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これが国民性!? 世界各国でウケる映画Top3【2017年度版】

2018年6月29日更新

世界5大陸10カ国の興行収入データを元に、どの国でどんな映画がウケているのか調査!一体どんな国民性の特徴があるのでしょうか?

映画の好みでわかる国民性!

世界中でさまざまな映画が日々公開されているわけですが、どの国でどんな映画がウケているのか気になったことはありませんか?今回はそんな疑問を解消!世界の5大陸10カ国のBox Office Mojoの興行収入データを元に、一体どんな映画がウケているのかを調べてみました。 2017年の興行収入調べで、2018年現在での各国の好みを調査してみました。アメリカと日本のみ歴代ランキングも!それぞれの国の特徴はあるのでしょうか?

【アメリカ】予想を裏切らないSWとアメコミとディズニーの国

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』619,483,244ドル(歴代6位) ②『美女と野獣』504,014,165ドル(歴代10位) ③『ワンダーウーマン』412,563,408ドル(歴代22位)

やはり10位以内にアメコミ映画が5位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、6位『スパイダーマン:ホームカミング』、8位『マイティ・ソー バトルロイヤル』、10位『ジャスティス・リーグ』と軒並みランクイン。いかにもアメリカっぽくて期待を裏切らない! それにしても1位から3位まですべて女性が主人公!特に『ワンダーウーマン』の大ヒットは、ハリウッド映画界を揺るがしたセクハラ問題も背景にあった2017年だったからかもしれません。アメリカの女性はやっぱり強い!

興行収入オールタイムTop3(Box Office Mojo調べ)

①『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015) 936,662,225ドル ②『アバター』(2009) 760,507,625ドル ③『タイタニック』(1997) 659,363,944ドル

歴代興行収入ランキングの10位までには「スター・ウォーズ」シリーズが3作も入っています。20位までには12位『スター・ウォーズ:エピソード1/ファントム・メナス』と13位に第1作目『スター・ウォーズ/新たなる希望』がランクイン。さすがアメリカ、やはり「スター・ウォーズ」シリーズ人気は圧倒的。 アメコミ作品は20位までに、5位『アベンジャーズ』、7位『ブラックパンサー』、8位『ダークナイト』、14位『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、15位『ダークナイト ライジング』がランクイン。新作『ブラックパンサー』が7位に食い込む健闘ぶり!まだ上位を狙えそう。 ディズニー作品は20位までに、10位『美女と野獣』、11位『ファインディング・ドリー』、19位『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』、20位『ライオンキング』が入っています。

【中国】アメコミよりも戦争&カンフー・アクション!

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』854,248,869ドル ②『ワイルド・スピード ICE BREAK』392,807,017ドル ③『Never Say Die』333,937,573ドル

3位の『Never Say Die』は原題『羞羞的铁拳』という中国のコメディ映画。面白いのは低予算映画のシリーズ3作目『The Ex-file : The Return Of The Exes』(『前任3:再見前任』)が4位にランクインしていること。 アメリカのようにアメコミ映画が上位にランクインすることもなく、アクション映画は1位のウー・ジン監督・主演『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』とジャッキー・チェン主演の『カンフー・ヨガ』が5位。6位にはツイ・ハーク監督の『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』も入っています。実に中国らしい! 8位にフォン・シャオガン監督の『《芳华》YOUTH』、9位にアーミル・カーン主演のインド映画『ダンガル きっと、つよくなる』、10位にピクサーの『リメンバー・ミー』がランクイン。後半はかなりバラエティに富んだランキングです。

【インド】さすがのボリウッド!安定のインド映画を量産供給

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『バーフバリ 王の凱旋』45,855,431ドル ②『Judwaa 2(原題)』17,025,236ドル ③『ワイルド・スピード ICE BREAK』14,467,759ドル

『バーフバリ 王の凱旋』 プレス
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さすがボリウッド!堂々の1位2位がインド映画の続編です。『バーフバリ 王の凱旋』は日本でも公開され話題になりました。2位の『Judwaa 2』はサルマーン・カーンが一人二役したコメディ映画『踊るツインズ』の続編。 4位にもやはりインド映画続編『Jolly LL.B 2(原題)』、5位もインド映画『Badrinath Ki Dulhania(原題)』。その後も続々と、日本にはまだ馴染みのないインド映画がランクイン! 例外としては6位7位にアメコミ『スパイダーマン ホームカミング』と『マイティ・ソー バトルロイヤル』が入っています。ワイスピといい、ボリウッド作以外は壮大なスケールのアクション物がウケるようですね。

【イギリス】米国と似て非なり?英国ゆかりの戦争映画が3位!

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』111,099,957ドル ②『美女と野獣』90,542,359ドル ③『ダンケルク』78,292,118ドル

3位『ダンケルク』と5位『パディントン2』がいかにも英国らしいですね。『ダンケルク』にはケネス・ブラナーやトム・ハーディなどイギリスの名優や、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが出演していました。 4位『怪盗グルーのミニオン大脱走』、14位『ボス・ベイビー』、15位『SING/シング』、16位『レゴバットマン ザ・ムービー』と子ども向けも多いようです。 アメコミ映画も6位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』と10位『マイティ・ソー バトルロイヤル』、11位『スパイダーマン ホームカミング』、19位『ローガン』が入っています。 8位の『グレイテスト・ショーマン』に13位『ラ・ラ・ランド』と、2位の『美女と野獣』を合わせてミュージカル映画が10位以内に3作もランクイン! 意外にも英国っぽい『オリエント急行殺人事件』と『キングスマン:ゴールデン・サークル』が下位の17位と18位。あれ?アメリカでは3位だった『ワンダーウーマン』が20位以内にも入っていないとは!

【ドイツ】コメディ大好きな国民性?「くたばれゲーテ」って?

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』83,107,487ドル ②『Suck Me Shakespeer 3』62,517,418ドル ③『怪盗グルーのミニオン大脱走』43,830,147ドル

2位の『Suck Me Shakespeer 3』に「?」と思いますよね?これはドイツのコメディ映画シリーズの第3作目で原題は『Fack ju Göhte 3』、つまり「くたばれゲーテ」といった大胆なタイトル。英題がシェイクスピアに変わっているところが笑えます。 イギリスでは4位だった『怪盗グルーのミニオン大脱走』が3位、スティーブン・キング原作のホラー映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』が4位に入っています。6位に『フィフティ・シェイド・ダーカー』があるのもドイツならではの特徴。 13位にドウェイン・ジョンソン、ザック・エフロン主演のアメリカ映画『ベイウォッチ』がランクイン。この作品は日本では劇場未公開です。7位に『ワイルド・スピード ICE BREAK』と10位に『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』が入っているので、ドウェイン・ジョンソン人気?

【南アフリカ】エンタメ性の高いアクション映画が好みな傾向

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『ワイルド・スピード ICE BREAK』5,573,497ドル ②『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』5,253,236ドル ③『怪盗グルーのミニオン大脱走』3,482,617ドル

ドイツ以上にドウェイン・ジョンソン大好き?な感じのお国柄の南アフリカ共和国。『ベイウォッチ』も14位に入っています。しかしドウェインだけではなかった!12位にヴィン・ディーゼル主演の「トリプルX」シリーズ第3弾『トリプルX 再起動』がランクインしています。 アメリカ・イギリス・ドイツで1位だった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は5位。とはいえアメコミ映画はわりと上位で、6位『マイティ・ソー バトルロイヤル』と7位『ジャスティス・リーグ』と9位『スパイダーマン ホームカミング』が入っています。 他の国では10位以内にはなかった『ボス・ベイビー』が10位に、『ピッチ・パーフェクト3』が11位にランクイン。どうやら総合的にはエンタメ性の高い作品がウケるようですね。

【オーストラリア】自国の人間と風土を愛する国民性

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』45,003,999ドル ②『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』37,998,179ドル ③『美女と野獣』36,309,005ドル

グレイテスト・ショーマン (ゼータ)
©20TH CENTURY FOX

1位と2位が南アフリカ共和国と同じなオーストラリア。しかし3位にはミュージカル映画『美女と野獣』が入っており、5位『グレイテスト・ショーマン』も!オーストラリア出身のヒュー・ジャックマン主演ですから、上位は当然かもしれません。 アメリカ以外では上位にない『ワンダーウーマン』が8位に入っています。逆に他の国では上位の『ワイルド・スピード ICE BREAK』は10位。それでも4位『マイティ・ソー バトルロイヤル』や7位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』もランクインしているので、アメコミ人気は高いようです。 9位に『LION/ライオン 25年目のただいま』が入っているのはなぜか?この作品は『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテール主演のヒューマンドラマで、オーストラリアが舞台となっています。オーストラリア人は自国愛が強いようですね。

【ブラジル】土地も人も暖かい?ヒューマンドラマを好むお国柄

2017年興行収入ランキングTop3(Box Office Mojo調べ)

①『ワイルド・スピード ICE BREAK』41,851,227ドル ②『美女と野獣』41,497,084ドル ③『ジャスティス・リーグ』41,300,000ドル

1位から3位までは興行収入がほぼ拮抗状態にあるという珍しい現象!しかし3位を含め5位から8位まではアメコミ一色で、5位『ワンダーウーマン』、6位『スパイダーマン ホームカミング』、7位『マイティ・ソー バトルロイヤル』、8位『ローガン』。異色アメコミ作品の『ローガン』が上位にあるのも特徴的です。 9位にランクインしている『ワンダー 君は太陽』は、R・J・パラシオのベストセラー小説『ワンダー』を原作としたヒューマンドラマ。顔に障害を持って生まれた少年の物語です。日本では2018年6月公開予定!心温まるドラマも好まれているようですね。 また、10位の『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』もブラジルのランキングならでは。こちらもアメリカのヒューマンドラマ作品で、日本人モデル・女優のすみれがメインキャストとして出演しています。日本では2017年9月9日に公開されました。

【日本では?】改めて新発見!それぞれのお国柄

興行収入から見た各国でウケる映画、いかがでしたか?それぞれの国と地域の特色がよく現れていて、改めて個々のお国柄というものを感じました。 では日本では?歴代の興行収入は、1位『千と千尋の神隠し』、2位『タイタニック』、3位『アナと雪の女王』となっています。アメリカで2位だった『アバター』は10位、1位だった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は21位。 歴代ランキングの10位までにジブリ作品が3作、「ハリー・ポッター」シリーズが2作が入っているのも日本らしいランキングです。 2017年の興行収入ランキングは、1位『美女と野獣』、2位『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、3位『怪盗グルーのミニオン大脱走』でした。4位に『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』、8位に『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』が入ったりするのもアニメ大国日本ならでは! 今後もどんな作品が世界中で公開されて、どの国でどんな映画が好まれるのか、気になってしまいますね。