2017年11月10日更新

新作『アナベル 死霊人形の誕生』をより楽しめる(怖がる)ための豆知識7選

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アナベル 死霊人形の誕生
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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『アナベル 死霊人形の誕生』「死霊館」シリーズとアナベル人形

本作は「死霊館」シリーズのスピンオフ2作目であり、『アナベル 死霊館の人形』(2014)の前日譚です。 「死霊館」シリーズとは、エドとロレインのウォーレン夫妻という、超常現象を調査する専門家夫婦を主人公とする作品群。アナベルは、ウォーレン夫妻が調査した事件に登場する呪いの人形です。 本作はこの人形が作られたいきさつ、その後に発生した惨劇などを描いています。このアンティーク人形を人形師が作り上げてから12年後、それは封印されていました。しかし、その人形師の家に受け入れられた孤児院一行。ある日、ただ一人足を悪くしているジャニスという少女がその人形を発見し、その呪いを解放してしまい……。

1.超常現象の専門家、ウォーレン夫妻は今作に登場しない!

本作は「死霊館」シリーズで、エドとロレイン・ウォーレン夫妻が登場しない初めての映画になりました。 シリーズ第1作『死霊館』(2013)の冒頭に、アナベル人形は登場します。ウォーレン夫妻の「オカルト博物館」に陳列されているのです。 『アナベル 死霊館の人形』(2014)の基となった事件で、夫妻はこの人形を入手しました。その事件とは、1970年に2人のルームメイトがウォーレン夫妻の元に相談に来て、人形に「アナベル・ヒギンズ」という名の女の子の魂が宿っていると訴えたのです。 夫妻の調査によると、それは女の子の魂ではなく、人間ではない何かの存在に操られていました。

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2.アナベル人形は実在する

ウォーレン夫妻が関わった、オカルト事件関連の証拠物件を集めている部屋には、アナベル人形も所蔵されています。 実際の人形は、写真のようなラガディ・アン人形だそうです。ラガディ・アンとは、アメリカで国民的に愛されているキャラクター。そんな人形が、こんなにも恐ろしいものであるというギャップが何よりも怖いですよね。 ロレイン・ウォーレンは未だに、この人形を正視できないと語っています。実際、キャビネットの中に固く封印されているそうです。

3.監督は『ライト/オフ』のデイヴィッド・F・サンドバーグ

監督のデイヴィッド・F・サンドバーグは、2013年に短編映画『Lights Out(原題)』を動画サイトに発表して、話題を呼びました。同作は脅威の再生数をたたき出したのです。 それを長編化した作品が『ライト/オフ』(2016)で、製作に関わったのが本作のプロデューサーでもあるジェームズ・ワン。その縁で本作のオファーを受けました。 ところが、サンドバーグ監督は、続編の監督を担当することに消極的でした。彼は脚本を読んで、前作とは全く違う物語になっているところを気に入り、引き受けることにしたそうです。

4.舞台は1940年代後半から、50年代後半

本作の冒頭、人形師夫妻の悲劇を描いたエピソードは1945年に設定されています。事故死をしてしまった娘を想うあまり、人形に魂が宿ってしまうのです。 その12年後の1957年、人形師夫妻の家は孤児院を受け入れます。そこで起きる数々の惨劇が物語の本筋です。 ウォーレン夫妻が関与した事件を描いた前作『アナベル 死霊館の人形』(2014)は時代が1968年ですから、前日譚と言えます。本作のポイントは人形に憑いているものが、果たして少女の霊なのかそれとも別の何者かということでしょう。

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5.人形師夫人の仮面の秘密

ムリンス夫人が着ける仮面は、『死霊館』(2013)に登場する、ウォーレン夫妻の部屋に所蔵されている仮面と同じものという噂があります。その仮面は、夫人のある傷跡を隠すためのものでした。 その傷跡は、彼女や夫である人形師が犯してしまった大きな過ちの対価となっています。

5.今作のラストシーンは『アナベル 死霊館の人形』に直結!?

本作のラストシーンは、『アナベル 死霊館の人形』(2014)のに起きる事件に直結しています。 この場面は重要でショッキングなので、前作をご覧になった方には忘れがたいはずです。未見の方は本作を観る前に予習してみるのがオススメ! 逆に、今作を観た後に、『アナベル 死霊館の人形』を観るとよりわかりやすいかも?

6.エンドロールまで席を立ってはいけない!

今作は某アメコミ映画シリーズ同様、エンドロール後に映像が流れます。それが今シリーズにおいて、非常に重要なある人物の物語がこれから展開される事を予期させるのです。その人物とは一体……!

7.実在するある“物”がカメオ出演!?

映画の中で孤児院に訪れた養父母となる、とある夫妻が孤児に対して贈り物をします。その贈り物は、あまり深い意味がなく単なる贈り物として登場するのですが、それがなんとあの……。 今作は、今までの「死霊館」シリーズを観ている方は勿論、そうでない方も楽しめるホラー作品となっています。 果たして、昼夜問わずアナベル人形に苦しめられる孤児院の少女やシスター、人形師夫妻は生き延びる事ができるのでしょうか? (テキスト編集:ANAIS)