【ネタバレ】映画『屍人荘の殺人』を各キャラの生存情報とともに解説
タップできる目次
- 映画『屍人荘(しじんそう)の殺人』を各キャラクターの生死情報とともに解説【ネタバレ注意】
- 『屍人荘の殺人』のあらすじは?
- 各キャスト・キャラクターを生存情報とともに紹介【ネタバレ注意】
- 葉村譲(はむら ゆずる)/神木隆之介
- 剣崎比留子(けんざき ひるこ)/浜辺美波
- 明智恭介(あけち きょうすけ)/中村倫也
- その他のキャストも、クセ者が勢揃い!
- 事件の犯人は誰なのか、そしてラストになにが起こる?
- 『屍人荘の殺人』に隠されたトリビアを紹介!
- 主題歌はPerfumeの「再生」!中田ヤスタカによる本作のための書き下ろし
- 『屍人荘の殺人』原作は今村昌弘による衝撃のデビュー作
- 映画『屍人荘の殺人』 衝撃の展開が劇場で待っている!
映画『屍人荘(しじんそう)の殺人』を各キャラクターの生死情報とともに解説【ネタバレ注意】
様々なミステリーランキングで1位に輝いた、今村昌弘衝撃のデビュー作『屍人荘の殺人』。そんな大人気小説が、神木隆之介、浜辺美波といった豪華キャストを迎えて実写映画化されました。 本記事では映画のあらすじやキャスト、さらに各キャラクターと事件を解説します! ※映画のネタバレ情報が含まれている部分があります。十分に注意して読み進めてください。
『屍人荘の殺人』のあらすじは?
主人公は、関西にある大学・神紅大学「ミステリー愛好会」に所属する葉村譲(神木隆之介)。ある日、葉村は、明智恭介(中村倫也)とともに、謎の探偵少女に呼び出されることに。 少女の名前は剣崎比留子(浜辺美波)。彼女は、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかけます。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝えると、2人は見事に食いつきました。 合宿の舞台は閉ざされた洋館の「紫湛荘(しじんそう)」、あたりが暗くなってから起きる殺人事件。まるで、よくある推理小説かのような状況の中、彼ら3人は犯人を突き止めようとしますが……。 ここからは本編の重大なネタバレになるのでご注意ください!
本作は一見一般的なミステリーに思えますが、そうではありません。実は本作は「ミステリー×ゾンビもの」のハイブリッド作品! タイトルの「屍人」とは生きた屍、ゾンビを指しているのです。ゾンビに少しでも噛まれるとウィルスに感染し、一度死んだ後ゾンビとなって蘇ります。ゾンビは人間の気配を敏感に察知し、脳を破壊されない限り動き続けるのが特徴。 突然フェス会場の観客たちがゾンビに姿を変え、会場はパニックに。そこで紫湛荘に宿泊していた面々は命からがら館に逃げ込んで行きますが、ギリギリのところで明智はゾンビに捕まってしまいます。扉が閉まる最後まで明智に手を伸ばす葉村でしたが、明智はゾンビの群れに飲み込まれて行きました。 そしてゾンビの侵入を防ぐため、紫湛荘に立てこもることに。しかし館の中では不可解な事件が起き――。 本作はゾンビによる「クローズド・サークル」という新たな切り口で描かれる、サスペンススリラーとなっています。
各キャスト・キャラクターを生存情報とともに紹介【ネタバレ注意】
ここからは、本作のメインキャラクターと演じるキャスト陣を紹介。さらに映画でどのような末路を辿るのかもネタバレありで解説します!
葉村譲(はむら ゆずる)/神木隆之介
ミステリー好きの大学生
主人公の葉村譲(はむら ゆずる)は、関西の私立大学・神紅(しんこう)大学経済学部の一回生です。 ある日"ミステリー愛好会"の会長を名乗る理学部三回生の明智恭介(あけちきょうすけ)に声をかけられ、ミステリー好きの葉村は思わず意気投合。その日から、メンバー2人だけのミステリ同好会の活動を始めます。 主人公の葉村を演じるのは、神木隆之介です。2005年公開の映画『妖怪大戦争』に主演し、弱冠12歳で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。童顔の神木は大人になってからも映画『桐島、部活やめるってよ』、ドラマ『学校のカイダン』など多くの学生役を演じてきました。 そんな神木は本作に出演するにあたり以下のように意気込みを語っています。 「大ヒットミステリー原作の映画化ということで、プレッシャーはとても大きいですが、それよりも、どのように映像化していくのだろうという楽しみの方が大きいです。」
生還。明智がいなくなってからは比留子と共に、紫湛荘で起こる難解な事件に挑みます。比留子のことは出会った時から心の中で「かわいい」と思っており、意識している様子。 気遣い屋な優しい性格ですが、いざという時には勇気を見せます。 ミステリー好きではあるものの、犯人を当てたことが一度もなく、ついたあだ名は「迷宮太郎」。このあだ名を比留子からたびたびイジられます。
剣崎比留子(けんざき ひるこ)/浜辺美波
謎の美少女探偵
葉村と同じ大学に通う、剣崎比留子(けんざき ひるこ)。過去に数々の事件を解決してきた、美人探偵として知られている大学二回生です。 映画研究部の夏合宿に参加することになっていた彼女の友人のもとへ脅迫文が届いたことから、比留子もその合宿に参加。そして葉村と知り合うこととなります。 剣崎を演じるのは浜辺美波です。2011年オーディションをきっかけに芸能界入りを果たした浜辺は、2017年住野よるの小説を実写映画化した『君の膵臓を食べたい』出演をきっかけに大ブレイクを果たしました。 そんな浜辺は、本作に出演するにあたり以下のようにコメントしています。 「出演のお話を頂く前から原作を読んでいて、大好きな作品だったので、まさか自分が出演することになるとはと、とてもご縁を感じ、その世界に入れることへの喜びで今から胸がワクワクしています!」
生還。明智がいなくなった後、葉村を助手に事件究明に挑みます。明智が興味を持ちそうな合宿に彼らを誘った理由は秘密にしていました。 比留子は不幸を呼び寄せる体質で、本人の望まざるままに事件を解決したのです。実はその中で明智と葉村の関係を羨ましく思っており、葉村を自分の助手として迎えることが比留子の目的でした。
明智恭介(あけち きょうすけ)/中村倫也
ミステリー愛好会会長、通称「神紅のホームズ」
神紅大学のミステリー愛好会で会長を務め、「神紅のホームズ」の異名を持つ明智京介。 明智を演じるのは中村倫也です。高校生のときのスカウトをきっかけに芸能界入りをした中村は、2018年春の朝ドラ『半分、青い。』朝井正人役で知名度を上げ、押しも押されもせぬ人気俳優の仲間入りを果たしました。 中村は、以下のように意気込みを語っています。 「小学生時代から「完全犯罪は成立するのか?」などと1人で妄想にふけっていた僕にとって、明智恭介という男はどこか親近感のある、魅力的な人物です。自分の「枝分かれした別の未来」なつもりで、しっかりと軽やかに演じられればと思います。」
死亡。紫湛荘に逃げ込む前に行方知れずとなり、葉村は明智の生存を信じていましたが――。
その他のキャストも、クセ者が勢揃い!
進藤歩(しんどう あゆむ):葉山奨之
OBの立浪や七宮からパシられている進藤歩は、ロックフェス研究会のメンバーで幹事。人数合わせとして、彼女の星川麗花を合宿に連れてきています。 進藤を演じるのは、葉山奨之(はやま しょうの)。『ストロベリーナイト・サーガ』などの話題作に出演しています。
死亡。部屋で死亡してゾンビ化しているのを発見されます。彼の部屋には「ごちそうさま」「いただきます」という手書きのメモが残されていましたが、それは犯人によるフェイクでした。 実は恋人の星川麗花がゾンビに噛まれており、隠れて彼女を自分の部屋に運び込んでいた進藤。ゾンビとなった星川に噛まれ、彼もゾンビとなったのでした。
重元充(しげもと みつる):矢本悠馬
重元充はロックフェス研究会のメンバーで、ホラー映画マニア。部屋でひとり、ゾンビ映画を笑顔で観る姿も。 重元を演じるのは矢本悠馬(やもと ゆうま)。人気漫画を実写映画化した「ちはやふる」シリーズの西田優征で知名度を上げ、多くの作品で個性的なキャラクターを演じています。
生還。ホラー映画好きなためか、初めはどこか嬉しそうにも見えました。 今回の事件の発端となった「今年の生贄は誰だ?」というメッセージは重元が送ったもの。脅迫めいた文章が届けば合宿が中止になるかもと思ってのことでした。
名張純江(なばり すみえ):佐久間由衣
理知的な雰囲気を纏いながらも、時折ヒステリックな一面を見せる名張純江。なにかに怯えている様子も……。 170センチの身長とスタイルで、ファッションモデルとしても活躍する佐久間由衣が演じます。1000人以上のオーディションを勝ち抜き、2017年の連続テレビ小説『ひよっこ』で有村架純演じるヒロインの幼なじみ役で出演しました。
生還。不眠の気があるとのことで、睡眠薬を服用していました。
静原美冬(しずはら みふゆ):山田杏奈
静原美冬はスマートフォンを落として困っていたところをOBの立浪と七宮に助けられ、紫湛荘へ。 そんな静原を演じるのは、山田杏奈。2018年の映画『ミスミソウ』で映画初主演を務め、同年のドラマ『幸色ワンルーム』ではドラマ初主演を果たしました。2019年のドラマ『新米姉妹のふたりごはん』では、大友花恋とW主演を務めています。
死亡。しかし彼女には秘密があり――。
下松孝子(くだまつ たかこ):大関れいか
玉の輿を狙って、御曹司である七宮にすり寄るのが下松孝子。七宮からは相手にされていませんが、しつこくアピールしていきます。 下松を演じる大関は、元々動画投稿サイト「Vine」でフォロワー数1位を記録し、今ではYouTuberとして活躍中です。
死亡。フェス会場でゾンビに噛まれ、最初の犠牲者に。その後重元に頭を破壊され完全に死んでしまいます。
星川麗花(ほしかわ れいか):福本莉子
星川麗花は進藤と付き合っており、彼に連れられ紫湛荘にやってきます。場違いな彼女はどのように事件に関わるのでしょうか。 星川を演じる福本莉子は、長澤まさみや浜辺美波を輩出した東宝「シンデレラ」オーデションで、2016年のグランプリを獲得しています。
死亡。行方がわからなくなっていましたが、実はゾンビに噛まれており自身もゾンビ化します。 そして進藤を噛み、館の外へ落下。
出目飛雄(でめ とびお):塚地武雅
出目飛雄は関西弁で話すおじさん。ある理由から紫湛荘を訪れます。 出目を演じるのは、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅。お笑い芸人ながら数多くのドラマや映画に出演しており、本作でどのような演技を見せるのか注目です。
死亡。ゾンビから逃れる中、たまたま紫湛荘へ逃げ込みます。 しかしその中でゾンビに噛まれており、最初の晩にゾンビ化。脳を破壊されました。
高木凛(たかぎ りん):ふせえり
とある理由から紫湛荘を訪れた高木凜は、クレーマー気質な女性。 高木を演じるのは、ふせえり。女性バイプレイヤーとして活躍しており、人気シリーズの「時効警察」にも又来役で出演しています。
生還。出目と同じくゾンビから逃げ、紫湛荘へ。
菅野唯人(かんの ゆいと):池田鉄洋
菅野唯人は七宮家に雇われている紫湛荘の管理人。紳士的な態度で、常に客人を気遣っています。 菅野を演じるのは、舞台などでも活躍する池田鉄洋(いけだ てつひろ)です。「TRICK」や「医龍」で演じた個性的なキャラクターで、世間の認知度を高めました。
生還。大変な事態に陥ったにも関わらず、あくまで管理人として常に宿泊客のために行動していました。
立浪波流也(たつなみ はるや):古川雄輝
立浪波流也はロックフェス研究会のOBで、イケメンながらも超絶チャラ男。女性陣には警戒されている様子です。 立浪を演じるのは、古川雄輝。古川と言えば、慶応義塾大学出身でダンスも得意という文武両道な俳優そして知られています。そんな彼が演じるチャラいキャラクターに注目です。
死亡。エレベーターでゾンビ化しさらに頭を破壊された状態で発見されます。 睡眠薬によって眠らされた状態でエレベーターまで運ばれた立浪は、すでにゾンビに侵入されていた1階に降ろされ、噛まれた後にまた2階に上がってきていました。 そしてその後に頭部を殴られており、宿泊していた誰かの手によって殺されたことがわかります。
七宮兼光(ななみや かねみつ):柄本時生
紫湛荘のオーナーの息子で、社長を父に持つ御曹司の七宮兼光。なにやら立浪とコソコソ行動しており……。 七宮を演じる柄本時生は俳優一家の出身です。個性派俳優として活躍する柄本が見せる、印象に残る演技に期待が高まります。
死亡。七宮は救助が来るまで外に出ないと、食料を抱え込み早々に自分の部屋に籠っていました。 しかしなぜかゾンビ化した状態で発見。頭部を破壊されます。
事件の犯人は誰なのか、そしてラストになにが起こる?
犯人は一体誰なのでしょうか。ここからは犯人と事件の顛末について記述しています。ネタバレにご注意ください。
立浪と七宮を殺したのは、静原美冬。彼女はわざと立浪と七宮がいた場所にスマートフォンを落とし、偶然を装って近づいていたのです。 その目的は姉の復讐のため。去年の合宿で行方知れずとなっていたのが、静原の姉でした。立浪と七宮に弄ばれた彼女は、大学を退学し引き篭もるように。さらに妊娠までしていたものの、彼らの返事は金を送りつけて中絶をしろというもの。絶望した彼女は自宅で首を吊り、自殺しました。 唯一全ての真相を聞いていた静原は復讐を決意したのです。殺す方法までは考えていませんでしたが、たまたまゾンビ騒ぎが発生。静原は立浪を殺害し、さらに七宮の目薬にゾンビ化した出目の血液を混ぜておくことで、人知れずゾンビ化させていました。 なぜわざわざ一度ゾンビ化させたのかというと、立浪と七宮を二度殺すため。復讐を果たした静原でしたが、トリックを比留子に解かれてしまいました。 事件解明に至りますが、次々と破られていた館のバリケードは限界を迎え、一同は屋上へ避難します。寸でのところで切り抜けたかに思われましたが、静原はゾンビに噛まれていました。 ゾンビになる前に彼女はナイフを自分の喉に突き立て、屋上から落ちて行くのでした。
そして驚愕のラストとは……?
政府の救難ヘリに無事救出され、大量のゾンビたちも政府によって処理されました。 一件落着した葉村の前に、見慣れた後ろ姿が……。明智の無事を喜び駆け寄る葉村でしたが、振り返った明智はゾンビになっていたのでした。必死で呼びかける葉村でしたが、明智は噛みつこうと口を開きます。 葉村の後ろから伸びてきた槍が、明智の頭を貫きました。槍を持っていたのは比留子。「あげない。彼は私のワトソンだ。」と呟き、事件は本当に終わりを迎えるのでした。
『屍人荘の殺人』に隠されたトリビアを紹介!
比留子と明智の推理ポーズの秘密
特徴的な2人の推理ポーズには、意外な元ネタがありました。 比留子が推理する際に見せていたのは、相撲の土俵入りの型である「雲竜型」。監督の木村ひさしが千代の富士の動画をみて研究したものでそうで、由来は木村がお世話になったプロデューサーの、編集点を決める際の癖が元となっていました。 明智は指を鳴らすのが決めポーズでしたが、これも別のプロデューサーの癖であると同時に、実はもうひとつ元ネタが。それは「SPEC」シリーズで神木隆之介が演じた一十一(にのまえ じゅういち)の、指を鳴らすと時間が止まる能力でした。葉村が明智の真似をするものの、指が鳴らないというのをやりたかったとのこと。 このような経緯があって、彼らの決めポーズは作られていたのでした。
明智と比留子が食べていたナポリタン
前半で印象的だったのが、喫茶店で食べていた鉄板ナポリタン。 その場の客がみんなナポリタンを食べている描写は、監督の木村が助監督として参加していた『トリック劇場版』でも見られた光景でした。木村は食事のシーンでナポリタンを食べさせるのが好きで、その理由は巻き取りづらくて口や服についてしまうかもしれないから。 本来芝居に向かないものの、だからこそ思わぬリアクションが撮れるのが好きとのことでした。実際に浜辺も思いの外大きく巻き取ってしまった結果、一口で食べることになっていました。
明智はなにを喋っていた?
ゾンビになった明智は最後になにか口を動かしていたものの、声になってはいませんでした。ここで彼はなにを喋っていたのでしょうか。 それは「うまくいかないものだな」。このシーンのセリフではありませんが、明智演じる中村が原作で印象に残った言葉を使っていたのでした。 ちなみにこのシーンで目から流れる血が涙のように見え、浜辺は思わず泣いてしまったとのこと。監督の意図したものではなかったとのことですが、だからこそ感動的なシーンが生まれたのかもしれませんね。
主題歌はPerfumeの「再生」!中田ヤスタカによる本作のための書き下ろし
Perfumeの「再生」が、『屍人荘の殺人』の主題歌として発表されました。 この楽曲は、中田ヤスタカが本作のために書き下ろしたものとなっています。アップテンポなメロディと頭に残る歌詞が特徴です。明るい曲調ですが、映画を観ることでこの主題歌に受ける印象は変化するのでしょうか。映画の本編と合わせて注目です。
『屍人荘の殺人』原作は今村昌弘による衝撃のデビュー作
なんと史上初の3冠!絶対面白い『屍人荘の殺人』
読者の皆様のおかげをもちまして、
— 東京創元社 (@tokyosogensha) November 13, 2017
今村昌弘『屍人荘の殺人』の4刷が決定いたしました!
誠にありがとうございます。
一人でも多くの読者の方の手に届きますように。#屍人荘https://t.co/cxbrZ6Bgd9 pic.twitter.com/CBDKwj929Q
『屍人荘の殺人』原作小説は、宝島社の「このミステリーがすごい!2018」、文藝春秋の「週刊文春ミステリーベスト10」、そして原書房の「本格ミステリベスト・10」にランクイン。2017年の各ミステリーランキングで1位となり、史上初の3冠を達成となりました。 著者である今村昌弘は、1985年長崎県生まれ。小さい時から本を読むのが好きでジャンルを問わず色々な作品を読んで育ったようです。 岡山大医学部に入学し4年生になった頃、国家試験の勉強が嫌になって小説を書くようになったそう。その後「放射線技師」として兵庫県のクリニックで働く中で、新人賞に応募した際"今村昌弘の作品はキャラが立っている"といった好評価を受けるようになりました。 そして自分が書く小説の完成度を高めることに集中するため、29歳で仕事を辞めることを決意。その後は執筆にエネルギーを注ぎ、見事長編デビュー作となる『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞したのでした。
映画『屍人荘の殺人』 衝撃の展開が劇場で待っている!
映画『屍人荘の殺人』は、2019年12月13日公開です。メインキャストは、今を時めく俳優陣が勢揃い。個性豊かな面々が織り成す、新感覚ミステリーから目が離せません。衝撃的な展開を、ぜひ劇場で体感してみてください。