『ペット・セメタリー』がリメイク決定!死んだ者が蘇る…気になるあらすじは?【スティーブン・キング原作】
『ペット・セメタリー』リメイク版の監督、ついに決まる!
The upcoming #PetSematary remake has found its directors in .@denniswidmyer and Kevin Kolsch https://t.co/jLElDpaYMx pic.twitter.com/4s1hYKOIZd
— Variety (@Variety) November 1, 2017
スティーブン・キングの小説を基にメアリー・ランバートが監督した1989年の映画『ペット・セメタリー』。この作品のリメイク版が制作されることは長らく噂されていました。これまでリメイクを手がける監督候補として様々な名前があげられていましたが、ついに決定したようです。 選ばれたのは、ケビン・コルシュとデニス・ヴィドマイヤー。2014年のホラー映画『starry eyes(原題)』(日本未公開)を手がけた2人組です。 こちらの記事では、そんなリメイク版『ペット・セメタリー』について紹介します。
メアリー・ランバートが監督した、1989年版のあらすじ
物語の主人公ルイス・クリードは彼の愛する家族、妻のレイチェルに娘エリー、幼い息子ゲージと猫のチャーチと共にメイン州に引っ越してきます。医師であるルイスがそこで新しい職を見つけたためです。 新生活に夢抱くクリード家でしたが、一つ難点がありました。それは、大型トラックがひっきりなしに爆走する道路が家の前を通っていること。さらに、道路を挟んだ家に住む老人ジャドの案内で、家から伸びる小道がペットの墓地(ペット・セメタリー)に続いていることを知ります。 その墓地はトラックにはねられて死んだペットたちが埋葬されてきた場所でした。ルイスはやがて、墓地の藪の向こうに不思議な力を持った土地に踏み入れます。その力とは、亡き者を蘇らせることだったのです。
リメイク版『ペット・セメタリー』のキャストは?
1989年の映画では、デイル・ミッドキフやデニス・クロスビー、フレッド・グウィンらが出演しました。 気になるリメイク版のキャストですが、まだ発表されていません。関係者の話では、キャスティングは既に始まっているとのことです。ファンの間では誰に演じてほしいかという話題が盛り上がっているようです。 愛し合うクリード夫妻役にはこれまで何度も共演してきたブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスのペアを、人生経験溢れるジャド役にはベテラン俳優ジム・ビーヴァーがいいのではないか、といったようにファンの間で予想されてきました。 青年パスコーやレイチェルの姉ゼルダなど、印象の強いキャラクターが登場する『ペット・セメタリー』ですが、どのような俳優陣が起用されるのか本当に楽しみですね。
脚本は改変されるのか
この作品がみどころは、何と言っても単に怖いだけではないというところでしょう。おどろおどろしい演出やスプラッターなシーンはあれど、観客を怯えさせるだけで終わらない深みのあるホラー映画なのです。 この作品の核にあるのは、家族を愛するあまりに禁忌をおかしてしまう悲劇、人間の愚かしさや物悲しさだと言えるでしょう。 実は、1989年の映画版の脚本については賛否両論だったそうです。原作にまさしくぴったりな脚本だとする高評価のなか、人物の感情面の表現が不十分なゆえに物語の核を上手く表しきれていないという感想を持った原作ファンもいました。 リメイク版の脚本はどのようになるのでしょうか。過去の映画版の脚本を引き継ぐのか、あるいは原作を重視して大幅に表現を改めるのか、映画の出来を大きく左右する問題です。
『ペット・セメタリー』原作者スティーブン・キングのルネサンス
スティーブン・キング原作の映画といえば、『キャリー』や『シャイニング』『ショーシャンクの空に』『グリーン・マイル』など名作とされるものが多いです。 2017年は過去のキング原作作品『IT』をリメイクした『IT/イット"それ” が見えたら終わり』(2017年11月3日日本公開)が発表され、彼の小説『The Dark Tower』が初めて映画化(2017年7月アメリカ公開、日本未公開)されました。それだけではありません。ゲーム『サイレントヒル』の世界観の元となり、2007年にはフランク・ダラボンによって映画化された『ミスト』もアメリカでテレビシリーズ化されました。 数々のスティーブン・キング作品が再映像化されていく昨今は「スティーブン・キングのルネサンス」といえるかもしれません。
リメイク版『ペット・セメタリー』の続報を待たれよ!
『ペット・セメタリー』リメイク版、すでにファンの方はただただ楽しみに期待を膨らませることでしょう。1989年版の映画をもう一度見直すのもよし、未だ見ていない人はぜひ見て欲しいようにも思います。原作を読んでみるのも面白いかもしれません。 いずれにせよ、今後の情報解禁を待つばかり。続報が楽しみな作品です。