。 しかし本作で、レイは自身の記憶を呼び覚まし、両親は「名もない人々」だと言います。カイロ・レンによれば、彼らは酒代のためにレイを売り飛ばしたとのこと。 しかし「エピソード4/新たなる希望」で、オビ=ワン・ケノービがルークに「お前の父は死んだ」と言ったように、これが100%真実かどうかは不明です。また、特別な血筋でない彼女がフォースを使えるのはなぜかという謎も残ります。

ルーク・スカイウォーカーが再登場!

心を閉ざしたルーク、フォースとの繋がりは?

ハン・ソロが殺されたとき、フォース感応能力のあるレイアはそれを感じ取りました。しかし、彼女よりも強いフォースを持つはずのルークは、レイに告げられて初めてその事実を知ります。 ルークはある事件から心を閉ざし、オク=トーに隠れ、フォースを感じないようにして生きてきました。どうやら熟練したジェダイは、フォースを感じない、という選択もできるようです。 しかし彼は本作の中盤以降、再びフォースとの繋がりを取り戻し、自由自在に使いこなすことができるようになりました。

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「ジェダイは滅びる」発言、その真意は?

ファースト・オーダーとの戦争が激化するなか、生き残っているジェダイはルークだけでした。 ルークはファースト・オーダーの台頭より前に何人かの弟子を訓練していましたが、そのうちの何人かはダークサイドに堕ち、残りは死亡してしまいました。彼はそのことに責任を感じ、自分がジェダイであること自体が慢心の原因だと考えるようになったのです。 その考えから、ルークは唯一の生き残りである自分が死ねばジェダイは滅びる、滅びるべきだ、と言ったのでしょう。

カイロ・レンを生み出したのはルークだった?

レイアとハン・ソロの息子であるベン(のちのカイロ・レン)は、ルークにとっては甥ということになります。 スカイウォーカーの血を引くベンに、強いフォース感応能力を感じたルークは、幼い彼をジェダイにしようと考えました。レイアはそれに賛成でしたが、ハン・ソロは反対したようです。 ベンは確かに優秀なジェダイ候補でしたが、「ある事件」によって師であるルークとの間に確執が生まれてしまったのです……。

2人の確執が明らかに

ルークとの修行中にダークサイドに堕ちていってしまったベン。本作ではその真相が明らかとなりました。 ベンの中に深い闇の力を感じ恐れたルークは「止めるには今しかない」と思い、寝ているベンにライトセーバーを振りかざします。目を覚ましたベンはとっさに身を守りますが、その後ルークの裏切りに怒り、弟子たちを抹殺。さらにはジェダイ寺院も燃やして逃走してしまいます。 ベンがルークに反逆しダークサイドへと堕ちたのは、ルークの裏切りが原因だったのです。

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レイとカイロ・レンの共闘

レイとカイロ・レンの意識がつながるように

ルークに師事し、ジェダイの修行を始めたレイは、遠い場所にいるカイロ・レンと意識がつながる体験を何度もします。2人はそうして顔を合わせるうちに、フォースを通してお互いを理解していきました。 ファースト・オーダーの最高指導者スノークの命令でレイを捕え、連行したカイロ・レンは、スノークがレイをダークサイドに引き入れようとするのを阻止するため、彼を殺害します。 その場にいた警備兵たちを相手に、レイとカイロ・レンは見事な共闘を見せました。

カイロ・レンがファースト・オーダーの最高指導者に

レイがファースト・オーダーの基地から逃げ出した後、ハックス将軍に発見されたカイロ・レンは、スノーク亡き後の最高指導者の地位につきます。 カイロ・レンが率いることになったファースト・オーダーと、彼の母であるレイア率いるレジスタンスの戦いは、これからどうなっていくのでしょうか。

フィンとローズの秘密作戦!謎の男DJが登場

スターデストロイヤーへの侵入計画を企て実行したフィンとローズでしたが、ビーチに無断で船を停めたことをきっかけに投獄されてしまいます。そこで同じ監房にいた謎の男・DJが登場し、侵入するために必要なコードを破ってやろうと申し出てくるのです。 彼のおかげで無事脱出し、カジノレースに乗った2人はカジノをめちゃくちゃに。しかしその後ファースト・オーダーに捕まってしまった2人をDJが裏切り、レジスタンスが企てていた秘密の作戦をキャプテン・ファズマに教え報酬を受け取ってしまいます。 ファズマが2人を処刑しようとしたその瞬間、1人クルーザーに残っていたホルド提督が自らを犠牲にして旗艦スプレマシーを攻撃。フィンとローズは混乱に乗じて脱出したのでした。

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ルークとカイロ・レンがついに対峙 “最後のジェダイ”は誰?

「私は最後のジェダイではない」

かつてレジスタンスが秘密基地として使用していた惑星クレイトにて、レイア率いるレジスタンスとカイロ・レン率いるファースト・オーダーが激闘を繰り広げます。ファースト・オーダーに押され気味だったレジスタンスですが、そこにルークが登場しました。 ついに対岐するカイロ・レンとルーク。戦いを終えたルークは、「私は最後のジェダイではない」と言い残して死んでしまいます。彼がそう発言した直後、画面にはフォースを使って仲間を助け出しているレイの姿が映し出されるのでした。 「最後のジェダイ」とは「フォースの覚醒」にて自身の力に目覚めることのできたレイを指しているのだということが分かるでしょう。最後のジェダイとは、ルークでもカイロ・レンでもなく、レイなのです。 レイが最後のジェダイとなったのは何故なのか、彼女は本当に何でもない人物なのか、本当の血筋は?といった点は、「スカイウォーカーの夜明け」にて明らかになっていきます。

新たな謎も……ラストの“ホウキの少年”は何者かを考察

ラストに登場した少年は誰?

レジスタンス号をはるか遠くの星カントニカから見つめる少年。彼はフィンとローズの脱出を助けてくれた奴隷の少年です。彼はほうきに触れることなく手繰り寄せることができていて、いとも簡単にフォースを使いこなせているようでした。

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なぜ少年は意味ありげに登場したのか

「最後のジェダイ」のラストシーンに登場したこの少年は、続く「スカイウォーカーの夜明け」には登場せず、彼のエピソードが深堀りされることはありませんでした。あくまでも“新たなる希望”の象徴としてのワンシーンだったのではないでしょうか。

最高指導者スノークの正体は未だ謎のまま

前作「フォースの覚醒」から登場している最高指導者スノークの正体は、「最後のジェダイ」においても明かされませんでした。彼の予想だにもしない意外な正体は「スカイウォーカーの夜明け」にて明らかになっているようです。

「最後のジェダイ」の評価はいかに?賛否両論の意見を解説

続3部作の2作目である「最後のジェダイ」は、賛否両論を巻き起こしました。 本作が評価されているのは、これまでの勧善懲悪なストーリーを打破し、「スター・ウォーズ」という大人気シリーズに新しい風を吹かせた点や、これまで“強いフォースをもつスカイウォーカー家”という血統主義的な要素から、(少なくとも本作時点では)その血筋にないレイが主人公となった点。 一方で批判も多く、その理由として挙げられるのは、ルークのキャラクターに一貫性がない、余計なサイドストーリーが多い、各キャラクターが掘り下げられていない、ストーリーが前作からほとんど進んでいない、などの意見です。

テーマカラー“赤”は「嫌な予感」の象徴!?

なにか悪いことが起きる可能性を感じたときに言う「嫌な予感がする」は、本シリーズでは「フォースとともにあらんことを」と並んで頻繁に使われるセリフです。 「最後のジェダイ」のビジュアルが解禁されたとき、赤が強調されたそのデザインに、多くのファンは“嫌な予感”がしたのではないでしょうか。 ジェダイは白、ダークサイドは黒、というように「スター・ウォーズ」シリーズは色に大きな意味をもたせています。そんな本シリーズで赤といえば、ダース・ベイダーをはじめとするシスたちが持つライトセイバーの色であり、銀河帝国軍を連想させる色なのです。 また、一般的に赤は血を連想させることから、誰か重要なキャラクターの死を予感させたのではないでしょうか。

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「最後のジェダイ」の登場人物/キャストを紹介

レイ/デイジー・リドリー

続3部作の主人公レイ。前作でレジスタンスに加わり、将軍レイアからルークを探すために水の惑星オク=トーにやってきました。 レジスタンスへの復帰とともに、自身をジェダイになれるよう訓練してくれるようルークに頼みますが、あっさり断られてしまいます。

ルーク・スカイウォーカー/マーク・ハミル

伝説のジェダイ・マスター、ルーク・スカイウォーカー。ある事件がきっかけで、オク=トーで隠遁生活を送っていました。 フォースからも心を閉ざし、ジェダイという存在を自分で終わりにしようとしていましたが、レイとの出会いによって考えが変わります。

カイロ・レン(ベン・ソロ)/アダム・ドライバー

ファースト・オーダーに所属するカイロ・レン。レイアのハン・ソロの息子であり本名はベン・ソロです。 もともと強いフォースを持っておりルークに師事していましたが、ある事件をきっかけに彼のもとを去りました。本作で彼は、レイとの間に不思議なつながりを感じるようになります。

レイア・オーガナ・ソロ/キャリー・フィッシャー

ルークの双子の妹であり、レジスタンスを率いる将軍であるレイア・オーガナ。カイロ・レンの母でもあり、彼のことを心配しつつも、打倒ファースト・オーダーを目指しています。 ジェダイではありませんが、フォース感応能力の持ち主であり、本作ではそのちからを発揮する場面も。

ホルド提督/ローラ・ダーン

昏睡状態に陥ったレイアの代わりにレジスタンスの指揮を取ることになったホルド提督。冷静で秘密主義な彼女は、一部のレジスタンスメンバーの反感を買ってしまいます。

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フィン/ジョン・ボイエガ

ファースト・オーダーから脱走し、レジスタンスに加わったフィン。ファースト・オーダーの内部に詳しく、作戦の立案や潜入作戦によく従事しています。

ポー・ダメロン/オスカー・アイザック

レジスタンスのエースパイロットであるポー・ダメロンは、数々の作戦で勝利を収めてきましたが、レイアの命令に従わず多数の死傷者を出してしまうなど困った一面もある人物です。相棒はアストロメク・ドロイドのBB-8。

ローズ・ティコ/ケリー・マリー・トラン

レジスタンスの整備士であるローズ・ティコ。彼女の姉はパイロットとしてある作戦で命を落としてしまいました。その後ローズは、フィンとともに秘密作戦に従事することになります。

DJ/ベニチオ・デル・トロ

泥棒でスライサー(暗号解読のプロ)であるDJ。彼は惑星カントニカでフィンとローズに出会い、秘密作戦に協力することになります。DJという名前の由来は、自身のモットーである「関わるな(Don't Join)」。

「スター・ウォーズ8/最後のジェダイ」で明かされた謎、深まる謎……

レイとルーク、そしてカイロ・レンの関係や立場、過去が明らかになった「最後のジェダイ」。レジスタンスもファースト・オーダーと苦しい戦いを繰り広げ、新たな注目キャラクターも登場しました。 レイの出自やルークとカイロ・レンの確執が明らかになった一方で、スノークの正体などは未だ謎のまま。 「スター・ウォーズ」は、2019年12月公開のシリーズ9作目『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でその物語に幕を下ろしました。いったいどんな結末が待ち受けているのか、「スカイウォーカーの夜明け」を観てチェックしましょう。