2023年2月7日更新

映画『新解釈・三國志』結末までのネタバレあらすじ解説と感想 超豪華キャストが集結!

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『新解釈・三國志』大泉洋
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

「三國志」とは、古代中国で魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が覇権を争っていた時代の歴史書。映画『新解釈・三國志』は、その三國志を「今日から俺は!!」や「銀魂」などを手掛けた福田雄一の解釈のもと、コメディ色強めで仕上げた作品です。 本記事では映画のあらすじや豪華キャスト、そして映画の評価などをまとめて紹介します! ※ネタバレを含みますので、注意してください。

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映画『新解釈・三国志』あらすじ

舞台は中華統一を目指して三国が争っていた時代。いつもはめんどくさがり、しかしお酒を飲むと豪勢になる劉備(りゅうび/大泉洋)がこの戦いに立ち上がりました。 しかし劉備の前に立ちふさがるのは朝廷を牛耳る董卓(とうたく/佐藤二朗)や最強の兵士・呂布(りょふ/城田優)、さらには一度は同盟を組んだ魏の曹操(そうそう/小栗旬)など個性の強い敵ばかり。 劉備はノリの軽い孔明(こうめい/ムロツヨシ)を軍師として引き入れ、中華統一を目指します。

映画『新解釈・三国志』結末までのネタバレあらすじ

【起】劉備軍の始まり

歴史学者・蘇我宗光(西田敏行)は「三國志」の彼なりの新解釈を私たちに語り始めます。 主人公は戦嫌いのめんどくさがり屋・劉備(大泉洋)。酒を飲むと血気盛んになる性格で、酒の席で約束してしまったため、関羽(かんう/橋本さとし)や張飛(ちょうひ/高橋努)と兄弟の契を交わします。 劉備は最初の戦として逆賊として国を乗っ取ろうとする黄巾(こうきん/山田孝之)との戦いに挑みました。黄巾の「将軍っぽくない顔」というヤジから口喧嘩に勃発。戦いたくない劉備は後ろで見守り、関羽と張飛が戦闘に秀でていたため難なく勝利します。 その頃朝廷では若い帝に代わって董卓(佐藤二朗)が実権を握って横暴の限りを尽くし、呂布(城田優)という最強の兵士も従えていました。

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呂布への色仕掛け作戦

劉備は曹操(小栗旬)軍と手を組んで「反董卓連合軍」を結成します。しかし最初の戦で劉備の姿がありません。なんと劉備は大事な戦でズル休み。連合軍の前に現れた呂布に関羽と張飛が2人がかりで挑みますが負けてしまいます。 董卓と呂布、2人を倒すため考えた次なる手は「色仕掛け作戦」。劉備軍の鼻につくイケメン趙雲(ちょううん/岩田剛典)が連れてきた美女は貂蝉(ちょうせん/渡辺直美)でした。劉備は時代考証的美女として無理やり納得します。 董卓と呂布は貂蝉を取り合いの末、呂布が董卓を斬り殺しました。そして呂布の前で貂蝉は真の姿(広瀬すず)を現します。美人ではないとショックを受けた呂布は貂蝉も殺害。貂蝉は「次は私が美人と呼ばれる時代に生まれたい」と嘆き、亡くなるのです。

【転】孫権との同盟

董卓がいなくなったことで乱世の時代となり、曹操が台頭。南方では孫権(そんけん/岡田健史)が力を付けていました。 劉備は関羽と張飛のアドバイスもあり、天才・孔明を軍師に引き入れようと画策します。気難しい性格との前評判でしたが軽いノリで登場。さらに黄婦人(こうふじん/橋本環奈)に頭が上がらない夫という噂とは真逆の人物でした。 曹操軍は孔明が劉備軍の軍師として入ったことを耳にします。孫権との同盟を恐れた曹操は、劉備・孫権を逆賊として討つことを決めました。 時を同じくして劉備軍は孫権と同盟を組みます。孔明は「曹操が孫権の司令官・周瑜(しゅうゆ/賀来賢人)の妻である小喬(しょうきょう/山本美月)を狙っている」と適当に嘘を付き、孫権軍が戦に参加するよう仕向けました。

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【結末】「赤壁の戦い」ラストの奇策!

朝廷軍80万vs同盟軍3万の「赤壁の戦い」が起こります。朝廷軍は前日の宴により多くの兵士が疫病にかかってしまい弱体化。相手の疫病蔓延を聞いた劉備は逃げ出してしまいます。 一方、孔明は周瑜から弓矢10万本の製作を命令され、承諾したものの完成せず……。裏でアイデアを全て出してきた黄婦人に泣きつきます。黄婦人は霧の中で藁を乗せた船を出すよう進言。朝廷軍が狙った弓矢は藁に刺さり、見事弓矢を奪うことに成功しました。 さらに再び黄婦人の助言で「追い風」を読んだ連合軍は火攻めに成功します。一度は逃げた劉備も酒を飲んで気が変わり出陣。そして「誰も血を流すことのない平和な国を作る」と宣言したところで、歴史学者・蘇我の解説は終了しました。

映画『新解釈・三国志』の感想・評価

新解釈・三國志
©日本テレビ ©2020映画「新解釈・三國志」製作委員会
新解釈・三國志』の総合評価
3.5 / 2人のレビュー
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30代男性

私のように三國志を全く知らない人には、興味を持つきっかけとしておすすめです!難しい話はまったくなく福田監督節のギャグ路線がずっと続くので歴史の知識も付けられるコメディ映画として楽しめました。

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20代女性

福田監督作品が好きなら楽しめるはず。ただ三國志好きな人には不評かもしれません。それだけ元のキャラや設定を崩しているのでまさに「新解釈」だと思いました。個人的にはもっと小栗旬演じる曹操の活躍が見たかった!

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映画『新解釈・三国志』のキャスト一覧

劉備玄徳(りゅうびげんとく)役/大泉洋

『新解釈・三國志』大泉洋
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

本作の主人公・劉備玄徳は、蜀(しょく)の初代皇帝となった人物です。本作では劉備は多様な個性によって人を惹きつける人物として描かれました。またお酒の力によって豪勢な性格になるという設定が今回重要な役割を担っています。 主人公の劉備を、俳優・大泉洋が演じます。演技だけでなくコメディセンスも抜群の大泉洋と福田雄一との共作は、大きな話題を呼ぶ一方で「三国志ファンがなんて言うか......」と心配を口にしていました。

諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)役/ムロツヨシ

『新解釈・三國志』ムロツヨシ
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

諸葛亮孔明は、劉備が「三顧の礼」を尽くして迎えた蜀の軍師。コメントで大泉洋が「面白い孔明が出てきちゃう」と発言している通り、映画版孔明はかなり面白要素が加わっています。 天才軍師・孔明を演じるのが、ムロツヨシです。ムロツヨシは福田雄一監督作の常連俳優で、『親バカ青春白書』(2020)の“親バカ”主人公・小比賀太郎や『今日から俺は!!』(2018)の椋木先生役でもお馴染みです。

関羽(かんう)役:橋本さとし

関羽は蜀を治める劉備に仕えた武将で、その武勇と義に厚い人柄から曹操をはじめ同時代の武将たちからも尊敬を集めました。「黄巾の乱」で劉備と張飛に出会い、「桃園の誓い」で“同じ日に死す”と兄弟の契りを交わします。 そんな忠義の人・関羽を演じるのは、「劇団☆新感線」出身の舞台俳優・橋下さとし。ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(2020)では主人公ビリーの父親役で出演しています。

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張飛(ちょうひ)役/高橋努

『新解釈・三國志』高橋努
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

※画像・左から2番目 関羽とともに劉備と義兄弟の契りを結んで仕え、「怪力の猛将」として知られる蜀の武将・張飛。関羽にも劣らない勇猛さには敵も恐れをなすほどでした。張飛は劉備を「長兄」、年長の関羽を「兄者」と慕っていたそうです。 関羽と並ぶ豪傑・張飛を演じるのは、俳優の高橋努。自ら劇団を主宰する舞台俳優でもあり、『S -最後の警官-』(2014)や映画『クローズZERO』(2007)などでその強面を生かした役柄を演じています。

黄巾(こうきん)役/山田孝之

※画像中央 『新解釈・三國志』では漢王朝の政治的混乱を見かね、全国的な農民の反乱「黄巾の乱」を起こした人物が「黄巾」という名で登場。本作では劉備と子供のように言い争いをする姿が印象的です。 黄巾を演じるのは、「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田組の常連俳優・山田孝之。『WATER BOYS』(2003年)など青春ドラマから「闇金ウシジマくん」シリーズではダークヒーローも演じるなど変幻自在な演技派俳優です。

呂布(りょふ)役/城田優

『新解釈・三國志』城田優
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

一日に千里走る名馬「赤兎馬」を持つ天下無双の将軍・呂布。史実では董卓とは父子の契りを結ぶほどの信頼関係を築いていましたが、実権を握った董卓もまた暗殺を企てられ、呂布は再び内紛に巻き込まれてしまうのです。 呂布を演じるのは、ドラマや舞台、さらに歌手としても活躍する俳優の城田優。スペインの血を引くエキゾチックな顔立ちに加え、その美声をミュージカル舞台やライブで披露し人気を博しています。

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董卓(とうたく)役/佐藤二朗

董卓は漢王朝末期の武将・政治家で、幼い皇帝を擁して実権を握った残虐非道な独裁者として名を残しています。元は辺境の一将軍にすぎなかった董卓ですが、軍事力を背景に頭角を現し、先代皇帝の死後の混乱に乗じて王朝を乗っ取りました。 佐藤二朗は福田雄一監督作の常連俳優としてよく知られていますが、実写版『ライオン・キング』(2019)ではプンバァ役で声優を務め、最近ではバラエティ番組のMCを務めたりと幅広いジャンルで活躍しています。

孫権(そんけん)役/岡田健史

『新解釈・三國志』賀来賢人、岡田健史
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

※画像右 「江東の覇者」として名を馳せた呉の孫権。若くして君主として呉を建国した初代皇帝です。臣下に知将・周瑜と宿将・黄蓋を持ち、堅実で真面目な性格だったといいます。本作では何でもイエスと言ってしまうおバカなキャラとして登場しました。 若き呉の名君・孫権を演じたのは、福田組初参加の岡田健史。オーディションで有村架純の相手役の座を射止めたドラマ『中学聖日記』(2018)の黒岩晶役で話題となった人気若手俳優です。

周瑜(しゅうゆ)役/賀来賢人

『新解釈・三國志』ムロツヨシ、賀来賢人
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

※画像右 武将ながら知略に長け、孫権を支え続けた忠臣・周瑜。容姿も美しく、妻は絶世の美女といわれた「江東の二喬」の妹・小喬。赤壁の戦いで曹操が二喬を奪おうとしていることを孔明からほのめかされ、激怒して開戦を決意したという逸話が本作でも再現されました。 周瑜を演じるのは、福田雄一監督の『今日から俺は!!』(2018)で三橋貴志役を務める賀来賢人。実写版『ライオン・キング』(2019)では主人公・シンバの声を担当し、歌声も披露しています。

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黄蓋(こうがい)役/矢本悠馬

矢本悠馬
©︎ciatr

黄蓋は孫権の祖父・孫堅の治世から呉に仕える老将。赤壁の戦いでも豊かな人生経験を元に若い武将たちを導き、周瑜に曹操の大軍への火攻めを提案して自ら奇策を実行するなど大活躍を見せます。本作では周瑜のツッコミ役として活躍しました。 この老将を演じるのが、若手俳優の矢本悠馬。矢本悠馬といえば、『今日から俺は!!』(2018)の谷川安夫役でお馴染み。賀来賢人とは彼の主演作『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(2019)でも共演しています。

魯粛(ろしゅく)役/半海一晃

周瑜に見出され、孫権に仕官して赤壁の戦いで軍師として周瑜の補佐を務めた魯粛。曹操への降伏論が多かった呉陣営で、主戦論を唱えて劉備との同盟に尽力した人物です。 「好漢の都督」魯粛を演じるのは、舞台出身の俳優・半海一晃。数多くのドラマに出演しており、特に堤幸彦監督作に多く起用されています。ドラマ版『デスノート』(2015年)のワタリ役や「ケータイ刑事 銭形シリーズ」などで知られる名バイプレイヤーです。

曹操(そうそう)役/小栗旬

『新解釈・三國志』小栗旬
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

曹操はのちに魏の王となる人物。冷徹でスマートなイメージの一方で苦悩しながら戦う彼は、単なる“悪人”ではない人物だったと考えられています。本作ではリーダーシップを発揮しながらも裏では女性と遊びまくる二面性を持ったキャラクターとして登場しました。 野心家・曹操を演じるのは、俳優の小栗旬です。福田雄一監督作品では「銀魂」シリーズに出演。漫画のキャラクターを忠実に再現していると話題になりました。

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黄夫人(こうふじん)役/橋本環奈

『新解釈・三國志』橋本環奈、ムロツヨシ
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

黄夫人は諸葛亮孔明の妻で、史書にはその名が残されていないため、様々な逸話が存在する人物です。本作では夫・孔明を尻に敷く鬼嫁として描かれています。さらに孔明の画期的な秘策は全て黄婦人によるものだったという衝撃の「新解釈」が加えられました。 そんな黄夫人を演じたのは、福田組の筆頭格で人気若手女優の橋本環奈。福田雄一監督作では「銀魂」の神楽役、『今日から俺は!!』(2018)の早川京子役といった破天荒なヒロイン像が印象的です。

小喬(しょうきょう)役/山本美月

周瑜の妻であり、姉の大喬とともに「江東の二喬」と称された絶世の美女・小喬。小説「三国志演義」では孫策の死後に周瑜とともに孫権を補佐するほどの才女として記されています。本作では世間知らずなお嬢さまの面もありつつ、戦場でも物怖じしない勇敢な女性として描かれました。 小喬を演じるのは、女優・山本美月。「CanCam」専属モデルとして芸能界デビューし、ドラマ『幸せになろうよ』(2011)で女優業もスタートしました。

趙雲(ちょううん)役/岩田剛典

『新解釈・三國志』岩田剛典
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

劉備の人柄を慕って臣下となった若武者・趙雲は、劉備の子供・劉禅を抱いて、敵陣を単騎で突破したという逸話もあるほどの忠義と闘志の持ち主です。本作では鼻につくイケメンで毎回ダンスを披露するクセの強いキャラクターとして描かれました。 趙雲を演じるのは、EXILEのメンバー・岩田剛典。EXILEのほか三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのダンサーとしても活躍し、俳優業にも積極的に進出しています。

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貂蝉(ちょうせん)役/渡辺直美

『新解釈・三國志』渡辺直美
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

董卓と呂布を手玉に取った絶世の美女で舞姫の貂蝉。暗躍して二人の仲を裂き、政局を大きく変えた人物です。史実に記述はなく、「三国志演義」で登場する架空の女性。架空ながら楊貴妃に並ぶ古代中国の四大美人に数えられています。 この乱世の美女・貂蝉を演じるのは、なんとお笑いタレントの渡辺直美。舞姫という点で大いに納得するキャスティングですが、これぞ福田雄一監督の「新解釈」の真骨頂なのかもしれません。

荀彧(じゅんいく)役/磯村勇斗

荀彧は曹操に仕え、彼を支えた名軍師です。若いころから「王佐の才(君主を補佐する才能)」の持ち主として評判になっていました。本作では抜けているところがある曹操に的確な助言でサポートしていきます。 荀彧を演じるのは、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)やドラマ『きのう何食べた?』(2019)などで知られる磯村勇斗。『今日から俺は!!』(2018)でのシリアスな役も注目されました。

夏侯惇(かこうとん)役/阿部進之介

『新解釈・三國志』小栗旬、阿部進之介
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

※画像右 曹操が最も信頼した将軍・夏侯惇。呂布との戦いで左目を失ったことから「雙眼(そうがん)の将軍」と呼ばれています。本作では荀彧とともに曹操をサポートし、時には曹操を叱るなど頼れる部下として描かれました。 夏侯惇を演じる阿部進之介は、大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014)や映画『キングダム』(2019)などに出演。コメディ作品の経験がほとんどなく本作の出演について「本当に自信ない」と語っていました。

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映画『新解釈・三国志』の監督は福田雄一

福田雄一『50回目のファーストキス』
(C)2018 『50回目のファーストキス』製作委員会

映画『新解釈 三國志』の監督を務めるのは、福田雄一です。「コメディの奇才」と称されることが多く、ムロツヨシや佐藤二朗など、個性派俳優を多く起用することで知られ、彼の作品には独特の世界観があります。 彼は、大泉洋が「三国志ファンがなんて言うか......」と心配そうにコメントすると、「まあ、新解釈って言ってるから」と返しています。今まで築かれてきた「三国志」という枠にとらわれず、自由に制作に取り掛かっていたことが伺えるコメントですね。 福田雄一は1968年7月12日生まれの脚本家・映画監督です。初めはフリーの放送作家として、「笑っていいとも」などのバラエティ番組などを構成していました。そこから徐々に活動の場を広げ、ドラマや映画の脚本・演出も手掛けるようになっていきました。主な監督作品には、2017年映画『銀魂』や2018年ドラマ『今日から俺は!!』などがあります。

映画『新解釈・三国志』をネタバレ解説・考察でおさらい

『新解釈・三國志』ポスター
(C)2020映画「新解釈・三國志」製作委員会

福田雄一が新たな視点から劉備の活躍を描いた映画『新解釈・三國志』。劉備が主人公ですが、個性豊かな福田組常連のキャストによって登場人物全員が魅力的な作品となっています。 『新解釈・三國志』は「三國志」をまったく知らない方にもおすすめの作品です!