『今夜、ロマンス劇場で』が泣ける7つの理由【オマージュ満載&綾瀬はるかの魅力全開!】

2017年12月24日更新

ロマンティックラブストーリー『今夜、ロマンス劇場で』が泣けるという噂。ラブファンタジーとしての面白さ、ヒロインの綾瀬はるか以下、キャストの魅力、演出、主題歌など「うるっ」とくるポイントをご紹介しましょう。

『今夜、ロマンス劇場で』が2月10日に全国ロードショー!

2.5次元のモノクロお姫様が、カラフルな現実世界で恋をした!

1960年代の映画の世界を舞台に、これまでありそうで実はなかった不思議なラブストーリーが生まれました。 『今夜、ロマンス劇場で』の物語の軸は、お姫様と青年の恋模様。ただしお姫様は、リアルな人間ではありません。映画の中から飛びだしてきた、いわば2.5次元プリンセスです。次元を超えた恋愛ストーリーはおとぎ話ですが、人を愛する切なさはリアルとなんら変わりません。 ストーリーはもちろん魅惑的なヒロインを始めキャストたちの熱演、ゆるい笑いや華やかな映像美など、さまざまな喜怒哀楽のツボをとことん刺激してことごとく涙腺を緩ませてくれます。 今回はそんな「うるる」ポイントを多角的にチェック。泣き上戸はぜひ、ハンカチではなくタオル持参で劇場に行くのがおススメです。

1.ありそうでなかった「異次元」ラブファンタジー【あらすじ】

主人公は、映画監督を夢見る青年・牧野健司。彼は古いモノクロ映画に登場するヤンチャなお姫様・美雪に恋をします。ところがある夜、落雷とともに彼女がスクリーンの中から生身の姿で出現。しかも、いきなり健司のことを「しもべ」扱いしてきます。 やがて、ふたりの奇妙な共同生活が始まります。健治は美雪に現実世界のことを少しずつ教えながら、同時に純粋で自由奔放な彼女の元気ぶりに癒され、映画監督という、あきらめかけていた夢に向かって歩き出す勇気をもらいます。 美雪もまた、健司の次元を超えた優しさに惹かれ始めます。しかし彼女には、健司とともに幸せな未来を作ることができない秘密がありました。それは人間のぬくもりに触れると消えてしまう運命。果たして彼らは、ともに幸せをつかむことができるのでしょうか。

2.きっと恋をしたくなる……。ヒロイン綾瀬はるかのファッションショー

映画の世界からやってきた美雪は、ツンが勝ち気味だけれどしっかりデレも兼ね備えたプリンセス。勝ち気な性格で好奇心旺盛、行動力も抜群です。そんなアクティブなお姫様を楽しげに演じているのが、さまざまな映画でさまざまなタイプのヒロインを演じてきた女優・綾瀬はるかです。 もともと9年ほど前にこの作品の企画が立ち会った段階から、綾瀬はるかをヒロインにすることを考えていたのが、敏腕プロデューサーとして知られる稲葉直人でした。彼が注目したのは映画『ハッピーフライト』で綾瀬が見せた、軽妙かつコミカルな演技の面白さ。そしてお姫様役に不可欠な、天性の気品でした。 監督は『のだめカンタービレ』や『テルマエ・ロマエ』で、ちょっと不思議な恋模様に笑いのエッセンスを絶妙に散りばめてヒットさせた武内英樹。彼もまた「史上、一番美しい綾瀬はるかを撮りたい」と、綾瀬の魅力を全面に押し立てる演出にこだわっています。 そんなふたりの製作者の想いが強く感じられるのが、全部で25種類も用意された華やかな衣装でしょう。美雪の気持ちの変化に合せて服の色合いが変化していく手間を惜しまない演出もまた見応えたっぷりです。その艶やかな「ファッションショー」を通して、ますます彼女は魅力的に輝きを増していきます。

3.坂口健太郎と本田翼の初々しくすがすがしい演技

「お姫様」な美雪に振り回されながらも、優しく受け止め続ける牧野健司を演じるのは、爽やかな笑顔が魅力的な俳優・坂口健太郎です。映画会社に勤める助監督で真面目な好青年。ちょっと気弱なところが、イケイケの美雪と相性がいい理由かもしれません。 彼に淡い恋心を抱いているのが映画会社社長の娘、成瀬塔子。本田翼が演じます。明るく穏やかな笑顔がまぶしい癒し系美女ですが、本作では健司を凌ぐ純粋無垢ぶりがとてもチャーミングです。 ふたりともにモデル出身の演技派。とってもお似合いの爽やか系美男美女のカップルです。美雪がついつい勘違いしてしまうのも、もっとも。その勘違いが、やがて健司との心のすれ違いを深めてしまいます。

4.北村一輝が怪演!日本映画黎明期へのオマージュに笑い泣き

本作の見どころのひとつとなっているのが、全編にわたって散りばめられた名作映画に対するオマージュです。 ちょっと古ぼけた映画館を舞台にしているところは『ニューシネマパラダイス』を彷彿とさせます。美雪と健司の日常には『ローマの休日』の雰囲気が。劇中劇で美雪がヒロインを演じる『お転婆姫と三銃士』は『オズの魔法使い』がモデルなのだそうです。 そんな数あるオマージュの中でもとくにインパクトがあるのが、北村一輝演じる俊藤龍之介です。彼は『ハンサムガイ』シリーズが大ヒットした超大物スターという設定。日活の「ガイ」シリーズをモチーフにしているワケですが、そのぶっ飛びぶりが笑えます。 自分をカッコよく見せることに対する執着もさることながら、多少のことでは動じない弾けかたにも、能天気な大物感が見事に漂います。一方でとても懐の深い、大人の男の色気もたっぷり。 笑いとともに感動のツボも、しっかり刺激してくれそうです。

5.俳優人生の集大成?加藤剛の熱演に拍手!

綾瀬はるか、坂口健太郎とともに、本作の第三の主人公と言っていいのが、往年の名優・加藤剛です。代表作と言えば真っ先に思い浮かぶのがテレビ時代劇『大岡越前』でしょう。約30年という長きに渡って親しまれ「大岡忠相と言えば加藤剛」と思っているファンも多いのではないでしょうか。 役名は「病室の老人」。その名のとおり彼が登場するのは、病院のベッドの上です。それも見るからに余命いくばくもないやつれた印象。実年齢相応に晩年を迎えつつある加藤剛の演技は、リアルすぎて目が離せません。 彼の正体の鍵を握るのは、ひんぱんに見舞いに来る娘の存在です。彼女と彼の関係が明らかになる瞬間、驚くこと必至。やがて穏やかな感動がじわじわと心に迫ってきます。 そしてついに訪れる別れの時。抑え続けてきた枷が一気に解放される瞬間、至福の時が訪れます。

6.モノクロームと極彩色の世界。ラストシーンは鳥肌が。

美雪の衣装と同様に、『今夜、ロマンス劇場で』では「色」がとても重要な役割を果たしています。たとえばモノクロ映画の中から飛び出してきた美雪は、全身がモノクロ調。着ている服までしっかり白黒ですが、映画館の中はとってもカラフルな色彩が配されて、次元の違う世界観を表現しています。 ふたりのデートシーンなど、恋する心が躍動する姿に合わせるかのように、彼らを取り巻く世界の色も華やかさを増していきます。 そして圧巻は、ラストシーンの壮麗さ。思わず息を呑みます。鳥肌が立ちます。

7.シェネルの主題歌「奇跡」が紡ぐ、純愛の切なさと歓び

主題歌を歌うのは、オーストラリア出身の人気歌手・シェネル。劇場用映画としては2012年に公開された『BRAVE HEARTS 海猿』の「ビリーヴ」以来、約6年ぶりのタイアップとなります。 R&B、ヒップホップなど多彩なジャンルを歌い上げるシェネルですが、今回は壮大な世界観を感じさせるラブバラードを熱唱。その曲を聴いた主演の綾瀬はるかは「美雪や健司の思いをより感じて頂ける」とコメントを寄せています。 一方、坂口健太郎曰く「この曲を聴くとすぐにこの映画を想像できる」とのこと。UNIVERSAL MUSIC JAPANがYOUTUBEでオフィシャル公開している『今夜、ロマンス劇場で』PVバージョンを視聴してみましたが、なるほど確かにその通り。 わずか2分ほどのPVですが、この物語のメインテーマである「献身的な愛の素晴らしさ」がしっかり伝わってきて……。しっかり泣けます。

ありそうでなかった泣ける映画『今夜、ロマンス劇場で』

隣にいる大切な人と触れ合いたくなる、ラブ“を刺激する”ストーリー

これまでにも、さまざまな「ひと筋縄ではいかない恋愛ファンタジー」が生み出されてきました。それはもっぱら時間差恋愛だったり、種族違いだったり。直接向き合った時に生じるすれ違い感が、その切なさの根幹にあります。 一方、『今夜、ロマンス劇場で』でより強く伝わってくるのは、好きになったからこそ幸せにできない苦しみ。一緒にいればいるほど募る寂しさ。設定だけでなく描かれた葛藤にもまた「これまでありそうでなかった」切なさが込められているのです。 触れることも抱き合うこともできない健司と美雪が決意した生き方は、観る者に大切な人とともに生きて行くことの素晴らしさを改めて教えてくれることでしょう。それはたとえば、手をつなぎながら歩いていけることの幸せなのかもしれません。 さまざまな意味で恋心を刺激してくれる、幸せオーラたっぷりのおとぎ話です。