「ブラックペアン1・2』まさかの最終回!?全話ネタバレあらすじ【シーズン2の結末まで】
タップできる目次
- 「ブラックペアン2」第8話ではついに渡海が登場?!
- 『ブラックペアン シーズン1』毎話あらすじ・ネタバレ
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のネタバレあらすじ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 第5話のあらすじ・ネタバレ
- 第6話のあらすじ・ネタバレ
- 第7話のあらすじ・ネタバレ
- 第8話のあらすじ・ネタバレ
- 第9話のあらすじ・ネタバレ
- 第10話あらすじ・ネタバレ【シーズン1最終回】
- 『ブラックペアン シーズン2』毎話あらすじ・ネタバレ
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のあらすじ・ネタバレ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 第5話のあらすじ・ネタバレ
- 第6話のあらすじ・ネタバレ
- 第7話のあらすじ・ネタバレ
- 第8話のあらすじ・ネタバレ
- 第9話のあらすじ・ネタバレ
- 最終回のあらすじ・ネタバレ
- 『ブラックぺアン』原作情報・あらすじ
- ドラマ『ブラックぺアン シーズン2』はどんな結末に?
「ブラックペアン2」第8話ではついに渡海が登場?!
9月1日(日)放送予定の第8話。予告のラストでは、ある男の後ろ姿と「ついにあの男が…」のテロップが!ついに渡海(二宮和也)がシーズン2にも登場するのではないかと、視聴者のなかでは反響を呼んでいます。 第8話では天城(二宮和也)が渡海が住んでいた仮眠室を訪れ、とある写真を見つけたり、世良(竹内涼真)とミンジェ(キム・ムジュン)が心エコーと造影CTの入った天城宛の謎の郵便を開封したりなど、これまでの謎が解明するような予告がされています。 渡海と天城の関係はいったい何なのか、天城はなぜ日本にやってきたのか。その真相が第8話で徐々に明らかになるのではないでしょうか。
『ブラックペアン シーズン1』毎話あらすじ・ネタバレ
2018年4月より放送がスタートした『ブラックペアン』。前クールで放送されていた『99.9 刑事専門弁護士SEASON2』で主演を務めた松本潤から、同じ嵐の二宮和也にバトンが渡りました。 本作の原作者は『チーム・バチスタの栄光』で知られる海堂尊です。原作の舞台は1988年ですが、それをうまく現代に甦らせています。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
帝華大学の教授・西崎啓介(市川猿之助)と講師・高階権太(小泉考太郎)が東城大学医学部付属病院を訪れました。佐伯式と呼ばれている、外科医・佐伯清剛(内野聖陽)にしか出来ない手術を見に来たのです。 佐伯が手術をしている間に、ある患者が大動脈解離で危険な状態となりました。知らせを聞いた佐伯は、横山正(岡田浩暉)に緊急手術を任せます。 第3手術室でオペを始めた横山。心臓からの出血が激しく、横山はパニックになります。
ネタバレ
そこに現れたのは、渡海征司郎(二宮和也)という1人の医師。渡海は佐伯式の手術を行い、患者を救います。その頃、第1手術室にいた佐伯も無事に手術を成功させていました。 横山が病院を去ることになり、研修医・世良雅志(竹内涼真)の指導医は横山から渡海に変更されます。 高階が東城大学医学部付属病院に異動となりました。スナイプと呼ばれる最新の手術器具を持ち込んだ高階は「スナイプがあれば佐伯式の手術を誰でも出来るようになる」と、話します。 そしてスナイプで皆川妙子(山村紅葉)の手術を行うことになり、高階の助手は渡海が務めることに。 手術を無事に終え、満足げな高階。しかし、しばらくして皆川が痛みを訴え出しました。高階が手術の準備を怠り、動脈瘤を見逃していたのが原因です。 高階は皆川の緊急手術を始めますが、出血量が多くどうにもなりません。結局、高階の代わりに渡海がメスを握り皆川を助けるのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
病院に腹部大動脈瘤の患者・小山(島田洋七)が緊急搬送されてきました。当直の世良は渡海を探し回りますが、どこにも姿が見当たりません。 渡海はすでにオペ室にいました。世良は急いで手術着に着替え、助手を務めます。 手術が終わる直前、いきなり渡海が「やめた」と言い、最後の縫合を世良に任せました。緊張しながらも慎重に縫合を行った世良。しかし血流を遮断していたペアンを外すと、縫合部分から血が噴き出してきました。渡海は世良に「1人殺したな」と毒づき、縫合し直すのでした。 数日後、元気になった小山は「退院したい」と言い出します。前回の手術はあくまで応急処置であり、近いうちにもう一度手術する必要があることを世良が説明しました。 カンファレンスの日。高階は小山の手術をスナイプで行いたいと発言します。佐伯は、高階以外の医者が執刀するという条件でこの提案を受け入れました。 後日、関川文則(今野浩喜) が手術の執刀医として任命されます。世良は第2助手に選ばれました。 縫合の失敗を引きずっている世良は、高階にチームから外してほしいと頼みます。外科医を辞めるべきか悩んでいる世良に対し、高階は自分が奪ってきた命の数を片手で示しました。「まだ1人も殺していない君が外科医を辞めるのは無責任だ」と言う高階。 廊下ですれ違った渡海に、高階は「賭けをしませんか?世良が外科医を辞めるか辞めないか……」と声をかけます。世良が外科医に残れば高階の勝ち、辞めれば世良の勝ちです。この賭けにはお互いの辞表と1000万円がかかっています。
ネタバレ
スナイプ手術が始まりました。順調に進んでいるかのように見えましたが、人工弁が取れて危険な状態に陥ります。 手術の様子をモニターで見ていた高階が、オペ室にかけこみました。高階はすぐに処置を始めますが、心臓を傷つけてしまい大量出血を引き起こします。 そこにやってきた渡海は「1000万円で揉み消してやる」と言い、高階の代わりに手術をしました。渡海は再び、最後の縫合を世良に任せます。今回は無事に成功させた世良。 手術後、世良は外科医を続ける覚悟を固めます。賭けに勝った高階は、「これでちゃらですね」と渡海に笑顔で言うのでした。
第3話のネタバレあらすじ
あらすじ
東城大学病院に新たな患者がやってきました。楠木秀雄(田崎真也)と田村隼人(髙地優吾)です。 2人とも心臓に問題があり、楠木は佐伯式手術、田村はスナイプ手術を希望しています。 世良にインパクトファクターの説明をする高階。インパクトファクターとは医者の評価を決める数値で、執筆した論文が認められればポイントが加算されていきます。 検査によって、田村は肥大型心筋症を患っていることが分かりました。難易度の高い手術になるため、高階の代わりに渡海がスナイプを握ります。高階は助手を任命されました。 田村の手術当日。渡海は心臓を見た瞬間、「やめた」と言ってオペ室から出ていきました。心筋が通常よりかなり薄くなっており、手術をすることで大量出血を引き起こす可能性があったのです。 その後、高階は3Dプリンタで田村の心臓模型を作り、世良とともにスナイプを入れられるルートを探りました。何度も失敗を繰り返し、ついにルートを発見した高階と世良。しかし、渡海はとっくに正解のルートを見つけていました。 田村の手術が始まります。その頃、楠木がショックを起こし危険な状態に陥っていました。主治医である佐伯は講演会に参加しているため不在です。 楠木の情報が手術をしている渡海のもとにも入ってきました。楠木を隣のオペ室に運ぶよう指示する渡海。持っていたスナイプを高階に渡し、楠木のオペ室に向かいます。 渡海は楠木の手術を順調に進めていましたが、一方の高階は難易度の高い手術を前に手が止まってしまいました。
ネタバレ
「これ以上できない」と話す高階のところに渡海が帰ってきます。渡海は高階に、楠木の手術の続きをするよう命じました。佐伯式が出来ない高階は戸惑いますが、渡海は楠木にもスナイプ手術をするよう指示します。 渡海は高階がスナイプを入れやすいように、楠木に難しい処置を施していました。そのおかげで高階は無事に楠木の手術を成功させます。渡海も田村の手術を成功させました。 後日、佐伯は高階に「楠木は日本外科ジャーナルの前編集長で、外科学会にも多大なる影響力を持つ人物だ」と話します。そして佐伯は、高階が執筆中のスナイプ論文の末尾に、西崎ではなく自分の名前を載せるよう要求するのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
スナイプに関する論文を順調に書き進めていく高階。しかし、論文の最高責任者を誰にするかは決めかねていました。論文によって得られるインパクトファクターは筆者と最高責任者のものになるため、佐伯と西崎は自分の名前を書くよう高階を脅しています。 ある日、小春という名の少女が心臓の僧帽弁閉鎖不全で帝華大から東城大に転院してきました。血液が固まりにくいうえに輸血アレルギーを持っていることから、佐伯式ではなくスナイプ手術を行うことになります。 カンファレンスの日。渡海は佐伯から小春の手術をするよう命じられますが、断りました。佐伯は渡海に向かって、「今後はオペには一切関わらなくて良い、出ていきなさい」と言い放ちます。小春の執刀医は高階になりました。 難易度の高い小春の手術に備え、高階はシミュレーションを繰り返します。しかし一度も成功することはありませんでした。 後日、高階は渡海のもとを訪れました。小春のことを幼い頃から見てきた高階は、「小春のためにスナイプを日本に持ってきた」と話します。そして、実力の足りない自分の代わりに手術をしてほしいと渡海に頼みました。しかし渡海は「じゃあ殺せよ」と言い残し、その場を去るのでした。
ネタバレ
渡海を追いかける高階。渡海はスナイプの設計図を見せ、スナイプの欠点を指摘しました。カテーテルにスナイプを付けるという驚きの手術法を提案した渡海に対し、高階は「こんな最高難度のオペは渡海先生にしか出来ない」と話します。 佐伯が渡海の執刀を認めたため、渡海はオペ室に入り無事に小春の手術を成功させました。 その日の夜、感謝を伝えにきた高階に渡海は「佐伯を信じるな、あの男は自分の身に危険が及ぶと感じたら平気で誰でも切り捨てる」と話します。 医療ジャーナルに高階の論文が掲載されました。最高責任者の欄には佐伯と西崎、2人ともの名前が書かれています。それは西崎の指示でした。 「これでインパクトファクターは私と西崎教授のものだ。もう東城大に用はない」と高階はつぶやくのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
高階の書いた論文によって、西崎のインパクトファクターは佐伯を上回りました。その結果、学会の新理事長は西崎で決定的となります。 ある日、小春の術後経過を確認し、気になる点を見つけた渡海。佐伯のところに行き「詳しい血液検査を実施してください」と頼みました。佐伯は渡海の報告を受け、日本外科ジャーナルの編集長・池永英人(加藤浩次)に論文の撤回を要求します。池永は「血液検査の結果を見て判断する」と返答しました。 後日、小春の心臓に感染が広がっていることが判明します。いつ心不全が起きてもおかしくない状況。薬物治療を勧める渡海に対し、高階はダーウィンの使用を提案しました。ダーウィンは超精密な手術を可能とする手術支援ロボットです。ダーウィンを使えば小春の手術が出来ますが、東城大には用意されていません。 佐伯は小春の主治医を高階から渡海に変更し、渡海はネスパという治験薬を小春に導入します。ネスパは血液を増やす効果がある造血剤です。 ある日、高階は帝華大を訪れ、「ダーウィンを使わせていただけないでしょうか」と頭を下げました。西崎は自分の部下である松岡に執刀させることを条件に、ダーウィンの貸し出しを許可します。 小春の手術当日。西崎と池永が見守る中、松岡は順調に手術を進めていきます。すると突然、ダーウィンの操作が出来なくなりました。左右のアームが重なってしまったのです。出血量が増え、小春は危険な状況に……!
ネタバレ
そこに渡海が現れます。渡海は「小さな子供の体を想定せずに、アームを調整しなかったお前が悪い」と松岡に言い、開胸手術を始めました。渡海は手術時の輸血に備え、ネスパで小春の血をためていたのです。 手術は無事に成功。モニターで見ていた医師や看護師たちが拍手する中、西崎は無表情で立ち去ります。 その後、佐伯のもとに1枚のディスクが届きました。そこに入っていたのは、肺のレントゲン写真です。肺の中にはペアンが写っていました。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
看護師の花房美和(葵わかな)が病院の外を歩いていると、渡海の母・春江(倍賞美津子)に出会いました。そこに治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)も現れ、3人で食事に行くことになります。 美和は春江から、渡海の父も東城大で外科医をしていたと教わります。「写真があるけど見たい?佐伯先生も写っているのよ」と言い、写真を取り出そうとする春江。すると突然、春江が意識を失いました。東城大に運び込まれた春江は、心臓に粘液腫が出来ていると診断されます。すぐに緊急手術が行われました。 翌日、カエサルという日本初の手術支援ロボットが東城大に届きます。カエサルは国産ダーウィンであり、西崎がプロジェクトリーダーを務めています。佐伯はカエサルの担当に高階を指名しました。 ある日、春江の体に腫瘍が取り残されていることが判明します。渡海は手術を担当した黒崎誠一郎(橋本さとし)を責めました。そして病院に対し、和解金2000万円を要求します。「私が再手術を執刀しよう」と言う佐伯に対し、渡海は「お断りします」と答えました。 高階が春江の病室を訪れます。カエサルを使った手術を提案する高階。春江は、ある条件を出したうえで手術に同意しました。
ネタバレ
突然、春江が苦しみだします。緊急で手術が必要になり、高階がカエサルと共にオペ室に入りました。手術は順調に進んでいるように見えましたが、いきなり出血し始めます。春江の血液は特殊なものであり、輸血用の血液が足りません。 モニターで見ていた渡海がオペ室にやってきます。身内の手術は病院の規則で禁止されていますが、渡海は春江の開腹手術を始めました。春江と同じ血液型の高階が、自らの血を春江に輸血しました。 手術は無事に成功。春江が事前に出していた条件は、「もし自分が危険な状態になった場合、最後の執刀は息子にお願いしたい」というものでした。患者の希望は何よりも優先されるため、渡海は処罰を免れます。 廊下ですれ違う高階と渡海。高階は、佐伯の執刀に反対した理由を聞きました。すると渡海は「あいつは俺の親父を裏切った」と話したのです。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
渡海が帝華大に引き抜かれました。西崎は、理事長選が終わるまで渡海には何もさせないつもりです。 ある日、富沢が佐伯のもとを訪れ、山本祥子(相武紗季)の手術をカエサルで行ってほしいと頼みます。佐伯は、東城大に入院している患者の情報が漏れていることに気付き、顔をしかめました。 一方の帝華大では武田という医師が手術をしていました。患者の容体が急変したため、武田は無理やり手術を終わらせようとします。そこに渡海が現れ、「帝華大が研究しているのは隠蔽か?お前の退職金1千万でもみ消してやる」と言いました。 渡海は手術を引き継ぎ、無事に成功させます。 祥子のカエサル手術当日。執刀は黒崎、助手は高階が務めます。難易度が低い手術なので順調に進み、後は縫合だけという段階まできました。 その時高階が異変に気づき、手を止めます。血栓が浮遊していたのです。モニターでオペ室の様子を見ていた守屋院長(志垣太郎)は、そのまま閉じて手術を終わらせるよう指示しました。院長の指示に従おうとする黒崎に対し、高階は「私が処置します」と言い、手術を再開させます。
ネタバレ
祥子の体内にあった血栓は全て取り除かれ、手術は成功しました。 帝華大に東城大の患者データを流していたのは、東城大の看護師・宮元亜由美(水谷果穂)でした。宮元の父親は肺がんを患っており、院長は東城大の特別室に入院させることを条件に亜由美にデータのコピーをさせていたのです。 悪事がばれて、絶体絶命の院長。佐伯は院長に、「帝華大から戻ってくる渡海の受け入れをお願いしたい、渡海の給料は自腹で払ってください」と命令するのでした。 その頃、西崎教授の部屋には池永がいました。「西崎先生がおっしゃっていたことが本当なら、佐伯先生は研究者として大いに問題があります」と池永に話すのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
西崎教授の提案で、カエサルのお披露目手術を東城大で行うことになりました。執刀は西崎、助手は高階・渡海・世良が務めます。 ある日、西崎は飯沼達治という名前でID検索をしている渡海に対し、「どうしてそんな患者を調べているんだ?」と尋ねました。しかし渡海は何も話そうとしません。 東城大に小林隆一(はやしん)という患者がやってきました。隆一の父親はさくら病院の院長です。多くの患者が佐伯教授の手術を待っている中、隆一は飛び込みで手術を受けることが決まりました。 外出することが増えた佐伯。不思議に思った世良と美和が尾行すると、佐伯はさくら病院で検査を受けていました。 東城大に戻った世良は、渡海に佐伯のことを報告します。「どこか体調が悪いんですかね」と話す世良に、渡海は「心臓だ」と答えるのでした。 カエサル手術の日。予定では工藤という患者が手術を受けることになっていましたが、渡海の希望により隆一に変更となりました。オペ室にやってきた西崎は渡海たちを追い出し、帝華大のスタッフだけで手術を行うと宣言します。 手術が始まりました。しかしスタッフたちの連携が上手くいかず、大量出血で危険な状態となります。モニターで手術の様子を見ていた渡海はオペ室に入り、止血を始めました。 そこに佐伯が現れます。「代われ渡海、邪魔だ」と言い、手術を引き継ぐ佐伯。
ネタバレ
手術は無事に成功しました。 その後、渡海は隆一の父である小林院長のもとを訪れます。「東城大には知られたくない患者がいる、佐伯はさくら病院でその患者を診ている」と話す渡海。そして渡海は、「誰だ?名前は?」と小林に詰め寄ります。小林は「飯沼達治」と答えました。 その頃、手術を終えて廊下を歩いていた佐伯が突然倒れます。知らせを受けた渡海は、どこかへ走り出しました。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
佐伯教授の左冠動脈に狭窄が起きていることが分かりました。いつ心筋梗塞になるか分からない状態であり、なるべく早く手術を行わなければなりません。 その頃、渡海は飯沼達治に会うため、さくら病院にいました。しかし一足先に佐伯が退院の指示を出しており、院内に飯沼の姿はありません。 東城大に戻った渡海は佐伯の手術を引き受けようとしますが、佐伯本人から執刀を断られます。佐伯はカエサルによる手術を希望しており、執刀医は黒崎が務めることになりました。 佐伯の手術は非常に難易度が高く、黒崎が何度シミュレーションを行っても成功しませんでした。黒崎は高階に、自分の代わりに佐伯の手術をしてほしいと頭を下げます。高階は快く承諾しました。 後日、世良は黒崎から渡海の父親・一郎(辻萬長)について話を聞きます。一郎は立派な医者でしたが、手術の際に患者の体内にペアンを置き忘れてしまい、それが原因で東城大を追い出されています。その患者が飯沼達治でした。 ある日、世良は池永のもとを訪れ、佐伯の手術に関するアドバイスを求めました。すると池永は、「佐伯教授と似た症例の論文を見たことがある」と言い、論文を取り寄せてくれることになります。 佐伯が心筋梗塞を起こし、緊急オペが始まりました。高階がカエサルを操りますが、タイムリミットまで15分を切ったところで手の施しようがなくなってしまいます。
ネタバレ
高階が途方にくれていると、カエサルが勝手に動き始めました。渡海が別室から遠隔操作で動かしているのです。高階はイヤホンから聞こえてくる渡海の声に従います。 手術は無事に成功しました。 その後、渡海が行った遠隔操作によるカエサル手術は、論文となり医療ジャーナルに掲載されます。 佐伯の病室に渡海がやってきました。飯沼の居場所をたずねる渡海に対し、「それだけは言えない」と答える佐伯。 その頃、美和は極秘入院している患者の世話をしていました。患者の名前は飯沼達治です。
第10話あらすじ・ネタバレ【シーズン1最終回】
あらすじ
東城大の特別個室に入院している飯沼が急に苦しみだしました。佐伯からの指示を受け、美和が止血剤を用意します。 美和が看護師長を呼びに行っている間に、高階が特別個室にやってきました。飯沼の応急処置をする高階。 理事長選の日。飯沼の病室を訪れた渡海は、「ペアンが体の中に入っているからレントゲンを撮りましょう」と飯沼に話しかけます。しかし飯沼は、「佐伯先生の言うことしか信じない」と検査を断りました。その直後、飯沼の容体が急変します。 渡海が飯沼のレントゲン撮影をしていると、そこに高階が現れました。渡海は高階に、「俺の親父は医療過誤をなすりつけられた、全て佐伯の仕業だ」と話します。 その後、渡海と高階は佐伯に内緒で飯沼の手術を始めました。 一方の佐伯は、渡海が飯沼と接触していることに気付き、理事長選を抜け出します。 東城大に帰ってきた佐伯はオペ室に入り、「そのペアンを外すな」と渡海に命令しました。しかし渡海は佐伯の指示を無視し、飯沼の胸からペアンを取り除きます。すると大量出血が始まり、飯沼は危険な状態に陥りました。 出血を止められない渡海に代わり、佐伯が処置をします。
ネタバレ
ペアンは置き忘れではありませんでした。数年前、飯沼の手術を担当した佐伯は、出血を止めるために、あえてペアンを体内に残したのです。その後、佐伯の不在時に飯沼が急患で運ばれてきます。緊急手術を行った渡海の父・一郎は、佐伯からの指示でペアンを残したまま飯沼の胸を閉じました。 しかし、黒崎が置き忘れと勘違いして一郎の医療過誤を訴え、事が大きくなってしまったのでした。 心臓病を抱えていた佐伯は飯塚の処置を終えると同時に意識を失い、渡海たちに命を救われます。同じ頃、代役として池永がスピーチをし、見事佐伯が新理事長に選ばれました。退院後は病院の改革に乗り出すと、後進たちの指導にも力を注ぎました。 一方、渡海は留まる理由がなくなった東城大を去り、また新たな病院で患者を救っていきます。
『ブラックペアン シーズン2』毎話あらすじ・ネタバレ
渡海が東城大を去りラストを迎えた『ブラックペアン』。どこかで患者を救い続けている渡海の様子が描かれ、続編があるのでは……?と期待されていましたが、ついに6年の時を経て2024年7月7日から放送開始しました。 原作は前作同様、シリーズ累計160万部を超える海堂尊の「ブラックペアン」シリーズ。主演・二宮和也×プロデューサー・伊與田英徳のタッグもそのままに、前作のスケールを超えるメディカルエンターテインメントとなって帰ってきます。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
あらすじ
佐伯(内野聖陽)は東城大学医学部付属病院の病院長となり、心臓外科に特化した新たな病院建設を検討しています。東城大学病院の心臓血管外科で働く世良(竹内涼真)は、佐伯にあることを頼まれました。 それはオーストラリアの学会に出席し、現地で働く天城という医師に手紙を渡してほしいというもの。早速世良は先輩医師の垣谷(内村遥)と現地に向かうも、学会で天城に会うことはできませんでした。 その時、世良は同じく天城を探しているいうソヒョン(チェ・ジウ)と息子のミンジェ(キム・ムジュン)と出会います。ソヒョンは心臓病を抱え、天城に手術をしてほしいとのこと。天城が競馬場にいるという情報を得て、世良たちは競馬場に向かいます。
ネタバレ
するとそこには、世良のかつての指導医・渡海と瓜二つの天城の姿が……。ミンジェはソヒョンの手術を天城に頼みますが、天城は全財産の半分を賭けさせて手術をするかどうか決めると言い出します。ソヒョンは賭けに敗れてしまい、天城は悪魔のような態度を見せたのでした。 世良は天城の態度に納得できず、佐伯や他の医師を巻き込んでソヒョンの治療法を探します。結局天城だけが行える術式・ダイレクトアナストモーシスでしか救えないことが判明しました。 天城は世良に、ある手術を見せると言います。患者はソヒョン。ソヒョンは正確な全財産の半分を賭けていなかったことを天城に謝罪し、再び賭けを頼んでいました。見事賭けに勝ったソヒョンは、手術を受けられることになったのです。 天城の手術は成功し、世良は天城の華麗な手術に感銘を受けます。世良は天城に日本に来るよう頼み、世良の指導医が渡海だったことを知った天城は再び賭けを提案。世良は赤か黒かの選択で「緑の0」を当て、天城は日本に行くことを決めました。 ミンジェも天城の元で学ぶため、日本行きを決めます。実は佐伯が天城に渡した手紙には、「新病院のセンター長に推挙する」と書かれていたのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
天城(二宮和也)は来日し、新病院では金を優先させた新ビジネスを勧めることを提案します。さらに公開手術を行い、日本医療界でデビューすることを宣言しました。 一方世良(竹内涼真)が担当している患者・繁野(誠直也)は、手術費用が足らずスナイプ手術を受けられずにいます。娘は繁野が経営する店のアップルパイのレシピと販売権を売って手術費用にしようとしますが、孫の結衣(堀越麗禾)は猛反対し……。
ネタバレ
検査の結果、繁野はダイレクトアナストモーシスでないと助からないことが判明。そこで天城は結衣に賭けを持ちかけます。それは繁野のアップルパイを3日で完成させること。天城は「命がけで頑張ろうね」と結衣に微笑みます。 後日、繁野のアップルパイのファンである猫田(趣里)は、花房(葵わかな)に渡されたアップルパイを食べて驚きます。結衣の作ったアップルパイは見事合格。結衣は賭けに勝ち、天城にアップルパイの販売権を預けて売上の一部を天城に支払うことになりました。 迎えた公開手術当日。会場には学会で狙った獲物を追い詰めることで有名な、テキサス医科大の安島(新納慎也)が現れます。7年前に高階(小泉孝太郎)も安島に潰された過去があり、今回佐伯(内野聖陽)をライバル視する菅井(段田安則)は、安島に教授のポストを用意していたのでした。 天城の手術が始まり、見事な手捌きで手術を成功させます。しかも天樹は手術をしながら安島に医療過誤の隠ぺいの噂があることを説明し、逆に安島を追い出すことに成功。しかし天城が手術室から去った後、垣谷(内村遥)は心臓の石灰化が気になり、急遽取り切る施術を始めたのです。 ですが途中で大出血が起こり、手術室はパニックに。すると天城が戻り、フェルトを使って出血を抑えました。繁野は無事退院し、結衣は天城に感謝を伝えます。 実は佐伯は猫田に、公開手術当日にやっかいな人物が来るから探っておいてほしいと頼んでいたことが判明。その頃天城は、「医療事故調査報告書」のファイルを持ち去っていて……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
天城(二宮和也)は佐伯(内野聖陽)に相談もなく、新病院の名前を勝手に「スリジエハートセンター」と命名します。そして自身のセンター長就任とお披露目を兼ねて、天城は再び公開手術を行うと宣言しました。 一方研修医のミンジェ(キム・ムジュン)は、生活保護受給者の患者・年子(正司花江)の担当に。世良(竹内涼真)は年子の検査結果を見て、天城の技術が必要と判断します。しかし天城はすぐに手術を断ってしまい……。 そんな天城は、新病院の出資を取りまとめている水野(梅沢富美男)の手術を担当したいと話を持ち掛けます。しかし水野は菅井(段田安則)の差し金で、賭けを要求した天城を非難。次の理事会で天城のセンター長取り消しを提案すると宣言します。
ネタバレ
次に天城は桜宮市医師会会長である真行寺(石坂浩二)にお金を出し、公開手術の患者を紹介してほしいと頼みます。ですが菅井、水野、高階(小泉孝太郎)、真行寺は裏で手を組んでおり、天城は思うように動けません。 その頃年子の息子・孝利(立川談春)が大けがをしますが、孝利は労災が下りないため申請はしないと言い出します。それを聞いた天城は孝利に、年子の手術をする条件として人生を賭けてもらうと提案し……。 こうして天城は、公開手術で年子にダイレクトアナストモーシスを開始。高階は年子には人工心肺が使えないことを知っていましたが、天城は一酸化窒素郷製剤を用意させ効き目のある30分で手術をすると観客に告げました。 天城は「成功率は0%」だと言いますが、それは1人で手術をした場合のこと。天城は世良と共に手術を行い、公開手術を見事に成功させたのでした。 手術後、天城は孝利の労災が下りないことを非難します。孝利の勤務先は、新病院のプロジェクトに参画している水野製鉄。天城が孝利に提案した賭けとは、内部告発の覚悟のことで……。天城が寄付金の一部を解雇された孝利に手渡すと、孝利は「あんた神様みたいだな」と感謝したのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
天城(二宮和也)の行為が詐欺に当たるのではと、医療訴訟で有名な弁護士・和子(花總まり)が東城大にやってきます。その場を収めたのは佐伯(内野聖陽)で、天城の今後予定している手術を即刻中止とすると約束しました。 世良(竹内涼真)はその後、和子と看護師の美和(葵わかな)が言い争っているところを目撃。なんと和子は美和の母親で、美和に東城大の退職を求めていました。その時、和子は美和たちの目の前で倒れてしまい……!
ネタバレ
世良はすぐに和子の冠動脈バイパス手術を行うも、石灰化が激しく断念してしまいます。治せるのは天城のダイレクトアナストモーシスのみですが、和子は天城の手術を拒否。和子は、維新大が開発した医療AI「エルカノ」を使った手術を受けると決めます。 一方世良は、和子の抗議活動を止めようと美和と3人で食事に。和子を説得することができなかった世良ですが、帰りに「母を助けたい」と涙する美和を抱きしめたのでした。 公開手術当日。エルカノの指示を受け、維新大の医師・野田(池田鉄洋)が手術を行います。成功したかと思われましたが、VFのアラームが止まらなくなり……。手術に乗り込んだ世良は、新薬に副作用があったことを告げ手術をし始めたのです。 元々和子は、野田が使った薬に疑問を持っていました。和子は予めそれを世良に伝えており、世良は天城の助言を受けながら手術の練習をしていたのです。こうして世良は手術を無事に終えたかと思ったのですが……。 原因不明の出血が起こり、世良は天城に助けを求めます。その頃天城は美和に手術をしてほしいと頼まれ、いつもの「全財産の半分とコイン」の賭けを提案しました。美和はコインを「表」と告げますが、出たのは「裏」。美和は賭けに負けてしまったのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
和子(花總まり)の手術中にパニックとなった手術室ですが、そこに天城(二宮和也)が登場します。天城はダイレクトアナストモーシスではない手術方法で和子を救い、手術は無事に成功しました。 美和(葵わかな)は天城との賭けに負けていましたが、コインが出た瞬間偶然天城に看護師がぶつかってしまいます。コインは床に落ちて表に変わったため、美和は賭けに勝ったのでした。
ネタバレ
その後東城大に、韓国で飲食店チェーンを経営する木崎(恵俊彰)から手術の依頼が入ります。天城は新病院建築費用の50億円の出資を条件に出し、木崎と賭けをすることに。木崎はシャンス・サンプル(二者択一)の賭けにも勝ち、手術が決定しました。 その頃ソヒョン(チェ・ジウ)が術後の検査のため東城大にやって来ると、木崎と鉢合わせします。2人はライバル同士。木崎はソヒョンが手放した店舗を安値で購入し事業を拡大させていました。 するとソヒョンに僧帽弁閉鎖不全症が発覚し、手術費用が1200万円かかることが判明。ソヒョンは仕方なく自身の1号店を木崎に売り、1200万円を受け取って手術に望むことにします。しかし手術当日、これは全て嘘だったと分かり……! 実は天城とソヒョンは手を組み、木崎の会社の裏帳簿を狙っていました。天城は木崎がUSBに厳重に保管していたデータが気になって調査を行い、ソヒョンの1号店購入で必ず裏金を使うと確信。予め警察に通報し、木崎の裏帳簿を暴いたのです。 しかも木崎は裏で菅井(段田安則)と手を組んでおり、シャンス・サンプルでもイカサマをしていました。天城はオペ室でメスを持って「ここで死んでやる!」と叫ぶ木崎に、生きて罪を償うよう訴えます。 こうして天城は手術を行い、その後木崎は逮捕されたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
維新大の菅井(段田安則)は、ウエスギモータースの会長・上杉(堺正章)のオペを成功させ医学会会長を狙おうとします。維新大は医療ロボットのエルカノ・ダーウィンを完成させ、菅井はこれを使って上杉にオペの提案をしました。 しかし上杉は、操縦する医師も一流がいいと言い出します。そこで菅井は天城(二宮和也)に執刀を依頼。菅井はダイレクト・アナストモーシスをエルカノ・ダーウィンに学習させようとし、天城も上杉の莫大な資産を聞きオペを了承したのでした。
ネタバレ
エルカノ・ダーウィンを作った医師の玲子(瀧内公美)は、東城大で猫田(趣里)と再会します。猫田は8年前まで維新大で看護師をしており、ある事件を起こし退職していました。その後渡海(二宮和也)が佐伯(内野聖陽)に頼み、猫田は東城大で雇われることに。 猫田は維新大でオペに入っていた時、玲子がオペ室を離れたタイミングで患者が大出血を起こしました。医療行為ができない猫田ですが、急遽患者の縫合をし……。その過去を、今回猫田は玲子にバラされてしまいます。 そんな玲子は胸を抑えて倒れ、今回の臨床試験は玲子が患者となることに決定。天城は右手をゴルフで痛め、急遽エルカノ・ダーウィンを使って高階(小泉孝太郎)が玲子の手術を行うことになります。 手術は成功したかに見えましたが、猫田は出血に気づき止血しようとします。猫田は謹慎となるも、玲子は再度急変。猫田は再びメスを持ち、心臓にメスを入れます。高階は「君は看護師だろ!」と止めに入りますが……。 猫田は「私は医者です」と告白。猫田は渡海や佐伯のサポートを受けながら医学部に通い、先日医師免許を取得していたのです。天城もそのことを知っており、猫田は天城の指示を受けながら玲子の手術を成功させたのでした。 猫田は玲子に、何者かがエルカノ・ダーウィンに事故を起こさせようとしたと伝えます。それは元責任者の野田(池田鉄洋)。天城は野田を警察に引き渡したため、今回エルカノ・ダーウィンの臨床実験はできなくなりました。 猫田は海外の病院から医師としてオファーを受けており、天城に**「悪魔のような医師になります」 と告げ東城大を去ります。一方佐伯は上杉の緊急手術中に視界が悪くなり、途中でオペを中断し……。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
上杉会長(堺正章)の息子で、ウエスギモータース社長の歳弘(城田優)が東城大に現れます。幸い命が助かった上杉ですが、歳弘は天城(二宮和也)に「父の手術を失敗してほしい」と頼みました。歳弘は父の引退を望んでいて、歳弘は裏で菅井(段田安則)と繋がっていたのです。 一方副院長の江尻(大黒摩季)は、維新大と協力し医療AIエルカノの研究を行っています。ですが江尻の研究については、佐伯(内野聖陽)も公認とのこと。 そしてウエスギグループから医療部門が独立し、社長に菅井が就任したとニュースが流れます。何も聞いていなかった上杉は怒り、歳弘と言い合いに。
ネタバレ
一方医療コーディネーターの椎野(田中みな実)は世良(竹内涼真)に、離島出身で幼い頃弟を治療が間に合わず亡くしたことを明かします。椎野は「あの時、エルカノとダーウィンによる遠隔操作オペができたら……」と後悔を語りました。 そんな椎野は、天城と歳弘が2人で会っているところを目撃。天城は歳弘の頼みを受け入れたのかと椎野は疑います。そして上杉のオペは医学界会長選の日と同じ日に行われ、上杉のオペは後公開手術となることに。 当日。菅井はエルカノダーウィンのセキュリティ強化を熱弁。次に佐伯は、天城による上杉のオペを公開しました。しかし手術中大量の出血が起こり、佐伯は「私がオペを引き受けましょう」と宣言。 佐伯や天城は元々、エルカノダーウィンを使って遠隔操作オペを行うことを計画していたのです。椎野も菅井や歳弘の味方をするふりをして、2人を騙していました。さらに歳弘も菅井を裏切ろうとしていたことが分かり、菅井と佐伯は手を組みます。 佐伯はエルカノダーウィンを遠隔で操作し、天城と共に上杉のオペを成功させます。医学界会長選の投票も、佐伯が勝利しました。上杉も全てを知っていて、わざと歳弘に騙されたふりをしていただけだと分かったのです。 佐伯が医学界会長に就任し、病院の院長は江尻になるかと思われていました。しかし佐伯は再出馬を宣言し、江尻は怒り心頭。その頃天城は、佐伯に何か隠しているのではと詰め寄り……。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
佐伯(内野聖陽)の病院長立候補を受け、副院長の江尻(大黒摩季)は桜宮市医師会会長の真行寺(石坂浩二)を味方にして立候補します。真行寺は佐伯の恩師でしたが、2人は5年前に何かあった様子。 一方天城(二宮和也)は、かつて渡海(二宮和也)が暮らしていた仮眠室である写真を発見。そんな渡海は佐伯に電話をし、天城に自分のことを嗅ぎ回られていることを相談し……。
ネタバレ
翌日、天城と佐伯は行方不明になってしまいます。そこで世良(竹内涼真)は、「緊急」と書かれた天城宛の郵便物を開封しました。中には心エコーと造影CT画像が入っており、その患者は緊急オペを要する状態だったのです。 その頃天城と佐伯は、古びた渡海の実家で鉢合わせします。緊急オペを必要とする患者は、佐伯ではなく天城。そして天城と渡海は双子で、渡海は天城の弟だと判明しました。 天城は心臓の病気で莫大な治療費がかかるということで、3歳の時にフランスの心臓外科医・天城司(大和田伸也)の元に養子に出されていました。しかし心臓の病気を抱えていたのは、天城ではなく渡海。3歳の時、司と渡海と天城の父・一郎(辻萬長)は渡海の手術を行います。 その時、なんと3歳の天城から血管の移植手術を行い渡海は一命を取り留めていたのです。ですがこのオペは違法なため、その後天城と渡海は離れて暮らすことになりました。そして現在、天城も心臓の病気を抱えてしまい……。 天城が倒れ、ダイレクトアナストモーシスが必要になってしまいます。そこで佐伯はエルカノを使って手術をしたのですが、佐伯は緑内障を患い視力が悪くなっていました。助手の世良が執刀を手伝い、先に佐伯式で手術を進めます。 しかし佐伯式と同時進行でダイレクトアナストモーシスを行わなければならず、大ピンチに。そこに現れたのは、なんと渡海でした。渡海は「1千万でもみ消してやるよ」と言いつつ、ダイレクトアナストモーシスはやらないと言い出し……!
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
椎野(田中みな実)とともに手術室に現れた渡海(二宮和也)。エルカノダーウィンを使って佐伯がダイレクトアナストモーシスを行い、渡海が佐伯式をし、天城(二宮和也)の手術を進めることになります。 手術後天城の心臓は停止してしまいましたが、無事に動き出し手術は成功したのでした。そして渡海は、手術室から去ります。 目を覚ました天城は、渡海の実家で発見した手術記録が無いことに気づきます。そこで天城は佐伯(内野聖陽)に、8年前に隠されたブラックペアンのことを話し始め……。
ネタバレ
天城は渡海の父・一郎(辻萬長)が、佐伯が患者の体内にペアンを残したせいで追い詰められたこと、一郎が失脚したことで佐伯は教授まで登りつめたと指摘。天城は父・司(大和田伸也)から、木箱に入ったブラックペアンを譲り受けていたのでした。 その時の手術記録を、佐伯は天城から盗んでいました。佐伯は当時、失敗したオペの責任を司になすりつけていたことが判明。 その後新病院建設に向け、再び公開手術をすることになった天城。患者は当初、結衣(堀越麗禾)の予定でした。しかし天城は、佐伯が8年前に体内にブラックペアンを置き忘れた患者・徳永の手術をすると宣言。実は8年前の手術は失敗しており、天城はその責任を佐伯が父に押し付けたと突きつけ……。 佐伯は天城に脅され、仕方なく徳永の手術を許可。手術前、天城は世良(竹内涼真)に、狭心症の母の手術でダイレクトアナストモーシスを行い救ったものの、その後すぐ悪性高熱で亡くなってしまったことを明かしました。その経験から、天城はシャンス・サンプル(二者択一)を始めるようになったと明かします。 その頃選挙会場では、師長の藤原(神野三鈴)が佐伯を裏切り、佐伯の緑内障を会場全員に暴露。一方徳永の手術では、徳永の体温が急上昇し悪性高熱が発生していて……!
最終回のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
徳永(井上肇)は手術中に悪性高熱症を発症してしまい、しかも徳永はバイパスを作るための冠動脈3本全て切離されていました。会場にいた真行寺(石坂浩二)は天城(二宮和也)に、手術の中止を言い渡します。 しかし佐伯(内野聖陽)はオペを続行するよう指示。そして佐伯は天城に、なぜ新病院を作ろうとしたか目的を明かし……。
ネタバレ
佐伯は天城の心臓を治すため、新病院設立を計画していました。佐伯は手術室にダントロレンを持ち込み、徳永に投与するよう指示。胸の痛みを訴えた天城には不整脈の薬を渡し、8年前のことを明かし始めます。 天城の父・司(大和田伸也)は天城の心臓を治すために、禁断のダイレクト・アナストモーシスに手を出しました。何度も挑み続けるも失敗。徳永の手術も失敗し、佐伯が尻拭いをして徳永は何とか一命を取り留めていたのでした。 天城は佐伯がまだ嘘をついていると思いながらも、徳永の手術を何とか成功させます。その後天城は真行寺から、「ブラックペアンを作ったのは司である」というブラックペアンの約束の意味を聞いたのでした。 病院長選挙の結果、佐伯は敗れ江尻(大黒摩季)が勝利します。高階(小泉孝太郎)は佐伯に、「今後は新病院のセンター長として精進いたします」と、江尻側についていたことを明かしたのでした。 天城は東城大を去り、世良(竹内涼真)も自ら系列病院へ異動願いを出します。1年後、世良は天城からの手紙を受け取り、オーストラリアへと向かいました。 しかし、天城はすでに亡くなっていて……。手紙には、「ジュノ、お前は良い医者だよ」と世良への言葉が綴られています。世良はこれからも医師として頑張ることを誓い、天城のお墓に頭を下げたのでした。
『ブラックぺアン』原作情報・あらすじ
「ブラックペアン」シリーズの原作は、『チーム・バチスタの栄光』で第4回「このミステリーがすごい!」大賞に輝き、作家デビューした医師・海堂尊の医療小説です。 ドラマシーズン2の原作『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』、シーズン1の原作『ブラックペアン1988』(講談社文庫)を合わせて、「バブル3部作」と呼ばれています。1作目の『ブラックペアン1988』が2007年9月に出版され、シリーズ累計発行部数は160万部を突破しました。
『ブレイズメス1990』
発売日 | 2012年5月15日 |
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総ページ数 | 392 |
舞台は『ブラックペアン1988』から2年後、1990年の東城大学医学部付属病院。総合外科学教室(佐伯外科)所属の研修医・世良雅志は、医局長に同伴して国際学会へ向かいます。 世良の本当の目的は、モナコ公国で名を馳せる天才心臓外科医・天城雪彦に接触すること。院長でもある佐伯教授から、彼を日本へ連れ帰るという特命を受けていたのです。天城は患者にギャンブルで治療費を稼がせる拝金主義者で、世良は天城とのギャンブルの末、何とか説得に成功するのでした。
『スリジエセンター1991』
発売日 | 2018年3月15日 |
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総ページ数 | 464 |
心臓手術専門の病院「スリジエ・ハートセンター」を構想する佐伯の要請を受け、モナコ公国から日本へと帰国した外科医・天城雪彦。彼は施設のための資金を捻出しようと、自ら確立した高度な術式「ダイレクト・アナストモーシス」を東京国際学会で披露すると決めました。 しかし、すべてを金で語る天城に対して、高階をはじめ他の医師は反発心を抱きます。天城は反対する者たちすら抑え込み、ついに東城大の命運を握る公開手術が始まって……。
ドラマ『ブラックぺアン シーズン2』はどんな結末に?
二宮和也がそれぞれ演じる2人の天才外科医・渡海と天城。予想もつかない展開で視聴者を魅了し、シーズン2も上々の評判を得ています。 シーズン1の時点で、主人公が世良から渡海に変更されるなど細かな改変が多い本作。今回も“あるアイディア”によって、原作小説とは異なる展開が描かれていくでしょう。 この記事では、引き続きシーズン2のあらすじを更新していきます。