スティーブン・キング原作『ダークタワー』あらすじ・キャスト【アクション】

8年以上にわたって映画化が話し合われており、ファン待望の公開をアメリカで果たしたアクション映画の日本公開がついに発表されました。 スティーブン・キング原作の人気ダーク・ファンタジー小説シリーズにかっこいいアクションを掛け合わせた『ダークタワー』が日本へやってきます！ 今回はあらすじや、作品をより楽しむためのキャスト、見どころ情報をご紹介します。

『ダークタワー』はスティーブン・キングのダーク・ファンタジー作品を映画化したもので、主人公は現代のニューヨーク・シティに住む11歳のジェイクです。ジェイクは夢で何度も「塔」やそれを破壊しようとする「黒衣の男」、そして塔を守る「ガンスリンガー」を見ることがあるのですが、ある日その夢が幻想でないことを知ります......。 マルチバースという奥の深い世界が『ダークタワー』の舞台となっています。マルチバースとはいくつもの宇宙が存在するという説で、いわゆるパラレルワールドが映画の世界で描かれます。 ジェイクは彼の住む世界を守るためにガンスリンガーと共に黒衣の男に挑みます。ファンタジーなテーマを掲げながらも、ウェスタンな銃さばきが見どころのアクション映画となっています。

イギリス生まれの2017年現在16歳のトム・タイラーがジェイク役に抜擢されています。『ダークタワー』のシリーズで日本で人気を集めるかもしれない今後が期待される俳優です。

イギリス出身のイドリス・エルバは『28週後...』や『パシフィック・リム』などに数々の作品に出演しています。過去にはPeopleマガジンで最もセクシーな男性や、GQマガジンにてイギリス人男性のベストドレッサー賞に選ばれたこともあります。『ダークタワー』では、ウェスタンな世界から来たガンスリンガーを演じ、銃さばきが見事なアクションに挑戦しました。

ロマンティック・コメディ映画や『インターステラー』で知られるマシュー・マコノヒーはアメリカ出身の俳優です。過去の作品で悪役のイメージがあまりないマシュー・マコノヒーですが、今回『ダークタワー』では塔を破壊しようと企む悪役の黒衣の男を演じました。

『ダークタワー』の原作となったスティーブン・キングの小説「ガンスリンガー」は1978年にファンタジー＆サイエンス・フィクションマガジンにて公開されました。 漆黒の塔を巡った戦いを描いた「ダークタワー」シリーズは過去全7作が発表されています。『キャリー』などのホラー要素の高いスティーブン・キングの作品が特に日本でも有名ですが、78年の『ダーク・タワー』発表時、彼の初ファンタジー作品として高い評価を受けました。ホラーだけで収まらないスティーブン・キングの才能が覗える作品です！

マルチバースやパラレルワールドと聞くとちょっと難しそうな映画のように感じますが、11歳の少年ジェイクの視点から語られることによって映画のストーリーが掴みやすくなっているようです。物語が進むにつれてキャラクターやその世界観に引き込まれる作品になりそうです！ そんな『ダークタワー』の監督を務めたのは『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』などを手がけたニコライ・アーセル監督です。デンマークのコペンハーゲン出身の監督が今回脚本も同時に担当しています。主にデンマーク映画で活躍していたニコライ・アーセル監督ですが、今回はハリウッド作品を手がけることとなりました。

映画の物語以外で『ダークタワー』を見る上で欠くことが出来ないのが、イドリス・エルバのアクションシーンです！ ウェスタン風の世界からやってきた最後のガンスリンガーであるイドリス・エルバ演じるローランドは、「ガンスリンガー」の名前の通り射的の達人です。宙でリボルバーに銃弾を込めたり、的を見ずに命中させたりとクールなアクションが満載です。 さらにイドリス・エルバのローランドをクールにしているのが彼の粋な台詞の数々です。これらの台詞の多くはスティーブン・キングの小説から引用されたもので、小説のファンにも嬉しい演出になっています。

2017年8月にアメリカで公開された『ダークタワー』は日本で2018年1月27日に公開が決まっています。また近年だんだんと上映時間が長くなる傾向にある映画界では珍しく、上映時間は94分となっています。 TVシリーズとしての制作や続編についても話し合われているようで、2018年は『ダークタワー』シリーズに注目が集まる年となりそうです。