女体化ハードアクション『レディ・ガイ』を人間食べ食べカエルが紹介!
立てばミシェル、座れば男、歩く姿はロドリゲス!映画『レディ・ガイ』が公開!
今回紹介するのは2018年1月6日公開の女体化アクション映画『レディ・ガイ』。ミシェルロドリゲス主演で描くハードなTSFモノについて解説していく。
本作のあらすじ
凄腕の殺し屋フランク・キッチンは、マフィアとの銃撃戦で負傷し、意識を失う。しばらくして目覚めたら身体中に違和感が。鏡を見たら、なんと全身が女性の体に改造されていた!! 怒り狂った彼、いや彼女は、自らを女へと変えた奴らに地獄の復讐を開始するのだった!!
夢の企画 ロドリゲス×TSFが遂に実現!!
全身をミシェル・ロドリゲスにされた殺し屋の復讐劇。最初にそのプロットを聞いた時は何かの冗談かと思ったが、まさか本当に作られるとは……。 TSF(トランスセクシャル・フィクション、またはトランスセクシャル・ファンタジー。異性への性転換を扱ったジャンルの意)モノをミシェル・ロドリゲス主演でやるという、正に夢のような企画が遂に実現してしまった!!
TSFとは!!
さて、ここで少し話を横にずらして、TSFについてザックリ説明しよう。TSFとは上記した通り、主人公が何らかの理由で完全に異性に変化するという題を扱うジャンルである。 そのきっかけは何でもよく、入れ替わりや本作のような全身改造手術など、様々な要因がある。ここに女装男装は含まれず、あくまでも100%異性になってしまう場合のみTSFに該当する。 異性の体になってしまったことで起きる様々な困難(トイレ問題とか)や、周りの人間関係の変化が主題となることが多く、日本でもこれまでに数多くの作品が作られているのだ。
色々あるぞTSF!!
TSFモノで有名な作品では、漫画だと水をかぶると女性になる『らんま1/2』、男性エージェントの脳が女性の体に移植される『Mr.Clice』。映画だと夢をきっかけに男女が入れ替わる『君の名は。』などが挙げられる。 もちろんこれ以外にも様々な作品がある。個人的には、悪戯の神ロキによって女性の体に変えられてしまった男子生徒の恋模様を描く漫画『ボクガール』と、男女均等政策に基づく国家プロジェクトで女体化させられた青年と友人らの人間模様を描く漫画『バランスポリシー』がおススメです。
兄貴女優ロドリゲスの本領発揮!!
さて、話を『レディ・ガイ』に戻そう。本作の場合は、男性凄腕ヒットマンが改造手術で女体化してしまう。 本作のロドリゲスは、『Mr.Clice』や『Back Street Girls』のゴクドルズ(※女体化手術によって全身を少女にされた極道達によるアイドルユニット)あたりを彷彿とさせる。体は完全に女性だが、思考は男性そのもの。彼女がこのキャラにあまりにもピッタリハマる。 流石兄貴女優と言われているだけはある。ロドリゲス姐さんが股間に手をやって「チ◯コがない!!」ってなるところ見たいじゃないですか。あります。そういうのが観られます。
壮絶女優バトル!ロドリゲスVSシガニー!
殺し屋をミシェル・ロドリゲスに改造した闇医者を演じるのは、なんとシガニー・ウィーバー。最近は出るだけでオチになる立ち位置になってきているが、本作の出オチ感もかなりのものだ。 しかしそこは流石ベテラン。凄みのあるオーラと演技で映画の空気を変えていく。対するロドリゲスも、背後に虎でも見えそうなドスの効いた演技で応戦。ロドリゲスとシガニーによる壮絶演技合戦も、本作の見所の1つと言えるだろう。
ありがとうウォルター・ヒル。
映画そのものの出来に言及すると、正直アクションもあまり冴えていないし、時系列を何度も交差させる話運びも成功しているとは言いにくい。何度かウォルター・ヒル少しボケた!?と心配になってしまったことは確かだ。 しかし、女体化モノにミシェル・ロドリゲスを起用する超パーフェクト企画を作り上げてくれたのだから何も文句はない。 ただ、鑑賞後にあるのは感謝のみである。ありがとう、こんな素晴らしい企画を完成させてくれて。ハマる人が観れば間違いなくそういう気持ちになること請け合いだ。それでは最後に一言。最高だぜ、ウォルター・ヒル。本当にどうした!?ウォルター・ヒル!!!
執筆者:人間食べ食べカエル 人が食われたり酷い目に遭う映画を観ては、 主にTwitterで感想を垂れ流しています。