2018年2月24日更新

胸を打つ傑作ばかり!「世界名作劇場」おすすめランキング12【ハイジなど】

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アルプスの少女ハイジ

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「世界名作劇場」の傑作アニメ12作品をランキングで紹介!

1969年から2009年にかけて、2018年現在まで日本アニメーションが制作し、26作が放送された作品群で、「カルピスこども劇場」や「世界名作劇場」として放送されたものです。 その中では、『アルプスの少女ハイジ』や、『母をたずねて三千里』、『ロミオの青い空』など、国民的人気作品から、今なお根強いファンを持つ作品まで、様々な作品が生み出されてきました。今回はそんな「世界名作劇場」の中から、皆さんに是非見て頂きたい12作品をご紹介します!

第12位 賢く、優しい犬と少年の絆を描いた名作『名犬ラッシー』

1996年1月~8月まで放送

主人公のジョンはある日犬を拾い、ラッシーと名付けて育てることにします。ラッシーは賢く、優しくしてくれるジョンとの絆を深めていきます。 裕福ではありませんでしたが、仕事に打ち込み、幸せな生活を送るジョン。そんなある日、ジョンとラッシーと離れ離れになってしまいます。2人は再び再会することが出来るのでしょうか。 人と動物との絆を描いた作品はたくさんありますが、本作では独特のテンポと丁寧な描写で深い絆を描いています。

第11位 シリーズ入門編にぴったりのボリューム『家なき子レミ』

1996年9月から1997年3月まで放送

主人公のレミは、赤ちゃんの頃に両親に捨てられた子供でした。10歳まで父は出稼ぎに出ており、母と妹と平和に暮らしていました。しかし、怪我を負って帰ってきた父に人買いに売られそうになってしまい、住んでのところで助けてくれた、旅芸人の団長、ヴィリタスの一座に加えてもらって旅に出ることになります。 いろんな仲間との出会いや、悪い人買いとの戦い、団長の死など、様々な出来事を乗り越えた先にレミを待っているものとは? レミの明るい性格と、辛さを乗り越えていく強さに感動すること請け合いです。

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第10位 原作はノンフィクション!?『あらいぐまラスカル』

1977年1月~12月まで放送

原作は実在するスターリングが昔あった出来事を振り返って書いた自伝です。動物が大好きなアメリカの少年、スターリング。ある日友人と一緒に釣りに出掛けた森で、母親を猟師に殺されてしまった子どものアライグマと出会います。目も開いていなかったそのアライグマを見捨てることが出来なかったスターリングは、家にアライグマを連れ帰って大事に育て始めるのでした。 最初は可愛いだけだったラスカルでしたが、成長するにしたがってイタズラでは済まされない事件を引き起こすよう。そんな折、長く育った家を離れなければならなくなってしまったことでスターリングはある決断を下すのでした。 アライグマブームを引き起こしたほどの人気を誇った作品ですが、その陰で捨てられたアライグマが本来存在しなかった日本に定着し、日本の在来生物の住む環境を壊してしまう原因にもなったのでした。どれだけ影響力があったのかがよく分かるエピソードですね。

第9位 故、鶴ひろみのデビュー作!『ペリーヌ物語』

1978年1月~12月まで放送

エクトール・アンリ・マロの『家なき娘』が原作となるこの作品は、少女ペリーヌが主人公。彼女は父を亡くし、母と2人で父の故郷であるフランスを目指して旅していますが、旅の途次で母も息を引き取ってしまいます。 天涯孤独の身となってしまったペリーヌは何とかフランスにたどり着くことが出来ましたが、頼りにしたかった祖父は目が見えず、父と母が祖父に認められないまま結婚してしまったことについて、非常に怒っており、自分が孫だと名乗り出ることは出来ませんでした。 偽名を使って祖父の近くで暮らすうちに、英語能力を買われて祖父の秘書となったペリーヌ。祖父に本当の名前を明かせる日がくるのか、視聴者は手に汗をかきながら見ることになるでしょう。

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第8位 ネロとパトラッシュの深い絆に注目!『フランダースの犬』

1975年1月~12月まで放送

同名の小説を原作としていますが、日本ではアニメが有名すぎて原作があることを知っている人のほうが少ないかも知れません。 幼い頃に両親を亡くしたネロは祖父と2人で暮らしていました。毎日の牛乳運びなどの仕事で細々と暮らしていた2人でしたが、死にかかっていたパトラッシュという犬を助けます。パトラッシュは非常に賢く、ネロ達の仕事を助けたりもしますが、不運が重なり祖父は病で死亡。ネロは祖父の分まで働きながら大好きな絵を描きます。 類稀な絵の才能を持ちながら、それを活かす場に恵まれないネロですが、祖父とパトラッシュと共に過ごした日々は短いながらも幸せなものでした。ネロとパトラッシュがお互いを思い合っているところが、この作品1番の魅力ではないでしょうか。

第7位 ハラハラの無人島生活!『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』

1981年1月~12月まで放送

医者の娘として生まれた少女、フローネ。スイスで暮らしていたフローネの家族は、父が誘いを受けたオーストラリアへ移住すべく、船に乗って旅へ出ます。しかしその途中で嵐に巻き込まれた一家は船から逃げ遅れてしまい、何とか辿り着いた島は誰もいない無人島でした。 無人島で生活するうちに新たな漂流者である船乗りのモートンと少年タムタムが加わり、火山活動が活発になっていた島から逃げ出すための船がなんとか完成します。航海に乗り出したフローネ達は人間の住む土地へ帰ることが出来るのでしょうか。 もし無人島に行ったら、という想像を物語として表現したこの作品。次に何が起きるのか、フローネ達は無事に帰ることが出来るのか、などハラハラさせられる要素が満載で、他のシリーズとは一味違う印象です。

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第6位 Theシンデレラストーリー!『小公女セーラ』

1985年1月~12月まで放送

富豪の娘であるセーラは、父の故郷であるロンドンの寄宿学校で学生として過ごしていました。しかし、父が破産の末に死去したという情報を聞いた学院長はセーラを学園から追放しようと画策します。優しくしていた学生たちに守られながら過ごしていたセーラですが、放火犯に仕立て上げられ、遂に学園を追放されてしまいます。 マッチ売りをして生計を立てていたセーラですが、父の親友に探し当てられ、父の死後に大成功を収めたダイヤモンド鉱山を譲られることに。意地悪な登場人物が多くもやもやした気持ちになる部分もありますが、その分スカッとするラストが待っています。

第5位 おてんば娘の成長物語 『若草物語 ナンとジョー先生』

1993年1月~12月まで放送

主人公のアニーは皆から親しみを込めてナンと呼ばれています。母を心臓病で亡くしたナンは、元気いっぱい生きていましたが、ジョー先生と出会い、その考え方が少しずつ変わっていきます。 事故に遭ってしまったジョー先生を見て医者になることを決めたナンは、それからも訪れる様々な困難を乗り越え、医者として育った街に帰ってくるのでした。 最終回の視聴率は21.8%とシリーズの中でも高いものであり、その人気が伺えます。

第4位 高畑勲・宮崎駿、最後の合作!?『赤毛のアン』

1979年1月~12月まで放送

世界的に有名なモンゴメリの小説『赤毛のアン』を丁寧にアニメ化した作品。生まれてすぐに両親を亡くしてしまった主人公のアンは孤児院で暮らしていました。 幸せとは言えない暮らしの中でも純粋さを失わず、夢見がちな少女だったアンは、勉強を続け、奨学金をもらって大学へ行けることになります。大学卒業後、高等学校の校長を務めたアンは、高等学校からの友人と結婚。夫とたくさんの子供に囲まれて幸せに暮します。 『火垂るの墓』などで知られる高畑勲と、『風の谷のナウシカ』などの宮崎駿がコンビを組んでいたこの作品は、『赤毛のアン』のアニメ作品として、世界でも高い評価を受けています。

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第3位 母を思う子供の心に涙が止まらない『母をたずねて三千里』

1976年1月~12月まで放送

イタリアのジェノバに住む少年マルコが、地球のほぼ裏側のアルゼンチンまで出稼ぎに出た母を探して、旅をする物語です。 線の細い、優しい印象のマルコですがその意志は強く、何度も何度も危ない目に遭いながらも、挫けず辛い旅を続けます。マルコの健気さや、努力が実を結んで母と再会出来たところなど、思わず涙してしまうシーンが散りばめられており、大人になった人、特に子供が出来た人に1度は見て頂きたい作品です。

第2位 今尚語り継がれる数珠の傑作『ロミオの青い空』

1995年1月から12月まで放送

主人公のロミオはスイスの小さな村に暮らしていました。大けがをしてしまった父の治療費捻出のため人買いに売られることにしたロミオはミラノで煙突掃除夫として働くことに。 煙突掃除夫達の同盟「黒い兄弟」に入り、親友アルフレドや仲間たちとの絆を深めるロミオですが、煙突掃除夫としての仕事を続けたことが原因で、アルフレドは肺結核にかかり命を落としてしまいます。 アルフレドや掃除夫仲間たちのような不幸な子供たちを少しでも増やさないために、ロミオが歩んで行く道はどんなものなのでしょうか。辛い思いをしながら絆を深めていくロミオとアルフレド達の切ない思いが感動を呼び、放送から20年以上経った2018年でも名作としてこの作品を挙げる人は少なくありありません。

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第1位 「世界名作劇場」といったらコレ!『アルプスの少女ハイジ』

1974年1月~12月まで放送

物心つく前に両親を亡くした少女ハイジは、ある時、関わりのなかったアルプスの祖父に預けられることになります。人里から離れて1人で暮らしていた祖父は頑固で寡黙でしたが、明るいハイジと暮らしていくうちに少しずつ心を開いていきます。 とあるきっかけで、フランクフルトで貿易をしている商人の家に住むことになったハイジは、足の不自由な少女、クララと出会います。クララは足のこともあって弱気な少女でしたが、ハイジと出会ったことで少しずつ前向きな気持ちになっていきます。 その後、アルプスへ帰ったハイジの元へクララが訪れるのですが、全編を通して1人ずつの性格・心情がきちんと描かれ、優しく深い絆を感じさせてくれる素晴らしい作品です。ジブリ作品で有名な宮崎駿が場面設定・構成を務めていたことも人気の秘密かもしれません。