2025年12月28日更新

「死霊館」シリーズ時系列や順番を解説!アナベルやシスターとの繋がりも紹介

このページにはプロモーションが含まれています
死霊館の人形 アナベル
©Warner Bros. Entertainment Inc.

実在する心霊研究家エドとロレイン・ウォーレン夫妻を主人公に、「ソウ」シリーズなどで有名なジェームズ・ワン監督が手掛けたホラー映画シリーズ「死霊館」。その後、スピンオフとして「アナベル」シリーズや「シスター」シリーズなども展開され、「死霊館ユニバース」として愛されています。 この記事では、死霊館ユニバース作品をまとめて紹介!時系列なども解説していきます。 各作品のネタバレと捉えられる内容もありますので、未鑑賞の方は読み進める際は注意してください。

AD

「死霊館」ユニバースとは?公開順や各シリーズについて紹介

『死霊館 エンフィールド事件』
© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpack-Dune Entertainment LLC.
2013年 『死霊館』
2014年 『アナベル 死霊館の人形』
2016年 『死霊館 エンフィールド事件』
2017年 『アナベル 死霊人形の誕生』
2018年 『死霊館のシスター』
2019年 『アナベル 死霊博物館』
2021年 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』
2023年 『死霊館のシスター 呪いの秘密』
2025年 『死霊館 最後の儀式』

「死霊館」シリーズは、実在する心霊研究家のウォーレン夫妻を主人公に、実際に起った事件をモチーフにしたホラーシリーズです。 そのスピンオフとして製作されたのが、『死霊館』(2013年)に登場した悪霊の宿る人形を中心とした「アナベル」シリーズ。そして「死霊館」シリーズの2作目『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)に登場した悪魔ヴァラクの起源をたどる「シスター」シリーズが製作されました。 この3つのシリーズは時系列が複雑に絡み合い、すべてのシリーズを網羅することで、もっと楽しむことができます。

「死霊館」シリーズの作品を紹介

『死霊館 エンフィールド事件』
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpack-Dune Entertainment LLC.
2013年 『死霊館』
2016年 『死霊館 エンフィールド事件』
2021年 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』
2025年 『死霊館 最後の儀式』

「死霊館」シリーズは心霊研究家ウォーレン夫妻が主人公となり、死霊に取り憑かれた人々を救っていくシリーズです。 実在した人物と、実際に起った事件をモチーフにしていることで注目を集め、「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが1作目と2作目の監督を務めていることからも人気を獲得しました。ワンは「死霊館」だけでなく、「アナベル」「シスター」シリーズでも全作で製作を務めています。

『死霊館』(2013年)

非聖職者で唯一カトリック教会から公認を受けた悪魔研究家のエドと、その妻で霊能力者であるロレインのウォーレン夫妻。彼らは超常現象研究家として有名になり、不可解な事件の調査をしていました。 1971年のある日、彼らのもとにロードアイランド州に住むペロン一家から調査依頼が舞い込みます。念願のマイホームを手にいれたペロン一家は、引っ越し翌日から不気味な現象に悩まされていたのです。

AD

『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)

イギリスのエンフィールドに住むシングルマザーのペギーとその4人の子供たちは、1977年のある日を境に、家の中の不可解な現象に悩まされるようになりました。 教会から彼らの家の調査を依頼されたウォーレン夫妻は、危機感を抱きながらも調査に訪れます。事件はペギーの娘、ジャネットのいたずらということにされてしまいますが、真相を見抜いたウォーレン夫妻は一家を助けに向かいます。

『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)

1981年、家主を刃物で22回刺して殺害したアーニー・ジョンソンは、悪魔に取り憑かれていたことを理由に、無罪を主張します。 事件の前、アーニーの恋人の弟デヴィッドの悪魔祓いを行ったウォーレン夫妻は、彼の死刑を回避するため、悪魔の存在を証明しようと奔走することに。警察と協力しながら調査を進める2人でしたが、とてつもなく“邪悪な”なにかに追い詰められていきます。

『死霊館 最後の儀式』(2025年)

1986年のペンシルベニア。「呪いの鏡」にまつわる謎の超常現象が次々と発生。邪悪な存在は、ウォーレン夫妻の最愛の娘であり結婚を控えたジュディに狙いを定め、家族を引き裂こうとします。 引退を考えていた夫妻は娘の未来を守るため、悪魔の企みに立ち向かい、想像を絶する「最後の儀式」に直面することに。しかし事件は、思いがけずジュディが生まれたころの過去の因縁につながっていくのでした。

AD

「アナベル」シリーズ

『アナベル 死霊館の人形』(2015年)
© Warner Bros. Entertainment Inc.
2015年 『アナベル 死霊館の人形』
2017年 『アナベル 死霊人形の誕生』
2019年 『アナベル 死霊博物館』

「アナベル」シリーズは、『死霊館』の冒頭でウォーレン夫妻の博物館に運び込まれたアナベル人形にまつわる呪いを描くシリーズです。 アナベル人形の誕生から、その周囲で起こった事件の数々、そしてウォーレン夫妻の博物館に展示されるようになってからの出来事が明かされます。 このシリーズによってアナベルは人気を獲得し、ホラーアイコンとなりました。

『アナベル 死霊館の人形』(2015年)

1967年、アンティークドールのコレクターであるミアは、ある日夫のジョンから以前から欲しかった人形をプレゼントされます。 しかしその日の夜、隣家の夫婦が悪魔崇拝のカルトに入信した娘とその恋人に殺害され、異変を察知して様子を見に行ったミアも襲われてしまいます。両親を殺した娘は、ミアの人形を持ったまま自殺を図りました。 その後、子供を産み引っ越したミアは捨てたはずの人形を新居で見つけ、身の回りで奇妙なことが次々と起こり始めます。ミアは危険を感じ、教会の神父に人形を預けることにするのですが……。

『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)

1945年、人形職人であったサミュエルと妻の愛娘であったビーが不慮の事故によってこの世を去ってしまいました。 それから12年後の1957年、聖ユースタス女子孤児院から、6人の孤児とシスター・シャーロットがサミュエルの家にやってきます。自宅の空間を孤児院に提供することで受け入れられた少女たちでしたが、そのうちの一人ジャニスが家で不可解な出来事が起きているこに気づきます。 彼女は「入ってはいけない部屋」で、鍵のかかったクローゼットの中にいるアナベルを発見。それから悪魔が少女たちや夫妻の牙を剥きます。

AD

『アナベル 死霊博物館』(2019年)

アナベル人形による災厄を防ぐべく、除霊をして自宅の博物館で保管していたウォーレン夫妻。1年後、夫妻が仕事で家を空けることになり、娘のジュディはシッターのメアリーやダニエラと3人で夜を過ごすことに。 しかしダニエラが博物館に勝手に入り、アナベル人形の封印を解いてしまいます。アナベルは同じく博物館に封印されていた悪霊たちを呼び覚まし、少女たちに襲いかかるのでした。

「シスター」シリーズ

死霊館のシスター
©Warner Bros. Entertainment Inc.
2018年 『死霊館のシスター』
2023年 『死霊館のシスター 呪いの秘密』

「シスター」シリーズは、『死霊館 エンフィールド事件』で登場したシスターの姿をした悪魔ヴァラクの誕生と、その周辺の事件に迫るシリーズです。暗黒時代のルーマニアから、1952年と1956年の修道院での事件が語られていきます。 「死霊館」シリーズでロレインを演じたベラ・ファーミガの妹タイッサ・ファーミガが、シスター・アイリーン役で主演を務めています。

『死霊館のシスター』(2018年)

1952年、ルーマニアの修道院で一人の修道女が自ら命を絶つという事件が発生。しかし、単なる自殺とは違った不可解な点が多いことから、バチカンは真相を究明するためにバーク神父と不思議な力を持つシスターの見習いであるアイリーンを派遣します。 調査にやってきた彼らは、修道院に物資を運ぶ仕事をしている遺体の第一発見者の青年フレンチーという青年に出会います。その後、問題の修道院に招かれた彼らは泊まることになるのですが、そこからシスターの格好をした悪魔「ヴァラク」と対峙していくことに。 シスターの死の真相、ヴァラクの起源に迫っていく作品となっています。

AD

『死霊館のシスター 呪いの秘密』(2023年)

1956年、フランスで起こった神父殺人事件をきっかけに、各地で似たような事件が多発します。ヴァチカンは悪魔ヴァラクが退治されていなかったと判断し、かつてヴァラクを退けたシスター・アイリーンに事件を解決するよう依頼。 持ち前の特殊能力を使ってヴァラクの足跡をたどり、ついに対峙することになったアイリーン。彼女はフレンチーに取り憑いたヴァラクを倒すことができるのでしょうか。

全シリーズの出来事を時系列で紹介!

1863年 ジェドソン・シャーマンが屋敷を建ててバスシーバと結婚。しかし、自分の生後7日後の子供を儀式の生贄にしようとしたことにより、彼女が魔女であることが発覚。追い詰められたバスシーバは自殺。以降、屋敷のある土地は呪われることになる。 (『死霊館』)
1930年代 バスシーバが住んでいた屋敷に、ウォーカー夫人と息子が移住。しかし、息子ローリーが近くの森で失踪、夫人は地下室で自殺。その後、違う男の子が池で溺れたり、メイドが自殺を遂げる。 (『死霊館』)
暗黒時代 ルーマニアの城で、城主である公爵が悪魔崇拝の儀式をし、ヴァラクを召喚する。しかし、教会がこれを抑え封印。その後、その城は修道院となる。 (『死霊館のシスター』)
1945年 第二次世界大戦の影響で、被弾した修道院の一部が損壊。これによりヴァラクが解放される。 (『死霊館のシスター』) 人形師のサミュエルの娘である“ビー”ことアナベルが、不慮の事故によって他界。夫妻は彼女を悪魔との取引を介して、この世に蘇らせようとする。 (『アナベル 死霊人形の誕生』)
1952年 ヴァラクより惨殺されていったシスターのうち、最後の生き残りであったシスターが自害。数日後、アイリーンと神父が調査に向かう。 (『死霊館のシスター』)
1957年 サミュエルが孤児院の少女たちを家に受け入れる。そこでジャニスがアナベル人形と出会い、悪魔が乗り移る。ジャニスこと“アナベル ”は後に、ヒギンズ夫妻に引き取られる。 (『アナベル 死霊人形の誕生』)
1960年 ウォーレン夫妻が心霊現象に関する研究活動をはじめる。 (『死霊館』)
1962年 ルーマニアでヴァラクに憑かれた“フレンチー”こと、モーリスを悪魔払いする。この時、ロレインは「エンフィールド事件」でエドが死ぬ予知夢を見て、8日間飲まず食わずで部屋に閉じこもることに。 (『死霊館』、『死霊館 エンフィールド事件』)
1967年初頭 ヒギンズ夫妻宅に、成人してカルト集団の一員になっていたアナベルが侵入し、彼らを殺害。その後、アナベル人形を所持していた隣の家に住むミアとジョンを襲う。二人は九死に一生を得て、アナベル(ジャニス)は人形を抱えて、悪魔の魂を人形に戻す。 (『アナベル 死霊人形の誕生』、『アナベル 死霊館の人形』)
1971年 ペロン一家がバスシーバの屋敷に引っ越してくる。しかし、怪奇現象が起きたため、ウォーレン夫妻がこれを解決する。その直後、アミティヴィル事件の依頼がくる。 (『死霊館』)
1974年 ウォーレン夫妻が、エンフィールド事件を調査する。ロレインは少女に取り憑いた老人の霊を追い出すことに成功。しかし、老人の霊を操っていた真の悪・ヴァラクと対峙し、悪魔払いを成功させる。 (『死霊館 エンフィールド事件』)
1981年 子どものために悪魔を宿し、殺人を犯した青年。ウォーレン夫妻は悪魔による犯行と証明し、彼の死刑を回避するために奔走する (『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』)
1986年 「呪いの鏡」にまつわる怪奇現象が多発し、調査に乗り出したウォーレン夫妻。しかし邪悪な存在は、彼らの最愛の娘ジュディに狙いを定める。ウォーレン夫妻にとって最後の調査となったペンシルベニアでの事件を描く (『死霊館 最後の儀式』)

全シリーズにおける繋がりを解説

アナベルの悪霊

アナベル人形『死霊館』
© 2013 Warner Bros. Entertainment Inc.

アナベル人形は、幼い娘ビー(アナベルの愛称)を交通事故で亡くした人形職人サミュエルによって作られました。その後、サミュエルと妻のエスターは娘に会いたい一心で降霊術を試みますが、降りてきたのはビーではなく人の魂を狙う悪魔でした。 『アナベル 死霊人形の誕生』で悪魔はジャニスに憑依し、一連の事件の後、彼女は「アナベル」と名乗ってヒギンズ夫妻に引き取られます。 『アナベル 死霊館の人形』で、彼女は悪魔を崇拝するカルトにのめり込み両親を殺害。悪魔は隣人のミアが入手したアンティークドールの「アナベル」に再び憑依しました。その後、ミアの周囲で怪奇現象が多発するようになり、死人が出る事態に。 その後、アナベル人形はウォーレン夫妻に回収され、現在でも月に2度、神父による祈祷が行われています。

AD

ヴァラクの正体は?

死霊館のシスター
©︎2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

『死霊館 エンフィールド事件』で初登場し、名前が明かされた悪魔ヴァラクは、暗黒時代にルーマニアの貴族が召喚儀式を行った際に現れた悪魔です。 しかしこの儀式は、ヴァチカンの介入によって不完全な状態で終わってしまいました。ヴァチカンの使者たちはヴァラクを封じ込めることに成功しますが、1945年に第二次世界大戦の空爆で封印が緩んでしまい、ヴァラクは再び自由の身になります。 『死霊館のシスター』、『死霊館のシスター 呪いの秘密』での出来事を経て、モーリスに取り憑いたヴァラクでしたが、ウォーレン夫妻によって悪魔祓いされそうになり、ロレインに固執するようになりました。

モーリスの正体はフレンチ!死亡した理由は?

このヴァラクは、『アナベル 死霊人形の誕生』に登場したシスターのシャーロットがルーマニアで修道女仲間と撮った写真の中に映り込んでいました。また、本作のエンドロール後の映像で『死霊館のシスター』の前振りとして登場したぐらいで、作品自体には深い関わりはありませんでした。 シャーロットとの関わりも実は不可解です。シャーロットの写真は、彼女がルーマニアの修道院時代のものだと話していました。しかし、『死霊館のシスター』ではアイリーンと接していたシスターが実はすでに全員死んでいて、亡霊だったことがクライマックスで明かされます。冒頭で自殺を遂げたシスターは、最後の生き残りでした。 すると、写真に映っているので、ヴァラクはシャーロットがいた時から修道院にいたことになりますが、彼女はシスターが皆殺しになる前に無事、修道院を脱出できたことになります。しかし、残念ながらそういった背景は一切語られていないため、真相は不明です。 『死霊館』および『死霊館のシスター』の回想シーンで、ウォーレン夫妻がモーリスの悪魔祓いに失敗するシーンがありますが、彼のルーマニア時代のあだ名が「フレンチー」でした。ヴァラクに操られて妻を殺害しようとしたモーリスでしたが、必死に抵抗し自ら命を絶ちました。

AD

超常現象研究家ウォーレン夫妻は実在する!

「死霊館」シリーズの主人公、エドとロレインのウォーレン夫妻は、実在する有名な超常現象研究家です。1974年に起こった「アミティビル事件」の調査・解明などで有名になった夫妻は、これまでに1万件以上の超常現象を調査したことで知られています。 夫のエドは2006年に亡くなりましたが、妻ロレインは現在も超常現象の調査や過去の調査で得た証拠を展示する博物館の管理などを続けており、シリーズ第1作目の『死霊館』では、脚本の監修も手がけました。

「死霊館」ユニバースは遂に完結!

「死霊館」、「アナベル」、「エスター」と3つのシリーズをまたぎながら、壮大な世界を描き出してきた「死霊館ユニバース」。長年愛されたシリーズは、2025年の『死霊館 最後の儀式』によって完結しました。 3つのシリーズの時系列や因果関係が入り組んでいる「死霊館ユニバース」は、すべてを網羅することでもっと楽しめるでしょう。