綾野剛が「パンク侍」に!脚本・宮藤官九郎×石井岳龍監督で『パンク侍、斬られて候』映画化!
町田康原作『パンク侍、斬られて候』が映画化決定!
町田康の小説『パンク侍、斬られて候』の映画版が、2018年6月30日に全国上映されることが発表されました。同時に、主演を務めるのは綾野剛、脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍という非常に豪華なメンバーによる映画化であるということも明らかに。 映像化不可能とも言われた同作ですが、一体どう映像化されるのか?この記事では、同作の最新情報を紹介します。
【どう実写化するのか?】『パンク侍、斬られて候』のあらすじは?
同作の主人公は、浪人・掛十之進。超人的な腕前を持つ剣客でありながら、プータローという人物です。劇中では、そんな彼が自らの蒔いた種によって翻弄されていく姿が描かれており、時代劇でありながら、現代語の口語で軽妙な会話を繰り広げるキャラクターが多数登場します。 原作版では、笑いと活劇、そしてある種の常軌を逸した世界観などが非常に魅力的に描かれています。
人間vs人間vs猿!!イメージが爆発する予告映像
「この夏、宇宙が砕けますよ。」という言葉から始まる予告編が公開されました。12人のキャストがしっかりと捉えられています。 さらに「マッドマックス」シリーズを彷彿とさせる、土着的でハイテンションなシーンがいくつか確認できますね。町田康の独特な世界観をどう表現するのか、期待が膨らみます。
超人的剣客にしてプータロー、主人公・掛十之進を演じるのは綾野剛!
主人公・掛十之進を演じるのは人気俳優の綾野剛。様々な役柄を見事に演じ分ける彼ですが、2017年に公開された映画『武曲 MUKOKU』でも優れた剣士という役所を演じており、その立ち回りにも注目が集まります。 また、綾野剛は本作の出演にあたって、「皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発する事でしょう」とコメント。さらに、「その後の責任は持てません。パンク侍ですから」と本作にちなんだ意気込みを語っています。
「パンク俳優、集まって候!」、演技派俳優の豪華共演に仰天!
先だって発表された綾野剛に続き、本作の追加キャストも続々発表中。第二弾出演者として発表されたのは、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司の10名! キャスト陣からは、「パンク侍は私のことかもしれません。最後まで見ていただければわかります」(北川)、「きっと、観たこともない映画になっていると思います。」(東出)、「世界が跳ね上がる日がたまらなく楽しみです。」(染谷)など、作品への期待を煽るコメントが続々と寄せられています。 また、「石井監督とやるときは「メチャクチャやってやろう」と心に決めていました。 自ら「セリフは一切いりません」と申し出たので、本作では一切しゃべっていません。」と語る浅野は、本作を「最高に楽し買った」とコメント。その他の俳優陣も、「(演じるのが)楽しかった」「(完成した作品を見るのが)楽しみ」と声を揃えています。 俳優から深く愛されていることが伺える本作。こちらも早く仕上がりが見たくなりますよね!
脚本は『監獄のお姫さま』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の宮藤官九郎が担当!
また、脚本を手掛けるのはドラマ『監獄のお姫さま』『いだてん~東京オリムビック噺~』などで知られる宮藤官九郎。本作を「映画の暴動」と語る宮藤は、「これを中3・高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない」と本作への強い愛情が伺えるコメントを寄せています。 稀代の脚本家が自信を持って手掛ける本作、そのクオリティに早くも期待が高まりますね!
『爆裂都市2』の布石?監督は石井岳龍に決定
本作の監督を務めるのは『爆裂都市 バースト・シティ』の石井岳龍。石井は本作の映画化について、「この超絶原作が実写映画化されるとは」と映画化について驚きのコメントを寄せる一方で、作品の奇想天外さを楽しんで欲しいと本作の魅力をアピールしています。 なお、かねてより石井組への参加を憧れ、『爆裂都市2』を夢想していたという脚本の宮藤は、本作を鑑賞後に「これが『爆裂都市2』でもいいかもしんない。時代劇だけど」とコメントしており、往年の石井ファンでも十分に満足できる一作になっていることが伺えます。
その他のスタッフも見逃せない!豪華なスタッフに期待
本作のスタッフには、『シン・ゴジラ』で知られる尾上克郎(特撮監督)、『テラフォーマーズ』の林田裕至(美術)、キャラクターデザインおよび衣装デザインに映画『銀魂』の澤田石和寛らが参加。 フィクション性の高い作品への参加経験者が多数起用されていることからも、本作の独特の世界観に関するこだわりが伺えますね!
映画『パンク侍、斬られて候』は、2018年6月30日から全国公開!
かつては山内圭哉らによって舞台化もされた『パンク侍、斬られて候』。映画化に当たって原作者の町田は、「私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります」とコメントし、本作については「ぜひともご覧になってください。『宇宙が砕けますよ』」とその魅力をアピールしています。 2018年上半期の邦画の中では、特に異色の一本となりそうな本作。ciatr編集部では、今後も続報が出次第、この記事を更新して行きます!