食べることは生きること。食べ物×ドキュメンタリーで食生活を見つめ直してみない?

2018年4月7日更新

オーガニック、ベジタリアン、グルテンフリー、糖質制限。食事に関する新たな言葉は私たちに何を食べるのか迷わせますが、何を選ぶか悩む前にまずは「食」について、ドキュメンタリー映画に教えてもらいませんか?

あなたは何を食べて生きていますか?

あなたはこの1週間何を食べましたか?自分や家族の手料理、外食、インスタント食品、ちょっとしたおつまみ。人によって違いはありますが、みんな様々な種類の食べ物を口にしているはずです。 実は、普段あなたが口にしているものがあなたの健康を蝕んでいる可能性があります。体に悪くなくても、生産者や地球に優しくないかもしれません。しかし、どの食べ物を選べばいいのかはスーパーの店頭だけではわかりません。より良い選択をするためには、食に関する情報を手に入れることが大事です。 そこで、本記事では食に関する様々な情報を知ることができるドキュメンタリー作品を5つ厳選してご紹介。映画であなたの食生活を見つめ直してみませんか?

まずはファーストフードとの付き合い方から

『スーパーサイズ・ミー』(2004年・米)

​ファーストフード漬けの生活が体に与える影響を記録した本作『スーパーサイズ・ミー』。監督のモーガン・スパーロックは、自らを実験台にして30日間のマクドナルドのメニューだけを食べ続ける生活を送りました。途中で医者に止められても実験を続けた結果、体はどのように変化したのでしょうか? 特大サイズのハンバーガーやポテトを食べて、お腹周りが大きくなるのは言うまでもありません。しかし、実験の途中で鬱状態や体力の低下が見られ、性生活にも悪影響が……。そのうえ、ハンバーガーを食べて鬱状態から元気になるという中毒症状まで現れてしまいました。

身近な調味料についても考えてみよう

『あまくない砂糖の話』(2015年・豪)

映画『あまくない砂糖の話』は俳優デイモン・ガモーが自らを実験台に砂糖が体に与える影響を記録した作品。 この実験で課されたのは、オーストラリア人の1日の平均摂取量の砂糖を、健康や低脂肪を謳う食品から摂取するというルール。実験中も運動を継続して行い、ジャンクフードは禁止していました。 ​実験前は砂糖を摂取しない性格を送っていたデイモン・ガモーは、60日の実験後8キロも太り、精神と肝臓の状態が悪化していました。実験前と1日の摂取カロリーはあまり変わっていないにもかかわらずこのような結果が出てしまったのです。

あなたも食べているかもしれない食材の真実

『フード・インク』(2008年・米)

畜産とコーン産業を中心とした食品業界の裏側を取り上げているのが本作『フード・インク』。 まず最初に登場するのは鶏の生産現場で、短い日数で大きく育つように品種改良された鶏の痛々しい姿や、借金や健康被害に苦しむ農家の姿はまだほんの序の口です。 穀物の生産や品種の管理を牛耳る大企業の横暴や大量生産のからくりなどが次々と明らかになっていきます。大量に生産されて余った穀物が家畜の餌になり、そのせいで家畜が病気になり、その家畜の肉を食べた人が食中毒になるという悪循環は、まさに食品業界の危機的状況を表しています。

『食品業界に潜む腐敗』(2018年・米)

『フード・インク』と同じくアメリカの食品業界に潜む問題にあらゆる観点から迫ったNETFLIXオリジナル作品『食品業界に潜む腐敗』。この作品でも養鶏業の問題が取り上げられていますが、他にも酪農や漁業、ニンニクやはちみつといった様々な農作物の裏側を追っています。 動物や酪農についての現状は映画『いのちの食べ方』などで目にしたこともある人は多いと思います。しかし、中国で刑務所に収監されている受刑者が強制労働でニンニクを向いている様子など、食品業界にはまだまだショッキングな光景が存在しています。

食生活の改善で救われた人たち

『フォークス・オーバー・ナイブズ いのちを救う食卓革命』(2011年・米)

栄養学と外科の世界的権威である2人は最終的に同じ結論にたどり着きました。それは、動物性タンパク質と加工食品を摂取しない菜食で病気が防げるというものでした。 映画『フォークス・オーバー・ナイブズ いのちを救う食卓革命』は、彼らがなぜ同じ結論に至ったのかを追った作品です。実際に菜食生活を送る様々な人たちを見ることもできます。 菜食だけで病気を防ぐことができると言われても、にわかには信じられないでしょう。しかし、インスリン注射が不要になった糖尿病患者や余命宣告から回復した元ガン患者、70代になっても元気なおじいさんの姿を見れば、菜食生活に対する見方がきっと変わってくるでしょう。

ここで挙げた作品以外にも多くの作品で食材や食事法について学ぶことができます。自分の食べるものを見直したり、食事を変えることは面倒かもしれませんが、変化は小さな1歩でも十分です。 あなたはこれから何を食べますか?