2018年2月21日更新

アカデミー候補『ゲット・アウト』続編の企画進行中!【最新情報】

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ゲット・アウト
© Universal Pictures

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話題の低予算映画『ゲット・アウト』の続編企画が進行中!

450万ドルほど(約4.7億万円)の制作費で作られながら、2.5億ドル(約265億円)の興行収入を叩き出し、2017年最も成功したと言われる映画『ゲット・アウト』。日本でも2017年に劇場公開され、興行収入1億円を記録しています。 アメリカ社会に根付く白人と黒人の人種差別をテーマにしたホラー映画作品ですが、一作目が公開された当初から続編を望む声が多くありました。 実際のところ、『ゲット・アウト』続編制作の可能性はどうなのでしょうか?

アカデミー賞に4部門でノミネート!『ゲット・アウト』についておさらい

『ゲット・アウト』のあらすじは?

主人公のアフリカ系アメリカ人のクリスは、白人である彼女ローズと付き合っていました。ある日、クリスはローズの実家へと招待されます。実家で、ローズの両親に過剰な歓迎を受けつつも、黒人の使用人がいることに気づき、戸惑うクリス。しかも使用人たちの奇行もあり、ますますクリスは不信感を募らせていきます。 翌日開催されたローズの亡き祖父を讃えるパーティーの参加者もなぜか白人ばかり。ようやく一人の黒人男性を見つけ、思わずクリスはフラッシュを焚いて彼の写真を撮ってしまいます。すると彼は鼻血を出しながらクリスに向かって「ゲットアウト!(出て行け!)」と叫び出します。何かおかしいと気づき出したクリスはローズの実家を出ようとしますが……。

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観客からの評価も高く、アカデミー賞にもノミネート

ゲット・アウト
© Universal Pictures

『ゲット・アウト』の観客からの評価は非常に高く、映画レビューサイトRotten Tomatoesではレビューをした292人中99%の人が肯定的な批評をしています。 第75回ゴールデングローブ賞では、映画作品賞にノミネート。また、第90回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4部門にノミネートされるという快挙を成し遂げました。

監督ジョーダン・ピールの続編に関する意気込みは?

『ゲット・アウト』の監督はコメディアンとして活躍してきたジョーダン・ピール。ピールにとって『ゲット・アウト』は映画監督デビュー作です。

続編に対して前向きだがアイデアがまだない?

ゲット・アウト
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ファンの続編を求める声に対して、ピール自身も前向きなコメントをしていました。ただ、続編に関しては様々な展開の可能性がありつつも、まだ明確なアイデアは固まっていないとコメントしています。 自身も役者として活動してるピールは2019年公開のエヴァン・マーロウ監督の映画『アブルプティオ(原題)』への出演が決まっています。表現者と制作者、二足の草鞋を履くピールは忙しすぎて続編についてじっくり取り組む時間が今はないのかもしれません。

役者活動は終了宣言に期待?

そんな多忙を極めるピールですが、2018年1月に役者活動を終了し、映画監督としての活動に集中するという発言をしています。そのきっかけは、酷評を受けている『ザ・エモジ・ムービー(原題)』という作品だったそう。絵文字をテーマにしたアニメーション作品ですが、ピールはその作品で”うんち”の絵文字役をオファーされており、出演は断ったもののそれに後押しされ、監督業に専念することを決意したというのです。ちなみに断ったうんち役はパトリック・スチュワートへと引き継がれました。 『ゲット・アウト』ファンにとっては続編公開の可能性が高った、良いニュースなのかもしれません。

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『ゲット・アウト』続編のあらすじはキャストはどうなる?

ゲット・アウト
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現時点で、続編について明確なストーリーやキャストは発表されていません。しかし、『ゲット・アウト』は、実は怪しい儀式を行っていた恋人の家族の元から、主人公クリスが逃げ出すことに成功して終わっています。続編があるとしたら、主人公クリスを演じた俳優、ダニエル・カルーヤの続投の可能性は高いでしょう。 あるいは、一作目の世界観は踏襲しつつ、全く別の登場人物たちによるストーリーの可能性も捨て切れません。クリスの恋人、ローズ一家が加担していた行いが、他の白人グループの間でも行われていたとしたら……等続編に関する想像はつきません。 多くの伏線が隠されている『ゲット・アウト』。続編の展開を考えながら見直してみるというのも面白いかもしれませんよ。