2017年12月14日更新

酷評過ぎて逆に見たい!『The Emoji Movie』がついに日本公開決定【絵文字の国のジーン】

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THE EMOJI MOVIE POSTER 1 Sided ORIGINAL 27x40 T.J. MILLER ANNA FARIS

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話題になった絵文字ムービー『The Emoji Movie』、ついに日本上陸!

『スマーフ』、『くもりときどきミートボール』、そして『モンスターホテル』などを世に送り出してきたソニー・ピクチャーズ・アニメーションが送る2017年の最新作、それが『The Emoji Movie』です。監督は『リロ&スティッチ2』などでも監督を務めたことのあるトニーレオンディス。 全米チャートでは初登場1位を獲得していたり、世界興行収入はすでに224億円にまで到達いるのにもかかわらず、海外の映画批評サイトやメディアでは強烈な酷評を受けている本作。 そんな酷評を受けてか、日本で公開するのか?と危ぶまれていましたが、なんと『絵文字の国のジーン』というタイトルで2018年2月17日(土)より全国公開が決定!そんな本作のあらすじから気になる海外評価まで、見どころを紹介します。

『絵文字の国のジーン』のあらすじ

主人公は、少年のスマホの中にある絵文字の町テキストポリスに住む絵文字のジーン。絵文字たちは人間達が絵文字を送るタイミングで、決められた表情を用意するのが仕事なのですが、ジーンは自分の役割である「ふーん」の表情を作るのに大失敗してしまいます。 失敗が自分の不具合であると分かったジーンは、仲間であるハイタッチやジェイル・ブレイクと共にスマホ内を股に掛ける大冒険に出発します。

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映画『絵文字の国のジーン』の声優が豪華すぎる!

ジーン/T・Jミラー

主人公のジーン役を務めるのは俳優であり、コメディアンでもあるT・Jミラー。『デッド・プール』で相棒のウィーゼル役を務めたり、アニメーションの吹き替えでは、『ヒックとドラゴン』や『ベイマックス』にも参加しています。日本語吹替え版では声優の櫻井孝宏さんが担当します。

ハイタッチ/ジェームズ・コーデン

手の絵文字であるハイタッチ役を務めたのは、バラエティ番組の司会などでも活躍していた、ジェームズ・コーデン。映画『イントゥ・ザ・ウッズ』などにも出演キャストとして参加していました。日本語吹替え版では声優の杉田智和さんが担当します。

ジェイル・ブレイク/アンナ・ファリス

本作のヒロインであるジェイル・ブレイク役を務めたのは、『最終絶叫計画』など「絶叫計画」シリーズで活躍したアンナ・ファリス。『くもりときどきミートボール』でアニメーションの吹き替え経験もあります。日本語吹替え版では声優の清水はる香さんが担当します。

うんちパパ/パトリック・スチュワート

そして強烈なビジュアルのうんちパパ役には、なんと実写映画版「X-MEN」シリーズでプロフェッサーX役を務めてきたパトリック・スチュワート。際どいビジュアルのキャラクターに大物俳優を配すところに驚きを感じます。日本語吹替え版では声優の子安武人さんが担当します。

身近に感じられること間違いなし!ユニークな舞台が見どころ

本作の見どころはなんといってもスマホの中を舞台にしたユニークな表現です。 日本人にも馴染みのある様々な絵文字たちが自立して歩き回り、会話する様を観るだけでも非常に面白いです。しかも今回はそれだけでなく、スマホならではの演出や、実際に存在するアプリとのコラボレーションも行われており、スマホを使っている人にはより身近に感じられる作品となっています。

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残念ながら海外では酷評されてしまった映画『The Emoji Movie』

そんな、『絵文字の国のジーン』なのですが、実は“評判がよくない”といったことでも話題になっている映画だったりします。 2017年12月の時点でも、世界的な映画データベースサイト・IMDbのレビュー評価では最大★10のうち★2.8評価を受けています。また、映画評論家によるレビューの総合評価が見れるサイトであるロッテン・トマトでは最大100%中たった9%しか点数を獲得しておたず、良くない映画を指す“腐ったトマト”の中でもかなり低い評価をつけられています。 さらには、2017年12月5日にEntertainment WEEKLYの発表した2017年のワースト映画ランキングでも、なんとこの『絵文字の国のジーン』が堂々の1位を獲得してしまいました。 このように『絵文字の国のジーン』は口コミだけでなく数字として、各所のメディアで低評価を受けてしまっているのです。実写映画などと総合した舞台でここまで酷い評価を受けるアニメーション映画もなかなか珍しいのではないでしょうか。

最低映画の照合!?ラジー賞最多となる四冠を達成!

『絵文字の国のジーン』は、最低映画を決める映画の祭典である、現地時間2018年3月3日に発表されたゴールデンラズベリー賞で、最悪の称号となる作品賞を獲得しただけでなく、ワースト監督賞やワースト脚本賞、ワースト・スクリーンコンボ賞など4部門を受賞することになりました。 作品賞では、『フィフティ・シェイズ・ダーカー』や『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』などの強敵を抑えて(?)、受賞するなど最低さの片鱗を遺憾なく発揮したといえます。

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『絵文字の国のジーン』酷評のワケとは?

実は、この『絵文字の国のジーン』は、公開前に予告編が発表された時点でも、低評価を受けていました。電子世界を行き来するという設定や、ゲームアプリ「キャンディークラッシュ」のお菓子の世界を訪問するなどといった点、またあるキャラクターの顛末などが、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』と酷似しているということでパクりではないかといった声があがっていました。 また、本作のプロットに対して、アメリカのメディア・Varietyが“witless 'Inside Out.(稚拙な『インサイド・ヘッド』)”といった評価をしたように、『シュガー・ラッシュ』と同じくディズニー映画の『インサイド・ヘッド』と比較した低評価も受けています。 アメリカのアニメーション界でも、まさにメインストリーム作品であるディズニー作品と比較してのヘイトが多く集まってしまっているようです。

しかしそんな絵文字映画『The Emoji Movie』もしっかりヒットはしているという謎

とはいえ、いくら低評価を受けているからといって、興行的に失敗しているかといえば、そうでもないのは前述した通り。散々低評価を受けているアメリカの興行ですら初週だけでなく、2週目以降も興行収入ランキング上位を獲得しています。決して興行的に失敗作とはいえないのが実際のところです。 果たして、『絵文字の国のジーン』は本当に良くない映画なのでしょうか?その謎は実際に作品を観ることで答えが見えてくるのかもしれませんね。